ナニモンなんじゃ? スジモンじゃあ!!   作:年中裸足の人

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オリジナルストーリーなので、色んなキャラ同士での掛け合いを予定してます。
口調違くね?とかあったら教えて頂けますと幸いです



愛と真実の悪を貫く組織の下っ端とその筋の者(スジモン)

 

 

 

 

「それで俺に何の様だ‥?」

 

 

 

 

 

まさに路地裏と呼ぶべき暗くてジメジメした日陰でありながら、そこに堂々と佇む強面着流しスジモン野郎は一体誰でしょうか?

 

そう私です。

 

 

 

なんか路地裏の奥まで連行され、広場的な所に工作員というか黒タイツ衣装的な服装のスジモン共に絡まれた私は体の震えを誤魔化す様にそう聞いた

 

私の問いに口角を上げたスジモン達がその口を動かす

 

 

「さて組長さんよ‥ここならゆっくり話せるなぁ」

 

「単刀直入に言うぜぇ。俺たちの組織に降りな。」

 

「ジョウトとカントーと言う二つの地方で活動できる組織を作り上げたその手腕と実力‥俺らのボスは高く評価しているって事よぉ」

 

 

んぅ? 何それ?

確かに二つの地方の裏社会を嫌々ながらも制覇しましたけど、それ私の功績じゃなくてチャイブとかのやらかしだから(責任転嫁)

 

それに何?‥その君たちのそのボスとやらは?

 

 

「ボス‥だと?」

 

「ああ俺達の誇る悪のカリスマにして、世界征服計画という野望を秘める真の王者って奴だぜぇ」

 

 

世界制服計画?

全世界の女性をミニスカにするって事?ほうほう!

思わず私も口角があがっちまうぜ!ちょっと詳しく。

こいつら中々に面白い組織だな

 

 

「面白い事を考えつくな。制服と来たか‥」

 

「‥へぇ?乗り気だな。まあ組織の長なら夢見るのは当然だな」

 

「デケェ夢に焦がれねえ男はいねぇ‥組長さんも話が分かって何よりだぜぇ‥」

 

 

だが嫌がる人もいるだろうから押し付けは良くないと思うな。私も制服は憧れるが嫌がる人にそれはちょっと‥ 同意を得ないと犯罪になっちゃうだろ!

それに制服プレイよりもその人のありのままの姿を見るのが好きなので今回は遠慮します。

 

 

 

「だが気が乗らないな。俺の趣味では無い。お前達だけで(制服プレイを)やっているんだな。」

 

 

 

 

「なっ!?テメェ‥ボスのご厚意を無碍にするってぇのかよぉ‥!」

 

「征服が好きじゃ無えのか?お前の恩恵に繋がり、望むものも手に入るのによぉ!」

 

 

そんなに制服プレイ好きなのかよ!

とんだ変態だぜこいつら!

まあ‥趣味は人それぞれだからなぁ。悪く言うのはおかしいかもな。すまん

 

だが私は着飾ったものよりも大切にしたい物がある。

 

 

 

「俺はありのままが好きなんだ。あるがままに(女性の美しさを)愛していけるこの世界がな」

 

 

そうだ私が大事にしたい思い。これこそが意思にして貫き通す意地だ。人が持つ原初の美しさ‥それがありのままという事になるのかな

女性が持つ自然美。体の部位もそうだが性格もそうだ

 

化粧で己を着飾るのも魅力的。服装で魅力を輝かせるのも文明の力よ。それも素晴らしい。どちらも正義だ

 

だが人の持つ本来の美しさには敵わないと私は思う。それこそがありのままの世界だ。

己の意思(性癖)を信じて相手の意思(性癖)も尊重するのが究極のありのままの世界なのかもな‥

 

 

 

 

 

「下らねぇ!そんなもん仮初に過ぎねえよ!ボスが世界の頂きに立った時の素晴らしさを知らねえって言うんだな!?」

 

 

「テメェ‥ボスの事何だと思ってやがる‥!テメェも世話になったんじゃねえのかよぉ!?」

 

 

 

わかってもらえぬか‥それも詮無き事よ

 

 

 

‥って世話にならねえよ!何言ってんだ!?

私の過去を改竄しやがって!それにボスボスボスボス!うっせえわ!あと効果音にも聞こえるぜ!

 

中ボスでもマジボスでもラスボスでもどれでもいい位めんどくさいぜ!

