東方氷娘記   作:亜莉守

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第三幕 赤い館、虹色の門番 【華人小娘】


第三話

 

 

赤い洋館の門の前、そこでその人影は止まった。そこまで来ると霧が逆に無くなっていてようやく人影の姿がわかった。赤い髪に緑色の中華服の女の人だ。

 

「ついてくるなよ~」

「道案内ありがとう」

 

うん、この人いなかったら多分ここに来れないか時間を食うかしたと思う。

 

「あら、私について来てもこっちには何もなくてよ?」

「普通、何もないところに逃げないよ?」

 

普通そうだよね?

 

「うーん、逃げるときは逃げると思うけどなぁ」

「ちなみに、あなた、何者?」

「えー、普通の人よ」

「いや、どう見たって妖怪だよね。妖気あるし」

 

うん、じっくり見ないとわからないけど妖怪だよこの人

 

「それにさっき攻撃仕掛けてきただろ?」

「それは、普通に攻撃したの。でも、あんたが先に攻撃したのよ。あんた達が、普通以外なのよ」

 

どう考えたってそっちが先でしょ。そのツッコミは喉元で押さえておいた、ツッコミだけで時間を食いそうだし。

 

「私は巫女をしている普通の人よ」

「それはよかった。たしか……巫女は食べてもいい人類だって言い伝えが……」

「「「言い伝えるな!」」」

 

思わず三人でツッコミを入れてしまった。

霊夢とその人の弾幕勝負が始まる。相手の弾幕はかなりきれいな弾幕だ。それでも発案者だけあって霊夢はその弾幕をものともせずに突破した。

 

「さぁて、道案内してもらいます」

「済みません、お嬢様~」

 

 

―― 少女潜入中。

 

 

館の中を進むと二手に分かれる道にぶち当たった。

 

「……分かれ道か、霊夢はどっちだと思う?」

「私は上の奥の部屋ね」

「そっか、僕は地下だと思う」

 

何故だか地下に行かないといけない気がした。

 

「ん? なんでだ」

「頭が痛いから」

「?」

 

うん、『呼ばれている』気がするから。言葉にはしなかったけど霊夢は察してくれたらしい、霊夢は笑った。

 

「ふぅん、じゃあ別れましょう? それで解決よ」

「そうだね。魔理沙はどっち来る?」

「んー、じゃあ明乃と一緒に行くか」

 

まあ、今現在魔理沙の箒に乗ってるしね。ここからわかれるのって面倒と言えば面倒だし。

 

「じゃあ、ここでお別れね。どっちが元凶倒しても文句は無しよ」

「うん、霊夢無事に帰ってきてね」

「吸血鬼になって帰ってくるなよ~」

「それはあんた達もよ」

 

 

―― 少女潜入中。

 

 

霊夢は襲ってくるメイド妖精を片っ端から弾幕でいなし、先へと進んだ。そこへ銀髪に青い目をしたメイド姿の少女が現れる。

 

「ふむ、普通にメイドの妖精だけね。楽なだけありがたいけど」

「あー、お掃除が進まない! お嬢様に怒られるじゃない!!」

「あ、メイドもう一匹」

 

霊夢がなんとはなしに呟いた。霊夢の声が聞こえたらしくメイドの少女はこちらを向く。

 

「誰……ってああ、博麗の」

「あー、あの時のメイドね」

 

そう、そこに居たのは春が来ない異変の時に共闘した十六夜咲夜だった。周りを見渡しながら咲夜は尋ねる。

 

「明乃は?」

「残念ね。居ないわ」

「そう、だったら」

 

咲夜はナイフを構え、霊夢はお払いの棒を構えた。

 

「掃除の邪魔だし消えてもらおうかしら」

「あら、じゃあ私が貴女を掃除するわよ」

 





色々とフラグだぜ。吸血鬼姉は霊夢が担当です。


コラボ更新しました。いつものノリとグダグダですorz
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