ナニモンなんじゃ? スジモンじゃあ!!   作:年中裸足の人

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今回視点がコロコロ変わりますのでよろしくお願いします



その筋の者(スジモン)カチコミへ

 

「そういえば、ワビ組の組長は今ジョウトにいるらしいな。なんでもジョウトのある組織と対立しているとか‥」

 

「プラズマ団ですわね。イッシュで解散したと噂の‥カントーは落ち着いていますが、ミカンさん曰くかなりの被害だとか‥」

 

「そうなんですね‥組長さん倒れないといいけど‥」

 

 

ジョウト地方でプラズマ団とワビ組の対立が激化しつつある中、カントー地方ではグリーン、エリカ、アンズの三名のジムリーダーが集まり情報交換をしていた

 

カントーのジムリーダーの中でも特にワビ組組長に好感を抱くジムリーダー達が情報交換も兼ねた会合をしていたのだ。

 

 

「下手にジョウトに介入すると揉め事を増やすかも知れない。向こうの事は任せて、俺たちはカントーを守る為に引き続き尽力しよう。」

 

「はい。あのお方の負担を増やすのは私の本意ではありませんわ。また何かあれば連絡を」

 

「あたい達にもやれる事はある筈‥ カントーに残るワビ組の動向も把握しないとですね。」

 

 

(組長さんよ。大変な事になったな‥すまねえな力になれなくて‥しかし今度はジョウトとはな。俺たちの先を行く姿勢に脱帽だ。あんたとは話したい事もたくさんある‥だから死ぬなよ)

 

(カントーの次はジョウトとは本当に予想の遥か上を行くお方ですわ。でも無理はしないで‥!あなたはまだ過去に囚われている‥ 本当に辛い時は私達があなたを守りますわ!)

 

(組長さんはやっぱりすごいなぁ。カントーに留まらず次はジョウトなんてね。いつもその背を見て思うんだ。あたいもその隣に立ちたいって‥全く、惚れた弱みだねこれは‥)

 

 

それぞれの思いを胸に

今、時代の台風の目にもなろうとしているその男はカントーに留まらず、様々な場所で語られていた。

 

 

 

 

 

‥‥‥

 

 

 

 

その噂はここカロス地方クノエシティにおいても━

 

 

 

「ジョウトは今どうなっとるんやろなぁ‥ 」

 

「なんか大変みたいですよね‥先生も無事だといいんですけど‥」

 

「‥あの人やったら大丈夫やでキリカちゃん。ポケモン勝負の実力は折り紙つきやからなぁ」

 

「そうでしたね!でしたら安心です!‥あ、マーシュ様!この後のジム戦挑戦者についてですが‥」

 

 

 

 

 

‥‥‥

 

 

 

 

ある時は地方を離れた無人の孤島でも━

 

 

 

「レシラム‥イッシュの方で何やら動きがあるみたいだ‥」

 

「ンバーニンガガ!」

 

「そうだね‥ゲーチスが動いているのか‥ジョウトでもプラズマ団が活動しているとの噂もあるが彼がいるから大丈夫だろう。あのカロスの王なら安心さ。」

 

「‥‥シュボ‥!」

 

 

 

 

‥‥‥

 

 

 

そして、争いの地となるジョウトにおいても━

 

 

 

「ミカンちゃん!それほんまか!!」

 

「はい。今入った情報です。ワビ組はプラズマ団のアジトを突き止め襲撃を仕掛けるつもりです!」

 

ジョウト地方においては緊迫した状況が続いていたがついにそれが破れた。ワビ組がプラズマ団アジトに乗り込んだのだ。

 

ジムリーダーのミカンはワビ組がプラズマ団アジトに乗り込んだ情報を入手し、信頼できるアカネに相談していたのだ。

 

「くっ‥!遅かったか!最近プラズマ団の奴ら組長はんを始末しようと動いておったようや!それの報復か!」

 

「護衛の方の活躍で組長さんの被害は皆無らしいですが‥それよりもまさかわたし達より早く独自の情報網でプラズマ団のアジトを突き止めるとは‥!」

 