ゲシュタルト崩壊しそうな位ボスって言いやがって!

 

 

まあボスと言えば色々とあるが言葉的にはラスボスという意味での印象が私に取っては強いかなー

ポケモンでラスボスといえばあいつですよ。

 

 

 

「俺が(ラス)ボスと呼ぶべき人(・・・・・・・・)‥強いて言うなら‥」

 

 

 

おっと思わず呟いてしまいました。いけませんねぇ。

僕の悪い癖。内緒にして頂けると嬉しいですねぇ。

ダメですか?これは手厳しい。

失礼。私は匿名係の筋下苦境(スジシタクキョウ)です。

 

 

 

 

‥何か別世界のカタギに憑依された気がしたが‥

 

まあいいか。‥ラスボス‥うーんラスボスと言えばグリーンかな‥あのセリフと痛さは今見られないですしね。初代最強のライバルにしてチャンピオン!

隠しボスならレッドさんで悪の組織ならサカキ様だがスジモンだしなぁ‥

 

 

 

「‥いやなんでもない。無粋な事を言ったな‥すまないが俺は帰らせて貰うぞ」

 

 

ってあ、いけね。

自分語り及び押し付けはマナー違反や。悪かったのう

すまん事した。まあ世界制服計画頑張りや

あっしには関わりのない事でござんす。

 

私はスジモン共から背を向けて帰ろうとするが、道がわからず立ち止まる。どうしましょ?

 

 

 

 

「おっと‥誰が帰すかよぉ。ここで言われて返すほど暇じゃねぇんだ‥!」

 

「ハッハァ!もう少し付き合えや‥楽しくお話ししようぜぇ‥!」

 

 

いやもう話すことはない。

何だろう。好みの押し付けやめてもらっていいすか?

お前達の趣味をどうこうは言わんがいち性癖拗らせ隊として言わせて貰う。

 

 

「‥やめておいた方がいい。お前達の(社会的)無事を保証できないからな。」

 

 

 

それ人前で話すと死ぬぞ(社会的に)

私はそれを想像したのか声色がシリアスになる。

 

そうなったら誰も相手してくれなくなり無事死亡する

そんな日陰者嫌だろ!私みたいに内に秘めておくんだなぁ!

 

 

「‥!っ‥!」

 

「!怯むな‥!俺達はあのお方の部下だぞ‥なのに、震えが止まらねぇ‥!」

 

 

スジモン共が社会的な死を妄想して震えていやがるぜ

あのお方の部下だろうが関係ないっすね。

そんなんでスジモンを名乗るとか片腹痛いわ!

男やったら己の性癖に自信を持たんかい!

好みの押し付けの前に人としての筋を通さんで何がスジモンじゃい!

 

それに何やら私に怒りを向けているご様子。

やめてくれ。その怒りは他に向けて、どうぞ。

 

 

 

 

 

「ふざけやがってぇ!もういい。ぶちのめしてや‥ん?こいつは‥なんだ‥?」

 

「あぁん?おい何がどうなって‥この黒煙はなんだ?」

 

 

 

「‥‥?」

 

 

 

スジモン共が慌てふためいているが何があったんや

私は振り返り周りを確認すると、何やら周りに

もくもくと黒いガスが漂って来たが‥何これ?

くろいきり!? ガス漏れ!?やべえ!

やべえ口を覆わねえと!

 

 

 

 

 

 

「ドガォ‥!」

「ドガァン!」

 

 

 

「ッ!ドガース共の仕業か!?くそ邪魔しやがってぇ!」

 

「!何も見えねえ‥!なんだこのガスはよぉ‥!」

 

 

 

鼻を摘んでるのか鼻声になるスジモン共。

やべえ‥何も見えねえ。

てかなんで急にドガース達がちょっかい出したんや?

さっきまでいなかったのにいきなり出てくるとか怖すぎるんですけど‥

 

私が困惑していると煙が大きく動き謎の影が現れる。

 

 

 

 

「こっちだ。コラッタ達が案内してくれる」

「チュー!」

 

「なっ‥!?」

 

 

わ!影かと思ったらなんか急に現れた爽やかイケボの男が私の手を掴み、何処か分からんが駆け出していくぞ!やだ‥かっこいい‥!

