評価と感想ありがとうございます!お待たせしました!
今話から最終章ZA外伝スタートです。それに伴いポケモンZAタグも追加しました。
今後は主人公も組長ではなく名前で呼ばれたりするので慣れないとは思いますがよろしくお願いします
その筋の者(スジモン)ミアレへ行く
闇夜の帳が下り街全体が静まり返る中、星々の瞬きだけがひときわ鋭く世界を監視している。
吹き抜ける夜風はひどく冷たく、街を照らす月光はどこか冷徹さを含んでいるかのようだ。
「タワーの状態は?」
「キュルル」
まるで巨木が意思を持って立ち上がったかのような、身の丈三メートルを超える巨躯
巨躯の男の口から漏れたのは、張り詰めた冷静さの奥に拭いきれない不安が滲む声だった。
その男が杖を静かに突くと傍らの黒き永遠の花が
主の動きに呼応するように静かに揺れた。
「言うなれば小康状態‥と言った所でしょうか。エネルギーの暴走も比較的落ち着いています。」
その声を正面から受け止めたのは威圧感を放つスーツ姿の男性だ。
男の口から紡がれる現状説明は驚くほど論理的で淀みがない。しかし月光に照らされた額に冷汗が伝う。
その胸の内には安全装置の壊れた爆弾を抱えたまま、終わりのない時を耐え忍んでいるかの様な底知れぬ不安がうずまいていた。
「‥だがいつ悪化してもおかしくない。引き続き経過観察を頼むぞマスカットよ。」
「キュルルー」
巨躯の男はマスカットと呼ぶスーツ姿の男を一瞥し、懇願するかの様な決意を秘めた言葉を紡ぐ。
その一言に込められた優しさと揺るぎない意志。それを傍らで聴いていた黒き永遠の花は全てを包み込む様な柔らかな微笑みを浮かべる。
「はい!お任せくださいAZさん。」
スーツの男は力強く頷くと夜霧の向こうへと駆け出していった。その横顔には決して折れない鉄の意志が刻まれている。
遠ざかる足音を耳にしながら、取り残された巨躯の男AZは顔を上げる。眼前にそびえ立つのは天空を突き刺すような白き鉄塔。
まるで作られた命が脈動しているかのように、淡い光がその骨組みをじんわりと満たしていた。
「最強のメガシンカ使い‥あらゆる逆境を跳ね除ける優れたる操り人。まさに今世の英雄と呼ぶべきか。」
「英雄と伝説は互いを補完し合う不可分な関係だ。この街は欲している‥英雄の伝説を継ぐものを」
AZはただ、遥かなる天の理を見上げていた。
英雄と謳われし操り人が再びその手でこの街を救い新たな伝説の糸を紡ぎ出す。
その
彼は心の中でただそれを信じていた。
‥‥
‥‥‥
(その)スジのものー!
あなたの目玉を詰めてゲット★
カタギの時は
タイプは非行から避行タイプにシンカしたよー
やったね!(絶望)
と言う事でご無沙汰です。スジモンだよー!
あのリーリエとの出会いから3年経ったのね。早い!
あれからアローラに渡って約2年か?向こうで過ごしてたんですが色々ありましたよ。
ホームシックになったり、食中毒で死にかけたり
ネームドキャラと交流したり、バトルしたり現地の人に絡まれたり(子供連中)大人のお姉さん口説けなかったり(死活問題)Zワザ覚えたりとね。
とまあ回想はここら辺にしましょうか
突然ですが、皆さん私はどこにいると思います?
カントーじゃないよ?アローラでもないよ?
正解は‥
「ここがミアレシティ‥!」
思わず声に出してしまったがそう!カロス地方のミアレシティです!正確にはミアレ駅前広場と言った所かな?
いやーやっぱ景色全然違うわ
ミアレ駅から出るとそこに広がるのは異国の大都市の風景そのもの。こりゃあすごいですな。
飛行機や電車での移動を含めて大体20時間かかりました。お陰で腰が痛いのなんの。それに旅行用のクソデカアンティーク調のトランクケースを持つのが地味に辛くてな‥手も痛いっす。時差ボケもあるしな
私は手に持ったトランクを地面に置き一息ついた。
よっこいしょっと
「‥あれがプリズムタワー‥すごいな‥!」
そして遠くにはミレニアムタワー‥ではなくプリズムタワーがそびえ立っている。爆発しそう(龍如感)
あとレンガの建物やらがいっぱい見える。本当にミアレに来たんだな‥夢みたい。
更に周りをキョロキョロするとカントーやアローラで見ない様々なポケモンが目に入る。
ふむふむヤヤコマにニャスパーにデデンネ‥結構いるな。めっちゃかわいいが野生多くない?大丈夫か?
