悟空がヒーローになる!?   作:巌颪

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ドラゴンボールとヒロアカのクロスオーバーって絶対に面白いですよね!(迫真)

と言うわけで書いちゃいました。

投稿頻度は遅めですが楽しんでみていただけると嬉しいです。

ではお楽しみください。



次の舞台は別の世界!?

とある世界では邪悪なる龍との戦いが終わり平和が訪れようとしていた。

 

その者たちは邪悪龍といった。

 

どんな願いでも叶えてくれる不思議な力を持つドラゴンボール。だがその力を乱用した結果、ボール内にマイナスエネルギーが発生・蓄積され誕生した邪悪龍。

 

彼らはその強大な力を使い、宇宙全体の破壊と支配を企てていた。

 

だが邪悪龍の頂点的存在、一星龍を倒すことで地球に迫ってきていた危機を回避することができた。

 

一星龍を倒した者の名は孫悟空。宇宙一、戦いが大好きな人間である。

 

最後の最後、宇宙中に存在するこれまでの旅で出会った人々の協力があり作れた『超ウルトラ元気玉』で一星龍を倒すことに成功した悟空。しかし一星龍の想像を遥かに超えた強さに悟空とまたこの戦いで命を落としてしまう。

 

命を落としてしまった悟空はドラゴンボールから出だし龍の神である神龍の頭に乗り、この世から去ろうとしていた。

 

悟空「みんな元気だったなぁ!」

 

悟空が神龍の頭の上で満面の笑みを浮かべながら胡座をかいている。

 

今しがたこの世を離れるにあたりこれまでお世話になった仲間たちに最後の挨拶を済ませてきたところだった。

 

悟空「クリリンに亀仙人のじっちゃん、それから他の奴らだって見た目はすげぇ変わっちまったけど中身は変わってねぇ・・・。みんなあの頃のまんまだ。」

 

最後に言葉を交わしたみんなを思い出して感慨に耽る悟空。そんな時、神龍が話しかけてきた。

 

神龍「孫悟空よ。」

 

悟空「ん?なんだ神龍?」

 

神龍「一つお前に頼みたいことがある。」

 

悟空「神龍からオラに頼みって初めてじゃねぇか?」

 

神龍「普段はドラゴンボールに身を封じ姿を世に出さぬわたしだ。お前たちに頼み事をする機会などあるはずもない。」

 

悟空「確かに神龍の言う通りだな。それで話を戻すんだけど頼みってなんだ?」

 

改めて神龍に聞く悟空。

 

だが神龍からの頼み事は驚くべきものだった。

 

神龍「別の世界へ行ってくれないか?」

 

神龍の言葉にきょとんとする悟空。自分なりに解釈しようとしていた。

 

悟空「また別の星に行けっちゅうことか?」

 

神龍「違う。」

 

即座に帰ってきた否定。そのせいで余計に悟空の頭にクエスチョンマークが浮かぶ。

 

神龍「行ってもらいたい所も地球だ。だが私たちの地球とは全く世界線が違う。同じように緑があり海がありお前たちのような人間が存在しているが別物だ。」

 

悟空「えぇっとつまりどういうことだ?」

 

神龍「・・・お前が知らない地球ということだ。」

 

悟空「まぁ知らない星に行くみたいなもんだな。でもなんでそんなところに行くんだ?」

 

神龍「すまんが詳しいことは言えない。だがこんなことお前にしか頼めぬのだ。」

 

悟空「う〜ん。」

 

神龍の言葉に少しの間、悩む悟空。そして悩んだのち悟空は笑顔で言った。

 

悟空「よし!行くか!」

 

神龍「!?」

 

あまりの軽快な返事に逆に驚く神龍。

 

神龍「行ってくれるのか?提案してなんだが詳しく言えないあたり結構、怪しいと思うぞ?」

 

悟空「神龍が悪いこと考えてるとは思わねぇし今まですげぇお世話になってきたしな。オラに任せろ。」

 

神龍「感謝するぞ。孫悟空。」

 

そして別世界に行くことが決まった悟空だが行くにあたり神龍から色々、説明受けた。

 

神龍「お前が行く世界だが人類の大半が身体に何かしら特異な能力を宿した人類などが暮らしている。」

 

悟空「へぇ〜見てみてぇな。」

 

神龍「まずはその世界でお前に行ってもらいたい場所がある。」

 

悟空「どこだ?」

 

神龍「『ユーエイ』という場所だ。」

 

悟空「『ユーエイ』?」

 

神龍「詳しいことは行った時にわかるはずだ。」

 

悟空「わかった。」

 

神龍「それからそんな特殊な世界ではあるがお前の力は強大すぎる。だから”枷”をつけさせてもらう。」

 

悟空「”枷”ってなんだ?」

 

神龍「・・・力を制限するということだ。」

 

悟空「なるほど。」

 

