Infinite・Avenger -無限の彼方の復讐者ー 作:MAI²
戦闘シーン描くのが上手くいってるか不安なので初投稿です。
友人「お前さぁ」
「ハイ」
友人「アレは何だ?」新作を指して
「……」
友人「ちゃんと進めれんのかよ?」
「ガンバリマス」
友人「ホント、なんで書いたの?」
「お前がパチンコの知識だけでシンフォギアを語ったからだよ大馬鹿野郎ッ」(早口)
友人「……ウス、スンマセ」
初めての授業が終わり、休み時間に入る。
織斑は頭を使いすぎたのか、見る人によっては頭から煙を吐いているように見えるだろう。
俺だって初めのうちは似たようなものだったからよく分かるつもりだ。
もっとも、自身のミスが原因な部分が大きいだろうから、もう今回は絶対に手助けなんかしてやらない。
そして案の定オルコットが織斑の元に向かって行った。
…ここでのやり取りも知ってる内容だ。
「貴方!貴方も試験官を倒したのですか‼︎」
織斑の試験官を倒したと言う話を聞いて、思わずといった感じで俺にも話を振ってきた。
周囲の視線が一気に集まる。
…下手な誤魔化しは通じない、か。
ISを用いた実技試験、俺の本来の試験官は山田先生の筈だった。
そう、だった。
女尊男卑思想のクズが無理矢理割り込んで来て、一方的に突っかかって来た。
前は一方的に嬲られ、機体も全壊一歩手前まで追い込まれた。
流石にISの無断使用は御法度。
取り押さえにきた教師陣によって、なんとか助かった形だった。
入学前から全身ボロボロにされたのは流石に予想外だったさ。
今回だってそれは変わらなかった。
もっとも、分かっていれば此方も心の準備ぐらいはできた。
経験に体を慣らす丁度良い機会だったしな、思い切り暴れてやった。
結果、教師陣が動くまでも無く完封出来たのは流石に気分が良かった。
「そうだな、俺も倒した」
「な…⁈」
なんて、長々と語るつもりも無いので簡潔に纏めるが。
織斑やオルコットから視線を外し、手を鞄の中に。
いつも通り糖分補給用のチョコを手に取ってーーーーー
(待て、俺は、何か忘れてーーーー)
「あ、いーなーチョコだー」
この時俺は完全に失念、いや、思えば多分考えないようにしていたんだ。
どうして前の俺はより一層、甘味の類を常に持つようになったのか。
なぜ今日の俺は、周囲の生徒と目を合わせないように徹していたのか。
きっと一度でも考えてしまえば、俺は必ずその人を目で探して、追ってしまうから。
きっと一度でも目が合えば、俺はこの想いを伏せさせる事が出来ないから。
たとえそれが、逃れられない出会いであったとしても。
「ーーーーーーーー」
「いーなーいーなー」
「ちょ、本音⁉︎」
「あの娘マジか…!」
周囲の声が遠のく。
柔らかい声だけが耳朶を打つ。
「……………」ジー
「ーーーーーーー」
視線を横に向ける。
肩から覗き込むように彼女の顔が、その瞳は、確かに俺を捉えていて。
(待っ、近ーーーーーッ⁈」
「わっ⁉︎」
予想外の距離感に思わず仰け反り、椅子から転げ落ちる。
(あぁ、同じだ。全部、全部あの時と、同じーーーーー)
ドサッ
「痛ゥ………」
「だいじょうぶ〜?」
そう言って此方を覗き込んでくる様子も、台詞も。
全てが過去の焼き増しのように脳裏によぎる。
「だい、じょうぶ…です」
「そう?ごめんね〜ビックリさせちゃった?」
伸ばされた手を取る。
そのまま引っ張られ、起き上がる。
触れた手の温もりが、柔らかさが、俺の中の何かにヒビを入れるようでーーー。
「私は布仏 本音、よろしくねユッキー」
『ねーユッキー?』
『ユッキー♪えへへ』
『あ、待って…違うのユッキー…‼︎』
「…チョコ…いりm、いるか?」
「あ、いいの〜?えへへ〜ごめんね?ありがと〜!」
「…………………………あぁ」
「ちょ、大丈夫だったの⁉︎」
「アンタ、ほんと…!っお馬鹿!」
「ヒヤヒヤさせないでよねッ!」
なんでもない、ただの、他人だ。
たまたま俺が菓子を持ってて、それに目をつけただけ。
バクバクバク
きっとそうだ。
人間なんて、自分の利害でしか動かない奴らばかりだ。
バクバクバク
結局誰だって最後は、アイツの元に行ってしまうんだ。
だから、だからーーーー
バクバクバク
(さっさと、静かになってくれよ、俺の心臓…!)
