何故なら二人とも好きだから・・・!!
「お、おぉ……す、すいちゃんやばすぎるにぇ……」
震えながら話すのはエリート巫女のさくらみこ。星街すいせいがその発言に当然のように返す。
「え?だってむかつくしい~、死ななかったからよくない?」
「よくね~よ!」
すいせいとみこのコンビ、通称「みこめっと」はじゃれあっているが、ほかの0期生の顔はあまり余裕があるようには見えない。
「なんかデスゲームに巻き込まれた感じ?」
「いきなりすぎだよ~」
AZKiとロボ子さんは、突然のことに戸惑い、状況の把握に努めている。しかし、その中に割って入る声がある。
「じゃあ・・・みんな敵ってこと?」
「「ひぇ……」」
みんなのリーダーときのそらである。日本刀のような長剣を具現化し好戦的な表情を浮かべている。
どこからだした、それ。戦慄するAZKiとロボ子さん。
「ぇっ……?な、なんか寒気が」
どこかにいる特徴的な髪のメイド少女は特にビクッとして近くのメンバーの後ろの隠れた。
しかしその圧力に臆さず、というか気付かずにじゃれているみこめっと。その雰囲気は徐々に剣呑さを増していく。
「も~我慢できないにぇ!すいちゃんぶったおしてやる!」
「え~?みこちにできるかな~」
0期生第1回戦
星街すいせい VS さくらみこ
「みこはかつんだにぇ!!」
みこが声を上げながら両手に具現化したのはバケツ、その中には何やらオレンジ色の液体が入っている。
「あっはは!!」
対するすいせいは戦意が高ぶっているのか、返事をすることもなく狂ったような笑みを浮かべながら斧を振りかぶる。
みこがバケツの中身をぶちまけると、中から某サバイバルゲームの溶岩が弧を描くようにして宙を舞う。
片方の溶岩をよけることに成功したすいせいだが、もう片方の溶岩が目の前に迫っている。
「っっ!!っはは!」
すいせいは左腕で溶岩を受け止めながら右腕で斧を振るう。それをみこはギリギリでよけ、転がるように距離をとる。
「あっぶねぇ!!」
「まだ行くよ~みこちぃ!」
左腕は溶けかけており、使い物になりそうにない。しかし関係ないとばかりに右に持っていた斧を投擲するすいせい。遠距離攻撃にビビりながらも避けるみこ。しかし避けた先には自らが撒いた溶岩が散らばっており、さらに運の悪いことに右足を地面の溶岩に突っ込んだ。当然右足は燃える。
「あっちゅ!あっちゅ!ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!」
右足を抱えゴロゴロと絶叫するみこ。しかし、その絶叫も長くは続かなかった。
「すーいせーれっしゃーしゅっしゅっしゅー」
ガリガリガリ
「いそーげいそげーしゅっしゅっしゅー」
ギャリギャリギャリ
先程まで奮っていた斧とは違う、ハルバードといって遜色ないゴツイ物を引き摺りながら歩いてくるすいせいの姿が目に入ったからである。
「死ねみこちぃぃぃぃ!!」
「んぎゃあああああああああ!!」
そして、すいせいの斧によりみこちは両断された。
1回戦、勝者――――星街すいせい
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分析報告書
さくらみこ
具現化武器
1 溶岩バケツ
2 溶岩バケツ
スキル
PON☆えり~とみこ(常時発動)
自分又は相手の行動が低確率で最適行動、中確率で致命的行動を引き起こす。
星街すいせい
具現化武器
1サイコアックス
2サイコハルバード
スキル
スイコパス(任意発動)
痛覚鈍化、高揚感、思考残酷化
勝因
さくらみこの回避がスキルにより致命的行動をした隙をついた星街すいせいのサイコハルバードによる斬撃
観客席にて目覚めたさくらみこは、ため息とともにうつむいていた顔を上げる。
「――へぇ、みこにそういう夢みせんの?」
さくらみこの様相は先ほど試合していた時と別人のようなものだった。さくらをイメージさせる桜色の髪は短く揃えられ、、前髪に水色のメッシュが入っている。服装は巫女装束ではなく桃色の中に彗星がちりばめられたようなデザインのホットパンツと短めのTシャツである。Tシャツには斧と大幣が交差しているイラストがワンポイントで入っている。
「はぁ、、、|また離れちゃった。」
再度ため息をつくさくらみこ。その目尻に涙を光らせ、彼女は叫ぶ。
「にゃっはろ~!」
かつて失った友への祈りのように。
「今日もかわいいーー!」
ここの組み合わせ最後に持ってきてもいいかなとは思いましたが、あえて最初に持ってきました。
更新停止明けたら書き上げていきますよ~