神龍「だが”枷”と言っているが自分で外せるようにしてある。状況を見て力を解放しろ。ついでにシッポも隠しておくがこれもまたお前の意思次第で戻すことも可能だ。」

 

悟空「わかった!」

 

神龍「それから『ユーエイ』に行くにあたりお前の年齢を少し戻す。」

 

悟空「少し?全部戻すんじゃねぇのか?」

 

神龍「完全に大人に戻ってはダメなのだ。」

 

悟空「???。」

 

神龍「それから当然だがあちらで生活するにあたり住居も用意しておいた。この紙に書かれた場所に行けばお前の家だ。」

 

神龍に紙を渡されそろそろ行く時が来た。

 

神龍「今から次元をこじ開ける。入ったあとそのまま進めばあちらの世界に入れるはずだ。」

 

悟空「よ〜し!」

 

神龍「最後に住居の他にまで色々サービスしといた。困った時とかはぜひ役立ててくれ。」

 

悟空「サンキュー!神龍!それじゃあ行ってくる!」

 

神龍「あぁ・・・。」

 

最後に言葉を交わし悟空は開かれた次元の狭間へと入っていった。

 

1人残された神龍は空を仰ぎ言った。

 

神龍「神にも匹敵するであろう力を秘めた人間、孫悟空よ。お前なら世界を・・・」

 

言い終わる前に神龍は言葉を紡ぐのを辞め、どこかへ去って行った。まるで悟空の身にこれから起こることを知っているかのように・・・。

 

悟空「変なとこだなここ。」

 

神龍と別れたあと悟空は言われた通り次元の狭間を進んでいた。そこには何もなく時間が進んでいるのかどうかさえ怪しく思えるような不思議な場所だった。

 

悟空「本当に行けんのか?」

 

中々、着かないためぶつくさ言いながらそれでも進む悟空。そんな時、悟空の目の前に一筋の光が見えた。

 

悟空「おわっ!」

 

光がどんどん強くなる。眩しさに目を瞑る悟空。

 

そしてやがて光は悟空を包み込んだ。

 

悟空「!?」

 

数十秒後、悟空が目を開けると目の前には驚くべき光景が広がっていた。

 

普通の見た目をした人間や身体にトゲや腕が巨大化した異形な見た目をした者たちが暮らしていた。

 

周りの建物も悟空が元いた世界では見たこともないものばかりであり悟空はそれだけでここが別の世界であるというを理解した。

 

悟空「本当に来ちまったぞ別の地球に・・・。」

 

こうして悟空は別の世界へと来ることに成功した。

 

悟空「なんか来る前より地面が遠く感じるぞ。」

 

まず悟空が気になったのは自身の視線の高さだった。近くの建物のガラスに反射した自分の姿を見るとやはり先ほどより身長が伸びていた。

 

悟空「神龍の言う通りちょっと戻されたんだな。」

 

ほんの少し大人に戻った体の使い心地を確かめて悟空はそのまま少し散歩することにした。

 

悟空「!?」

 

数十分は歩いただろうか。悟空が何かを感じ取った。

 

悟空「”気”が乱れてる・・・。」

 

悟空は今、自分がいる場所の近くで誰かの”気”が大きく乱れているのを感じた。

 

悟空「行ってみっか。」

 

悟空は”気”を頼りに道を歩いた。

 

乱れている”気”にどんどん近づいている。悟空はいつのまにか商店街へと足を踏み入れていた。

 

悟空「こんな所まで来ちまったぞ。」

 

ドォンッ!!

 

瞬間、聞こえた爆発音。見ると大勢の人の視線の先に制服を着た金髪の中学生らしき少年が暴れていた。

 

だがよく見るとそこにいたのは金髪の少年だけではなかった。何か少年の体にヘドロのようなものが纏わりついていた。

 

悟空「なんか五星龍のスライムみてぇな奴がついてっけどアレも人間なのか?」

 

あのヘドロからも人の”気”が感じられるためそうなのだろうが悟空の元いた世界ではこんなことをする人間などいない。

 

苦しそうな顔を浮かべる金髪の少年。その少年の手のひらでは爆発が起こっていた。

 

どうやら状況を察するにヘドロのような奴に目をつけられた金髪の少年が必死に抵抗しているようだ。

 

悟空は隣で見ていた若い男2人組に質問を投げかける。

 

悟空「ちょっと聞きたいことあるんだけどいいか?」

 

男1「うわっ!」

 

男2「!?」

 

目の前の騒動に集中していたせいか悟空にいきなり話しかけられてびっくりする2人。

 

男1「いきなり話しかけてくんなよ!びっくりした!」

 

男2「僕もだよ。」

 

悟空「わりぃわりぃ!」

 

男2「それで聞きたいことって?」

 