足元のコラッタさん達も小さく鳴いていたのがわかった

 

 

 

 

「しばらく我慢してくれ。あの男達から離れないと身の安全は確保できないからね」

 

 

 

優しいイケボ君が私を案じてくれたのはわかったが、わけが分からないよ。

とにかくあのスジモン共から離れられるのはマジ嬉しい。このイケボスジモン?カタギ?に感謝だぜ!

 

 

「‥〜!‥!」

 

「‥!‥!」

 

 

 

後ろの方からスジモン共の怒号が聞こえるが無視無視

てか手離してくれる?女性ならともかくメンズに触れるのはNGというか‥

特にイケメンは拒否反応あるのでやめてくれ

 

手を引っ張る様に走っているので結構痛いっす。

 

あだだだ!勘弁してよぉー!

 

 

 

 

 

 

‥‥‥

 

 

 

 

 

「‥ハァ‥ハァ‥」

 

「‥ハァ‥」

 

 

 

息を切らして壁にもたれ掛かるイケボ君と私。

私はイケボ君から距離を取って離れているがどうやら路地裏から逃げ切り、街のメインストリート近くまで戻ってきた様だ。

 

 

 

「‥ふぅ‥ここまでくれば安心だね。ありがとうボクのトモダチ。道案内と情報提供に感謝だよ。」

 

 

 

「チュー!」

「ドガア〜」

「ラッ!」

 

 

 

何やら長身のイケメンがコラッタ、ドガース、ラッタ達と話している。野生のポケモン達?めっちゃそのイケメンと楽しそうに話しているけど何これ?

 

 

 

「こちらこそだよ。彼はボクの親友だからね。」

 

 

親友?誰?私のことー?

見ず知らずの人間に親友って人徳あったんだ私ー

てか遠いし建物の影と重なって顔が見えん。

もっと近づいてくれたら顔が見えるんだけどなぁ

 

私がそう思った刹那にイケボ君が私に近づき顔を見る

私は目の前のイケボ君と目が合い思わず仰天

 

うそ‥!なんでここに!? こりゃあ感激だぜ!

お久しブリ大根だぜ!

 

 

 

「まさか‥Nか‥?久しぶりだな‥」

 

「うんそうだね。キミに会えて本当に嬉しいよ‥!」

 

 

 

おお!本当にNだ!

ポケモンと合法的に結婚する世界を作るとか言う真のイケメン野郎だ。

身長は前とそんなに変わらないが、服装が旅で年季が入ったのか傷がついている。

目にハイライトが入り、表情豊かになったのか微笑みが眩しい。こりゃ世の女性もメロメロですわ

 

 

 

「ありがとうN。君のおかげで助かったよ。」

 

「別に構わないさ。それよりも無事で良かったよ。」

 

私はNと固い握手を交わしお礼を言う。

そして私はNの後に後ろにいた野生ポケモン達に近づいて目線を合わせようとしゃがんで声をかけた。

 

 

「君たちもありがとう。助かったよ。今度セキチクのワビ組の事務所に遊びに来てくれ。たくさんもてなそう」

 

 

「チュ!?チュ!」

「ドガァ!!」

「ラッ!!」

 

うむ喜んでいる様だ。私は袖の下から手持ちのポケモンにあげる用のポケモンフーズを渡して改めてお礼を述べた。

 

 

 

そして野生ポケモン達はその後Nと話し、笑顔で私達から去っていく。

 

 

「N。どうして君がここにいるんだ?」

 

 

「近くを通りがかった時にさっきのトモダチから聞いたんだ。路地裏に怪しい格好をした人間が一人の人間をいじめているとね。服装の特徴からしてもしかしたらと思ったが‥案の定キミだったという訳さ。」

 

 

そっか!Nはポケモンと話せるんだった!

路地裏に潜んでいたポケモンが私をいじめる奴がいると感違いしたんだな。まあ世間様からは冷たい目で見られるのでいじめという意味では間違いないな(涙)

 

 

 

そして私はNと少し雑談をした。

今は世界各地を旅している事や最近あった出来事などを本当に軽く話した。

区切りが良いところでNは突然空を眺めて、ポツリと呟く様に語り出す。

 

 

「カントー地方。良い所だね‥ どの地に行っても人とポケモンが協力して笑顔で暮らしている。これもキミのお陰なのかな?」

 

 

いや全然違うね。それは元々ですよ

つまり買い被り過ぎ。純粋過ぎるね まさにピュアでイノセントだな。詐欺とか大丈夫かこいつ?

