非凡な身に灯る唯1つの光   作:Aoi2873

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その子は笑ってます
1人寂しく笑ってます
だって誰も隣に立てないんですから
誰もこの子の(続きは掠れて読めなくなっている)


25.熱気と憧憬。ついでにショタっぽい何か

店の外に出てみると、少し離れたところに小さなグループができていた

そこに平均より小さい体躯を活かして紛れてみれば中心がぽっかりと空き、いそいそと歌う準備を進める2人の少女が見える。周りがガヤガヤとヤジを飛ばしながらも白石さんが絶対的な自信を胸に期待を煽ってみせる。これもいわゆる1つのパフォーマンスなんだろう。その証拠に観客はゆっくりと増え始め、喧騒はより大きく、熱気もむせ返るほどに暑くなり始めていたなんだかんだこうやってダイレクトで歌を聴くのは始めてだが、いいな。この待ち時間もならではって感じだ

「こはね。準備はいい?」

「もちろんっ。いつでも行けるよ!」

「じゃあ行くよ!『Beat Heart!』」

 

そうして始まった曲『Beat Heart!』はストリートらしい熱気と勢いを十分に乗せた、良くも悪くも2人のレベルが十分すぎるくらいに伝わる良い曲だった

白石さんは経験に裏打ちされた見た目からは想像しにくい技巧派。かと言ってストリートらしい勢いなどが欠けているわけでもなく、むしろ素人目から見れば十分にストリート系の歌声と言えるだろう

小豆沢さんはその小動物のような見た目からは想像しづらい荒削りスタイル。細かな技術はまだ白石さんには劣るが、それを上回るくらいに才能で全てを塗りつぶしている。なんなら白石さん以上にストリート系の適性が高そうな歌声だ

 

メインボーカルの白石さんと

サブボーカルの小豆沢さん

 

引っ張る白石さんと

支える小豆沢さん

 

感情派な白石さんと

技巧派の小豆沢さん

 

 

 

なんてことはなくフッツーに小豆沢さんが天賦の才でゴリ押しして、白石さんが長年培ったストリート流の歌で粗を無くすって感じだ

 

 

 

でも、うーん?

何て言えばいいんだろう

 

さっきから白石さんはすごい歌を歌っている。(もちろん小豆沢さんも)だけど、変に才能を与えられてしまった以上わかってしまう。白石さんは小豆沢さんのカバーに回りすぎている。もっと言うなら小豆沢さんを下に見ている...またか。あいつは何を見出してこんな呪いを押し付けたのやら

そこまで考えて僕は頭を振った。いくら何でも言い過ぎだ。だいたいカフェで見ていただけだがあの2人にそこまでの嫉妬や庇護欲みたいなものがあるとは思えない。あくまで彼女らは対等な、はず...なんて考えても自分に宿る才能はそれが真実だと残酷なまでに伝えてくるおい。落ち着け。考えすぎるな。そもそもこいつらは今日出会ったばかりの赤の他人だろうが

そんなことを考えてるうちに歌が終わる。でもまだまだボルテージは冷えることなんて知らないみたいに熱いままだそうだ。なんも考えずに楽しめよ。そんな変なことなんて考えんな

 

「おいおい。何2人で先に始めてんだ」

「悪い。2人とも。今から入れるか」

「もちろん!Vivid BAD SQUADはここからだよ!みんな当然まだへばってないよね?」

 

いきなりそんな口上を上げながら乱入してきたのは、オレンジ色の綺麗な髪に薄い金メッシュが入った少年と、髪色が左右に分かれた、まるでヒーローとヴィランが戦ってる漫画に出てきそうな少年。どうやら2人もビバス...ビビバスのメンバーらしい男女混合はどうしても色恋の嫌な記憶が出てくんな。ま、今は気にすんな

そのまま2曲目『BLue Sparks』に入る。4人になることでより全体の安定感は増す。さらにどんどんと勢いは昂り周囲はまるでサウナみたいだ

 

「すごいな」

 