悟空「あの泥みてぇな体してるやつとか手のひらが爆弾みてぇになってるあの金髪のやつもだけどやっぱみんな超能力持ってんのか?」

 

悟空の言葉に男2が少し驚いたように言った。

 

男2「君、まさか”個性”を知らないのかい?」

 

悟空「”個性”?」

 

この世界の超常的能力“個性”。

 

事の始まりは中国 軽慶市にて”発光する赤児”が生まれたというニュースだった。

 

以降、各地で「超常」は発見され原因も判然としないまま時は流れた。

 

そしていつしか「超常」は「日常」に「架空」は「現実」にとなった。

 

世界総人口の約8割が何らかの”特異体質”である超人社会となったのだ。

 

そしてそんな世界で人々はいつしかその特異体質を”個性”と呼ぶようになった。

 

男2「——ってことだよ。分かったかい?」

 

悟空「なるほど”個性”か。」

 

“個性”について把握した悟空はもう一つ気になってることを聞いた。

 

悟空「じゃああの周りにいる派手な格好をしてるやつらって何なんだ?」

 

男1「”個性”に続いてまさかそんなことも知らねぇとは怪しいな。」

 

男1の言葉にやや焦る悟空。

 

悟空「いや〜すげぇ田舎で一人暮らししてたからあんま知らなくてよ!」

 

男1「それならしゃあねぇか?」

 

男2「仕方ないね。」

 

適当にはぐらかす悟空だったがどうやら切り抜けることができたようだ。

 

男1「あれは”ヒーロー”だ。」

 

悟空「”ヒーロー”?」

 

男1「さっき”個性”の話しただろ?ヒーローってのはその”個性”を使って俺たち市民を(ヴィラン)から守ってくれる人達だ。」

 

男2「今じゃあそのヒーローを育成する学校だってあるくらいだよ。」

 

悟空「でもそのヒーローが棒立ちだけどいいんか?」

 

男1「手を出したくとも出せねぇんだ。」

 

男2「あのヘドロようなドロドロした体では思うように掴めないし、何より人質の子どもが抵抗して凄く暴れている。だから迂闊に近づけないんだ。」

 

膠着状態が続いている状況だがその時、1人のヒーローが叫んだ。

 

「馬鹿ヤロー!止まれ!止まれ!」

 

見ると何やら緑色の髪の少年がヘドロの方へと無我夢中で走って行き、人質を引き剥がそうとしていた。

 

悟空「あれ、やべぇんじゃねぇか?」

 

男1「やばいなんてもんじゃねぇぜ!ヒーローでも手が出せないってのに学生が1人行っても死ぬだけだ!」

 

悟空「だよな。じゃあオラ、行ってくる!」

 

男2「行ってくるってどこに!?」

 

悟空「色々、教えてくれてありがとな!」

 

男2人組にお礼を言い別れた悟空はそのまま人混みを飛び越え、そのままヘドロの方へと走った。

 

「また子どもが出てきた!誰か止めろ!」

 

周りのヒーローが悟空を制止しようとしていたがそれも掻い潜りヘドロとの距離を詰める。

 

悟空「さてと問題はどうやって助けるかだな。」

 

そのままヘドロにパンチして風圧で吹き飛ばすことも可能だがそうなると緑色の髪の少年と金髪の少年に怪我をさせるかもしれない。

 

悟空「いいこと考えたぞ!」

 

いい方法が浮かんだのか悟空はスピードを上げる。

 

ヘドロ「なんだお前は!?」

 

緑色の髪の少年だけでなくこちらに全速力で向かってくる悟空に驚くヘドロ。

 

ヘドロ「こっち来んじゃねぇ!」

 

近づいてこないよう悟空に攻撃を仕掛けるが当たるはずもなく悟空は難なく避けた。

 

ヘドロ「!?」

 

そしてそのまま悟空は緑色の髪の少年と金髪の少年の腕を一緒に掴み、拳を固め地面に向けた。

 

だが次の瞬間、悟空は気づいた。

 

自分ではないもう1人の男が同じく2人の少年の腕を掴んでいることに。

 

そして悟空ともう1人の男はまた同じように固めた拳をそのまま地面へと叩きつけた。

 

ドゴォン!!

 

放たれた拳の威力に地面が割れ、大気を震わす。

 

あまりの衝撃にヘドロはバラバラに吹き飛ばされ人質も無事、解放された。

 

そして悟空は出会った。

 

ヒーローの到達点、”平和の象徴”オールマイトに。

 

オールマイト「ツンツン頭の少年!(ヴィラン)捕獲の手助けをしてくれたのはありがたいが危険だ。ここはこのオールマイトに任せなさい!」

 

平和の象徴(オールマイト)だけじゃない。この緑色の髪の少年に金髪の少年。

 

ここで出会ったこの3人が悟空のこれからに大きく関わることを悟空自身、知る由もなかった。




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それではまた次回!
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