えー、何故かiPadくんが機嫌よくなったので初投稿です
「そうだ!冬弥ならお兄さんの曲にアドバイスできるんじゃない?」
「アドバイス、か?」
「そうそう!私も聞かせてもらったんだけど上手く伝えられなかったし、冬弥なら上手いことアドバイスできるんじゃない?」
「そうだな…」
そう言って目の前のツートンカラーの青柳さんは少し唸ると、僕の目を見て
「鳴海さん。もし良ければ俺にもその曲を聞かせてもらえませんか?」
「もちろん」
当然返事はYES。それにしても口調はかなり丁寧寄りなのに一人称は俺なんだ。まあ、普段から丁寧語なだけで一人称が俺な人ぐらいどこにでもいるかどーせ家の方針に反発してとかだろ。ここには漫画みてえな生き様のやつがそこらじゅうにいるしな
そんなことを思いながら最近の機種に比べて少し厚みのあるノートパソコンを取り出し、いつもと同じようにファイルを開く
「じゃあ流すよ」
そうして流した曲はさっきまであまり興味なさそうにしていた東雲さんや、ストローから摂取カロリーが心配になる見た目がする飲み物を飲んでいた小豆沢さんも、じっとノートパソコンを見つめ、目の前の曲に耳を傾けていたこういうところだけはどこの奴らも現金なもんだよなぁ
「みんなはどう思った?」
その言葉に思わずハッとなる。先ほど知り合った鳴海さんが流した曲はテンポが180ほどのかなり激しい曲で普段自分がピアノで弾いているクラシックとは似ても似つかない。ただ自分が活動しているストリートという視点で見るならこの曲はかなりストリート適性が高い曲と言える
激しく、勢いがあり、自分も周りも熱狂に身を委ねられる。そんないい曲だ
「どう?冬弥ならなんかいいアドバイスできたりしない?」
「...いや、必要ないだろう。この曲はすでに十分完成されている。ここに俺の考えを入れても恐らくそれが余計なノイズとなってしまうだろう」
「ふーん。そういうもん?」
「ああ」
「東雲さんや小豆沢さんはどう?2人とも熱心に聴いてたし」
「あ、オレは途中のテンポが上がる部分...「ここかな?」そう、そこっす。ここでAメロと雰囲気を変えて少し曲の激しさを抑えて緩急をつけるといいんじゃないっすかね。素人のアレっすけど」
「いや、自分と違う考えの人はいつ聴いても参考になるからね。小豆沢さんはどうかな?」
「あっ、はい!その...」
「いい曲だな...って」
「そっか...うん。ありがとね」
「じゃあ53*1はちょっといじってみるか」
「うん。今日はありがとう。僕はもう帰るけど、みんなはどうする?」
「少し休憩したらまた歌います。まだあの夜を超えるほど上手くなれちゃいないんで」
「そっか。じゃあまた神高で」
そう言って鳴海さんはさっさと帰ってしまった
「うし。じゃあオレたちもそろそろ再開するか」
「そうだね。ちゃんと最後までついてきなよ」
「はっ、言ってろ」
「小豆沢。大丈夫か?」
「う、うん。ありがとう青柳くん」
高校の先輩に作曲に関する相談をされるというハプニングはあったが、あまりお役には立てなかったな。やはり俺もまだまだ学ばなければならないことが多い。カフェを出る彰人たちの後ろでそんなことが頭の中に浮かんで、パチンとシャボン玉のように弾けて消えた
今日は思ったよりいい収穫があったな
帰り道で思うのはやっぱりあの4人。どうやら後輩らしい東雲さん、白石さん、青柳さんに、宮益坂の小豆沢さんと、一見繋がりが見えない組み合わせだけど何かの縁か、まるで何か運命であるかのようにユニットとして活動している。ってこれじゃあまるでポエマーみたいだお前いっつもポエマーよりやばいことしてるくせいて何言ってんだ
それに自分と違う意見を聞くのはいつも参考になる。しかも今回はストリート系ということで、たまたまではあるけど東雲くんの意見を参考にしやすかったのも良かったかなどーせ最後は塗りつぶす癖によく言うよ
さーてと、帰ったらまた次の曲を考えなきゃ。この曲は...いつも通りあっちのアカウントでいいかな
「ただいまー」
「すまんが手が離せん!話は後で聞くから皿とか用意してくれ!」
「分かった〜」
何故か少し焦っている父さんの声がする台所をチラッと覗くと、シンクが血みどろになっていたはあ!?なんでこんなにシンクが赤いんだよ!とりあえず119だ119!
「って、大丈夫!?えと、救急車呼んでくる!」
「響違う!この血は今盛り付けてるワラサのやつだ!」
「え?」
そう言われてもう1度台所を覗くと確かにシンクは血みどろだったが、大皿に少し不格好だけど綺麗な刺身やなめろうが盛り付けられていた
「はぁ〜」
なんて大きく息を吐いて座り込む僕を見て父さんが困ったように笑う
「すまんかったな。ほら響ちょっと前まで入院してただろ。それを聞いて部長がわざわざ差し入れてくれたんだよ。ついでに俺が早く出世するようにってな」
「随分と昭和みたいな部長さんなんだね」
「かもな」
そう言って2人で笑い合って机に刺身などが盛られた大皿とお茶碗。わざわざアラまで使ったらしいお味噌汁も用意して夕食を囲む
「「いただきます」」
そう言って食べたワラサ?はブリみたいな味がした。というかほぼブリだった
「ブリみたいな味だね」
「そりゃワラサは小さいブリのことだからな。ブリは出世魚なんて呼ばれてるしな。その辺も部長が気を利かせてくれたんだろ」
「へぇ〜」
そんなことを言いながらお刺身を食べ進めて、シメになめろうを使ったお茶漬けまで食べて随分と贅沢な夜ご飯だった
「ご馳走様でした」
「お粗末でした。洗い物は頼んでいいか?」
「オッケー。任せてよ」
「すまん。会議用の資料の見直しをしないといけなくてな」
「いいって。これでも高校生だよ?」
「ああ、頼りにしてるよ」
そう言って父さんは眼鏡をかけて唸り始めたのを横目にお皿を洗っていく
「♪~~♪~~」
「また新しいメロディでも思いついたか?」
「そうだよ〜。今日行ったカフェでたまたま後輩にも会ったんだ」
「そうか。どうだ?その後輩は」
「いい子達だったよ。Vivid BAD SQUADっていうチームで活動してるらしくてね...
そんな家族の談笑と共に今日も夜は更けていく
はいということで大体3ヶ月ぶりですかね。執筆の方にも戻って参りました
この離れてる期間は結構雀魂…というか空いてる時間はほぼ雀魂漬けでしたね
おかげさまでXの方ではスクショが上がったりしてますが中級者と呼べるくらいにはなったり、あとはホロドリやアワーノーツなど別の音ゲーも楽しませてもらっていました。いや〜やっぱり新作の音ゲーっていいものですね
あとはこのサイトでもまた更新されている小説を読んだりですね。他の方の小説を読むと良い刺激にもなりますし自分のと違ってストーリーが丁寧に作られてるなぁって感じることも何度か…
ま、そんなこんなでまたまったりとではありますが、ぼちぼち執筆活動も再開していけたらと思っていますのでまた拙作を応援していただけると幸いですm(_ _)m
あと一応ブルフェス結果も上げておきますね。いつも通り100連して星4がなんと12枚!!PUはブルミク・咲希に愛梨ちゃん先輩や類くんがきてくれました!ブルフェスって最高ですね