ここ最近プラズマ団はワビ組の組長を始末する為に動いていたが、組長の護衛の活躍もありどれも未遂に終わる。今回のアジトへの殴り込みもそれの報復なのかもしれない。

 

ジムリーダー達でも突き止めていないアジトを突き止めるワビ組の情報収集能力は異常だ。底知れぬワビ組の力に本来であれば戦慄するのだろうが、それ以上にジョウトでこれから巻き起こらんとする組織間の抗争の方が二人に取っては重要であった。

 

 

「あかん!ワビ組がプラズマ団にカチコミかけるとなると‥このままじゃジョウトを巻き込んだ抗争に発展する可能性は高い‥」

 

「はい!プラズマ団のアジトは複数あるみたいです。まずはリーグ委員会に報告し各ジムリーダーに通達します。その後、潜伏周辺地域に住む人たちに避難勧告を‥!」

 

「了解や!ミカンちゃん!」

 

(組長さん。責任に押し潰されないでください‥!あなたの過去もあるでしょうが、あなたが倒れたら皆心配するんですよ‥ 無理はしないで‥!)

 

(まさかこないにはよ仕掛けるとは‥ 情報を流したっちゅうことは、うちらが動く事でプラズマ団を包囲するっちゅう事も織り込み済みか‥抜け目がない‥!せやけど油断は禁物やで組長はん!)

 

 

組織間の抗争は多大な犠牲を生む。

二人はただ願うしかなかった。ワビ組組長の安全と彼の未来についてを‥

 

 

 

 

‥‥‥

 

 

 

 

 

 

 

「何故だ!何故奴を仕留められないのだ!?」

 

かつてロケット団が根城にしていたチョウジタウンの地下アジト。今はプラズマ団のアジトの一つに成り下がっていたが、そのアジトにて七賢人リョクシが一人狼狽していた。

 

「おのれ!わたしの動きを読んでいたのか?優秀な部下に恵まれている様だな‥!」

 

ワビ組組長を始末する為に暗躍していたが側近や護衛に阻まれ未だ始末出来ずにいる。

彼の下には優秀な者が集っている事、計画が進まない事や彼に出し抜かれる事に納得出来ず、怒りの感情を露わにしていたのだ

 

「リョクシ様!緊急事態です!ワビ組の組長を先頭にワビ組の連中が攻め込んできました!」

 

「なんだと!? このアジトを突き止めてきたというのか!?」

 

部下の一人が慌てた様子でリョクシの下に駆け込み、状況を報告した。

アジトを突き止められ完全に不意を突かれたのだ。

なんという情報収集能力の高さであることか。ワビ組の底知れぬ力にリョクシは思わず息を呑む。

 

 

「つながりのどうくつ、くらやみのほらあなと言った拠点にも同時に襲撃が!」

 

「くそ!どこで情報が漏れたのだ‥!致し方なし!あ奴らの調整を急げ!時間を少しでも稼ぐのだ!」

 

「は!リョクシ様!すぐに調整にかかります!」

 

プラズマ団員の部下が駆け足でその場から離れ、リョクシは一人拳を握りしめる。他のプラズマ団員が潜伏しているアジトも襲撃されている。

 

将棋でいう詰みの状態である筈なのだが、リョクシは諦めていなかった。まだ切り札が残っているからだ

 

「ワビ組め‥!我々を徹底的に潰す気だな‥今から脱出は間に合わんか‥調整のチェックテストも兼ねて、あ奴らを使うとするか‥!」

 

 

リョクシは一人笑みを浮かべていた。

それは諦めの境地に至った笑みか、はたまた勝利を確信した笑みか。

 

ここにワビ組とプラズマ団の戦いが幕を切って落とされた。

 

 

 

 

 

‥‥

‥‥‥

 

 

 

 

「ワビ組や!開けんかい!ゴラァ!!」

 

「とっと出てこいよこの野郎!!」

 

もうこれ警察呼んだ方が早いだろ。

まあ呼んだところでお縄になるから呼べないのだが。

 

何をしているのかと言うとスジモン達による過激な大祭典の時間。つまりカチコミじゃあ!!(ヤケクソ)

 

くそぉ!なんでこうなったんだよ!

