Infinite・Avenger -無限の彼方の復讐者ー   作:MAI²

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どうもmai²=デス。
筆がノリに乗ったのでので初投稿です。

友人「お前さぁ」
「ハイ」
友人「前回何やったよ?」
「自己紹介…?」
友人「それだけで一話潰すとかマジで言ってる?」
「…ウス、スイマセン」
友人「オラさっさと次書けよ」
「カキマス」


第二話

第二話

 

 

少し冷めた教室の空気を鳴ったチャイムが掻き消した。

各々の生徒が思い思いに動き出す。

 

1人目である織斑 一夏もまた、例外ではなかった。

 

「な、知ってるかもだけど俺、織斑 一夏!よろしくな!」

「………雪待 薊」

 

互いに名乗り、そして握手が一夏から差し出される。

 

「………………………?」

「…………………………」

 

首を傾げる一夏、取り出した教科書を読み出す薊。

 

「(あ、さては恥ずかしがってるのか!)折角の男同士、仲良くしようぜ!」

「……………………………」

「あー、そうだ!名前だけど、アザミって呼んでもいいか?俺も一夏で良いぞ!」

「………………………………」

「…えっと、その本すっごい分厚いな!ISの事が書いてあんのか!真面目なんだなアザミは!」

「…………………………………」

「………あー、その…なんだ……えっと……こ、好みのタイプとか!」

「……………………………………」

「「「!」」」ガタタタッ

 

話しかけられた本人の数倍イイ反応を見せる周辺女子。

そこ、0を何倍しても0とか言わない。

一夏 (の心)は泣いた。

 

「一夏……………」

「ほ、箒ぃ…………」

 

久しぶりに会話した幼馴染からは哀れみの視線を向けられていた。

 

「折角の再会だ、積もる話もある……その、一夏を借りても良いか?」

好きにしろ(さっさと失せろ)

「え」

 

自分の時は無視、女子の時は即答。

この扱いの差はなんだろと、一夏はショックを受けた表情で幼馴染、篠ノ之 箒に引き摺られる様に教室を後にした。

 

残った2人目の男子に再び注目が集まる。

 

(…早く翔びたい……俺のISはいつ来るのやら)

 

尤も、当の本人は教科書に載っているISラファールを見ながら、かつての相棒に思いを馳せていた。

 

 

「ちょっと、よろしくて?」

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

(………………こっち来た?なんで?織斑の所では無く?)

 

前も篠ノ之が織斑を連れて行って、こんな風に一人取り残され居心地が悪かったのは憶えている。

そしてその時、俺に声を掛けてくる奴はいなかった筈。

 

それに、コレが動いたとして、向かうのは織斑の所だったはず。

 

何故自分に?それも今?疑問は尽きないが、一先ずの対応に出る。

 

「………何用か、セシリア・オルコット」

「まぁ!なんですのその返事の仕方は!私の事は知っている様ですが、ならば尚更!このイギリス国家代表候補生セシリア・オルコットに相応しい態度と言うものがーーーーー」

 

見定める様な視線、此方を下に見た大仰な物言い、明らかな嘲笑。

相変わらず鼻につく態度だと、予想外へのストレスも相まったイラつきを内心感じつつ、表情に出さないように抑える。

 

この女はこういう存在なんだ。

今更だ、分かりきってた事だろう?

 

「で、何の用かと聞いている」

「……呆れましたわ。その態度、改めるつもりは無いみたいですわね。ISに関して、素人であるアナタに折角、私から直々に教えて差し上げようかと思いましたが」

 

どうやら不要みたいですわね?と、意地の悪い笑みで此方を見下ろしてくる。

これが誰かにモノを教える態度だと思ってるならそっちも十分お笑いだろうよ。

 

「まぁ?私は寛大なので、泣いて乞えば教えて差し上げない事もないですが」

「…次の授業が始まる、さっさと席に戻ったらどうだ」

「アナタねぇ…!…………フン!やはり、男なんかに情けを掛けようとしたのが間違いでしたわ!」

 

そう言って自分の席に向かうオルコット。

ぶっちゃけ二度と来ないで欲しい。

 

(はぁ…予想外の出来事だったが、まだ予想の範疇の動き、か…)

 

だったら対応は難しくない。

同じ轍を踏まないために、何度も思考を繰り返したのだから。

問題があるとすれば、それは、自分の知らない態度やスタンスで接触してくる奴がいる場合。

例えば、一切の裏無く友好的に接してくれる人なんかが現れたとして、俺はどう動くべきか………。

 

