いつも応援ありがとうございます
今回も長いですがよろしくです!
突然ですが皆の者ー!
私は今どこにいるのでしょうか?
火の中? 水の中? 草の中? 森の中?
残念! スジモンポイント−8935910点!
カタギのみなさん 残念ですが さようなら
正解はタンバシティです!
タンバシティ
あらなみ よせる うみのまち
アサギシティでミカンさんに目をつけられ、それにぶるって日々を過ごして早4日。色々なスジモンに目をつけられたがなんとかやり過ごした。
ミカンさんの目がつかないような離れた場所なら行けるか?と思い切ってタンバシティまで来たのだが、ここはここでジムがあるし、サファリゾーンがあるしで人目につくのは厄介である。
そして私は一番厄介な問題に直面している。
それは━━
「‥ぐすっ!うええええん‥!」
「‥‥」
私の目の前で幼女が号泣しているからなのです‥
端から見ると犯罪臭プンプンで誘拐や恐喝に見えるだろう。だがもちろんそんな事はしていない。
やらないねぇ‥ スジ(モン)だから!!
説明すると私がタンバに来て町から離れた人気の無い砂浜を探索した所、幼女が一人でいた所を目にする。
涙目になり強い焦燥感から只事ではないと判断して声をかけたのだが、私のスジモンフェイスに怯えてグスグスと泣きだした。
私が泣きたいぜ。
時間をかけて宥めながらブツ(手持ちにあげるはずの高級マカロン)を渡して何があったか聞くと幼女ちゃんは事情を話してくれた。
どうやら幼女ちゃんは母親の実家であるタンバシティの祖母の家に遊びに来ていたそうで、一緒に来ていた家族のミニリュウが目を離した時にいなくなり、慌てて家から飛び出したみたいだ。
途中一人の若い男に心配されたらしく、事情を説明するとその男も今探してくれているそうなのだが、戻ってきていない為難航しているみたいだ。
私は子供‥特に幼女が泣いていたり、不幸な目に合うのが大嫌いだ。幼女は笑顔に限る!
私はつい感情と勢いに任せて組スタッフを呼び出してミニリュウを探せや!と命令した。
人手は多い方がいいからね!
こん中に幼女が泣いてるのに日和ってる奴いる?
いねえよなぁ!!?ミニリュウ探すゾ!!!
という訳で私はテンションぶち上げて、普段は恐れおののくスジモン達(組のスタッフ)に強い口調で命令したのだが大丈夫だろうか?
あとで下剋上とか親殺しされない?
「ぐすっ‥!うえええ‥!」
あわわわわ‥泣かないで‥
今も捜索中なのだが中々見つからず、幼女ちゃんはグズってしまい冒頭に至り、今は泣き疲れて砂浜にへたれ混んでいる
こうなったら仕方ない。私は手持ちのポケモン全て‥では無いが今動員できる奴をボールからポンポンポンと繰り出し、グソクムシャ、カイロス、スピアーが私の前に姿を現した。
「皆。話は聞いていたな?この子の大事な家族がいなくなった‥私は子供が悲しむ姿は見たくない 力を貸してくれ」
「グソッ!」
「カイロッ!」
「スピッ!」
「‥ぐすっ‥!‥ぐすっ‥!」
私のポケモン達を見て涙と鼻水を垂らしながらも怖がる様子を見せずにいた。
それにしても見た事ない奴やデカいやつとかいるのに怖がらなくてえらいぞ!カタギポイント+2525点!
「大丈夫だ 君のミニリュウは見つかるよ」
「ほ‥ほんとに‥?」
「ああ 人手も多いし、もう一人探してくれている人もいるんだろう?だから大丈夫だ。」
私は体を屈めて幼女ちゃんの頭を撫でるが、私のスジモンフェイスを怖がり顔を背けてしまう。
ひぃん‥ 俺の心はボロボロだ!!
そして私はポケモン達に指示を出していく。
グソクムシャは海に入っての捜索。スピアーは空から周辺を見て回る。そしてカイロスには━━
「カイロス。お姫様を守ってくれ
「カイロッ!」
「わあ‥おおきいねぇ‥カイロスさん!」
「カイロ〜」
あの幼女ちゃんカイロスを恐れずに触っていやがる。
なんという胆力!そして人懐っこさ!いやポケ懐っこさ?