私が適当にお茶を濁して、やり過ごそうとしたのに組員の奴らカチコミ準備を進めてやがったのだ!

 

4日前にワタルから逃げ帰ってきた私だが、こいつらの用意周到さには全く敵わん。ハッキング技術やスパイ工作でアジトの設備も無力化しようとしていた。なんやねんほんとに。

 

私はノーを突きつけたかったのだが、あんな強面集団の圧にノーと言えるはずも無く‥流されてしまった。

 

作戦は現場に一任し、私は適当に頷くだけ

引くに引けずスジモン集団と心中する羽目になるとはな‥ どうしてこうなったんだ私の人生は‥

 

「組長!チャイブのカシラも別動隊としてつながりのどうくつ、くらやみのほらあなに襲撃かけたそうです!俺たちも急ぎましょう!」

 

「ジムリーダー達には情報を流したので、カタギの皆さんの避難は任せましょう!俺たちはこのアジトをぶっ潰すまで!!」

 

連携取れてるとか有能すぎでしょ。

まあカタギに迷惑かけなきゃOKです!筋通せて偉い

プラズマ団潰しが趣味になりつつあるんじゃない?

こいつら。ヤバすぎる。

 

と言うわけで私たちはチョウジタウンにかつてあったロケット団アジトにカチコミをかけている。

ゲームにも登場したあの地下アジトだ。ゲームだとお土産屋を隠れ蓑にしたアジトだが、今は潰れて民家になっていました。まあ偽装でしたけどね。

 

アジトの内装はゲームとまんまでペルシアンの像があり、侵入者を見つける罠もあるのだが今は全く機能していないみたい。

 

私達は見張りのプラズマ団員を蹴散らし、捕縛したり、尋問したりと派手にカチコミをかけて今に至るという訳だ。

 

 

 

 

「またしてもワタクシの目論見が!世界の完全支配が!!おのれ!ワビ組のゴロツキ如きに!」

 

 

‥まあその中にゲーチスパチモン野郎がいたんだが、元プラズマ団の新人イケメン組員が秒でボコした。

ええ。またしても野望を止めてやりましたよ。

 

イケメン組員がここまでやるとは思わんかったわ。

弱すぎぃ!新人に負けるゲーチスのパチモン野郎よ‥

 

「組長そいつは影武者、リョクシではありません!」

 

あ、はい知ってます。影武者なのは知らんかったが。こんなクセ強い影武者がいたらボスはもはや空気だろ

 

 

 

「ワビ組め!ここまで攻めてくるとは‥!だがチャンスだ!ここで組長を打ち取れば俺たちにも勝機があるぜ!」

 

「馬鹿な奴らだ!俺たちの居城でよ!!」

 

こんなにいるの!?ボスしかいないって言ってたんじゃん!!警備員多すぎるんよー!

 

「組長を守れ!」

 

「俺たちのボスを守るんだ!!」

 

わらわらとどこからかプラズマ団員どもが出てくるが私を守る様に組員達が奴らの前に立ち塞ぐ。おおー!そのまま盾になってくれ。私の捨て駒になれ!!

 

「組長!俺たちがこいつらの相手をするのでリョクシをお願いします!」

 

「仁義はここにあり!俺達はここで恩を返します!!」

 

「助かる!任せるぞ!」

 

私にお辞儀してプラズマ団に立ち向かう組員達。私は労いの言葉を適当にかけて、私は行くのみ!

よし!そのまま犠牲になってくれ。私はこのまま影から逃げ出そうとしたその時‥

 

「組長!こっちです!」

 

私に声をかけて手招きするのはイケメン組員。

チッ!ふざけやがって!逃げれねえじゃねえか!

