非凡な身に灯る唯1つの光   作:Aoi2873

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そう言えば皆さんは福財ガチャはもう引かれましたか?
私は両方とも極にしてたので純結晶にスキルアップ用スコアが12枚と非常にうまうまなガチャでしたね
実はここだけの話、交換できるようになるまで両方極にして始めて10連分だと思ってたので、棚ぼた気分を味わってました


11.欠けた星のどこか欠けた教え

そうして翌朝、僕はいつも通りランニングに勤しんでいた体を動かすのが好きならインストラクターとかにはならねえのか?というかなってみろよ

体をほぐし、動かして、整える。ただそれだけだが、毎日行っているルーティンだからか。今日から始める指導に向かってのマイナスな感情が湧くことはなかった俺からすればむしろ沸いて欲しいくらい…や、そいつは杞憂か

まあ、散歩するとメンタルが安定するっていうしな。多分毎日やってる効果が出てるんだろまあ、お前のメンタルが崩れたサインってわかりやすいしな

しっかしあの人すごいなぁ。僕が休みながら体ほぐしてる間に、もう3回くらい見た気がする。僕も体力はランニングしてるから多分ある方だろうけど、あのペースでやるのはまだ厳しそう確かにあいつ体力凄そうだな。まあなんか体力系の仕事でもやってんだろうよ

それにしても今日の、えーっと名前は確か...『Leo/need』だっけ?どう教えたもんかなぁやりたいようにやればいいんじゃねえか?そんで出来の悪さに絶望して、音楽を辞めてくれたら最高だ

相手の楽器構成はギター、ベースにドラムとキーボードという、良くも悪くも普通なバンド構成である。ボンゴとか特殊な楽器が出てきたら面白かったんだがなそんなもん出てくるわけねえだろ。頭いかれてんじゃねえの?

まあ相手がどのレベル帯だろうと僕が教えれることは教えようとは思う。せいぜい期待させてもらいますかね

 


 

「ここで合ってるかな?」

「そうじゃない?本日貸切って書いてあるし」

「ついにあの『欠星』さんと会えるんだー!楽しみだねほなちゃん!」

「そうだね。でも忙しくないのかな?」

「あ、メールで「映画主題歌とかが前倒しで送って時間作ったので、時間とかは心配しないでください」って来てたよ」

「へー!予定を前倒しして完成させるなんてやっぱりすごいんだねー!」

「穂波」

「うん。多分これは言わないほうがいいやつ...だよね」

「みんなー!早く入ろー!」

「よしっ。2人とも行こっか」

「「うん」」

 

 

 

「いらっしゃい。待ってたよ」

 

スタジオの扉を開けた私たちの目の前にいたのはいつかの配信と同じ、黒いセミロングの髪に、仮面舞踏会でつけてそうなおしゃれなバタフライマスク?*1に配信では見なかった、澄んだ夜空を閉じ込めたような星屑が彩られたチョーカー。多分、いや間違いない。この人が『欠星』さんだ

 

「キレーな人...」

 

咲希の言う通り、『欠星』さんの顔は非常に整っているように感じる。きめ細やかな肌に、華奢とは呼べないまでもほっそりとした四肢。どうやら神様はこの人に二物も三物も与えてしまったらしい

 

「じゃあ早速始めよっか。とりあえず1回弾いてみて」

「は、はいっ!」

 

『欠星』さんにそう言われ、私たちは油が差されていない機械のようにギギギと準備をしていく。志歩はストラップをかける向きを間違えてるし、穂波はさっきから何度もスティックを落としてる

 

「あーそっか。緊張しちゃってるか」

「「「「…ッ!」」」」

「まあ、自分も緊張くらいするし、うーん…どうしたもんかな?」

 

『欠星』さんは少し顔を下にして唐突に思いついたように上げる

 

「よし!じゃあ1曲演奏してみるから試しに感想を言ってみてくれる?」

「…演奏!?」

 

思わずそう声を挙げるのは志歩。この中では最も音楽経験が豊富なこともあってか、テンションは私たちが分かるレベルではあるが高くなっている

 

「ちょうどここに都合よく持ってきたバイオリンさんがあるんですよね」

 

そう言いながらバッグの中からバイオリンケースを取り出し、優しげな手つきでバイオリンを触る。そのままバイオリンを肩に添え、柔らかな音色をスタジオに響かせる

 

「2弦が半音の半分の半分くらい上かなぁ」

「志歩、分かった?」

「分かるわけないでしょ。逆に一歌は分かった?」

「分かんないよ?」

「堂々と言うことじゃないよ」

「アダッ!」

 

そのままデコピンを食らって、ヒリヒリとした額を抑えながら(うずくま)

 

(これ多分本気のデコピンだ。いつもより痛いっ!)