いやぁポケモン世界に転生できて本当に良かったぜ。
スジモン業務をあらかた終わらせたのもデカいね。自分で自分を褒めたたえていますとも。
あと私の今の服は着流しの上に革ジャンという最先端オサレスタイルだ。おしゃれの街だからね。おしゃれにはオサレをぶつけるんだよ!グラサンも持ってるし気分だけは有名人!
田舎もんだからどうか多めにみてください。
「おや?珍しい格好の御仁‥観光客の方ですか?」
私の格好が珍しいのか目の前からタートルネックに青ジャケットを羽織るお兄さんが前から歩いてくる。
おー結構かっこええやん。さすがミアレや
ここは挨拶しないとな。ワレどこの組のモンやコラ!
「ええカントーから来ました。」
「カントーから!それは移動も大変でしたでしょうに」
「この時期にいらっしゃるという事は‥ZAロワイヤル目当てですか?それでしたら夜に開催されますし、クエーサー社に問い合わせないと。」
「?ぜっとえー?ロワイヤルぅ?」
むむ。何やらバトロワ的なものでもやっているというのだろうか? XY以降のカロスは新たなバトルが流行りなのか?
まあ、スカイバトルじゃないみたいで安心すね。
あとくえーさー社って
「それにクエーサー社?というのは?」
「ご存知ないですか?クエーサー社というのはZAロワイヤルを主催している外資系の会社でして‥‥ほら、あそこの画面をご覧になって下さい」
お兄さんが指差したのははめ込み式の巨大モニター。
でけえな!前世の渋谷の街頭モニターみたいや。私がそこに目をやると大音量の音楽が流れて画面に映像が映し出されていく。これもしかしてCM?
『ポケットモンスターと暮らす街ミアレシティへようこそ!わたしはクエーサー社社長のジェットです。』
あら?何やらゴージャス素敵なマダムが画面に映ったがこの人がそのクエーサー社の社長か。そばにいるメェークルは無邪気でかわいいね。
‥でもなんか怪しいな。絶対黒幕でしょこの人。
だって社長だよ?ルザミーネさんやローズさんという前例があるんですよ!あとウォロとかよぉ!
‥クラベル校長は‥その疑ってすまんかった。
エアプクラベルを本気で信じていたぜ。
前世でのポケモン履歴はSVで止まっているのでそれ以降の作品を私は知らない。つまり黒幕が誰だかわからんのだ。エアプであるが故の判断だが。
ここは幻のマイチェンZ版かLEGENDSアルセウスシリーズの続編の世界観になるのかな?時系列的にそれはないか。
まあ考えるのは後でいいや。
今は存分に楽しんでいきたいのでね。
『━━‥クエーサー社はミアレシティをメガシンカさせます。』プツン!
あCM終わった。なるほどな。ミアレで結構デカい会社なんだな。確かXYには出てないからここ数年でデカくなったのだろうな。
ますます怪しいぜジェット社長‥
何を企んでやがるんだ?ミアレを我が物にする気か?
【全てのメガシンカエネルギーを手に入れてカロスを我が物に!ジェーットットット!!(笑い声)】
‥ってこと!?
なんてこった!くそ!どうすればいい!
私が黒い事を悶々と考えているとそれを遮る様に目の前のお兄さんは口を開いた。
「‥という感じの会社です。ミアレシティの都市再開発計画やホロを使った技術を駆使して我々の生活を豊かにしてくれているんですよ。」
なるほどな。かなりミアレに根付いている様だ。
ミアレ民もかなり信頼しているし、これは少しは警戒した方がいいかもしれんな。
「教えてくれてありがとうございます。お礼にこれを」
私は懐からお札を取り出してお兄さんに渡す。
これは私からのお礼だ。取っておいてくれたまえ
チップを渡さないとブチギレる可能性があるからね。
アローラでそれを学んだ。チップは大事すごく大事。
このお兄さんはおそらく観光関係の仕事の筈だ。
スジモンフェイスの私にわざわざ話しかける程だからそうに違いない!
それもあるからチップはこれだけ渡せば怒らないっしょ!(1000円)
「ありがとうございます。‥ですがお気持ちだけ受け取らせて頂きます。これはわたくしの仕事ではありませんからね。」
ん!?(観光職だと)まちがえたかな‥
ダメみたいでした。だがこちらを慮ろうとしてくれる事には感謝ですね。めっちゃええ人やん!
誰だよ!ミアレをミ荒れとかイカレシティとか言った奴はよぉ!全然いい人おるやん!