優しいカイロスが幼女に目線を合わせようとしゃがんだり屈んたりした際にハサミや頭をペタペタ触ったりして、カイロスもまんざらでもなさそうだ。
いいなー私も‥なんて言うと思ったか?
私は決して言わん!
私は幼女ではなくて大人のお姉さんに可愛がられたいのだ!甘やかされたいのだ!!
そこだけは曲げん!!何の宣言だこりゃあ?
「‥さていくか」
幼女とカイロスが戯れている間、私はその場から立ち去り、更に海岸の奥へと進んだ。
そこで私は腰についている残ったボール2つのうち、1つを手に取ってボールを砂浜に投げると中からポケモンが出てくる。
「遅くなって悪いな 頼むぞ、出番だ。」
「メガァ!」
4体目の私の手持ちメガヤンマ。シンオウを旅している時に出会った仲間だ。羽の力がめちゃくちゃ強く、飛行能力がずば抜けて高い。その為街中で出すと風圧で周りが死ぬ 龍風圧かな?
さっき幼女ちゃんの前に出さなかったのは風圧でケガさせない為だ。加減はできるけどこの子熱い性格だから、興奮すると羽バタつかせるから被害がやばい。
「メガヤンマは上空からの偵察を頼むぞ。遠くに行っているかもしれないから広範囲を探してくれ。」
「メガァア!!」
羽を高速で動かし空高く飛び上がり、私の前からいなくなると風圧で砂が舞う
ぐわあああ!目が!目がァ!
「メガァ!メガァァアヤン!!!」
鳴き声うるさ 最早咆哮じゃん
遠くからでもわかるとか相当だぞ。幼女ちゃんが泣いてる事に対しての怒りか相当カンカンだね
松◯修◯並みの暑苦しさ。君本当にむしタイプ?
実はほのおタイプ入ってない?
ポケモン達ばかりに任せるのも気が引ける。
私もやるゾ!岩によじ登り、崖の上などを歩いて付近を捜索する。どこにいるんだぁ??
私は無我夢中でひたすらに道を進んでいくが、ミニリュウらしきポケ影全然見ない
ちょっと休憩しよっとその場で小さな岩に腰かけたのだが、私はある事に気づいた。
この崖結構高くない?
落ちたら骨折不可避な位高いぞこれ
夢中で登って気づかなかったが、いつの間にか随分と高い所にまで登ってしまった。下には人がいる様だが怖くて覗き込めない どうするか?
私は顔を上げて前の海に目を移した。すると
「もうーやめてよー」
綺麗な声が聞こえたのでそちらに意識を向けると‥
ん? あれは水着のお姉さん!?
小さな子供と一緒に遊んでいる。弟さんかな?
おお!! ボンキュボン!!褐色!銀髪!麗しい!
ちょ!弟くんそこ変われや!!
むほぉ! 鼻の下が伸びるわい!
少しでも近くでお姉さんを見たい!
私は立ち上がり崖から身を乗り出す勢いで前のめりになる。
当然崖の上にいた私はバランスを崩してしまい━
「ぬお!? しまった!」
あ、落ちたな(確信)
なんと私は崖から滑り落ちてしまう
うおおお! なんてこった!
お姉さんに夢中になりすぎた!欲望に忠実になりすぎたあーー!!
うわー死にたくない!
死ぬならお姉さんの胸の中で息絶えたい!
ヒュー‥ドスン!
私は地面に落ちたが、幸いふかふかな砂浜で足は痺れるが、怪我はない。あーよかった。私は顔を上げると目の前に黒ずくめの男が二人いた。
私が突然姿を現した事にとても驚いた様子
「おい‥!どうなってんだこりゃ!?」
「知らねえよ!クソ!」
あ、すみません。お邪魔してます。
驚かせちゃってすみませんね。すぐ退くので‥
‥ってあら? 足が痺れて立ち上がれない!
なんてこった!はわわ!すみません!助けて!
