Infinite・Avenger -無限の彼方の復讐者ー 作:MAI²
というわけで続きです。
まだ見てない方はそちらを先にご覧ください。
友人「ポケモン新作だってな」(BW)
「続くね〜、まスイッチ実家に置きっぱのワイには縁遠い話やな」(USUM)
友人「…ポムケン、立つんかね」
「……さぁ」
(最初の一匹はニャビー(♀)、口癖は「ウチのニャヒートがいっちゃんカワイイ」。最終進化の際はあまりの衝撃に暫く動けなかった)
『布仏さん、怪我して……!』
『私より重症のユッキーが何言ってるのさ〜。それに、ユッキーがあそこで守ってくれなきゃ、もっと酷いことになってたんだし、お礼は言えど責めたりはしないよー』
『……なんで』
『ん〜?』
『なんで布仏さんは、平気?なんですか?』
『ん〜〜??』
『いえ、ほら僕は何でか女性の皆さんから、こう……嫌われやすいのに』
『んー、なんでだろうね?』
『えぇ……』
『他の皆が言うことが私、分からないんだよね〜?思うに、ユッキー女の子に嫌われちゃうフェロモンでも出てるんじゃない〜?で、私には効きづらいとか?』
『流石にファンタジーすぎるんじゃ……?』
『いいじゃんいいじゃん、ユッキーには私が居るんだし、さ』
『…………結構恥ずかしい事言ってません?』
『そうかな〜?ま、ユッキーの良い所、私はちゃんと知ってるから、だいじょうぶだよ〜!』
『ぜんぶ、なくなっちゃったな………………』
◇◇◇
「あああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
「ユッキー⁉︎」
閃光が迸る。
弾かれたソレが、周囲一体を破壊していく。
それでも僕は一歩も退かない。
退けない。
文字通りその身を削りながらでも。
一撃一撃が、先のISの攻撃に及ばずとも、IS単機の火力にしては異常なまでの高さを持っている。
長時間受けるのは危険だ。
現にシールドを持つサブアームは根本から折れかかっているし、その表面は融解を始めている。
シールドや装甲だって、例外ではないはずだ。
「いい加減、止まれぇぇぇ…………‼︎」
どれだけ時間が経っただろうか。
たったの数十秒が、まるで何分にも何十分にも感じられた。
攻撃が止んだ。
溶解する程赤熱した砲身、煙を吐く基部、恐らくもう使い物にはならない状態だ。
それをパージする様が見えた。
さっきからアラートが鳴り止まないし、危険を示す表示が何個も表示される。
装備していたシールドは、接続部ぐらいしか原型を留めておらず、装甲は溶けかけ、内部のフレームが覗き見える。
どこか切ったのか、額からは血が流れ、片方の視界が薄らと赤く染まっている。
「ユッキー……!」
「あぁ……良かった……ケガ、してない……?」
「私は大丈夫だから……!ユッキーの方が……!」
布仏さんの声に思わず振り返る。
その制服は、砂埃で少し汚れ、二の腕の部分は、僅かだが赤が滲んで──────
「ユッキー!早く逃げよう⁉︎その状態じゃ戦えな……ユッキー?どこ見て……」
今もじわじわと広がり続けるそれは、明らかについさっき付いたばかりの傷である事を示している。
「あ、怪我……じゃなくて!こんなのかすり傷だから、私は大丈夫だから、逃げ「…………」だ、駄目だよユッキー⁉︎無理に立ったらってユッキー⁉︎」
誰だ、誰が彼女に傷をつけた?