「実はわたくしZAロワイヤルに参加していまして、普段はタクシードライバーをしているんです。チップはその時にでも」
タクシードライバーの方だったんだー
いいね!最高の仕事やん
仕事に誇りを持っているんだな。ええ事や!!
これぞカタギ!素晴らしいね。ブラボー!!
私はちっとも全然最高に誇れないがね。スジモンだし
「わたくしはザックと申します。タクシーでの観光巡りでしたら是非ご贔屓に。それでは失礼します。」
私と軽く握手を交わしてその場を立ち去るザックさん
ええ人やな。この人はネームドなのかな?モブっぽい衣装してたし。うーんわからんな まあタクシー使う時にはお世話になろうかな
それよりも観光観光!
へへ!どこ行こっかなー。まずはカフェ行くか。
宿とってないけどなんとかなるっしょ!(楽観)
駅を出て目の前にはポケセンがあるし、その隣の隣には大きなカフェがあるようだ。
ふむふむ中々いいじゃあないか。
私はトランクケースを手に取り歩き出す。重いし痛い!
やっぱスジモンがいないって最高やな!
組の監視も無いし!一人で気ままに過ごせるぜ!
胃薬の世話になる事もなさそうだな!(フラグ)
「あら?素敵な服ね‥そこのお兄さん。」
「ん?」
テクテク歩いてると突然話しかけられたので咄嗟に振り向くと私は思わず目を見開いた。
うひょおおお!めっちゃナイスバディな大人のお姉さんだぁああ!!
なんか妖艶な笑みを浮かべて影がありそうな感じがするがこれがミアレジェンヌか?いや違うと思うが、大人のお姉さんなら大歓迎!!
「観光客さんでしょう?‥ちょっと困った事があって助けて欲しいの‥」
「別に構いませんよ。私で良ければ是非。」
イクイク!女性が困ってるんなら助けないとね!
この私にお任せください!ぐへへへ‥
営業スマイルを浮かべて返事をするから印象はいい筈だ。あとは向こうの出方を確認するぜぇ
「助かるわ。うふふ‥こっちよ。大丈夫‥」
大人のお姉さんの後ろについていく私。
お姉様についてく‥ついてく‥
カフェ巡りは明日でもいっか!
時間はいくらでもあるしコーヒータイムはまた今度や
私はお姉さんの後ろに着いているが、大通りからいつの間にか路地裏に案内されていた。
路地裏はやっぱ暗いし狭いっすねー
でも趣があってこれもまた良し!
何やら障害物とか乗り越えたけどなんなのー?
どこまでいくのかなーっと思ったら突然ピタッと立ち止まった。そこそこ広い所に出たがどうしたん?
「へっへっへっ!まんまと騙されやがったな!間抜けな野郎だ。」
「こいつはまさにカモネギが長ネギ背負ってやってきたって奴だよな?」
「手始めに荷物置いてけや兄ちゃん。」
「ふふふ‥おバカさんね。観光客に頼る訳ないじゃない。でもその素直さ‥嫌いじゃないわ。」
「‥‥」
私が辺りをキョロキョロすると物陰からニヤニヤしながら現れる3人組のチャラ男達。
はぁあああ↓(クソデカため息)スジモンか‥
ミアレにもいるよな。そりゃあ
カントーやジョウトにいるから(本職)いない方がおかしいよなうん。
ん?という事はこのお姉さん‥
くそやられた!なんて頭のいい連中なんだ‥!
これは軍師
ここは大人しく土下座して靴を舐めるしかあるまい‥
「黙ってねえでその荷物置いてけやこの野郎!それと腰に下げたボールも渡せ!」
「いや待て。こんなビビり野郎の持ってるポケモンだどうせ大したことねえよ。」
「そうだな!どうせ雑魚ポケだろ!」
は?????????
今なんつった??????????
私の自慢の愛ポケがウルトラクソ雑魚アルティメットハイパーゴミムシだと!!??
よし!生首!打首!さらし首!!
怒らせちゃったね!私のことね!
覚悟できてるんやろなぁ?スジモンの流儀を叩き込んでやる!!
イイ音聞かせろや!
「弱い奴ほどよく吠えるな。お前達の方こそ大した事なさそうだが?」
私は嘲笑するように吐き捨てる。
私のポケモンをバカにする奴は例え超絶美女の大人のお姉さんでも許さん!‥‥いや大人のお姉さんなら許す‥‥いや許さん!(ブレブレ)
「なんだとぉ!?」
「すかしやがって!」
「ぶっ潰す!」
私のすてゼリフに血管ピクピクのスジモン達。
手に持つボールを強く握りしめて今にも襲い掛かろうとしている。ん?3対1ですか??ちょっとそりゃあ卑怯じゃない???
