東方氷娘記   作:亜莉守

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第十話

 

「えっと「花の妖怪」?」

「そうよ『フラワーマスター』といった方が正しいけどね」

 

何だろう、その中二的な発想は…いや、強い妖怪の発想がどんなものかなんて知らないけど。

 

「それで? あなた何者よ。普通の人間じゃなさそうね」

「いや、普通に人間です」

『大丈夫よー。普通に人間なのはあたしが知ってるし』

 

?! どっかから声が?!

 

『後ろよ、後ろ』

「うわっ」

 

は、半透明の巫女さん?! デザインが妙に博麗の巫女にかぶっているのが気になるけど。脇は出てないけど。

 

「あら、ハクが珍しいわね。どういう気の変化?」

『この子が面白そうなだけよ。それになーんか面白そうな能力持ってるじゃない』

「の、能力ですか?」

 

僕は何度も言うとおり一般人だ。空は飛べるようになったけど

 

『さっきの札みたいなのよ』

「ああ、スペルカードのこと」

『それ、一体何かしら? 今まで見たことないけど、普通の人間が妖怪相手に勝てるような時代になるなんてねぇ』

 

しょうがない、説明するか。

 

 

―――― 少女説明中。

 

 

『なんて素敵なの!』

 

そこまで目を輝かせることなのかな?

 

「彼女が生きていた時代は弱肉強食の世界だったの。強いモノが弱いモノを虐げていた時代であり、数の暴力が許される時代でもあった」

 

『フラワーマスター』の顔がさびしそうな顔に変わった。

 

『スペルカードルール素晴らしいわ! ねえ、あたしも出来るかしら』

「まあ、人間でも妖怪でもなんでもいいって霊夢が言ってましたし。大丈夫だと思いますよ?」

『わかったわ。ああ、いったいどんなのにしようかしら』

「あ、一つ言い忘れてました」

『?』

 

首をかしげる巫女さんに霊夢が話していたことを伝える。

 

「『弾幕は美しい方が勝ち』です。いくら力が強力でも美しくなかったら負けなんです。力がある方が勝ちだったら昔と変わりませんから」

『わかったわ、ありがとうね。そういや、あんた名前は?』

「明乃です。苗字はありません」

『明乃ね、よろしく。あたしは故『博麗博夢(はくれいはくむ)』よ。今は名前もない花畑に住む幽霊、また来なさいよ。歓迎してあげるし、戦い方叩き込んであげるわ』

 

にぃっと笑った顔に思わず霊夢を重ねてしまった。でも、霊夢はあんな表情で笑わない。

 

「私も自己紹介まだね、私は風見幽香(かざみゆうか)。ここの花とハクに手を出したら承知しないわよ」

 

笑顔が怖いです。レティ並みに怖いから!

 

「よろしくお願いします。博夢さん、幽香さん」

 





新キャラ登場。

故「博麗博夢」(自称、無名の幽霊)
四代前の博麗の巫女。博夢は本名。霊夢って言うのは代々受け継がれた名前という設定。でも、霊夢は霊夢だけど
能力は「全てから浮く能力」 程度ではないのは昔はスペルカードルールが無く、「遊び」じゃすまない戦いをしていたと推測されるから。
色々あって殺された。
無駄に霊力高すぎて今ではすっかり地縛霊になりました。死んだ場所は「太陽の花畑」
幽香さんとは仲良し。幽香さんは博夢さんには甘い。
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