 

そんな私たちを他所目に『欠星』さんは調律を済ませ、そのまま静かな調べを奏で始める。どこかで聞いた話によると、バイオリンは最も人間の声に近い楽器らしい。なんとなくだけど、その意味が伝わるような哀しげな音が耳に届く。そのまま私たちだけの小さな演奏会はゆったりと終わる

 

「こんなものかな。どう思った?」

 

「すごーい…」

「うん。すごかったね」

「あの、ちょっといいですか?」

「どーぞー。何か気づいたことでもあった?」

 

「えっと、もしかしてなんですけど4弦って使ってなかったですよね」

「へぇ、よく分かったね。見て?それとも聴いて?」

「両方です。最初は普通に聴いてたんですけど、違和感を感じたので見たら4弦だけ震えてなかった。ので」

「…良い耳だね。大事にしなよ」

「あ、ありがとうございます」

「なんか年末にやってるアレみたいだね」

「咲希ちゃん。そう言うのは黙っておくものじゃない?」

 

「じゃあ、緊張もある程度は無くなったと思うし、そろそろできそう?」

「はい。その、よろしくお願いします」

「「「よろしくお願いします」」」

「そんなに畏まらなくてもいいんだけどね」

 

さっきの演奏、それに志歩と『欠星』さんの話のおかげで緊張自体はかなりほぐれたから今ならいけそう。ギターの弦を軽く鳴らし、ペグを少しだけ回す。みんなも準備が終わったらしく、志歩がアイコンタクトで私に分かるように合図を送ってくれる。お客さんは1人だけ。でもどんなお客さんにも全力で最高のパフォーマンスを!

 

 

 

正直想定レベルと言えば想定レベルではあった。曲の完成度で言えば、この前に曲を一緒に作ったニーゴさんの方が完成度は高いし、まだまだ未熟。よく言えば荒削りだ。だが何故だろう、転生した僕には表現できないような、なんと言えば良いのか。…そう「自分ではできないような青すぎる春」を見せつけられたような、そんな不思議と悪くない気分になったまあお前って中身は子供で頭脳はおっさんだしな。こんながむしゃらな気持ちになれることもそうそうないだろうよ

「その...どう、でしたか」

「そうだね...」

 

こう言う場合どう指導するのが正解なんだろう。アプローチの仕方としては、技術面、メンタル面、あとは感情の乗せ方とか?とりあえずこの方向で行ってみるかこれでこいつらがお前を超えるみたいなことになっても、お前の心は音楽から離れていってくれないんだろうな

「とりあえず、技術面とメンタル面と、音にどう言うふうに感情を乗せるか、かなぁ。どうする?」

 

「アタシは技術!だって早く志歩ちゃんに追いつきたいし!」

「じゃあわたしはメンタルにしようかな。どうしても緊張しちゃうこととかも多いし」

「私は技術にすr、します」

「もっとラフに行ってもいいよ?別に気にしないし」

「『欠星』さん相手には多分…無理です」

「そっか。で、君はどうする?」

 


 

こう言う場合ってなんて答えるのが正解なんだろ。技術はまだまだ志歩と比べると拙いし、メンタル面も演奏する前とかいつも不安だから教えて欲しい。ボーカルとして声にもギターにも感情を乗せたい。どれか1つになんて絞れないや。でも、今は

 

「じゃあ感情の乗せ方に…します」

「含みのある言い方だね」

「私はまだまだ、技術も身についてないし、こうして、演奏する時は、心臓がドキドキします。でも、技術は3日で身につく、とは思えないし、メンタルも安定しない、と思うので、感情の、乗せ方に、しました」

「ふーん。1人1つって言ってないのに、みんなささやかだね」

 

え?

 

「よし!じゃあそれぞれ回って行くから練習始めてくれる?」

 

ちょっと待てぇ!!!

*1
正式名称は知らないけど多分そんな感じだと思う




13日の夜から書き始めてこの文章量なので、かけた時間と文章量にはある程度関係があることが分かりましたね。だからなんだって話ですが
まあ、1時間前に書き始めることがないように気をつけたほうが…いいんでしょうね
まあ、これからも週1投稿なんですけど
ほら!私の作品はふらっと立ち寄って読めるくらいのアレが理想ですからね!
100話とかあると追いつくのしんどいじゃないですか。だから私はこうやって1話1話サクッと読める…何?言い訳?そーですよー!何が悪いんだこのやろー。一気に1万文字とか書けるわけないだろ!いい加減にしろ
反論は長編で平均1万文字以上の人からしか受け付けないのでそのつもりでどぞ
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