ナニモンなんじゃ? スジモンじゃあ!!   作:年中裸足の人

1 / 53
初投稿にして処女作です。
気軽に見て頂けますと幸いです。
よろしくお願いします。


本編 カントー制覇編
その筋の者(スジモン)とは


 

突然だが皆さんは転生という言葉をご存知だろうか?

よくある生まれ変わったら異世界に転生し、戦いでは無双し、ハーレムを築いたり、周りからチヤホヤされるなどのアレを想像する人も多いだろう。

 

私もいわゆる前世の記憶がある転生者と言える存在だ。

 

気がついたら赤ん坊として生まれ変わり、両親は蒸発したのか会った事が無く孤児院前に赤ん坊の私が捨てられていたらしい。

生まれからハードモードだが、それを吹き飛ばす程の衝撃が私を襲った。

 

それは何とその孤児院にはポケモンが存在していたのだ!

つまり私はポケモン世界に転生していた。

ガーディやコイル。ニドラン♂♀など画面上でしか見たことのないポケモン達が人と寄り添って生活しているのだ。かわいい。

 

前世ではゲームやアニメの中にしか登場しない空想の生物が目の前にいるのはとても衝撃だった!

 

私はゲームを嗜んでいたがもっぱらストーリーや世界観を楽しむエンジョイ勢でストーリーに心躍り、毎回楽しくプレイした私は新作のゲームを心待ちにしていたが、その半ばで命を落としてしまったのだ。

 

ポケモンの世界観は大好きだ。

この世界はアニメの世界かゲームの世界かわからないがこれからもポケモンと触れ合えるのはまさに最高の一言に尽きる。

 

この世界での私の人生はどんなものになるのだろうか

とりあえずポケモンと触れ合える事から最高の人生になる事は間違い無いな。

 

バトルよりもずっと触れ合っていたい。

イーブイとかガーディとかにもふつきたい。

やばいワクワクが止まらない。

楽しい未来を考えると胸がドキドキしてくる‥!

と未来を心待ちにしていた。

 

 

そして私は今何をしているのかというと━━

 

 

「今日もお疲れさまです!兄貴!」

「「「「「「お疲れさまです!!」」」」」」

 

スーツ姿の顔面暴力強面集団にお出迎えされ、私が車から降りると私の前にいた男たちがいっせいに脇にはけて一列に並び事務所前まで一本の道を作り出す

明らかに堅気には見えない異様な光景

 

 

━そう私は今スジモンとして生きています‥‥

 

 

 

 

 

 

 

その筋の者。通称スジモン

ヤが付く職業。スネに傷がある人たち。

いわゆる暴◯団。マフ⚪︎ア

更には半グレとか、強面兄さん、姉さんなども含む

他にもあげればキリがないがそういう人たちをスジモンと言う。

‥まあ私がそう言っているだけだが

 

 

 

孤児院を出て就活を始めた私だが悉く面接に落ちまくった。

顔も強面と呼べる顔つきで、話しかけただけで小さな女の子にも「ヒィ‥殺さないで‥!」と泣きつかれる始末。

それが面接でのマイナスポイントなのかもしれない。泣けるぜ

 

そして内定を貰えず落ちた企業が50社を超え

就活から逃げ出したくなった時にあるスジモンに目をつけられる。

 

まだ幼い子供に因縁を付けて金をむしり取ろうとしていたから私が間に入りその子供を逃したが、私はその男達に因縁をつけられた。

 

普段の私なら怖くて足がすくみ、その場から逃げ出す筈だったが内定が出ない怒りと世間への理不尽に吹っ切れていた。

私はスジモントレーナー達にそのストレスをぶつけた。運が悪かったんだよお前らは‥とバチクソにボコボコにした。‥もちろんポケモンバトルで

 

それがきっかけなのかその後もボコしたスジモン達に目をつけられ逃げ続ける日々。

なんであんな事したんやろ。

一時のテンションに身を任せると自身を滅ぼす事になるという教訓を得た。みんなも気をつけて!

 

そしてある日私に因縁をつけたスジモン達が別のスジモンに目をつけられボコられていた。私はそれを林の陰から見ており、その場から逃げようとしたが小枝を踏みパキッ!と音を鳴らした所を見つかり、またしても因縁を付けられ、最悪の所でフラグを回収した。

 

足が震えていたが覚悟を決めてそのスジモンとポケモンバトルして、何とか勝利。

結果的に私に因縁をつけたスジモン達を助ける事になったが何故か私の事を「兄貴!」と慕うように。

 

その後そのスジモン達は私の舎弟になるとかほざき、私の後をついて回るように。お陰で就活どころでは無くなってしまった。

スジモンの連れ歩き実装とか望んでないんだが。

俺は今から怒るぜ!