「もういいわ!あなた達やっちゃって!」
「いけ!ゴロンダ!」
「ゴロ!」
「潰せ!アーボック!」
「シャーボ!」
「やれ!ズルズキン!」
「ズル!」
いや結構強いポケモン揃えてんな!
それ他で活かして下さいよぉおお!
だがやるしかない。私は愛する相棒が入ったボールを手に取ると目の前に投げる
「スピアー遊んでやれ」
「スピ!」
うむ。相変わらずの様で安心した。
スピアーは私の方に向くといつでも行けまっせ!と言わんばかりに元気に頷く。
ミアレという異郷の地でも頼りになるな。流石相棒だぜ。さあミアレでの初めてのスジモンバトルを始めるとするか。イクゾーキリュー!!
「スピアーすぐに終わらせろ。ドリルライナー」
「スピ!」
スピアーは目にも止まらぬ早さで三匹のポケモンにドリルライナーで突っ込む。有無を言わせず先制攻撃
これぞスジモンバトルの醍醐味なり。
「なっ!?はええ!」
「何なんだよ!この威力!?」
「バケモンだぁあああ!」
「スピッ!」
私が考える中ひたすら高速で飛び回りドリルライナーで蹂躙するスピアー。
やり過ぎじゃない?吹っ飛んだ相手の着地狩りもしてるしもうやめて差し上げろ。
「ゴロ‥」
「シャー‥」
「ズ‥ル‥」
と言うわけで三匹のポケモンはスピアー一体に文字通り秒でのされたとさ。
弱過ぎぃ!君たちの肉体は飾りか何か?
「やはり大した事なかったな。で?誰が弱いって?」
「ひ、ひいい!!なんだよこの強さ!」
「あの動き本当にスピアーかよおお!」
「ごめんなさい!!助けてええええ!!」
「‥なによこれ‥!強すぎる‥」
4人ともスピアーの強さに戦慄した様だ。
男達は泣き叫び、大人のお姉さんは呆然と立ち尽くしていたが、お姉さんは私を睨むと歯を食いしばり、声を震わせながら言葉を発した。
「‥覚えてなさい‥この借りは必ず返すわ‥!」
こわい
やっぱり大人のお姉さん怒らす方が恐ろしいっす。
もっと笑顔を頂戴!さっきみたいな奴をよぉ!
それに私なら良かったが、会った時に口にした世の男を勘違いさせる様な言い回しは危険だぜ。
へたれた私は大人のお姉さんの目を見てへたれた事がバレない様に優しい口調で語りかける。
「ええいつでもどうぞ。あなたにはさっき見せた笑顔が一番似合う。もうこんな事はやめてくださいね」
うんやめた方がいいね。下手するとさっきの言い方だと勘違い男を増産してストーカー被害に遭うからこのやり方は見直した方がいいよ。男は単純だからね。
そこが素晴らしいと私は思うけども。
私の言葉を聞いたお姉さんは目を丸くしたかと思ったら私の目を見て俯き、吐き捨てる様に言葉を発した。
「‥はぁ‥お人よし過ぎて調子が狂うわね全く。もういいわ。あなた達引き上げるわよ。‥その悪かったわね。」
「え?あ、はい」
「よかった‥生きて帰れる‥!」
「姉さん‥引っ張らないで‥」
ふっ‥そんなバカを見る様な目で見ないでくれ
めっちゃ落ち込む‥
さっきまで殺意マシマシのお姉さんだったが毒気が抜けてたのか男共を引っ張り上げるとため息まじりに路地裏を通り逃げ去っていく。最後謝っていた様だが本当にやり方見直したんか??まええわ
「スピアーありがとう。戻ってくれ」
「スピ!」
うむ大義であった。時間あったら本場のミアレガレットご馳走するぜ
私はスピアーをボールに戻して労ってあげると腰に付け直す。あーあどうしよっかなー
時間も時間だし止まる宿について考えた方がいいか。
取り敢えず私は大通りに出ようとさっきの道を戻ろうとするがなんか後ろから視線というか気配を感じたのでそこを必死で探る。
スジモンアイ!‥ええとあそこか!
ん?あれは‥?奥の建物の影からこちらを覗き見ているのだろうか。まさか‥スネークか!?
「す、すごい‥!あれだけの人数を相手にスピアーだけで勝っちゃうなんて‥」
全然スネークじゃなかったわ。見ていたのは年頃の女の子。白とピンクのグラデーションカラーの髪の少女で見た目もそうだが将来が楽しみな感じの綺麗な子だね。まさに光る原石そのもの!
