ので、本作では俺がルールだ方式で行きます
作中の時系列がおかしかったり、気になったりすれば感想で書いてもらえるとありがたいです
(このイベストはこのイベストより前、なども一緒に書いてもらえれば把握しやすくて助かります)
「そっか。じゃあ『欠星』さんは特に何ともなかったんだね」
「うん。心配してくれてありがとう、とか最終日の演奏聴けなくてごめんね、って連絡が来てたから」
「良かったね。いっちゃん!」
「そうだね。それで『欠星』さんから、3日目の練習分をどうしたいかの連絡が来たんだけど...みんなはどう思う?」
「私は『欠星』さん側の都合が合うなら教えて欲しい」
「アタシもー!せっかく練習したんだし『欠星』さんに練習の成果も見せられてないしね!」
「わたしもいいと思うな。勿論、『欠星』さんの予定が一番大事だけどね」
「決まりだね。じゃあそれで行こっか」
みんなも賛成みたいだし、早速『欠星』さんに返信する。その後はいつも通り、みんなでお昼ご飯を食べながら会話に花を咲かせる楽しい時間
「そろそろ体育祭が近いね」とか「小テストどうだった?」とかそう言った他愛無いことをただひたすらに
でも、楽しい時間ほど早く過ぎて気づけばお昼休憩は終わり。みんなと別れたらまた教室で席について授業を受ける
睡魔と戦いながら授業を受け終わってスマホを開いてみると、『欠星』さんからスタジオの予定と時間帯が送られてて、その日に向けて練習する
「じゃあいつも通り」
「「「「セカイで」」」」
ギターの残響がゆっくりと溶けて、震える弦が動きを止める。真剣だったけど緊張よりも高揚が勝っていて、誰がどう見ても楽しかったと言えるぐらいにはみんないい顔をしていた
「...」
『欠星』さんは何も言わない。曲の余韻に浸っているのかなんなのかは分からない。目を閉じ足を組んで体を背もたれに任せているその姿はどこか神聖さを孕んでいた
「うん。まずは星乃さん」
「はっ、はい!」
「視線がまだ下を向いてる。視線を前に向けるだけで歌も、もっと遠くまで響かせられるようになるから」
「次に日野森さんは色々試し過ぎ。色々新しく技術を身につけたとはいえまだ練習も十分にできてないし、元々の技術も高いから余計にそこが目立っちゃってる」
「...ありがとうございました」
「天馬さんは大まかにはできてたけど細かい部分のミスがあるからそこは要練習かな」
「...ありがとう、ございましたっ!」
「望月さんは堂々とできてたね。ただみんなを支えすぎ?って言えばいいのかな。もう少し個性を出してみてもいいかもね」
「ありがとうございました!」
「全体の総評としては粗探しをしようと思えばできるけど、そんなこと気にならないくらいには技術面も精神面も成長してたかな。やっぱり予定を空けたのは間違ってなかった。3日間お疲れ様でした」
その言葉を聞いて体から力が抜ける。細かな部分はあっても『欠星』さんは「そんなことは気にならない」って言ってくれて、みんなとバンドとしてさらに1つ上のステップに進めたことを実感して、緊張の糸が全部解けちゃった
その後のことはなんとなくでしか思い出せない。もう1回通しで曲を弾いて『欠星』さんから逐一アドバイスをもらう。最後には『欠星』さんと5人でセッションして色んなことを褒められて、それで気づいたら家の玄関にいた
「あれ!?家!?なんで!?」
そんな声は無意識に抑えていたとは言え、星が見え隠れしている時間帯だからか少し響いて、それに気付いた私は慌てて家の中に飛び込んじゃうのだった
退院してから1週間くらい父さんはまた僕が倒れたりしないかずっと心配してた。何かと世話を焼いて、ご飯も味の濃いものは避けられた和食中心のメニューが出てきた。まあ、和食が苦手なわけではないからこの辺りは特に困ったりとかはなかったけどお前は馬鹿か?自分の預かり知らぬところで子供がぶっ倒れたら普通心配にもなるだろ。親の心子知らずって言えばいいのかなんて言えばいいのやら
そんなこんなでたまには環境を変えて作業してみようと思い、僕は散歩するみたいにゆっくり歩を進めていた。勿論ただ無策で歩いているわけではない。事前のリサーチによると、このストリートの奥にコーヒーが美味しいカフェがあるという。今日はそのカフェでコーヒー片手にまったりさせてもらおう。最近は入院だったり、Leo/needのために予定を前倒ししたり色々あったからここらで1つまったりしても誰も怒りやしないだろうそりゃ怒りはしねえだろうが、まだ退院してから1週間しか経ってねえんだから心配ですっ飛んでくるんじゃねえか
こんな感じでぶらぶら歩いていると、遠くで流れてるストリート系のかっこいい歌をBGMにしたカフェ。WEEKEND GARAGEにいつの間にかたどり着いていた
チリンチリン
カフェ特有の扉についているベルを鳴らしながら扉を開けると、中から芳しいコーヒーの香りがいっぱいに広がる
「いらっしゃい。お前さんみない顔だな。ストリートは初めてか?」
そういうマスターはガタイのいいおじさん。と言ってもカフェのマスターらしく清潔感があって、コーヒーを作っている手元に危なっかしさなんて物はない
「そうなんですよ。たまにはカフェにでも行こうかなと思ってネットで調べてみたら、たまたまここを見つけて」
「そうかそうか。見ての通り、今は席が空いてるからな。少しくらいならゆっくりしていくといい」
確かに席に座っている人も何人かはいるが、ざっと見てわかるくらいには空席が多い。ま、こんなことを言うのは野暮か。せっかくなのでこのカフェで一番コーヒーの香りが強い、カウンターの前に座らせてもらうことにした
「注文はどうする?」
「そうですね。...エスプレッソとサンドイッチを」
「わかった」
カフェ特有の穏やかな空気に当てられ目の前で作られるコーヒーの匂いを嗅ぎながら、退院したてで張り詰めていた緊張を僕はゆるゆると緩めてマスターの手元を頬杖をつきながら眺めることにした
うおお!
更新更新更新!
このまま止まるんじゃねえぞ
止まらなかったらいいなぁ…
-追記-
PVが5万を超えました。直近の目標は赤枠評価復帰と定期更新の継続で行きます。応援していただけると幸いです