 

 

「いや。それは元々のカントー地方みんなの力だ。私は関係ない。」

 

「そうかな?キミはワビ組という組織の長なんだろう?噂の組長であるキミがね」

 

 

 

うそバレテーラ

やべえ!ワビ組は裏社会組織だぜ!

プラズマ団と同じ感じの組織の長とかやべえ奴扱いするに決まってるよなぁ!

 

Nは私に対して結構思い入れある感じの感情持ってたから幻滅されますね‥

やばい!さばきのつぶてがくるか!

 

 

 

「‥あんまり誇れるものではないさ。君には知られたくなかったが‥」

 

「‥そうか。でもそれはキミにしか出来ない事の筈だ。ボクの夢を否定せずにいたキミだからこそ‥」

 

 

 

N‥ なんて純粋なんだ!

これもう無垢とかじゃねえよ。優しすぎるって!

私にしか出来ない訳ではなく、私は巻き込まれただけなんですが‥ まあ他のカタギが巻き込まれなくて良かったかもな!(ヤケクソ)

 

 

 

 

「夢を否定せずに応援してくれたからその恩を返したいんだ。キミの為ならね‥王よ(・・)。」

 

「‥‥」

 

 

応よ(・・)。って何?言葉遣いがそこだけスジモン臭いですがもう影響されたの?即落ちすぎない?

私のスマホロトム以上に影響されやすいな君‥

 

力になるって君が言うと国際警察に元プラズマ団の王匿ってるって噂になるからやめて欲しい(切実)

 

 

 

「その言葉遣いはやめてくれ。(Nには)似合わないからな。」

 

「‥!そうだねゴメン。ボクとした事が迂闊だったよ。」

 

 

随分物分かりいいっすね。

あーでも良かったぜ!これでレシラムに燃やされずに済むぜ!再会して早々にあのレシラムに燃やされるのは堪ったもんじゃないしな。

 

あ、そうだレシラムといえば‥

私は懐をゴソゴソしてNに見せつける様にある物を取り出そうとした。

 

 

「それはあの時託したレシラムの羽根‥!大事にしていてくれたんだね‥嬉しいよ。」

 

 

「ああ。これには色々と助かってばかりで頭が上がらないよ。レシラムの加護なのかな‥」

 

「レシラム‥懐かしいな。」

 

 

Nは過去を懐かしむ様に空を見上げる。涙を流している訳ではないが悲壮感というかそんな感情が見られた。時系列から見てやっぱりあれか‥BW2の主人公に託したんか

 

 

「‥そうかレシラムは‥」

 

 

「うん。次代の‥新しい英雄に託したんだ。あのトレーナーなら未来も明るいからね。」

 

 

やはりNの手持ちのレシラムはBW2の主人公に託したという事で間違いない。

BW2の主人公は誰なのかキョウヘイ君か私の推しの女の子(おとこのこ)ことメイちゃんか‥

メイちゃんだと嬉しいな。めいっぱいとやらを見てみたい気持ちがあるからな!

 

 

「‥‥」

 

 

だが私の期待とは裏腹に何やらNは神妙な顔持ちで辺りを見ていた。

不安な表情を浮かべた後に私に目をやり話しかけてきた。

 

 

 

「‥カントーに来てから野生のポケモン達が何かに怯えている様な目線を向けている‥人間の恐怖では無く、自然災害や未知に対する恐れという感じが‥」

 

 

 

あ、それUBですね。私はリーリエの覇気だと思った奴だが実際は違ったというね。流石にNも感じ取るか

カントーに来て早々災難ですな‥ここは話すしか無いのかなー。仕方ない

さっきのエーテル財団から得た新しい知識をひけらかす小学生の様にテンションが上がるぜ!

 

 

「‥今カントーではある生命体が各地で出没してな。それを恐れての事だろう。」

 

 

「‥何だって‥!」

 

 

「この世界とは異なる世界‥いわば異世界の生命体UB(ウルトラビースト)が突如この世界に現れて猛威を振るっている。」

 

「‥UB(うるとらびーすと)‥?」

 

 

「ああ。その生命体を恐れて野生のポケモン達は怯えているんだと思う」

 

「‥‥」

 

 

 

カントーの現状を知り絶句するN

ポケモンとは違った未知の生命体とか怖いに決まってるだろ! 命の危機!やばい奴らと鉢合わせるとか最悪過ぎるよな。

私もさっきの通信で改めて現状を理解した。

カントー魔境過ぎぃ!ジガルデ助けて!