この気持ちだって、きっと気の迷いなんだ。
気の迷いで、あるべきなんだ。
◇◇◇
「さて、次の授業の前に一つ決めなければならない事がある」
授業開始も早々に織斑先生が告げる。
「このクラスのクラス代表を決めてもらう」
クラス代表、要はクラスの委員長だ。
入学時からの実力の推移や各生徒の向上心の為のものだ。
直近ではクラストーナメントが開かれる予定である。
「自薦他薦どちらでも構わん、誰がやる?」
そう言った織斑先生に続くように次々と手が挙がる。
もっともーーー
「はい!織斑君を推薦します!」
「お、俺ぇ⁈」
「私も!」
「やっぱ折角の男子だもんねー!」
「ま、待ってくれ!俺はそんなのやらな「他薦された者に拒否権は無い、責任を持ってやり切ることだ」そ、そんなぁ…!」
項垂れる織斑、しかし、ハッと思いついたように顔をあげ、俺を指さす。
「だ、だったら俺はアザミを推薦するぞ!」
コレに俺を巻き込むと宣言する織斑。
しかし、そこで周囲の反応が渋くtーーーー
「お!男子2人が出揃ったね!」
「まぁ、折角の男子だもんねー」
「私も〜ユッキーを推薦する〜」
「本音も?意外、でもないか?」
「お菓子貰ってたしね」
「…は?」
待て、なんだその反応は。
『え〜、そっち…?』
『同じ男でも、ねぇ…?』
『ホント、なんで此処にいるんだか…』
知らない、知らない、知らない。
今日は厄日だ、初日から予想外が起きすぎてないか。
なんで、誰もソレを否定しない。
なんで誰も俺を否定しない。
何だ、何が違った、何が起こっている?
頭が痛い。
何で今の俺は許されて。
頭がイタイ。
なんで、『僕』はゆるされなかった?
頭がいt「納得いきませんわ!」
「そのような選出、到底認められませんわ!クラス代表が男だなんて良い恥晒しですわ!一年間このセシリア・オルコットにそのような屈辱を味わえと言うのですか⁉︎」
突然の事態に混乱し掛けていたが、皮肉にもオルコットのおかげで何とか正気に戻される。
本当に業腹だが。
「そもそも、実力から言えばクラス代表に相応しいのはこの私であるのは明白!だと言うのに、物珍しいからと言う理由でそれを極東の猿にされては困ります!大体、技術的にも文化的にも後進的な国で暮らさなくてはいけない事自体、私には耐え難い苦痛で「イギリスだって大したお国自慢無いだろ、世界一まずい料理で何年覇者だよ」んな⁉︎」
売り言葉に買い言葉、織斑とオルコットの応酬が繰り広げられる。
といっても、何方の台詞も国際的に引っかかりかねない発言だ。
肝心の教師を見ても、担任は静観、副担任もオロオロするばかりで到底役に立たない。
呆れた、特に担任様の方だ。
戦争でもおっ始めるつもりか。
此処でのやり取りが外部に漏れれば、確実にタダじゃ済まんだろうに。
尤も、俺もこのくだらない言い争いに混ざるつもりは無いが。
「決闘ですわ!」
「いいぜ、四の五の言うより分かりやすい」
「決まったようだな」
決まっちゃったよ。
もっとも、ここで俺が口を挟んだところであの織斑先生相手じゃ何も変わらないだろう。
「では、一週間後に代表決定戦を織斑・オルコット・雪待の3人で行う。
雪待もそれで構わんな?」
「…はい」
まぁ、少し(?)取り乱したが、俺のやることは変わらない。
(敵は、全部潰せばいい)
文句なんてつけさせない程、確実に。
⚫︎⚫︎⚫︎
『やめるんだ◯◯先生!それ以上は看過出来ないぞ!』
〔警告:ロックオンされています〕
管制室からの先生の声が響く。
しかし、ソレは目の前の、様子のおかしくなってしまった相手には届かない。
