ナニモンなんじゃ? スジモンじゃあ!!   作:年中裸足の人

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最終決戦メガミュウツーXvsゲノセクト&その筋の者(スジモン)

 

「ゲノセクト‥プラズマ団の改造ポケモンか。まさか君の手持ちにいるとはな‥」

 

 

私の最後の手持ちポケモンゲノセクト。

ミュウツーがいない今頼りになるのはこいつだけだ。

 

 

「ミュー」

 

「ギュ?ギュオー!?」

 

 

ゲノセクトは周りをキョロキョロして?マークを浮かべると目の前に佇むメガミュウツーXを見て驚きの表情を浮かべる。ゲノセクトからすれば自身をボコし仲良くなった存在との再会に驚きを隠せないのだろう。

私は労うように話しかける。

 

 

「ゲノセクト。目の前にいるのはあの時戦ったのとは別個体だ‥ 形態は違うがあれはメガシンカの一つ。強敵と言えるだろう‥」

 

「ギュオ‥」

 

 

ゲノセクトが小さく畏っている様子だが無理もない。あの時自身をボコしたポケモンが別種とは言え立ちはだかっている。しかもメガシンカしてプレッシャーを放つ姿は漏らしそうな程怖いっす。

 

 

「‥人とポケモンの絆を伝えたかったが、かえってゲノセクトにプレッシャーを与える未熟なトレーナーですまない。だからこそ頼みたい‥」

 

「‥ギュ」

 

 

そうだ、これまで距離の詰め方が甘かったのかもしれん。機嫌を伺って踏み込むのを恐れたんだ。

それ故ゲノセクトは変にプレッシャーを感じて距離感を測り損ねていたのではないか。

だからビジネスライク的な感じで可もなく不可もない関係に落ちてしまったんだ。ここは私が一歩前へと踏み込んで行かなくてはダメだ!ええいままよ!

 

 

「一人では厳しい強敵だが私がいる!私を信じて欲しい。ゲノセクトが誇れるトレーナーになる為に私に力を貸してくれ!」

 

「私はゲノセクトを信じている。例え何と言おうと君は私が自慢するポケモンであると!」

 

 

「!!」

 

 

「私だけではダメなんだ。ゲノセクトの力があって大事なもの(けつあな)は守れる。勝ってみんなで帰ろう(けつあなを守る為にも)ゲノセクト!」

 

 

「ギュ‥ギュオー!!」

 

 

私の言葉に震える様に雄叫びをあげるゲノセクト。

どうやら私の気持ちが伝わったようだ。なんでこんな事にも気づかなかったんだろう。

そうだ。美辞麗句じゃ無く、本音でぶつかり合わなきゃダメなんだ。こんな簡単な事にも気付かなかったとはな‥ありがとうゲノセクト。これで戦える!

 

 

「ほう。目つきが変わったな‥戦う覚悟が出来たか。ならばそれに応えるまでだ。」

 

 

「ゲノセクト!テクノバスター!」

「ギュオ!」

 

 

背中の砲台から光弾を放つが以前より遥かに早い。これは明らかにワザの精度が上がっているぜ!

そうか気持ちに答えてくれたんだな。なら私も本気を出そう!

 

 

「大した速さだがテレパシーの前では無力だ。ミュウツー ほのおのパンチ」

 

「ミュ!」

 

「ギュオ!?」

 

 

ミュウツーは難なくワザをかわすとゲノセクトの懐に入り込み熱い拳を叩き込む。こうかはばつぐんだ!

痛いですね‥これは痛い(4倍弱点)

物凄い威力だがゲノセクトは膝をつかずにミュウツーから距離を取ると息を整えて私を見る。

 

「ギュオ‥!」

 

 

その眼は正に私を信じて進まんとする強い意志そのものだ。悪いなゲノセクト。しかし‥どうするか‥

ここは相手を撹乱するしかないか‥!

 

 

「ゲノセクト!飛行形態に移りそらをとぶで撹乱!」

「ギュオー!」

 

 

ゲノセクトは体を折り畳み、そらをとぶでミュウツーの周りを飛びまくる。

こうなったら目を回しまくってやるよ!

 

 

「確かにこれだけ高速で動き回られては追いつく事も困難だが所詮は悪あがき。意味のない事だ」

 

 

余裕の表情で私を見るサカキ様。ちくしょー打つ手無しか‥!