服装的にヘソ出してるしホットパンツで露出多いが寒く無いの?(純粋な心配)
「‥ん?君は‥?」
「‥!」
私の声に反応すると少し驚いた後に障害物やらを乗り越えてこっちにやってくる。
大分アクティブな子だなぁ。見た目ギャルっぽいのに動きが完全にプロ過ぎる。ヒスイ調査隊の末裔か何か?つまり、その血筋の者‥チスジモンか‥!?
困惑する中ギャル少女は私の前に立つとバツが悪いと言うか申し訳なさそうな表情で私に尋ねる。
「ええっと‥ごめんなさい。覗き見るつもりはなかったんです。大人数に囲まれてあたしが出ようかなと思いましたが要らない心配でしたね。お怪我などはありませんか?」
ええんやで。むしろその心遣いが大変ありがたいね。
カタギの女の子をさっきのスジモン衆に会わせる方がよっぽど事案に近いですって。
私は心配するギャル少女に気にするなとフォローする
「いや大丈夫だ。ああいうのには手慣れていてな。それと比べると君はかなり優しいな。」
「はは‥いえ、人助けなので当然ですよ。‥それにしてもバトル強いんですね。わたしも見習わないと!」
私の返答に苦笑いしながら言葉を紡ぐギャル少女。
人助けを当然の如くこなすとはな。中々素晴らしい子ではないか。これぞ好青年!‥あれ違うか?
なら好少女?いや好ギャル?って言うの?分からん
私が考えている中ギャル少女はあ、そうでした。と声を出すと私を見て再び声を紡ぐ。
「いきなりごめんなさい。自己紹介がまだでしたね。あたしはタウニー!‥その格好‥観光客さんですよね?ようこそミアレシティへ!」
柔らかな笑みを浮かべ両手でガッツポーズを取るタウニーちゃんはかわいいね。
相手が名乗ったのならこちらも名乗られば無礼というもの‥
私もタウニーちゃんに語りかける様に話しかけた。
「タウニーちゃんだね。私の名は━━
タチバナだ。よろしく頼む。」
「こちらこそ!よろしくお願いしますタチバナさん!」
ダウニーちゃんが手を差し出したので私は握り返し、友好の握手をかわす。めっちゃええ子やん。
やっぱさっきのスジモンがおかしいだけで基本いい人が多いな!これから出会うミアレの住人もみんな優しくて、さぞ素晴らしい人が多いんだろうな(フラグ)
え?そんな事より名前がイメージと違う?
すんませんでした。名乗る機会なかったんや。勘弁してくれい。
‥‥‥‥‥‥
出会いとは偶然であり必然でもあるという。
遠き異郷の地にて本来出会う事の無い一人の青年と
一人の少女が邂逅を果たした。
これは運命か、はたまた宿命かは当事者のみぞ知る。
この物語は裏社会の王に祭り上げられた一人の男‥
いわば世界一ついてない男とイカれた街の住人達が
織りなす勘違いや思い違いが重なり激しく交差する
世界一イカれた愉快な英雄譚である。
最終章 ZA外伝
LEGENDSを継ぐものたち
開幕
主人公(タチバナ)‥これまで出さずにいた名前を遂に解禁した。決して名前が無かったわけでは無い。
ミアレ到着早々トラブルに巻き込まれるが本人がスジモンなので感覚がバグっており、まだまともな街だと思っている。
タウニー‥人助けが趣味という変わった趣味を持つ少女。主人公(タチバナ)との出会いが彼女にどの様な影響を与えるのかはまだ不明。
4人組のスジモン‥リーダーのお姉さんを中心にこれまで観光客をターゲットに悪さしたチンピラスジモン達で四人姉弟である。主人公(タチバナ)のスピアーに完膚なきまでにボコられた事でプライドをへし折られ以降は真っ当に働く決意をした。
ちなみにリーダーのお姉さんは主人公(タチバナ)が悪事から手をひくように優しく諭して所業を水に流す(勘違い)あまちゃんぶりに呆れ過ぎて牙が抜け落ちたとか。
ザック‥みんな大好き永遠のZ。ミアレ駅前で休憩をしていた時に着流し衣装の主人公(タチバナ)を見かけ興味本意で話しかけた超一流タクシードライバー。
ZAロワイヤルの饗宴に誘われ、現在ランクアップ戦50敗中と記録の更新が止まらない。
ZAロワイヤルについても話したかったが休憩時間を過ぎる為断念して仕事に戻った。