クソが!この野郎!ムカつくぜ!

私は内心ため息を吐きながら渋々イケメン組員の後を追う。

 

「‥‥っ‥!」

 

ん?私は前を見ると背中越しでもわかるくらいイケメン組員が震えていた。

ふっ‥私の方がめちゃくちゃ震えてるぞ!へへ‥!

勝ったな‥!(謎の張り合い)

 

私は余裕ある風な口調でそいつに声をかける。

 

「大丈夫か?お前にとっては辛い思いをするかと思うが‥」

 

「だ、大丈夫ですよ‥!N様や俺のケジメの為にもここで踏ん張らないと‥!」

 

せや!ケジメ!

こいつケジメって言って中々付けてこないんだよなぁ

こいつのお願い何かわからんし‥

早く私に綺麗なお姉さん紹介してケジメ取ってどうぞ

 

「そうだケジメを付けて俺に示せ。お前なら出来る。俺は信じているからな」

 

「組長‥!」

 

そうだ。こいつはモテる。だからお前にしかできないんだよそのケジメは!

私とイケメン野郎が話している間にエレベーターに到着。おそらく地下に七賢人のおっさんがいる様だ。

 

エレベーターはパスワードが無いと動かない様だが、さっき見張りの奴からパスワード情報を尋問してよかった。ちなみにパスワードは「ゲーチス様万歳」

‥なめとるんか?このパスワード

 

パスワードを入力して目指すは地下二階。とりあえずしらみつぶしで行く感じだ。あー逃げたい。

 

そしてチン!とエレベーターの扉が開くと目の前にはまたしてもプラズマ団員がいますねぇ。暇なんか?

勘弁してください

 

 

「なんだ侵入者と聞いて誰かと思えば‥あの組長と裏切り野郎のテメェかよ‥!俺たちの所に戻れば楽しく世界を支配できるのによぉ!」

 

ん?あれこいつもしかしてあれか?

しぜんこうえんにいたイケメン組員に絡んでた奴?あの時は黒ずくめコーデでわからんかったけど、そうに違いない!

懐かしい友が待っててくれるなんて優しい友達じゃないか(鈍感)

 

「俺はN様と組長を信じるって決めたんだ!組長どうぞお先へ!俺はこいつと決着をつけたいんです!」

 

おお!俺に任せて先に行けって奴だな!

中々かっこいいじゃないか!こんな場面でなければ感涙していたが、今は怖くて泣きそうや。私はカッコつける為にイケメン組員に声をかけた。

 

「ああお前なら出来る。後は任せたぞ。」

 

「はい組長!よし行くぞ!ミルホッグ!」

 

「ふざけやがって‥!裏切り野郎には制裁だぁ!」

 

よし後は任せた。みんなの思いは無駄にしない!

私は大事なモノを守る為に行くとしますか‥

 

大事なモノ‥即ちmy life!つまり私の命!

これを守る為に逃げるんだよおお!!

 

 

 

という事でどっか裏口とかないかなー?

エレベーター使うとバレるから、非常階段とかないの

だろうか? あるっぽいんだよなぁー

うーん、とりあえずあっちの奥にいこーっと!

 

 

 

‥!

 

‥あれ?こっちか?

 

 

‥‥それともこっち?

 

 

‥‥ハァ‥!ハァ‥!走り疲れた‥!

 

 

‥‥ん?もしかしてここかぁ?

 

 

 

 

私が適当に扉を開けて入った部屋は何かを調整する機械部屋らしき場所。ゲームでロケット団が怪電波を流した装置らしきものも見える。

この機械部屋らしき場所はゲームには確か無かったと思うがここは一体? 

 

ん?更に奥に扉がある!ラッキー!逃げれるぜ!

私は奥の扉をこじ開けてそこに侵入するとクソ広い空間の場所にでた。それにしても広いな。

バトルコート以上に広いが何これ?