ん?てか風圧強すぎじゃね?めっちゃ埃というか砂利というか鼻に入ってむずむずするんですけど。

ゲノセクト?ちょっと荒ぶり過ぎじゃない??

 

 

「テレパシーを使うまでもないな。ミュウツーよ

はどうだんでゲノセクトを撃ち落とせ」

「ミュ」

 

 

「ギュオー!」

 

ミュウツーから放たれたはどうだんは軌道を描き、飛ぶ回るゲノセクトに命中!あ、やべ必中技やん。これは避けられないね。ゲノセクトは撃ち落とされ、私の足元に倒れ込む。大丈夫かゲノセクト!

 

 

「終わりだな。せめてもの慈悲だ。楽に終わらせてやろう‥ほのおのパンチで決めろ!ミュウツーよ。」

「ミュ!」

 

 

やべえ!咄嗟に私はゲノセクトを守ろうと前に出ようとしたその時。ミュウツーの拳の炎に反応する様に連鎖的に小さな爆発が起こり、その爆発はやがて大きな反応となってミュウツーを包んだ。

 

 

「な!?この爆発は‥!」

「ミュー!?」

 

 

ええ!なんだこれ!?何があったんや!

私はビビり散らしてサカキ様を見るとサカキ様も驚愕の表情を浮かべ周りを見る。

 

 

 

「これは粉塵爆発‥!?この様な場所で燃え移るものなどない筈だが‥!」

 

 

「!そうか岩石に含まれるアルミニウム!アルミニウムは粉状だと激しく燃焼する‥!ミュウツーがかわらわりで砕いた岩石が粉塵となり着火したのか!さっきのそらをとぶの撹乱はミュウツーの周りに粉塵と空気を織り交ぜる為‥まんまとしてやられた‥!」

 

 

あのサカキ様も驚いて口を開けている。

そりゃあびっくりしますよね。狙った訳じゃないのでちょっと申し訳なさはありますけど。

サカキ様もそうだがリーリエも目を見開き開けた口を手で覆う程驚き散らしていた。

 

 

「‥!何と言う知略‥ 先生はミュウツーさんのワザを見てこれを‥?‥いや待ってください。」

 

「まさか最初から仕組んでいたと言うのですか‥!?初めから岩を破壊させる事が目的でそれを隠す為にスピアーさんのミサイルばりを跳弾させて意識を逸らしたと‥?次元が違いすぎる‥!」

「マヒナペーア‥!」

 

 

いえ偶然です。

偶然に偶然が重なり偶然爆発した。それだけです。

みんな深読みし過ぎだろ。そんな孔明の罠みたいに考えないで欲しいです。これは全て邪智暴虐ぐう畜外道神アルセウスの卑劣な印象操作だ(こじつけ)

 

 

「ミュ‥ミュー‥!」

 

 

爆発がある程度収まり煙が晴れるとそこにはボロボロ姿のミュウツーが佇んでいた。

今にも倒れそうだが、その気迫に思わずお漏らししそうになるほどだ。こわ!

 

 

「‥これ程の威力とはな。やるじゃないか‥だがここからが本番だ。ミュウツーかわらわりだ!」

「ミュ‥!」

 

「ゲノセクトかわせ!」

「ギュオ‥!」

 

 

ミュウツーはボロボロになりながらもゲノセクトに近づきかわらわりをお見舞いしようとするがさっきより動きが鈍い為、ゲノセクトは紙一重で攻撃をかわし爪での一撃をミュウツーに叩き込む。

 

 

「ギュオ!」

「ミュー!」

 

 

ミュウツーはそれのお返しと言わんばかりにまた拳を叩き込み両者でノーガードのぶつかり合いが始まる。

あーめちゃ痛そう‥

 

 

「ミュ‥!」

「ギュオ!」

 

 

 

そしてそのままワザの応酬も駆け引きも無い純粋な殴り合いに発展。あーあーもう喧嘩じゃないすか‥ カイロスがいればカウンター(虎落とし)でハメられるんだがな‥

 

 

「この凄まじい執念‥思わず熱くなる‥!好敵手として相応しい戦いだ。何としても君に勝つ!」

 

「負けません!意地を貫き通すまで!!」

 

 

負けられねえ!けつあなは守り切る!

‥でも何というか泥臭い男と男の戦いみたいな感じがして悪くないぜ!