(いやいやいや、今更そんな、別に、期待してるわけじゃ……)

 

そうだ、この世界は何処までいっても残酷なんだ。

今更希望や可能性なんて………。

 

馬鹿な事を考えたなと、頭を振って意識を切り替える。

 

 

 

 

 

 

「………………」ジー

 

覗き見るように此方を伺うその視線に気付かぬまま。

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

「つまり、ISの運用には国家の承認が必要であり、それを逸脱してのISの使用には、重い罰則が課せられーーー」

 

IS基礎学における初歩も初歩の授業。

過去でも現在(いま)でも何度も読み込んだ教科書の内容はしっかりと頭の中に収まっている。

今なら抜き打ちでテストを受けたって満点を取る自信だってあった。

 

「ゼンブワカリマセン!」

「ゼンブ⁈」

 

元々地頭は良い方だと自負している。

これでもそこそこ良い県立高校に通うつもりだった身だ。

それもISの適性検査の結果でパーになった訳だが。

…もしあのままあの高校に通えていれば、なんて何度考えたかも分からない。

 

教科書を電話帳と間違えて捨てたなどとほざく織斑が出席簿にしばかれる様を眺めながら、有りもしない()()()に思いを馳せていた。

 

「え、っと、雪待君は分からない所はありませんでしたか……?」

「問題ありません、俺のことはお気になさらずに」

 

不安げにこちらを伺う山田先生にそう返せば、安堵したように笑みを浮かべる。

前は基本的に接することの無かった人物だが、これからもそうだろう。

 

突然織斑先生が口を開いた。

 

「…貴様、自分は望んでここにいるわけではない、と思っているな?」

「ぅえ⁉︎」

「……………」ピク

 

…分かっている。

コレは担任様が織斑に向けたありがた〜いお言葉なんだということくらい、分かってる。

 

「望む望まないにかかわらず、人は集団の中で生きなくてはならない。それすら放棄するなら、まず人であることを辞めることだな」

 

よく言う。

俺はそんなアンタの弟のせいで此処にいるのに。

まるで諦めろと言われているようで腹が立つ。

 

(…人を辞めろ、か)

 

一度死したこの身。

俗に言う復活や転生では無い、逆行という奴なのだろう。

 

であれば、身体は兎も角、この心は、魂は、果たして本当に元来の雪待 薊のモノと言えるのだろうか?

ソレは、本当に人と呼んで良い存在なのか。

 

「ハッ」

「…何が可笑しい、雪待」

 

静まり返った教室で思わずこぼれた笑み、当然その声は織斑先生の耳にも届く。

普段からキツい視線がより一層厳しくなる。

 

「いえ、何でも?」

 

 

ならば文字通り人を辞められれば、俺はこの学園から解放してもらえるんですか?

 

 

なんて、たとえ本気でも、今この人の前で言える程、まだ俺は死にたがりじゃない、筈だ。

 

 

 





・オリ主…俺人辞ジョジョフラグが立ち掛けた。今回の高校受験は成績にモノを言わせた推薦獲得で早期クリア。地元ではちょっとした有名人になった。

・「僕」…血の滲むような努力の末にそこそこの偏差値の男子校に合格してた。残念、君が行くのは世界有数の女子校だ。(無慈悲)

・おりむー…俺、なんか嫌われた…?

・織斑 一夏…女性恐怖症になりかけていたオリ主にとって唯一の同性の友、そして同時に自分の人生計画を滅茶苦茶にした発端、という矛盾を無意識の内に抱えていた。その後もオリ主に災難は降りかかり続けるし、1人目は相変わらず呑気。
結果オリ主は無自覚のストレスとコンプレックスを抱える事になる。

・せっしー…ファーストインプレッション最悪のチョロイン。ぶっちゃけ男嫌いと女嫌いが水油すぎて相性は最悪かもしれない、√入りが困難すぎる一人。(ぶっちゃけその可能性は奇跡でも起きない限り)無いです。過去については後々。

・分岐:互いの好感度が0以上かつ、互いに背中を預け、どちらかの命の危機を救う、もしくは危機に瀕した際に発生する幻の選択肢を出せると入れる√。この際、互いに誰にも惚れていない必要がある。(ここ重要)
多分宝くじの方がまだ当たる。

・覗き見てた人…別に深淵を覗いてた訳じゃないので、覗き返されなかった。
イッタイ何仏サンナンダー。
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