「あの、頼みが‥」
「クソォ!バレたか!!ずらかるぞ!お前はそれを持て!」
「うるせえ!これ結構重いんだぞ!」
私が助けを求めようと声をかけるも男達は駆け足でモーターボートに乗り移った。
何やらドチャクソ大きな黒い箱みたいな物を持っていたがあれは一体‥
「メガァアア!ヤン!?メガ!!」
モーターボートの音に気づいたのか上空にいたメガヤンマが私を案じて駆けつけてきた。
風圧と砂埃で息苦しくなり、私はむせこんでしまう。
「‥ゴホッ! メガヤンマ‥ 頼みがある」
「メガッアア!!」
「‥助けて欲しいんだ‥
私は今すぐには立ち上がれないから人の助けを呼んでくれないか?
お姉さんをナンパしなくては男として無礼というもの‥
私は顔を上げてお姉さんがいる海に目を向けながら話したがモーターボートが通った泡の軌跡しか見えず、どこへ行ったのか全く見当たらない
どこに行ったんだ‥
「‥メガ‥!アアー!!ヤン!!」
私の意図を理解したのか、首を大きく縦に振っていた。おお理解したか さすがは私の手持ちだ。
さあ助けを呼んでくれ‥ってあれ!?どこにいくの! そっち海やん!モーターボートを追いかけてどうするの!?
「クソォ!追いかけてきやがった!折角の獲物が!」
「箱押さえてろ!中から金づるが出ちまう!」
何やらモーターボートに乗った男達は焦っている様子それはそうだね!
あんな鬼の形相したメガヤンマ来たら誰でもちびるわ
‥っていかんメガヤンマさん! 落ち着いて!
その人たち関係ないよ!
メガヤンマ被害者の会の立ち上げに貢献するのはやめて!
「ええい!こうなったらエンジン全開だぁ!限界まで引き離せぇええ!」
モーターボートのエンジン出力を上げて加速を続けていく。追いつかんとするメガヤンマを大きく引き離し、スピードを上げていく。
これは早いぞ! 並のポケモンなら追いつくのも困難な程のスピード! すげええ!
「メガァア! メガアアアア!!」
メガヤンマァ‥ 何そんなに叫んでんねん。
追いつけないのがそんなに悔しいのか、悲痛な叫びをあげていた。相手様怖がらせちゃあかんやろ
もう迷惑だからやめて差し上げろ。
「はっはぁ!ザマァみやがれってんだ! たかが虫ポケ如きじゃ追いつけねえんだよ!!」
へえ‥もう一回言えよ‥!(激怒)
私のポケモンを馬鹿にしやがって!ムカつくぜぇい!
気が変わったわ‥あの船沈めるか‥
覚悟せえや!ボケが!!
「‥おい‥!何か近づいてきてねえか‥!」
「あ?何を言って‥っておい何だ何だ!!?」
私が怒りで足の痺れを忘れて立ち上がった時に高速でモーターボートに近づく大きな影を見た。
メガヤンマの横を余裕で抜き去り、接近したその影には見覚えがあった。
(あれは‥まさか!)
ゲームの中でしか見たことが無くこうして本物を目にする機会は無いと思っていた。
間違いない。あの影いや━━ポケモンは
「レシラム クロスフレイム」
イッシュ地方伝説のポケモン レシラムだ
‥‥‥
‥‥‥‥
「ミニリュウちゃん!よかった!怪我はない?」
「リュッー!」
ミニリュウと幼女ちゃんの美しい再会。あのモーターボートに乗った男達は実はミニリュウを攫って高値で売り捌こうとしていたとんでもないスジモン達だったのだ。
今組のスタッフがケジメを付ける為に焼きを入れているが無事に見つかってよかった‥
あとすみません。鼻の下を伸ばしてお姉さんのことしか頭に入ってなかったです‥ 幼女を泣かす奴は許さんって言っておいてなんやこの様は
「おにいちゃんたち!ありがとね! ふたりのおかげで ミニリュウちゃん ぶじだったの!」
「リュー!リュリュ!」
「よかったよ。キミのトモダチが無事ならそれでいいさ。」
う!やめてくれ その純粋な目は私に効く。
私は悶え、苦しむ中目の前で幼女と話す男に目をやった。目の前にいるイケメンが私や組スタッフとは別でミニリュウを探していた人物みたいだ。
長身で白と黒の帽子を被った緑色の長髪。黒のインナーの上に白いシャツ。下はベージュの長ズボンを履いた男はポケモンBWのメインキャラの1人で主人公のライバルにして、プラズマ団の王様ことNだ。
いやいや!!なんでおるん!?