 

私とNは互いに無言になり、気まずい空気になる。

そしてNは何か覚悟を決めたのか私の目を見て質問してきた。

 

 

「‥この状況‥キミはどうするんだ?何を為そうとしているのかな‥?」

 

「‥‥?」

 

 

どうするもこうするも無いんですが‥

まあカントーに来たばかりで何すれば良いのか分からないと言うのはわかるが私がやる事だと?

そんなの決まってるじゃ無いか。

 

 

「為そうとはしない。強いて言うのなら‥何かをするのであれば‥」

 

「(私が)助かる為に行動をしなくてはならないかな」

 

「!!」

 

 

そう。今のカントーは危険だ。さっきのスジモン共といい私の身の回りは危険に満ちている。

だからこそ命が大事だろ!自分の身のこそ第一!

早くやめてえよ!スジモンをよぉ!

 

 

「なるほど。UB‥彼らが助かる為に動くか‥キミは本当に変わらないな‥」

 

 

 

「ん?」

 

 

「いや何でもないよ。キミらしくて安心した」

 

 

おう‥そうか

なんか尊敬の眼差しで見られているが‥私のあまりの自己中っぷりに逆に敬意を示したのかもしれん。

Nは一応プラズマ団の王としての振る舞いを強制されていただろうからね。自由に振る舞えるのに密かに憧れを抱いてもおかしくない。だがこんなスジモン見習うなよ

 

 

そう私が考え込んでいる時に遠くから軽快な足音が聞こえてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ!先生ー!いましたよアンズさん!」

 

 

「うん。なんだかドキドキしてきた‥あれ?隣にもう一人いるけど‥」

 

 

あら?どうやら私を探しにきたのかリーリエとアンズさんが声をあげて近づいてきた。

リーリエは笑顔で手を振り、アンズさんは俯きながら向かってくる。大丈夫すか?体調悪い?

リーリエは着替えたんやな。がんばリーリエ衣装に首から下げたネックレスが物理的に眩しいぜ!

 

Nは気まずそうな顔をしているが、君実は女性苦手な感じか?今のうちに女性慣れしておこうぜ!

 

私はNの肩に手を置き、一緒に来いと催促した。

 

 

「先生!探しました。‥お隣の方は先生のお友達の方ですか?」

 

「ああ。私の昔からの仲でな。Nと言う。」

 

「はじめまして ボクはNだ。よろしくね」

 

 

Nが爽やかスマイルを浮かべてリーリエを見るとリーリエも負けじとにこやかスマイルを浮かべてNに挨拶する。

 

 

「よろしくお願いしますNさん。わたしはリーリエと申します。先生の弟子です!」

 

 

リーリエが頭を下げてNに自己紹介をするとNは少し驚いたのか私の方を見る。なんだその顔は

 

 

「先生か‥キミも弟子を取ったんだね。ありのままの世界を受け継ぐ英雄の卵か‥」

 

「え?それってどう言う‥」

 

 

Nよさんか! リーリエに厨二伝授はまだ早い!

てか厨二まだ抜けきってなかったのか‥

まるでミュウツーみたいだぜ。リーリエも困惑してNを見ているが無理もないね

 

 

「いやなんでもないさ。‥それにそのネックレス‥」

 

「これですか?わたしの大事な宝物の一つです。」

 

 

リーリエはスイクンから貰ったあの角の破片にチェーンを通してネックレスにしたんすよ。光が乱反射してまあ眩しい

 

なんか力が増幅している様な感じがするが‥

私は手に持ったしんじつのはねを見るとリーリエのネックレスの光が反射してめちゃ光ってる様に見えた

 

 

「?それは‥?先生の持ってる白い羽根‥光っています。まるでこの水晶に共鳴しているみたいで‥」

 

 

リーリエは私の持つしんじつのはねに興味深々の目を向けていたが、Nはまたしても驚愕の表情を浮かべていた。さっきから驚き過ぎやろ。

 

 

「この光‥まるでレシラムが彼女を認めている様だが‥」

 

「!まさか彼女も次代の英雄なのか‥!キミはその英雄を育てる英雄の育成者としての責務も果たすと言うのか‥!?」

 

 

何ぶつぶつ言うとんねん。リーリエが?マーク浮かべているぞ全く。

 

 

 