立ち上がる。
何故、また繰り返すのか。
再び振り返る。
「ゆ、ユッキー……?」
視線の先、さっきとは打って変わって静観していた無人機が身じろいだ。
◇◇◇
【
ソレは
【
コレは怒り。
【
愚かな
【
たとえこの想いが──
【
報われないものだとしても。
【
◇◇◇
立ち上がったラファール、それと対峙する無人機──ゴーレムⅠ•Ⅴ。
機体から血のような赤黒いオーラを発した瞬間、2人目の男 雪待 薊は壮絶に笑った。
「ハハハハハハハハハッ!」
弾かれたように激突する両者。
二本のブレードと四本のブレードが火花をあげながら交差する。
手数で不利なはずの雪待 薊。
しかして、速度で上を征くその牙は、場の不利を食い破りゴーレムの装甲を傷付ける。
それを可能にするのは生身を超えた反応速度、それを成しているのはより深くハイパーセンサーと繋がった恩恵。
しかし、ソレは自身の脳に多大な負担をかける諸刃の剣。
鼻血と血涙を流し、ソレでも笑う、嗤う、ワラう。
互いに触れるほどに接近、鍔迫り合う。
『◾️◾️◾️◾️◾️──』
「ここじゃなんだ、もっと広いトコ行こうか!」
ゴーレムがラファールに押し出され、否、共に弾き飛ばされたように吹き飛ぶ。
二基しかないスラスターを、今の彼の脅威的反応速度をもって連続で
これを以て、瞬く間にアリーナを飛び出し、学園の敷地を越え、そして海の上へと。
全ては、周囲を気にせず全力で闘う為に。
蹴り出し、距離を取る。
そして再び激突。
「ハ、ハハ、ハハハハハハハッ!」
多くの血を流し、朦朧とする意識と裏腹に、彼の戦意は、これまでにない程高まっていた。
「来いよ、伽藍堂……」
『◾️◾️◾️◾️◾️────!』
「ブチ殺してやる!!」
◇◇◇
モニターに映される、試作ゴーレムと、異分子の衝突。
「はぁ──⁉︎訳わっかんない!ムカつく!有象無象と変わらない唯の人間の癖して、この天才を以ってしても分からないだらけなのがますますムカつくー!!」
ガラクタの山に飛び込み、ジタバタと埒外の力が振るわれる。
吹き飛ぶガラクタ、砕けるガラクタ、曲がるガラクタetc……。
暫くの癇癪の後、スッと音が止み、一通り暴れて落ち着いたのか再びモニターの元に戻る。
「こうなったら直接確かめてやるよ。どんな手品を使って、私の子供を誑かしたのかいつか確かめてやるよ、イレギュラー」
直後「私の子供が誑かされるとかあり得ないんだがー⁉︎天才ナメんな──!!」と自身のセリフにキれ、再び癇癪を起こすことになるのはご愛嬌(?)。
●●●
【報告書】
昨日発生したクラス対抗戦における所属不明IS侵入事件について。
第一試合中にアリーナ上空に上記のIS二機(以降α、βと呼称)出現、αが大出力ビーム兵器と思われる武装でアリーナの遮断シールドを破壊し、βがフィールド内に侵入。
一年一組代表 織斑 一夏と二組代表 鳳 鈴音が対処。
直後、外部によるハッキングを受け遮断シールドのレベルが引き上げられ、救援に時間を要する結果となった。
………………
残されたαは、先の武装の冷却の為か静止、後に活動を再開、観客席にいた一組 雪待 薊へと攻撃を開始。
同人がISで対処にあたる。
戦闘による損傷によって、不明ISが無人機である事が判明、後に撃破。
直後、突如として三機目の無人機(以降γと呼称)が出現、雪待 薊を背後より強襲。
これによって避難中の生徒数名が巻き込まれるも、雪待 薊の防御によって最悪の事態は回避される。
しかし、γの攻撃によって雪待 薊のISは中破まで追い込まれる。
突如として雪待 薊の機体出力が大幅に上昇。
γを押し込む様にしてアリーナから飛び出す。
監視カメラからの映像は以上。
発見ポイントは学園から3キロ程の海上。
周囲の生徒を巻き込まない為にアリーナから離脱したと考えられる。
一部生徒から、機体から赤黒いオーラの様なものが発されていたとの反応があったが、機器類には一切観測されていない為、緊急時の緊張状態における幻覚と思われるも、同様の報告が複数確認されている為、事態解明に努める。
発見されたγは損傷が酷く、回収できたのは装甲等の僅かな破片のみ。
肝心のコア部やCPU部の行方は不明。
流用の危険性を顧みてより広範囲・深深度での探索を検討。
雪待 薊、海上で静止している状態で発見される。
発見直後、ISが具象維持限界で解除される。
救助された際、頭部、耳鼻眼部より多量の出血が確認される。
直ぐに学園で処置が施され現在は安定。
また、発見時点で既に気を失っていたと報告が上がっているが、その場合ISの搭乗者保護機能が機能していない、ということになる為、至急機体を整備と共に検査へ。
結果、機能は正常に機能しているのが確認出来た為、真偽の程は定かではない。
現在は聴取の為、雪待 薊の意識回復が待たれる。
また、緊急時における使用権の適用、加えて担任織斑教諭の判断もあり、ISの無断使用・戦闘行為における懲罰は無いものとする。
オリ主:決して振り向いてもらえない(と思い込んでる)のは分かっていて、極力関わりたくないと思いつつ、自分から突き放せるほど冷血にも慣れない甘ったれ。
実はなんで自分が強くなろうと頑張っているのか自覚していない(というより目を背けている)。
自覚したら?多分どこか壊れるんじゃない?
僕:別にISで飛ぶだけなら強くなる必要はなかった。
天災:私の娘が汚されてる…(怒)
:何コレ、知らん機能生えてる…怖ぁ。
:お、バチギレじゃん。ほなワンオフ生やしましょうね〜。