ここジョウトぞ! イッシュ地方どうした!?
時系列的に今どこらへん? BW後?BW2後?
あ、でもレシラムいるからBW後か!
「あなたもありがとう!おおきなポケモンさん!」
「モエルーワ!」
生モエルーワ助かる
はええーすっごい大きい‥そして美しくかっこいい!
いやー感動しますわね! 写真撮りたい!
てか伝説のポケモン出して大丈夫なん?見つかったら国際警察とか情報いかんのこれ?
「レシラムも力になれて嬉しいそうだよ ‥キミのトモダチ‥キミの事が大好きなんだね。」
「ともだち?うーんミニリュウちゃんはね かぞくなの! だからだいすきなの!ねぇ!ミニリュウちゃん!」
「リュー!」
「本当に大好きなんだね 切っても切れない縁‥というのかな」
うむ 幼女とイケメンの組み合わせは絵になるなあ
Nは過去の出来事で虐待されたポケモンしか知らずに育ち、ポケモンと人間を切り離す事が大事だと思い込んだ。ポケモンは人間に利用された道具であると洗脳されていたのだ。
しかしBW主人公と関わってからは考えも変わり、異なる物も受け入れる事が大事なんだなと成長していくんだよな
ポケモンに愛される幼女とNの組み合わせは素晴らしいとは思わないかね? あとゲーチス見てるか?
もしこの場にいたらケジメつけさせてたからな
「カイロスさんたちもありがとう!みんなかっこいいね!」
「カイロ!」
「グソッ!」
「スピー!」
「メガヤァン! メガァアアア!!」
おい一匹テンション浮いてるぞ
加減してるとは言え風圧まだあるな
あ、どういたしまして トレーナーとして嬉しいです
この子達が必死でやってる中、女にうつつを抜かしていたトレーナーの恥が私です。
「ふぅん‥キミのトモダチ‥中々面白いことを話すね」
「?私のポケモンが?」
「ああ ボクはポケモンの言葉がわかるのさ だから何を考えているのか話せるんだ ちょっと話していいかな?」
「ええ!すごい!さすがおにいちゃん!」
さすおに頂きました(Nが)
幼女ちゃんは目を輝かせて喜んでいる
それはそうだろう。
実際にBW本編でも主人公のポケモンと話して衝撃を受けていたし
てかポケモンと話せるとかまじ最高やん!
ポケモンは人の言葉わかるのに何で人はポケモンの言葉がわからんのだろう?
うーん‥人間がアホやからやな!(暴論)
「なるほど。初めてのパートナーがキミなんだね」
「スピ!」
おお!Nの周りに私の手持ちが集まり、1匹ずつ話している やっぱすげえなポケモンと話せるって
めちゃ楽しそうに話すじゃん。私も入りたいが無粋だし離れよっと
反対にいる幼女ちゃんはレシラムと戯れており、レシラムがそれを優しく見守る。一応その方パッケージ伝説なんですが大丈夫ですか? お優しいこと‥
あとミニリュウを見て「ミニリュウちゃんもレシラムさんになるかな!」とはしゃいでいるが、私は何も言えんかった ‥うんがんばれ
そしてNと私のポケモンとの面談も終わり、幼女ちゃんも疲れ果ててしまい眠ってしまった為、私が幼女ちゃんをおぶり、その後ろをミニリュウが着いてくる形でタンバシティまで送り届けた。
彼女の祖母が探し回っていたらしく、事情を説明すると涙を流して、頭を何度も下げて謝罪と感謝の気持ちを伝えてくれた。お礼の品としてきのみやらを貰い、その場を後にしたのだった。
‥‥
「わざわざ戻ってきたんだ? 別にボクとレシラムは
気にしないよ」
「シュボッ!」
「いや気にするだろう。訳ありみたいだしな」
私は幼女ちゃんを送り届けた後にタンバの中心地に行こうとせず、人気の無い砂浜でレシラムと佇むNを見ていた。
まあプラズマ団が解散して居場所無いから同情していたのかもしれん
「世界は広い‥イッシュには無い文化やポケモンたち それらが彩る数式はとても美しく新鮮だ」
「‥‥」
「ボクは真実を追い求めた。人とポケモンを分ける事が真実だと‥
「だがボクは敗れた 黒の英雄とあのトレーナーに‥」
なんか難しい事言ってんなぁ‥ もっとわかりやすく言ってくれへん?
