東方氷娘記   作:亜莉守

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まず最初に色々と申し訳ございませんでした。

完全に自分の趣味満載です。それから、勝手な自己解釈による展開が予想されます。その点を踏まえてお読みください。


プロローグ

ある暗い世界で僕は夢を見た。

 

『××をロリっ子にしてほしい』『××をバカじゃないように』『学年最高の頭脳を』『××の存在を消してほしい』……

 

酷く身勝手な願いを次々と言う人々の声が永延と反芻される。それはその人自身にまつわるものだったり、誰か他人に対してだったり、色々だった。

そんな身勝手な願いばかりが過ぎた後、誰かが呟く。

 

「こんな、酷いよ。××君がかわいそう」

「ああ、こんな身勝手な願いばかりするなんてな」

「あの人たちは転生者だからって自分が主役になりたいんじゃないかな?」

 

転生者? 一体何の話だろう。

 

「××君、わたしは願うよ。君がいつか誰か『優しい人に出会えること』を」

「俺もだ。『お前を守ってくれる』誰かとの『絆』を」

「僕もだよ。君が『誰かを守れる力』を手に入れることを」

 

優しい三人の声が遠ざかる。行かないで!

お願いだから、目を覚ましたら僕は………

 

「……い」

 

 

「おい!」

「ひゃい?!」

 

目が覚めたらそこは草原だった。ここ、どこ?

 

「お、目 覚ましたみたいね」

 

声の方を向くと水色の髪に青に白のギザギザが入ったリボン、水色の立て襟コートふちには白いギザギザが入っている、に茶色いズボンの女の人が立っていた。背中にはひし形の青いのが六つ浮かんでいる。

 

「ここ…は?」

「ここは『幻想郷』忘れられたものたちが最後に行き着く楽園。あんた、人間?」

「人間…だよ」

「そーか、そーか。人里の奴にしちゃあ風変わりね。外の奴かしら」

「?」

 

げんそうきょう、幻想郷、ここは物語のように異世界らしい。え、嘘だぁ。

 

「外の奴となると紫の管轄だけどあいつ寝てるし。とりあえず、あたいの家に来い!」

 

彼女に手を引かれて何処かよくわからないがとりあえず家の中に連れてこられる。すると風変わりな服を着た彼女よりも年上らしき女性が迎え入れた。

 

「お帰りなさい。今日の食料?」

「しょ、あんたねぇ。そんなわけないわよ! 行き倒れよ。行き倒れ」

 

食料?! もしかしたら僕は食べられるのかもしれない。……それでもいいかもと思ってしまった僕はさらに彼女に手を引かれて鏡のようなものの前に立たされた。

 

「うーん、どうもあたいより小さいのね。しょうがないか」

 

彼女はどこかへと向かった。その間に鏡をまじまじと見る、鏡に映った自分はずいぶんとボロボロになっていた。姉さんはこういうとき容赦しないからなぁ、骨とかが折れてないだけめっけもんってやつかな。

 

「はい、あんた。ばんざーい」

 

言われたとおりにばんざいをする。すると服を脱がされた。脱がされたというより彼女が触れたらするりと解けてしまった。姉さん、何処までやったのさ。

 

「ひどっ、痣だらけね。あんたどんな環境に居たのよ」

「えっと……」

 

どうしよう、説明しようにも説明できない。

 

「ま、いいわ。あたいは過去にこだわらない女なのよ。これ着なさい」

 

彼女が渡してきたのは水色のワンピースだった。彼女のとは違って無地のやつ。

それを着てから頭をさげる。

 

「ありがとうございます」

「お礼は言えるのね。いい子ね」

 

頭を撫でられた。その手は随分と冷たい。

まるで氷そのものに頭を撫でられているような。

 

「チルノ、ごはんできたわよ」

「レティさんきゅ。ほら、あんたも行くよ」

「は、はい」

 

僕こと吉井明乃はこうして幻想郷最強の妖精(らしい)チルノとともに暮らすことになったのだった。ちなみに今は冬、チルノは冬の間冬の妖怪と一緒に暮らしているらしい。冬の妖怪レティは意外といい人だった。






チルノさん、誰これ状態すみません。東方を知った当初に見たのが某ちっこいだったせいかチルノ=カリスマという変な方程式が出来てます。他にも何人かこんな状態の人がいます。カリスマブレイク……あまりなさそうだ。
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