「‥‥Nさん‥組長さんのお友達らしいけど‥どこかで聞いた様な‥」

 

 

 

アンズさんも遠くから警戒する様に見てるしでNの第一印象は変人野郎と認識しているのだろう。

Nェ‥色々と奔放過ぎてやらかしすぎやろ‥

 

やれやれ。私が間に入らないといけないのか‥

あまりネームドキャラ同士での交流を邪魔するのは、

モブとしていかがなものかと思うのだが‥

 

 

先が思いやられるぜ

とにかくNのフォローと遠くで見てるアンズさんも混ぜて全員で仲良くやろうぜ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

‥‥

‥‥‥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「チッ‥逃げられたか。スカウトは失敗‥あの実力は惜しいぜぇ‥」

 

 

野生のドガース達が突如現れて黒煙で辺りを覆いつかしたかと思ったら着流しの男‥ワビ組の組長が姿を眩ましていた。

 

おそらく逃走用に野生のドガース達を手懐けていたのだろう。逃走経路を一瞬で作り出して機転を生み出すその手腕に黒ずくめの男は思わず賞賛の言葉を口にした。

 

 

「あれだけの逸材ワビ組という組織には勿体ないくらいだぁ‥」

 

「それにあの威圧感尋常じゃねぇ‥!カントーとジョウトを制覇したのは伊達じゃねえな。お前の言う通りあの才能益々惜しい‥」

 

 

カントーとジョウトの裏社会を制覇し、名実共に裏社会最大の組織にまで膨れ上がったワビ組。

その組長の威圧感は歴戦の猛者を怯ませる程の迫力。

まさに王の貫禄。

故にその力を存分に活かせない事を惜しんだのだ。

 

 

 

 

「それに━━」

 

「あぁ。ボスの正体には辿り着いてねぇみてぇだ。もし正体を知ればいくらワビ組の組長と言えど協力せざるを得ねえんだからな‥」

 

彼らの胸元には小さくRの文字を模ったワッペンが僅かに光っていた。

それを形取る組織‥リベンジ・レインボーロケット団

その組織のボスとワビ組の組長には奇妙な縁がある事を彼らは知っているのだ。

 

 

「皮肉なもんだよなぁ‥組長の野郎が言ってたボスと呼ぶべき人(・・・・・・・・)こそが、まさに俺達のボスである事を知らない事に‥」

 

 

「奴ならボスの正体を察すると思ったが、存外勘が鈍いのか‥いや、認めたくねえんだろうな。このままでは世話になった人と敵対しちまう事によぉ‥!」

 

 

男達は震える様に笑い声を上げる。

まるで結果がわかっているかの様な余裕の笑み。

そこにあるのはボスの正体を知り狼狽するワビ組組長を嘲笑うかの様な甘美なる愉悦の味か。

 

 

 

 

「まあいい。奴は一旦置いておく。それよりもボス‥サカキ様の求めるアレを探さないとな‥」

 

 

「そうだなぁ。サカキ様の求めるアレ‥Fallとやらを探し出す必要があるからなぁ‥!」

 

 

男達は再び路地裏の影へと姿を消していく。

ワビ組とリベンジ・レインボーロケット団との邂逅がどの様な結末を生むのかは彼らのみぞ知る。

 

 

 

 

 

 





主人公‥ありのままの姿(大人のお姉さん)が好きな人。世界制服計画についてはNに近い感情を持ち、応援しようとしたが相手の民度の低さに逆感情になった

N‥久しぶりの組長に会えてめちゃくちゃ喜んだピュアな人。未だカロスの王と思い込んでいる。
主人公への評価が高い為、必然的に弟子のリーリエも只者ではないのでは?と踏んでいる。

黒ずくめの男達‥組長の威圧感(勘違い)に怯んだが組織での実力はそこそこ高い人たち。組長はまだ心の奥底ではサカキへの忠誠心を忘れずにいると思ってる

野生ポケモン達‥実は競争に敗れ住処を街の路地裏に移した者達。その後はセキチク事務所でもてなしを受け、野生でありながらワビ組の用心棒ポジを獲得した

リーリエ‥すいしょうかくのはへんをネックレスにして宝物の一つにした。ただ光が反射してその光がしんじつのはねを照らしただけなので、レシラムの意思とか関係ない。Nの思い違いです。

アンズ‥ただ突っ立っているだけ‥ 疑惑の傍観っ‥!

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