ナニモンなんじゃ? スジモンじゃあ!!   作:年中裸足の人

62 / 71

今話も長くなりますがよろしくお願いします



その筋の者(スジモン)ワイルドゾーンへ行く

 

 

 

 

あーやば。昨日のご飯による胃もたれはまだ続くが、華麗に現実逃避だ

 

初ミアレの初ホテルに初ご飯(謎飯)は色々と衝撃でしたが一夜明けました。タウニーお前厨房降りろ

 

 

部屋の内装もおしゃれだしクラシックな感じが唆るよね。まじで何で人気ねえんだろ。

‥クロワッサンカレーだよね。うんそれしかない

 

という訳で今は部屋を飛び出して外の空気を吸っている。ミアレの空気は格別やなぁ

 

 

 

『ロトロト!おはようございますですぜロト!クミチ‥ダンナ!』

 

「おはよう。今日も調子がいいなロトム」

 

 

あーびっくりした!急に出て来るの心臓に悪いからやめてもらえる?

いつぞやのスマホロトムが私の前に現れて挨拶してきたので反射的に言葉を返す。

 

一応組長とバレるとまずいのでスマホロトムには組長呼びしない様に厳命したが中々折れずダンナ呼びで妥協してくれた。それ大事か?

 

 

 

『新天地ですからロト!まさかミアレにまで来てシマ拡大とは‥さすがはダンナですぜロト!』

 

「そんなつもりはない。それよりも調べて欲しい事があるが頼めるか?」

 

『お任せ下せえですぜロト!』

 

 

という事でスマホロトムにお願いしてミアレシティ公式の都市再開発計画のページを見てみる。

 

どれどれ?ふむふむミアレにはワイルドゾーンなるものがあると。なるほどワイルドエリアみたいなもんか

 

えーっと‥街中の野生ポケモン住処をホロ技術で囲って隔離していると。‥なるほどねぇ

 

 

え?どう言う事だ?

 

 

ホロって確かXYでも出てたホロキャスター技術の事だよね多分。大分進化したなー

 

てか何で街中に野生ポケモンの住処あんの?画像見て思うけどこれやばくね?タクシー捨てられてる様にしか見えんし公園も占拠されてね?

 

しかもこれから更に増えるかもしれんだと??

魔境すぎんぜ。野生ポケモンとの共生を目指す街‥と書いてあるがマジで言ってんの?

 

おいおい!どうなってんだ!?

 

 

 

 

ええっと主導しているのは‥‥クエーサー社か。

‥クエーサー社!?ZAロワイヤルに引き続き!?

一社に委託し過ぎだろ!まじかよ!?何考えてんだ!

 

 

まさか野生ポケモンをあらかた受け入れまくって頃合いを見て野生ポケモンを解放してこの街を内側から破壊すると言うのか!!小癪な‥!

 

 

【ジェーットット!(笑い声)さあ野生ポケモン達よ!私に従いこの街を破壊しなさい!!】ってことか!

 

 

 

これは黒幕確定濃厚バレバレ

クエーサー社以外ありえねえな。

ほんとに大丈夫なんだろうな?開いた口が塞がらんわ

私は落胆する様に顔を下げるとスマホロトムに指示を出した。

 

 

 

「ロトムありがとう。少し休んでいいぞ。」

 

『オッス!ではお暇を頂きますぜロト!』

 

 

ヒュン!と袖の下に潜り込むスマホロトムは相変わらずだなぁ。これ逆に目立つからやめて欲しいっすよ。

 

ここ3年でスマホロトムは急速に普及したので街の皆がスマホいじってるの見て時代の進歩を感じましたよ

前世みたいにスマホ中毒とかいるのかしらねー

 

 

さて一服と行くか。目の前に広がる素晴らしい景色を見ながら思わず息を吐く

私は外にいると言ったが今どこにいるのかというと‥

 

 

 

「しかしここは絶景だな。目の前にプリズムタワーが見える最高の映えスポットという奴か‥」

 

 

 

はい!ホテルZの屋上のテラス席ですね。めちゃくちゃ景色良くて最高だね。広くは無いがこの狭さが味があっていい。

マジでなんでこのホテル客来ないんだ?まあ来ない方がいいわ。なんだかんだ静かで落ち着くのが一番や

 

ここで酒とか飲むのも悪く無いなぁ

夜景見ながら一献。それもまた一興か

AZにゃん誘って晩酌してみるかね今度

 

 

「カントーでは味わえない最高の景色‥良い街だな。」

 

 

プリズムタワーを見ながらコーヒーを飲んで朝の幸せなひと時を過ごす。良きかな。

 

 

とまあ私が幸せの時間を過ごす中エレベーター前の扉が開き、中から一つの影がゆっくりと出てきた。

 

 

「おや?君は‥」

 

 

あら?デウロちゃんやタウニーちゃんじゃないな。

結構濃い肌色のイケメンボーイが現れた。ふむふむ中々オシャレじゃ無いか少年よ。

 

オシャレ少年は私の顔をみるとやや気まずそうな表情を浮かべて話しかけてきた。

 

 

「‥タウニーやデウロさんが言っていた宿泊客の方ですね。ぼくはピュールと申します。」

 

「こちらこそ。私はタチバナ しばらく厄介になるからよろしく頼むよ。」

 

 

ピュール君ね。よろしく!