あのトレーナー‥あBW主人公ね!どっちなんだろ?
トウコさん?それともトウヤ君? どっちもイケメンだし 見てみたいなぁ
あと黒の英雄か パッケージ伝説で名前は確か━
「ゼクロムか‥」
思わず私がぼそっと呟いた一言にNは私へと目をやる レシラムも驚きの目線を私に向けていたが、敵意というよりは興味がひかれたと言った感じで見ていた。
「!?何故ゼクロムの名前を‥?キミは一体‥」
「‥‥」
あ、やべ‥ 選択肢ミスった!
「キミは何者なんだい? イッシュではないこの地方でレシラムの事を知らないのは当然だが、ゼクロムの事を知っているのは一体‥」
はい原作知識ですぅ。とは言えないですぅ
やばいな! どう誤魔化そう‥!
さっきから何話してるかわからんし、もっと楽しい事話そうぜ!好きな事とかこれからの事とかをよお!
海とか見ろよ綺麗だぜ! ん? Nあれを見てみて!
私はNの質問に答えず一直線にそれを指差した
「‥あれは?」
そう水着のお姉さん!
水着で泳ぐ姿はまさに原初、裸のまま過ごす人間の美しさをそのまま形にしたような綺麗さ
更には夕日でノスタルジーを演出した天然の演出!この何とも言えない感じは芸術だ!
Nも年頃なんだから興味はあるんじゃ無い?
「美しいだろう?これが自然美だ」
「世間ではよくどちらが良いか(胸か尻か)白黒つけたがる人もいるが私にとってそれは全てではないんだ。」
「異なる答えも受けいれるのが世界を変える数式になるという訳だね。」
「そう。だが私の考えはそれに付け加えるんだ、今のありのままを受け入れるという事を」
あの女性を見るんだ!まさに自然が生み出した天然の美だ。形、大きさ、曲線 全てが調和している
女性は胸派か尻派か はたまた足派かに分かれて争っているが私からすればナンセンスだ。
どれも素晴らしい! 最高だろ!
みんな違ってみんないい!それぞれに美学がある!!
大きい?普通?小さい? 大いに結構
つまりありのままだ!その人のありのままを受け入れるんだ。 自然美を 性格美を 全てを!
「ありのまま‥」
「そう ありのままを受け入れて、そこに自分の意志を信じて相手も尊重する 世界を変えるのはそれが大事だと思う。どちらも全てを受け入れては壊れてしまうから」
「!!」
そうだ。己の世界を作るには受け入れる必要がある。嫌なことでも。良いことでも。ぐへへなことも
自分の思いあるいは意志(胸か尻か)を信じ、相手を尊重する事が可能性を広げて、美しさを知る事が出来るのだ。良いも悪いも全て受け入れては自身の好み、世界観が壊れてブレてしまうのだ。
「なるほど‥ ボクの考えは浅かったのかもしれない」
「そんな事はない 君なら世界を変えられるさ」
「‥‥」
これでNも素晴らしさに気づいただろう美しい女性と体の神秘!それらの世界の素晴らしさを!
いやーまさかNも男の子なんですねー ピュアだから染まりやすいのかな? そういう子は伸びる!素直で無垢だからこそ飲み込み吸収は早いのだから!
そういう子が新たな世界を作る!
つまり世界を変えられるんだ!
「‥ありがとう 突然だが キミにお願いしたい事があるんだ」
「お願い?」
ああ!いいぞ!なんでもこいよ!