殴り合いの音は辺りに反響し、今にもこの空間が崩れ去りそうな程の威力だ

 

 

「すごい‥共に一歩も引かないなんて‥意地と意地をかけた譲れない戦いだからなのかな‥」

「マペ‥」

 

 

まさにカイリューが如くの様なステゴロ!男のロマン!リーリエもそういうの好きなん? スジモンの才能あるぜ。ルナアーラも伝説のポケモンなのにステゴロに憧れているのか‥(呆れ)

 

 

 

「互いにボロボロか‥それだけ傷付けばテレパシーも関係ない‥いや純粋な殴り合いが好きなのか?ミュウツーよ。」

「ミュ」

 

「‥そうか。では終わりにしようミュウツー!インファイト!」

 

「ミュ!‥ミュ‥!?」

 

 

ミュウツーがファイティングポーズを取りインファイトを仕掛けようとするが何故か動きが止まった。足に力が入っていない様だが‥これはチャンス!

 

 

「‥くっ!スピアー戦のダメージが予想以上に大きかったか!ミュウツー!拳を繰り出せ!」

 

「今だゲノセクト!シザークロス!」

「ギュオ!」

 

 

ミュウツーが繰り出す拳に対してゲノセクトはシザークロスを重ねる様にして攻撃。

ミュウツーの拳はゲノセクトの頬を擦り、ゲノセクトの爪はミュウツーの顔に当たったクロスカウンターの様な構図になる。

 

 

「ミュ‥」

「ギュオ‥!」

 

 

両者共に立ち尽くし動く気配が無い。しばらく二体が睨み合うが先にミュウツーの腕がぷらんと垂れて意識を失う。立ったままメガシンカ状態が解けた事から勝敗は決したのを確認した。ゲノセクトの勝ちだ。

 

 

「‥ゲノセクト!さすがは私のポケモンだ!」

 

 

「まさかミュウツーが破れるとはな‥流石だ組長よ‥!」

 

「‥ありがとうゲノセクト。これで大事なもの(けつあな)は守れた。」

「ギュオ!」

 

 

サカキ様はあり得ないと言った表情を浮かべ私を見るが、気にせず私はゲノセクトに近づいて褒め称えた後に体を撫でまくる。

よぉしよしよしよし!!良い子だ!マカロン500個贈呈!

 

 

「すごい戦いでしたね‥これもスピアーさんの力があってこそ‥ゲノセクトさんだけでは無く皆さんがバトンを繋いだから勝てた。これは個の勝利じゃない‥皆さんとの絆の勝利ですね!」

「マペナ!」

 

 

リーリエも涙を浮かべているかの様に喜んでいる様だ。けつあな確定しなくてよかったぜ。

私はひとしきりゲノセクトを撫で回すと喜ぶゲノセクトとハイタッチをかわす。

もっと撫でたいがゆっくり休んでくれ。ゲノセクトをボールに戻してさらに労う。

 

 

「流石の腕前だ。ますます君の事が好きになる。君はこの私を超えたのだ。誇るといい。」

 

「‥いえそれは‥」

 

 

きも。もういいです(蛙化現象)そんな事誇れんわ。

サカキ様はミュウツーをボールに戻してボールを一瞥すると私に向き直る。

 

呼吸を整えて私とリーリエを交互に見ると再び私に目線を戻し口を動かしていく。

 

 

「‥そう押し黙るな。君に負けた以上私から言うことは何もない。敗者はただ去るのみだ。」

 

「‥‥」

 

 

潔いな。元々この人は武人肌だからロケット団解散を宣言したのだろう‥そこだけは素直に尊敬できるな。

私が何も言えずにいると今度はリーリエの方に向き、リーリエとルナアーラに激励の言葉を贈るように口を動かす。

 

 

「リーリエよ。コスモッグ‥いやルナアーラと言ったな?そのポケモンは君に懐いている様だ。君ならばもっとルナアーラを使いこなせるだろう。私にはもう不要なポケモンだ。好きに育て世界を見せてやるといい。」

 

「‥ではお言葉に甘えさせて頂きます。‥ルナアーラさんを譲ってくれてありがとうございます。」

「マペナ!」

 

 

リーリエはサカキ様の使いこなすという言葉にムッとしている様だが考え方が違うし、しゃーない。

最後お礼言えて偉いぞ!褒めてつかわす!