『お前みたいな!男なんかが!ISに乗れて良い筈が無いのよぉ!』
〔各部ステータス:グリーン 出力最適化:完了〕
一触即発、向けられた敵意、否、殺意が、過去の傷痕に爪を突き立てるように向けられる。
「…スゥ…フーッ………
やるぞ」
覚悟は出来た。
〔メインシステム:戦闘モード 起動〕
あとは、成すのみ。
「ッ!」
スラスターを一気に吹かし接近、ライフルとハンドガンでの牽制も忘れない。
『⁈この!』
咄嗟の苦し紛れなライフルの射撃を、転身で避け、そのままアリーナの外周に沿うように、相手の周囲を周るように翔ける。
通り過ぎた地点に弾痕が増えていくのを音で感じながら、相手の出方を伺う。
『ちょこまかと!当たりなさいよ!』
(使ってるライフルは…ただの基礎装備のか、だったら、このペースならそろそろ…)
カチッカチッ
『弾切れ⁈』
「考えなしに撃ちすぎだな」
『しま「遅ぇよ」速tガァッ⁉︎」
晒された隙に突っ込み、がら空きの胴に飛び蹴りを入れる。
PICを僅かに切って、ISの質量も合わせた慣性も相まって勢いよく吹き飛ぶ相手。
「今のはまさか…
地面を滑りながら止まったソレに追いつき、抵抗させる間も無く上から押さえつける。
「このまま畳んでやる…!」
ライフル、ハンドガン、ショットガンetc…持ち得た獲物でひたすらに目の前の相手を撃ちまくる。
〔目標のシールドエネルギー残量 10%〕
「ア…ぐ……」
ISの機能によって、気絶が許されない相手は、ひたすらに零距離で撃ち続けられる恐怖を味わったことだろう。
(ケッ、あの時のお返しだ)
「コレで、終いだ」
腕部にソレを呼び出す。
外装であるシールド部をパージし、内部の本来の機構を晒す。
ソレは只々武骨で、太く、硬かった。
「し、
デュノア社製パイルバンカー「
その威力は、我が身で既に保証されてる。
「あ…ま、待っ「じゃあな」ーーー」
足で胸部を押さえつけたままの姿勢で、勢いよく腕を振り下ろす。
突き出すと同時にトリガー、杭が射出され、相手の腹部を強かに打ち付ける。
受けきれなかった衝撃がそのまま地面を陥没させる。
舞い上がった土煙を抜けながらその場を後にする。
吹いた風がそれを晴らした時、残されていたのは、浅くないクレーターと、その中心でISが解除された先の女が気絶した状態で横たわっている。
通信を管制室に繋ぐ。
「終わりました」
『……………』
「あの、試験ってコレでも終わりでいいです?」
『………………………少し待っていろ』
少しの沈黙の後、待機していたのか、教師陣がアリーナに突入、問題の教師を回収しに現れた。
その惨状に言葉を失っている様子だ。
『…………雪待、戻って来てもらって構わん。沙汰は追って伝える』
「どうも」
こうして、新しい俺の、初めての一歩が刻まれた。
オリ主:遂に出会ってしまった系オリ主。此処から彼の受難は加速する。武器の特性とかは、身体(痛み)で覚えた。どんな武器を、どう使えば一番痛く使えるか理解してる。
おりむー:勝った(事故)
ユッキー:勝った(マジ)
セシリア・オルコット:オリ主のことを男だからと見下し、一方的に嫌っていた。発言の一つ一つの棘と切れ味がオリ主の心をズタボロにし続ける。一夏との対応の差もまた、それに拍車を掛ける事となる。
布仏さん:本作のヒロインにして、オリ主最大のトラウマ(大矛盾)
過去という名の未来の壁を、果たして彼女は打ち破れるか。
件の教師:即解雇からのお縄。
??:早く触れたい、包みたい、そばにいたい、一緒に翔びたい、◯◯したい。