君が望むものなら私も先輩として胸を貸そう!
写真集の買い方?ナンパの仕方?デートの組み方?
さあ言ってごらんなさい!!
「ボクとポケモン勝負をしてほしいんだ」
は?
いやちょっと待て どういう事やそれ
side N
(そうか‥世界は喜びと彩に満ちているんだね。)
Nは底知れぬ歓喜に満ちていた。かつて自分が見た世界ではない 新たな可能性 知らない文化、人とポケモンの営み イッシュ地方で見たことないポケモン達との邂逅に
かつてプラズマ団の王として人とポケモンを切り離すべく動いていた それが世界の真実として自分の役割であると思っていたが、それは間違いであると考え直したのだ。相反する黒の英雄とトレーナーに敗れた事をきっかけに━━
(さっきの女の子 ミニリュウを大事にしていた。 それにミニリュウの方も‥ まさに二人で一つと言えるほどに‥ プラズマ団、いやボクはそんな人たちからもポケモンと人を切り離そうとしていたのか‥)
砂浜で出会った小さな女の子。悲痛の表情を浮かべていた為思わず話しかけたが、彼女はこれまで出会った人たち以上にポケモンへの愛に溢れていた
その事を思い出すと無意識の内に握り拳を作り、手が震えるほどの怒りと後悔の念が彼を包んでいく。
女の子のポケモンを攫った者達の所業は許せないが、自分のかつての行いを悔いていたのだ
Nは過去に虐待を受けたポケモンと一緒に暮らしていた事がある。だからこそ人とポケモンを切り離す事がポケモンの幸せになると信じていた しかしそれはある男の野望の為の口実に過ぎなかったのである
あのトレーナーに敗北してようやく理解したのだ 自分の考えが間違っていた事に
異なる考えを否定するのではなく、受け入れる事で世界は化学反応を起こす それが世界を変える為の数式である。あのトレーナーとの戦いでそう答えを出した筈だった。
(ボクはまだわからずにいた‥ 異なる考えを受け入れたら、ボクの考えや思いは全て間違いになる それでボクはどうしたら良いのかと迷っていた‥)
異なる考えも受け入れるのは大事だが、それでは己の考えが間違っているのでは無いのか 必要ないモノになるのでは無いかとNは不安に感じていた。
しかしそこに至るのが愚かである事を認識したのだ
(ありのままを受け入れる‥か 己の意志を信じて突き進む事と相手の考えも尊重する事を忘れない。それが世界を変える‥ ボクは心の奥底では未だ白黒付ける事に固執し過ぎていたのかも知れない。)
簡単な事だった 彼が指差した先にある夕日がそうだったのだ。あれこそまさにありのままの美しさ 人やポケモン達が原初から見た風景と言える。その美しさが現代になっても続いている
なんと素晴らしい事なのだろう
ありのままの世界を守る為に己の意志を信じて進みながらも他者の考えも尊重する。それが世界を平和に導き、良き方向に向かう為の方程式だったのだ。
Nは思い悩んでいた事が馬鹿馬鹿しくなるくらいに笑みを浮かべた こうして笑みを浮かべるのは本当に久しぶりだった。
(あの着流しの男‥ すごいトレーナーだ それにポケモン達も彼を信頼していた ボクと戦ったあのトレーナーとは近いが何か違った強い信頼)
着流しの男のポケモン達と話してわかったのはとても強い信頼で結ばれている事だ
それも皆思いが違うように感じた
それは友情であり、尊敬であり、親愛であり、崇拝であり、畏敬であり、希望である
今日話したメガヤンマというポケモンは熱い性格で涙もろいポケモンだった。
現に主人が「彼女が
ポケモン達との出会いは皆違うが、彼に救われているものが大半だった。親がいない環境で育った事 旅をしていた事など そして彼は今カントー地方でワビ組という組織を立ち上げ、社会で行き場を失ったポケモンや人を救う為に奔走しているらしい。
(こんなトレーナーと出会う事が出来るなんて世界は広い‥!ポケモンと人は共に生きてこそか‥ それこそが新たな数式と解になる)
