東方氷娘記   作:亜莉守

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※11月2日:内容を一部変更。設定に一部ずれが生じてました。


第二話

 

紫の家に上がると狐耳に狐尻尾の付いた女性が出迎えた。彼女は「八雲藍」紫の式神とのこと。淹れてくれたお茶をすする。うん、おいしい。チルノの家ではお茶は出ない、出たとしても冷えている。チルノとレティが熱いのがダメだからなのだがそれでも冬場に冷えたお茶は辛かった。チルノのお茶はちゃんと冷えていた。

 

「というわけでね。あたいのところに置いておくのは構わないんだけど、勉強ぐらいさせたいのよねー」

 

会話の内容がいつの間にか僕の教育論にすり替わっている。ちなみにだが僕は外見年齢が小学生並みだが一応中学の内容ぐらいまでは終わっている。そう、いわゆるロリとかいうやつだ。クラスの男子がそう言っていた。身長が小さいことでからかわれるかと思ったがそうでもないらしい。妙に悟ったような口調は癖なので勘弁してもらいたい。

 

「月の所の医者はどうかしら? あなた確かあそこの兎と仲いいわよね」

「ダメ、頼みに行くときに確実にあたいがキレる」

「では、里の寺子屋はどうでしょう?」

「あ、それいいわね。けーねーも普通に許可してくれるはず、明日行ってみるわ」

 

これにてお開きとなる会合、本当に僕の教育論だけで終わってるよ?!

 

「よし、明乃帰るわよ」

「あ、うん」

 

外を見ればすっかり暗くなっていた。ここをどうやって帰るのだろうか

 

「………」

「あんたたち、泊まっていく?」

「いく!」

「チルノ、今度からはちょっとくらい計画性を持とうね」

「ごめんなさい」

 

そんなわけで泊まることになりました。

その後、藍さん(なんとなくさんを付けたくなった)の式だという「八雲橙」(ちぇんと読むそうだ)と仲良くなった。

 

「あきのは人間? それとも妖怪?」

「人間だよ。橙は……猫?」

「そうだよ! そして、藍様の式なの!」

「かっこいいねー」

「でしょー」

 

ちなみに外野組の会話

「(橙、かわいいぞ! 流石私の式だ)」

 

「(紫、あれどうにかした方がいいんじゃない?)」

「(無理ね。止められないのよ。もうあきらめたわ)」

 

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