東方氷娘記   作:亜莉守

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ステージ2 冥界前騒音迎春 【春を運ぶ妖精+騒霊プリズムリバー三姉妹】


第三話

 

 

強力な結界のような何かで閉じられている。

結界とかわかる原因は博夢さんだ。巫女でもないのに霊力使えないっての。

 

「霊夢、この先かな?」

「だと思うわ。見て、春度が」

 

言われた通り見ればあの桜の花びらのようなもの春度が結界の向こうに吸い込まれていた。

 

「あちらが冥界であることは確かなようね」

「とは言えこの結界どうやって越えるつもりだぜ?」

「上を越えたら?」

 

知らない人の声が混ざっていた?

周りを見るけど僕たち以外は誰も居ない。

 

「春ですか―?」

 

あ、また違う声だ。

下を見れば、白い服の妖精が居た。もしかしてあの子かな?

あ、弾幕張ってきた!

 

「魔理沙、行ってくる!」

「お、おい明乃?!」

 

 

――― 少女落下中。

 

 

「春ですかー?」

「春じゃないんですよー」

 

冗談に答えてみよう。雪舞う春なんて勘弁だ。

先ほどの地点よりかなり下に僕は落下(いや、本当にそういうことじゃないんだけど表現的に…ね?)してきた。

 

「ないのですかー」

「ないんですよー。だからさ、大人しくしてよリリー」

 

春を告げる妖精リリー・ホワイト。チルノの知り合いで去年会った。

春になると浮かれて暴走するんだよね。

 

「いやですよっ!!」

 

さらに弾幕を張ってきた?!

とりあえず避ける、まあきつくはないしいけるかな。

 

「はぁー、まあ存在意義がなくなるのは大変だもんなぁ」

 

避けながらそんなことを言っていた。

春来ないと春の妖精の意味ないしね。そういえば夏の妖精とか秋の妖精とかにお目にかかったことはない。さすがに居ないかな。

 

「でも、それでも進まないといけないんだよねっ!!!」

 

弾幕をかわしきって、こちら側の弾幕を打ち込んだ。

 

「きゃあああああ」

 

直撃、彼女は落下した。多分大丈夫だよね? リリー落としたせいで春来ないとか勘弁だよ。

 

「よし、魔理沙達のところ戻るか」

 

 

――― 少女上昇中。

 

 

「ただいま」

「おかえりなさい」

「あ、戻ったのね」

「どこに行ってたんだよ。心配したんだぜ?」

 

それ以前にそこに転がっている三人は誰?

 

「ああ、花見演奏家らしいわ」

「ん? さっき『友達』になったんだぜ」

「人を犬呼ばわりした失礼な幽霊ね」

 

三者三様、まあとりあえず。

 

「弾幕勝負してたってこと?」

「ま、そういうことだぜ」

「それにしても、どうすんのよ。この結界」

「私一人ならぬけられるけど……」

「上を飛んでいけばいいんじゃない? …ってさっき誰かが言ってた」

 

うっかり聞き逃してたけどそれをすぐにすればよかったか。

 

「なるほどね。じゃあ、行きましょう」

「全く、早く花見にして宴会やろうぜ」

「雪見酒も飽きたわ」

「チルノたちと同じこと言ってるね。外では未成年は飲酒禁止だよ?」

「未成年って何?」

「そこの説明からしなくちゃいけないの? めんどくさいなぁ」

 

 






幻想郷の人たちって結構お酒飲みますよね。
明乃は自重して基本呑みません。健康的に過ごさないで身長が(さらに)伸びなくなるのが嫌なのだそう。

明乃さん、ボムは考えているのだけれども弾幕のアイデアが浮かばない。どうしよう

三姉妹ファンの方ごめんなさい。
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