 

 

「‥なるほど、ここまで辿り着くとは流石はワビ組の組長だ。」

 

どこからか声が聞こえきたと思ったら機械部屋らしき部屋から全身黒ずくめのおっさんが出てくる。

 

確かあれだよな‥

七賢人のええっと‥デュクシ‥いや、ピクシーか‥?やべえ名前ド忘れした!

 

 

「わざわざ七賢人殿がお出迎えとはありがたい。」

 

「そうだな。七賢人リョクシが顔を出してやったのだ。光栄に思うがいい」

 

 

適当に言って誤魔化せたが、わざわざ名乗ってくれて助かる。お陰で思い出せましたわリョクシね。

 

「ほう‥その服装‥いつもの着流しではなく、スーツとはあのロケット団を彷彿とさせるな。」

 

あ、はい

今日の服装は着流しではなくスジモンの正装こと、黒シャツに黒ネクタイのストライプ模様が入ったいかつい黒スーツでございます。あとトレンチコートを羽織り見た目はマジヤクザ。

 

まあ着流しだと動きづらいし、カチコミには向かないからこの格好に。本当はジャージで来たかった

 

「ここはかつてのロケット団のアジト‥なるほど‥貴様にとってここは聖地‥とも言えるのか‥」

 

聖地?

確かに‥!言われてみればここもゲームで見たけど、本当に訪れるとは思わんかったわ‥!

そう思うと感動! 

 

このおっさんまさか‥ロケット団ファン!?

カッコいいもんな!ロケット団!

 

「憧れ‥ではある‥だが滅びるのも仕方のない事だ」

 

「‥なるほど‥そうか‥やはり貴様もあのロケット団の後継者であるといえるのか‥」

 

なにそれ?ロケット団のファンを名乗る的なあれ?

ロケット団の過激なファン?

 

後継者では無いけど憧れるだろ!あの純粋な悪のロマンはよぉ!スジモンやってると尚思うわ。

 

まあロケット団潰すのは主人公の仕事やし、敵だから滅ぼされるのはしょうがないね。

 

‥あとはまあカタギに手を出すのは流石にNGやな

あれはやり過ぎや

 

「‥まあいい。‥さて‥貴様とここで無駄話をするのは合理的ではない。まあ時間稼ぎという意味では合理的だが」

 

「調整相手と時間稼ぎも兼ねて貴様にはまずこやつらの相手をしてもらう‥!さあ!出てくるのだ!」

 

 

 

 

「「「ギュアー!」」」

 

 

 

 

 

おっさんが声を上げると奴の後ろから謎の飛行物体が現れる。なにあれ?UFO!?でも見覚えがある様な‥

 

その飛行物体は3本の軌跡を描き、空中で静止するとその状態からロボットの様に変形しておっさんの目の前に降り立ち、私と相対する。え?かっこいい‥!

 

鋭利的でありながらも、背中にはでかい砲台と機械的な二足歩行ロボットの様な見た目に紫色の体色。

 

うせやろ‥!幻のポケモンじゃないすか

映画にも出てましたよね?確か名前は‥

 

 

 

 

「‥ゲノセクト‥!」

 

 

 

「ほう‥!知っていたか。ならば話が早い!さあゲノセクト共よ!あの男を排除するのだ!!」

 

 

「「「ギュァー!!」」」

 

 

 

ウエエエエ! なんで!?どいうこと!?

うわぁあ!まじかよ!ゲノセクトやん!

プラズマ団の人造ポケモン!!持っているのも納得!そりゃプラズマ団だもんな!仕方ない!

 

てか三体!?なんでそんな持ってるんだよ!

チートやろ!ふざけやがってええ!

 

 

「見るがいい。ゲノセクトこそが科学の結晶。意思を排した正に完璧な兵器だ。」

 

チクショー!いやだああ!戦いたくない!