(明日レシラムと勝負をして彼のことをもっと知りたいな。あんなに苦手だと思っていたポケモン勝負を自分から頼むとは思わなかったよ)
Nはポケモン同士が傷つき合うポケモン勝負が苦手だった。これまでは目的をこなす為の手段として割り切っていた部分もある。しかしポケモン勝負こそが人とポケモンを知るのに大事であると理解したのだ。
「ンバーニンガガ!」
隣にいたレシラムも彼に興味を持っているようだ。
英雄に興味を持たれていると知ったら彼も驚くだろう
「ボクも同じだよレシラム 彼は面白い男だね 何者なのかは分からずじまいだけど何かわかるといいな」
「モエルーワ!」
彼が何故ゼクロムを知っているのか 言葉のニュアンスからしてレシラムもおそらく知っていたのだろう。
更には自身が追い求めた答えを彼が提示した理由はわからない だが悪意は感じられず、熱い気持ちが伝わったのは確かだ。
明日のポケモン勝負で彼の事を理解すれば何かがわかるのだろう。
「明日が楽しみだね こんな思いは本当に久しぶりだ」
未来が楽しみだと言わんばかりに上に目をやると目に入るのは夜空を流れる天の川 祝福と希望に満ちた夜がNを応援し、送り出す様な夜だった。
一方その頃ワビ組組長‥
(明日勝負とかまじ? 勝てる気がしないんだが? 私Nのこと怒らせちゃった感じ? つまり公開処刑!? 断ればよかった‥! 嫌やあああああ!!)
布団に包まり、ガタガタと怯える組長がいたとか
(やべ 待ち合わせ時間確認しなかったわ‥どうしよ )
色々と締まらないがそれが彼の魅力とも言えるのかも知れない‥
主人公‥ミカンの監視(思い込み)から逃れる為に訪れたタンバシティでまさかのネームドキャラと対面。幼女を救う為に奔走した筈が、いつしか女性の叡智を追いかけるクズに成り下がった。聖なる探検と美しさをNに説いたが当然分かるはずも無かった。
ちなみにこの時純粋な探検心と感動の気持ちが強かったのでレシラムに邪な気持ちを察知されなかった
メガヤンマ♂‥ワビ組組長の手持ち4体目 シンオウ地方で旅をしていた時に出会った。元々は飛行能力が低く、群れの仲間からも心配されていたが組長が飛行訓練に付き合った結果見事に改善。群れの仲間とも相談して、彼についていく事を決意。その後バトルなどを通してヤンヤンマから進化した。暑苦しく、涙もろい性格で事あるごとに雄叫びを上げる奴
幼女ちゃん‥タンバシティの祖母のもとに預けられた小さな女の子 両親や友達に恵まれた明るい性格の持ち主で衰弱したミニリュウを拾った事がきっかけで仲良くなった。レシラムにもその優しさと善の心を認められている為英雄の素質は高い。将来はホウオウやルギアと仲良くなっているのかも
Nに男性観を破壊され、初恋を奪われた被害者でもある
N‥かつてイッシュ地方で暗躍したプラズマ団の王様。ポケモンと人を切り離すべくポケモンの解放を謳ったがBW主人公であるトウコに敗北 その後は世界を巡る旅に出た。ワビ組組長とトウコに共通点を見出そうとしたり、おもしれー男判定をするなど強い興味をもった。彼の考え方に影響を受けた為、一歩間違えれば変態になった世界線もあるかもしれない
レシラム‥通称モエルーワさん。イッシュ地方伝説のポケモンで真実を求め善の心を持つ者に力を貸す ピュアでイノセントなNとは良き関係であり、彼の為に尽くす事に喜びを感じている。自身やゼクロムの事を知る主人公に驚いていた。少し邪な気持ちはあるが人を陥れる様な悪意が無い一般人であると理解
結果的に思い悩んだNを正しい方向に導いた事に感謝しており、Nが望むなら彼の手助けをしてやっても良いという寛大な心を持つお方。
密猟スジモン‥金儲けの為にミニリュウを攫ったがあえなくワビ組に捕まる。ケジメをつける為情報を洗いざらい吐く事と囮役として働かされることを約束された。