ホロライブトーナメント!   作:じゃっこのつくだに

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こんな話皆さんはお好きですか・・・?


プロローグ

 

 

2階から見下ろす、仮面の人物が両手を広げ声を上げる。

 

「ようこそ皆々様!私のエゴトーナメントへ!」

 

そんな言葉に突然集められたホロメンは困惑の表情を隠さない。

 

「ルールは簡単!デビュー毎グループ内で合意またはランダムの一対一による殺し合いトーナメント形式!」

 

そんなホロライバーを意に介さず説明を続けるのは男か女か分からない声を持つ仮面を被った人物。背丈と来ている紺色のスーツから男性ではないかと想像できるが、突然の事すぎてそこまで頭が回るホロメンは少ない。

 

 

「痛み·死はありますが夢であるため皆々様の目が覚めたら傷などはなく記憶にも残りません。尚戦って頂かないと面白くないため『あちらと同じく』少しだけ意欲的になるよう設定させていただいております。」

 

 

これは夢なのか、あちらとは何なのか、本当に殺し合うのか。

そんな疑問がライバーたちの心の中を荒らす。一部、好戦的な表情を浮かべるものもいるが。

 

 

「棄権は1グループ1人まで。時間制限、降参ともにありません。

優勝賞品は...まぁ同じでいいでしょう、この...『全ての願いが叶う宝玉』で」

 

その言葉を聞いた瞬間、沸き立つホロメンたち。そんな中激昂する者もいる。

 

「Why do you have it !? It's not something you can have!(なんであなたがそんなもの持ってるのよ!それは貴方が持っていいものじゃないわ!)」

 

そう声を上げたのはホロライブEN、「Promise」のクロ二―。だが構わず主催者は説明を続ける。

 

「あぁそうでした。言語に関しては統一させていただいております。その方がこちらも『やりやすい』ので。」

 

「統一ってなにを...!?」

 

「わお!カリが完璧な日本語喋ってマース!」

 

「これでコケコッコー出来ますネ!」

 

「あなたもとからできるでしょ・・・」

 

「英語を喋っているはずなのに日本語に聞こえるなんて違和感すごいわ」

 

「あ」

 

言語の統一、つまり強制的な日本語表現に戸惑ったが、いち早く適応したのは「Myth」の一同。送れて「Promise」の面々も飲み込んでいく。

 

「ルールの詳細となりますが、1試合につき3つまでご自身にちなんだ武器を具現化することが出来まして細部の構造も念じればお望み通りになります。そして最後にコレの醍醐味ですが_」

 

ガラスの割れる音が響く。ライバーと主催者を隔てるガラスを突き破り主催者の仮面に突き刺さったのは青い柄が特徴的な一振の斧。

 

 「へ〜!なるほど、こうやるんだ?」

 

「「「......ヒェッ」」」

 

「……これまた皆々様にちなんだ『スキル』を一つ、私の独断と偏見でお渡ししております。どうか、ご活用くださいませ。」

 

しかし頭に斧が刺さったまま主催者は続ける。

 

 

「それでは皆々様、どうぞご自由に、殺し合いを。」

 

そして平然と刺さったままの斧をズボッと抜き、後ろに放り投げる。主催者は社長椅子に座り足を組み、こちらを見下ろす。

ライバーが居るのは1階、主催者がいるのは2階。1階ホールの外側はコンクリートであり、2階の外側はガラス張り。しかも2階には観客席があり、主催者はその1段高いところに椅子を構えている。

 

「はてさて、『あちら』より設定に深みがないため面白みにかけるとは思いますが、ご満足いただけるでしょうか……?」

 

 その主催者の言葉を聞くものはいなかった。

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