東方氷娘記   作:亜莉守

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第二話

 

「はぁー、美味かったぜ。ごちそうさま」

 

目の前には空になったおかゆのお椀。魔理沙も自力で頑張ったらしく家の中は整理整頓されていた。おかげでお椀見つけるのが楽だったよ。最初の時は全部片付けながらだからすごく時間かかったもんなぁ。

 

「はい、お粗末さまでした」

「私の分までごめんなさいね」

 

アリスには普通の食事を用意した。

 

「いいよ別に。好きで作ってるから、ところでだけど名前は?」

 

そういえば聞いていなかった。

 

「私の名前はアリス、アリス・マーガトロイド。よろしく」

「そっか、僕は明乃っていうんだ。よろしくね、アリス」

 

アリスに笑いかければアリスの顔が一気に晴れ渡る。どうしたんだろう?

 

「アリス?」

「な、なにかしら魔理沙?」

 

何だろう、アリスから若干残念な雰囲気がする。紫と似たような

 

「今何考えた?」

「いや、私の昔の服着せたらかわいいなぁって」

「そんなわけないじゃん」

「いいえ、絶対に似合うわ! 」

 

そういうとアリスが出て行った。一体何をしに行くつもりだろう?

 

「似合わないと思うけどなぁ」

 

アリスのお下がりってことはふわふわのフリルが付いた服でしょ? 多分似合わないよ。

 

「そうか? わたしは似合うと思うぜ。そうだ、わたしの昔着てたや…けほっ」

「大人しく寝てる! もう、風邪悪化したらどうするの?」

「わりぃ、わりぃ」

 

何かこう、危機感ないよね。風邪でも悪化したら大変だよ?

 

「子守唄でも歌おうか?」

「止めてくれ、個人的にプライドがなくなる」

「そう? まあ、もうそろそろおとなしく寝てよ?」

「はーい」

 

 

――― 少女睡眠中。

 

 

「戻ったわ」

「あ、お帰りなさいアリス」

 

鍋の火をとろ火に変える。魔理沙のミニ八卦炉便利だよね。ガスみたいに危なくないし。

え? 泥棒だって? 借りました。寝る直前に許可とったから大丈夫。

 

「何作ってるの?」

「保存食、何か作っておかないと危ない気がするから」

 

魔理沙って何でか知らないけど生活関係無頓着なんだよね。とりあえず一か月持ちそうなものを作っている真っ最中。

 

「あ、危ないって?」

「餓死とかその辺の意味で」

「そ、そこまで酷かったのあいつ」

 

このご時世で餓死は無いと思うよ。流石にね。妖怪に食われたの方がまだ現実味があるね。

 

「料理は出来るのに何でやらないんだろうね。いや、食材がないのか」

「そういえばそうよね」

「そういうわけで作れるときに作らないと」

 

本気で餓死されるのは嫌だし。

 

「なるほど。なんか、あなたがお母さんみたいね」

「あはは、そうかもね」

 

あんな大きな子育てた覚えはないよー、とかね。自分が結婚して子供ができるってビジョンが全くわかないや。

 

「ところでだけど、これ着てみない?」

「これを?」

 

渡されたのは水色を基調とした僕くらいのサイズの服、フリルとかが目いっぱいついていてなんとも可愛らしい。

 

「えー」

「ね?」

「いや、こういうの似合わな「そんなことないから!」

 





少女強制着替え中。


何故だか自分の中の紫像とアリス像がおかしなことになってます。

相変わらず明乃さんは身長135~40の間のイメージです。なのにお母さん、一番お母さん。
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