自分でも気づかないくらいに小さかった。気づけばそう溢れていた。自分の歌はネット上で流れたり企業や映画の広告、アニメの主題歌とかで使われることはあっても、こうやって本物の熱気を直に感じたりはできない。いつも届くのは熱気も何もない2次元の黒い文字だけ。だからこんな風に直に熱気を当てて観客を盛り上げるVivid BAD SQUADに、今振り返るならほんの少しだけ尊敬の念を抱いていたんだと思うお前って人前で歌ったりしねえしな。ま、お前はお前で頑張ってるよ。俺が認め続けてやる。縺雁燕縺瑚ェ阪a縺ェ縺上※繧?な

 


 

気づけば1時間も歌い続けていた

3人を見てみると俺たちが来るよりも早く歌い始めていた小豆沢と白石は、今が真夏と錯覚する程度には汗が出ている。彰人も彰人でかなり疲弊していて息も少し荒くなっている。今日はセカイで練習はしないかもしれないな、と頭の片隅で考えながら軽く息を整える

 

そうしてようやくぼやけた視界が鮮明に写り始め、体の熱気も落ち着いてくると見知らぬ青年?少年?を見つけた。身長は目測だが白石とほぼ同じ。髪色は遠目で見ると黒く見えるほど暗い赤色。頭の中で振り返ってみても今までこの青年を見かけたことはなかった

 

ぼーっと、まるで夢心地みたいに俺たちのことを見ている青年に、まるで知り合いかのように白石が話しかける

 

「あっ、さっきのお兄さんじゃん。ねぇねぇ私たちの歌どうだった?」

「...」

「お〜い。お兄さん?」

「...あ。ごめんごめん。普段あんまりこう言うところで曲を聴くわけじゃないからぼーっとしちゃってた」

「しっかりしてよー?熱中症とかで倒れたら困るのはこっちだから」

「あはは。ごめんごめん。次は気をつけるよ」

 

「白石。その人は?」

「まあ、ここで立ち話ってのもなんだし、さっきのカフェで何か飲みながらにしない?せっかくだし奢るよ」

 


 

「じゃあ改めまして。神高2-Cの鳴海 響です。趣味でインスト曲...って言っても伝わらないか。BGMみたいに人が歌わない曲を作ってます」

「宮益坂1年の小豆沢こはねです。その、よろしくお願いします」

「神高1年の白石 杏でーす。よろしくね。センパイ」

「同じく神山高校1年の東雲 彰人です。あの、いいんですか?結構好き勝手に注文しちゃいましたけど」

「いいよいいよ。これでも普通の高校生に比べて懐は暖かい方だから」

「ありがとうございます」

「後それもやめていいよ。多分だけど演技してるでしょ?そう言うのわかっちゃうから」

 

すごいな。私は東雲くんの演技は見抜けなかったけど、鳴海さんは気づいちゃうんだ

 

「じゃあそうする。でも悪いと思ってるのはマジだ。こっちも先輩に見栄を張らせたいわけじゃない」

「ふふっ。それもそっか。じゃあお礼と言うことにしておこう。さっきのいい歌に対する、ね」

「そう言うことならありがたくゴチになります」

「うん。それでよし。それで、君の名前は?」

「彰人や白石と同じ神高1年の青柳 冬弥です。まさか同じ高校の先輩だったとは...」

「...それは、僕がチビってこと?」

 

あ、マズい

 

「なんてね。なんでか去年の夏頃から身長が全く伸びなくなっちゃって。顔も少し幼めの顔だから結構トラブルとかに巻き込まれたりもするんだよね」

「そうでしたか」

「あ、気にしないでいいよ。結構利点もあったりするし。さっきのガヤをすり抜けて目の前に陣取ったりとかね」




iPadを新調しようとした時に限って値上がりするのは何故なのか
これも全部AIが悪いんや
後猫被り彰人の口調が難しい
猫被りしてる時のサンプルが少ないんだよ
というかまだ3ユニット目ってマジですか?
これ完結までに数年以上かかる可能性が全然あるな

ちなみに文中の曲名はなんとなくで適当に考えた。理由は楽曲コードがよく分かんなかったから。これからも基本的に文中の曲名はオリジナル。被ってた場合は考え直しです

え?タイトル?
深夜テンションだから気にすんな

みんなが気になる(別にいらない)ブルフェス結果
100連してブル冬弥×3、ブル寧々、すり抜けが2枚
ギリギリ勝ちです
これで手持ちのブルフェスは10名
育成地獄は終わらない

今回の更新については活動報告に経緯を載せてますので
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