 

サカキ様はポケモンを道具として見ているがリーリエは仲間や友達という様な感じで相容れないのだろう。

 

まあ私はポケモンと人間の関係なんて千差万別なのでなんでもいいと思ってます。それぞれの関係性があるのでね。だが私の手持ちを馬鹿にするのだけは許さん!あとカタギに迷惑をかけることもなぁ!

 

サカキ様も本当ならカタギ案件でケジメ付けさせたいが被害があんまないので今回は不問にするぜ!

 

サカキ様は私の思いとは別に穏やかな表情を浮かべるとリーリエを見つめて呟く。

 

 

「素晴らしい弟子を持ったな。出会うべきして出会うとはこの事か‥それにリーリエとルナアーラ‥まるで二人で一つの様な一体感か‥」

 

 

それはそうかもね。私には過ぎた弟子でございます。

ネームドでありながら人気キャラで数多くのガチ恋勢を輩出した大天使リーリエルと近しい関係になり、本当に申し訳ない。

 

 

「私と君たちはここでお別れだ。長い間この空間にいるのは精神衛生上よくない。ルナアーラと共に行くがいい。」

 

 

「‥ですがそれではあなたは‥」

 

 

「私は空間を独自に行き来できる装置を持っているから平気だ。‥さあ行け。」

 

 

リーリエは優しいのぅ。スジモンの大玉でもあるサカキ様も気にかけるとか甘すぎるぜ!だがそこがいい。

サカキ様はまた私の方に向き直るとガチ真面目な表情になり私に忠告する様に言葉を発した。

 

 

「‥組長よ。大事なものはしっかり守れ。その強さなら大丈夫だが油断はするな。」

 

「‥‥」

 

 

は?なんでいきなりけつあなの心配されなきゃいかんんのじゃ?どんだけ好きなんだよ‥

そんな事真顔で言わんといてくれる?

 

 

「‥当然です。(男連中からけつあなは)守り切りますよ。大事なものなのでね。」

 

「‥そうか。それだけの覚悟があるのなら君に伝えるべき言葉はもう無い。全て伝えたのだからな。」

 

 

「ええ‥ありがとうございました。リーリエ行くぞ。」

 

 

もう会うことはない感じか。寂しい感じもするが‥

リーリエ帰国の準備をしろ。私はもう疲れた。

早く帰ってご飯食べて、歯を磨いて大人のお姉さんと遊んで休みたいぜ!

私はサカキ様に背を向けて離れる様に歩く。

 

 

 

「え?あ、はい!ルナアーラさん‥ううん、つきぐもちゃんお願い!」

「マヒナペーア!」

 

 

しばらく離れた先でルナアーラは息を整えて体を動かすと額に第三の目が開眼し、胸元からビームを放つと目の前の空間に黒い穴が生成され、それはウルトラホールへと変貌していく。

 

 

「先生!準備が整いました。行きましょう!」

「マヘナピー!」

 

「ありがとうリーリエ。そしてルナアーラ」

 

 

 

「さらばだ。リーリエそしてワビ組の組長よ。」

 

 

サカキ様が遠くからお見送りの言葉を送り、気まずくなった私は適当に一礼してリーリエの方へ向く。

 

こうしてみるとウルトラホールでか!この先に私達の世界があるのか。なんか不思議やね。さて帰るか

 

リーリエはルナアーラの背に乗るが‥あれ、私の乗るところ無くね?どこに乗れと?

もしかして翼か?いやそれだと動けないし‥うーんと私が迷う中ルナアーラは胸にしがみつけと言わんばかりに翼を動かすのが見えた。

 

 

「マペ!」

 

 

いやいや!そこ1番怖くて危険やろ!

しがみつくって結構力いるぜ!

 

‥しかし時間がない。ええいままよ!

私はルナアーラの胸元にしがみつくとルナアーラは勢いよくウルトラホールに突っ込む。勢いやば!

 

うひょおお!!こわいよー!!

まるで宇宙にいるみたい!!大丈夫なんすか!?