よし時間を稼ごう。

私はボールを3つ取り出し、ポケモンを繰り出す。

 

「頼んだぞ。お前達に任せる」

 

「グソ!」

「カイ!」

「メガァアア!!ヤァンンンンンンン!!!」

 

私を守る様にグソクムシャ、カイロス、メガヤンマの三体がゲノセクトと相対する。

 

うるさ 相変わらずテンション間違えてる奴おるなぁ

風圧強過ぎて吹き飛ばされそうだ‥ やばいやばい。

 

三体いればそれなりに時間を稼げる筈だ。

さて私は隙を見て逃げ出す準備に取り掛かるとするか

 

 

 

「なるほど‥大した奴だ‥ゲノセクトを見ても怯まずにいるとは‥だがそんな軟弱なポケモン達ではゲノセクトの敵ではない!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お前今なんつった????????

はぁ?私の愛するポケモン達がクソ雑魚貧弱馬鹿野郎だとぉ?(クソデカ解釈)

 

 

よっしゃ!潰すわ!ぶっ殺す!見とけよこの野郎!

廃止されたトリプルバトルを今ここで復活させてやるよ!

 

「グソクムシャ!左の奴から攻める!まずはアクアブレイクで体勢を崩すんだ。メガヤンマはエアスラッシュで援護しろ」

 

「グソ!」

「メェガヤァン!!!!」

 

「ギュオ!?」

 

先手必勝!と言わんばかりに三体並び立つ内の左端にいる青い砲台のゲノセクトに狙いを定める。

 

グソクムシャのアクアブレイクで端にいた一体のゲノセクトの体勢を崩し、メガヤンマがそこにエラスラッシュをぶち込む。メガヤンマのは痛いぞぉ?

 

ゲノセクトはバランスを崩して転倒した。よし!まだまだ行くぜ!

 

「カイロス追撃しろ」

「カイロ!」

 

カイロスが倒れたゲノセクトの顔面を踏みつけたり、足を掴んで顔面ごと壁に叩きつける。

ヒートアクション!ヘッドクラッシュ!そして追撃の極み!うん。絵面かなりやばいね。

 

やられたゲノセクトにもかなりのダメージが入った筈だ。転倒したゲノセクトはムクリと立ち上がり、指示を待っていた。

 

 

「ギュオー‥!」

 

「‥ふむ。中々やるな‥だがまだまだ‥!ゲノセクト達よ!テクノバスターだ!」

 

「「「ギュオー!!」」

 

ゲノセクト達が背中の砲台をこちらに向けて発射体勢に入った。あれはやばいな!私はポケモン達に慌てて指示を出す。

 

「メガヤンマ。ありったけの力でエアスラッシュ!攻撃を逸らすんだ!グソクムシャは装甲を固めて身を守れ!カイロスはその後ろに隠れるんだ!」

 

「メェェエエ!!ガヤァン!!!」

「グソ‥!」

「ロス!」

 

メガヤンマが羽を超高速で動かしてのエアスラッシュ!最早ぼうふうだろこれ。立ってられんわ‥

相手のおっさんも思わずしゃがみ込むほどの風圧だ

 

「ぬお!?なんと凄まじい風圧だ!だがゲノセクトの前では無力だ。そのまま撃て!」

 

「「「ギュオー!」」」

 

ちょ!こりゃあやべえ!

青、黄色、赤の光弾が私のポケモン達に襲いかかる。

 

メガヤンマのエアスラッシュとテクノバスターの光弾がぶつかり拮抗しているが、三体の光線の方が威力が上だ。エアスラッシュは競り負けてしまいあらぬ方向に飛ばされる。

 

青の光弾は巻き込んで弾き飛ばせたが、残りの黄色、赤の光弾がそれぞれメガヤンマとグソクムシャに命中した

 

「グソォ!!!」

「メガァン!!」

 

「大丈夫か!?グソクムシャ!メガヤンマ!」

 

かなりのダメージだ。まさに、こうかはばつぐん。

確かテクノバスターは対応するカセットによってタイプが変わる。

黄色、赤はそれぞれ、でんきタイプ、ほのおタイプになるのか。

 

「カセット装備によるものか‥」

 

「ほう‥ よく見抜いたな‥ そうだ。装着したカセットによってテクノバスターのタイプは変わる。今貴様のポケモン達が受けたのは、炎のブレイズカセット、電気のイナズマカセットの威力だ」

 

「「ギュアー!」」

 

「ギュオ‥」

 

解説助からない。

そんな名前だったっけ‥ 忘れてたわ。まあ昔やってたゲームの事だし、そんなもんですなぁ

 

ゲノセクト二体は元気だがあと一体の青の光弾放ったゲノセクト地味に倒れてね? 電池切れか?