 

そして舎弟達は舎弟達で仲間を集めていたらしく、私を含めて新たなビジネスを始めると言い出した。

それは街を護る為の自警団組織。それを作ると言い出し、私はそれのトップつまり社長に就任する形だ。

 

普通ならこの話を怪しむだろう

なんたっていきなり社長だし、更に自警団って結構危ないし、収入源とかどうするんだよって感じで怪しさ満点でこれに乗る人はいないだろうが、就活地獄から逃れたい私はその話を飲んでしまった。

 

そしたらあら不思議仕事内容は

人の夢をお手伝いするお仕事(闇金)

あらゆる危険から人やポケモンを守るお仕事(用心棒)

人が住める場所を用意するお仕事(不動産)

優しく人やポケモンとお話しするお仕事(恐喝)

人とポケモンが楽しめる場を作る(的屋)

と言ったものだったのです。

 

おめでとうカタギはスジモンに進化した!

 

もう逃げ出したい。

だが組抜けはケジメ案件だし、裏切り者は許さないスタンスっぽいからどうすればいいのかわからない。

 

はぁ‥とため息をつきたい衝動に駆られるが周りには舎弟のスジモンがいるから安易な行動はできない

つい過去を振り返っていたが現実に目を向けると目前に佇むスジモンと目が合う。

 

「兄貴!俺感無量ですよ!ここまででかくなったのも兄貴の器のデカさですね!」

 

「‥いや。こちらこそだ。頼りにしてるぞチャイブ。」

 

「光栄です!」と私に頭を下げる舎弟スジモンは自称私の右腕チャイブ。

子供に絡んでいる所を私が間に入った事でバトルしたスジモン達のリーダー格の男で私の最初の舎弟だ。あと顔に傷があり怖い

 

舎弟になった後は因縁をつけた子供に改めて謝罪に行き、迷惑をかけたカタギの皆さんに謝罪と弁償を行い彼なりに筋を通すなど行動力があるスジモンだ。怖いけど。

 

そしてチャイブと別れ、事務所のスタッフ(顔面強面若衆)と挨拶を交わし組長室に入る。

 

「‥やれやれ。終わったか。」

 

広い部屋は私だけしかおらず、1人だけだと持て余す程の空間だが1人の時間がないとストレスで本当に死ぬ

 

みんな顔怖すぎだろ。

ストレスで胃がキリキリするぅ‥

トイレに行きたいよぉ‥

もぅマジ無理ぃ

ポケモンと戯れてストレス発散したい

腰につけたモンスターボールが私の気持ちに共鳴し、ゆらゆらと揺れているがまずは気持ちを落ち着けてからにしよう

 

でもこんな所見られると、ちょっとアレだしなぁ‥

と悩んでいた所、扉をドンドンと叩く音が聞こえた。私は「入れ。」と声をかける。組長は気持ちの切り替えもうまいのだ!

 

「お休みの所失礼します組長。タマムシのポケセンで揉め事があったそうです。いつも通り若い衆を向かわせますか?」

 

タマムシで揉め事かぁ、今回も新人さんに‥いや待てタマムシか‥ならちょうどいい。

 

「‥いや、今回は()が行く」

 

「組長直々にですか!? 流石にこんな仕事をやらせる訳には‥」

 

「不服か。しかし上に立つものは常に現場を知らないと行けない。俺も時には初心に帰りたいからな」

 

そうだ何事も初心に帰る。超重要だ。

現場を知る事で今の新人に寄り添える事があるのかもしれないのだ。時代によってやり方も異なるし、それを勉強する必要性もあるからね。

 

「いいえ!そんな事は! 組長‥!現場の事も考えてくれているなんて‥! わかりました!組長お気をつけて!」

 

「「「お気をつけて!!」」」

 

事務所スタッフ全員が私を総出で送り出す。

壮大過ぎて、いつもビビるんだよなぁ

 

今回私は現場の確認だけでは無くタマムシシティに大事な用があるのだ。

それは━━

 

 

タマムシは美人が多い!目の保養じゃい!

やっほーい!!

ストレス発散んんん!!

 

と考えていたがこの時の私は目の前の欲望に取り憑かれ、大事な事を忘れていた。

それはタマムシシティにはスジモンをも恐怖させる存在がいる事に‥

 




ご一読頂きありがとうございます!
続くかは未定ですが、気長にお待ち頂ければと思います。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。