 

え?これ生きて帰れるの??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

‥‥

‥‥‥

 

 

 

 

side サカキ

 

 

 

「復活の悪の花もここで散るとはな。リベンジ・レインボーロケット団も崩壊した。過去の雪辱は果たせなかったか‥」

 

 

ワビ組の組長との勝負に敗れたリベンジ・レインボーロケット団ボスのサカキ。

異なる平行世界で再起を図るも一人の男とその仲間達の活躍もあり復活の悪の花が芽吹く事も無く散ったのだ。

 

 

「ロケットチルドレン‥奴は遂にその壁を乗り越え、想像を超える強さを見せた。ポケモンとの絆やリーリエと言った人たちの支えが奴を強くしたのだな。」

 

 

ロケットチルドレンたる組長の壮絶な人生。

サカキですら同情の念を寄せる程の悲惨な過去に彼は飲み込まれ、恐れからサカキの命令に忠実であらんとしていた。

 

しかし彼はそれを乗り越えて自分の意志を持って進む覚悟を持ったのだ。

ゲノセクトを始めとする手持ちポケモンの親愛とリーリエという優れた弟子を持った事で守るべき大事なものが出来た。それが彼が言っていた通すべき意地という事だろう。

 

彼の大きな成長にサカキは喜びの感情を抱いていたのかもしれない。

 

 

「出会いが違えば奴とは同志になれたのかもしれんと思いたいが‥奴はありのままの自由なる世界を愛する人間‥どの世界線でも相容れぬだろうな」

 

 

世界征服という支配を望むサカキと今の世界を肯定し、自由を愛する組長では思想からしてサカキとは相容れない存在だ。

次期ロケット団の担い手としてのロケットチルドレンという環境が自由を望む彼を生み出したのはまさにこの上ない皮肉と言える。

 

まさか身内とも言える人間に野望を食い止められるとはとサカキは口角を上げて笑みを浮かべると同時に彼が消えたウルトラホールの先を見つめていた。

 

 

「ふん。奴には裏社会の王になって貰わないと私が浮かばれん。このまま精進して貰いたいものだ。」

 

 

その笑みはまるで彼を励まし応援しているかのような柔らかな笑み。彼はサカキの野望を阻止した子供達(チルドレン)でありながらも生き方を教えた教え子に近い奇妙な親近感を覚える。

 

彼が消えたウルトラホールが徐々に小さくなり、その空間が閉じようとすると最後にサカキはその空間に向かって小さく呟いた。

 

 

「君の活躍を期待している。‥もう会うことは無いだろうがな。」

 

 

その言葉を聞き届けた様にウルトラホールの穴はゆっくりと閉じて元の空間に戻っていく。

 

サカキは懐から小さな装置を取り出して、その装置を動かすとサカキの目の前にも小さな空間の割れ目が発生してサカキを飲み込もうとしていた。

 

 

「さて、次はどの世界で悪巧みをしようか。」

 

 

ニヒルな笑みを浮かべるとサカキはその空間の割れ目の中へと進んでいく。

イタズラを試みる子供の様な純粋な笑みにして、黒く染まり切った大きな悪はこの世界から完全に姿を消した。

 

復活の悪の花は散ったが、更なる悪の哲学を求めてサカキは進むのをやめない。

 

 

 





主人公‥けつあな確定申告されずに済んでほっとしている。

ゲノセクト‥これまで主人公との距離感が掴めずにいたが、主人公の勇気ある一歩により主人公を本気で信頼しようと決意を固めた。メガミュウツーXとの戦いで遂に覚醒し、主人公との絆が芽生え彼の為に戦う覚悟を見せた。

リーリエ‥傍観者。主人公の知略の高さに改めて驚愕し、サカキと決着をつけた事で過去を乗り越えたと思っている。

サカキ‥ゲノセクトやミュウツーとの戦いを通して久しぶりに熱い気持ちになれた事などで主人公に感謝の気持ちを抱き自分が壁となり過去を乗り切れたと勘違いしている。一応負けたので主人公のいる世界には今後手を出さないつもりらしいが別の世界線でまた悪巧みを企んでいる。つまり反省していない。

ミュウツー‥テレパシー能力で動きを読み切れるが、ゲノセクトの思考に感化されつい殴り合う事に。脳筋思考なので釣られてしまった。あと肉体も結構ダメージを負っていたので避けようにも体がついて来れなかったりなども重ねって敗北した。


ウツロイド達‥(よっしゃ!ようやく異世界人共が帰ってくれたぜ!これで静かに過ごせる!‥あれ岩が破壊されたままなんですけど‥せめて片付けてから帰れよお!)







アルセウス‥(また私のせい!?もう人間滅ぼそうかなー)


レジギガス‥「お前もう神降りろ。」




次回で今外伝完結予定です。
長くなりましたがここまでお付き合い頂いた皆様本当にありがとうございます!
感想や評価を頂きますと大きな励みになるので是非お願いします!!
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