 

「ふむ。三号はダメか‥さっきのエアスラッシュに巻き込まれたテクノバスターがこやつに命中したのが止めになったか‥」

 

なんか弾かれたエアスラッシュと青のテクノバスターの先に運悪く三号?とか言うゲノセクトがいたらしく要はそれに巻き込まれて戦闘不能になったみたいだ

 

‥よし!とりあえず一体撃破!計算通りだ!(偶然)

 

「グソ‥」

「メガァアアー‥」

 

メガヤンマはさっきの攻撃で結構弱っている。本当なら一発で消し飛ぶ位の威力だがよく耐えてくれた。

 

グソクムシャは硬い装甲のお陰か体力はまずまずか。

特性も発動していない事からまだ大丈夫だろう。

結構威力高かったからな。すまねえ‥!

 

 

「中々しぶとい‥!だが終わりにしてやろう。一号はグソクムシャにかえんほうしゃ!二号はメガヤンマに10まんボルト!」

 

「カイロス!インファイトであの一号とやらの足元を崩して、砲台を隣の二号とやらに向けろ!メガヤンマは思いっきり羽ばたいて、風を二号にぶつけろ!」

 

「カイロ!」

「‥メェガヤァン!!」

 

「ギュア!?ギュ!!」

 

「なに!?一号待て!かえんほうしゃは撃つな!」

 

グソクムシャの影からカイロスが飛び出して一号と呼ばれる赤い砲台のゲノセクトにインファイトを叩き込みバランスを崩すと、背中の砲台を黄色い砲台の二号に向ける。

おっさんの命令虚しくかえんほうしゃが放たれた。

 

そこにメガヤンマが作り出した風がぶつかる事で更に大きな火炎となり、二号はその火炎に包まれる。

10まんボルト撃つ前に対処できてよかったぜ。

 

爆発オチなんてさいこー!

 

「‥やったか‥?」

 

やべ。フラグ立てちまった!ノーカン!今の無し!

 

「ギュオー‥!!」

 

すまん。フラグ立てたばっかりに燃え盛る火の中から二号ゲノセクトが出てきました。口は災いのもとだね

てか全然効いてないやん。4倍弱点やろ!なんでや!

 

「‥ふ、ははは‥!素晴らしい調整だな‥!あれだけの威力をものともしないとは‥お礼は返すとしよう。二号10まんボルトだ。」

 

「ギュオーギュー!!」

 

「メガヤアアアア!!」

 

「くっ!メガヤンマ!!」

 

二号の10まんボルトがメガヤンマに炸裂!

メガヤンマは耐えられず戦闘不能に。よく頑張ったぞ

私はメガヤンマをボールにしまう。

場にいるのは無傷のカイロスとダメージを負ったグソクムシャか‥

出来る限り体力は削る!私はカイロスとグソクムシャに指示した。

 

「カイロス!もう一度一号にインファイト!グソクムシャも後に続いてアクアブレイク!」

 

「グソォ‥!」

「カイロ!」

 

「ギュ‥オ‥! ギュオァ!!」

 

「一号よ。そのままカイロスにテクノバスターだ。」

 

インファイトとアクアブレイクが一号に炸裂!一号はふらついたが立て直し、カイロスにゼロ距離でテクノバスターをかます。インファイトで防御が下がった状態で放つほのお技に耐えられる筈もなくカイロスも戦闘不能に

 

「カイロ‥」

 

「よくやった。カイロス戻れ」

 

「やはりポケモンではなく司令塔を討つべきなのか‥気は進まないがこれもゲーチス様の野望の為。合理的に行くとしよう‥許せ。一号と二号はテクノバスターだ。狙いはワビ組組長!」

 

「「ギュアー!!」」

 

「グソ!?」

 

え?まじ?私っすか!?

ちょっとそれ反則やろ!暗黙の了解破るとかまじ!?うわああ!いやだあああ!

 

私はその場から逃げようと必死で足を動かすが、光弾の方が私よりも早い。

あ、終わったわ。悪い俺死んだ。

 

私は目を瞑り碌な思い出のない走馬灯が頭に浮かんだが光弾を襲う事はなかった。ドォン!と重い音が辺りに響くが私にダメージはない。なぜに?

 

「‥グ‥ソ‥!」

 

「‥!?グソクムシャ!?」

 

思わず私は叫んだ。グソクムシャが私を庇い、堅い装甲を展開して私を包み込んでくれた。

おかげで私に怪我は無く、無傷で済んだ。

なんて優しい奴や‥!お前!

 

「なに!ポケモンがトレーナーの命令無しに庇うだと!?」

 

おっさんは驚愕していた。私は心配になり、グソクムシャの顔をそっと撫でると、グソクムシャは嬉しそうな表情を浮かべ目を瞑る。

特性が発動する間も無い重い一撃だ。

死んではいないが相当なダメージで戦闘不能に

 

 

「人とポケモンを切り離す事が合理的世界の筈だ。なのにポケモンが人を庇うだと‥? ありえぬ‥ポケモンがトレーナーを守る為に意思を示し、己の意地を通したというのか?」

 

 

「いや‥それらは価値なきもの‥そうだゲーチス様の野望が全て。それが正しい世界の在り方である!!」

 

 

うるせえな。静かにしていろよ。

グソクムシャをボールに戻したが、体が震える程の強い感情に包まれる。私はブチ切れそうではあったが不思議と穏やかであった。

一周回って吹っ切れたのかもしれない。私は別のボールを取り出し相棒のスピアーを繰り出す。

 

「スピ!!」

 

「スピアー。今こそ特訓の成果を出す時が来たな」

 

「‥スピピ!スピ!」

 

スピアーの首には光輝く小さな鉱石を入れ込んだ首飾り。そうスピアナイトだ。

私はスーツの内ポケットからこれまで大事にしまっていたメガネックレスを取り出す。

 

もしもの時の為にと準備をしておいてよかった。私はメガネックレスを見せつける様にスピアーにかざす。

 

「な、なんだそれは‥?」

 

おっさんは何か慌ててる様だが構わない。

私とスピアーは目を合わせて互いに頷くと、思いを言葉に乗せてスピアーに伝えた。

 

 

「倒れた仲間の分まで光り輝き、光の(さなぎ)から脱皮せよスピアー!メガシンカ!!」

 

「スピー!!」

 

スピアナイトが光り輝き、その光がスピアーを包み込んでいく。それはまさに光の蛹のようだ。

 

さあ、真の姿を見せてやれ!

 

 





主人公‥嫌々カチコミに。だが愛するポケモンが倒された怒りを思いにメガスピアーを披露する。

リョクシ‥人とポケモンを切り離し、意思などを否定する合理主義世界を目指す。意思を廃したゲノセクトこそ至高であると思い込むが、ポケモン達との強い絆で結ばれた組長の姿を見てゲーチスの支配する世界が本当に正しいのか迷いつつある。

ゲノセクト達‥それぞれ一号、二号、三号と呼ばれ、人権もクソもない環境にいた。P2ラボから連れてこられロケット団アジトで調整を受けていた。アジトにある怪電波発生装置を改造し、今は洗脳に近い状態。
特殊な調整で耐久も高いのだが、三号は調整完了前の状態で戦闘に駆り出されたのですぐやられた。

ゲーチスパチモンスジモン‥黒幕の影武者としての務めだったが黒幕がリョクシである事が露呈し、役目をクビにされ三下に成り下がった可哀想な人。

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