なるほど彼もホテルZの従業員の方かな?ジャケットの刺繍からズルズキン好きかな?最高じゃねえか!

 

‥ってん?何やら私の服をジロジロ見ているが結構気になる感じかな?まあミアレじゃ見ないもんな。

 

ピュール君は好奇の目を浮かべて私に近づくと恐る恐ると言った感じで口を開く。

 

 

「‥よろしくお願いします。それにしてもその服は‥」

 

「ああ、これは着流しで‥━━」

 

そうそう。着流しと革ジャンスタイルのオサレファッションでして‥と言う前に何やら鼻息を荒くしているが大丈夫??

 

 

「とてもいい服ですね‥!一言で言い表す事ができない程に‥!まさに‥━━」

 

「伝統を感じられる華やかな刺繍‥!すごいです!

新たな衣服デザインの参考にしても良いですか?」

 

 

「‥‥」

 

 

お、おう。(困惑)

服が好きなんだね。デザイナーが本職なのかな?私が思わず押し黙る程の勢いに霹靂としたが、その熱意はまさに本物だ。

 

私のドン引き態度にハッ!と我に返り、顔を背けると震え声で謝罪する。

 

 

「‥!失礼しました。取り乱してしまって‥その‥」

 

「いい事じゃないか。好きなものに素直でいるのは素晴らしい事だ。」

 

 

私は思わずそう言った。

彼は服飾オタクなのかな?これは将来有望やな!

私の着流しは超がつく程の高級品。愛用のむしタイプをモチーフにしたデザインで緑の刺繍が入った特注品よぉ!

 

それを一目で看破するとは見る目があるぜ。私は彼に諭す様に言葉を紡いだ。

 

 

 

「今度見てみるかい?私はあともう一着あるから手触りなど確認してみるといい。嫌じゃなければだが」

 

「‥え?良いのですか?でもどうして初対面のぼくにそこまで‥」

 

 

ゆっくりと振り返り申し訳なさそうに私を見るピュール君。構わん!どうせ組の金で買った奴だし好きにいじってもらって大丈夫すよ!

 

むしろ若い子の力になれるのは嬉しいぜ!将来有望だからな!!こう言うのは今のうちにゴマすって媚を売れば後で見返りたんまり貰えるぜぇ!(外道)

 

私はピュール君の目を見て彼に自信を持って思いを伝えた。

 

 

「君の瞳に宿る熱意に負けたのさ。君のその熱意とセンスは一流を凌駕する。そんな才能の塊を無下に扱う事こそ無礼だとね。」

 

「‥‥」

 

 

何やら顔を背けて俯くピュール君。

そんな恥ずかしがるなって!お主の才能は本物や!

才能は人それぞれ。君だけにしか無い原石をしっかり磨き上げればダイヤモンド以上に輝けるんだぜ!

 

 

「その時に感想を聞かせてくれないか?君の思う最高のデザインや抱いている思いについてもね。」

 

「あの‥ありがとうございます。タチバナさんのお気遣いとお心遣いに感謝を」

 

 

「気にしなくていいさ。未来ある若者はもっと輝くべきだからね。タウニーちゃんやデウロちゃんの様な子達の未来も楽しみだ。(大人のお姉さんへの成長が)」

 

 

あの二人もまさに光る原石だ。将来が楽しみだね。

おっと長居は無粋だな。立ち去るとしようか

スジーモンワゴンはクールに去るぜ。

 

ピュール君は見た感じ距離を急に詰めて来るのは苦手なタイプだろう。だが人と話すのが嫌いでは無いから大丈夫な筈だ。

 

ホテルZの従業員に嫌われたら私を排除しようと動く可能性があるから少しでも媚を売らないとね!(スジモン思考)

 

 

さて折角だしカフェ行くか!

先ずはカフェ店員のお姉さんと楽しくお話ししようかなー!

その後は近場を巡ってみたり、ワイルドゾーンとやらも視察してみるか。

 

 

 

 

 

 

 

‥‥

‥‥‥

 

 

 

 

そして私はホテルZを後にして周りを見ているのだが、やはり異国情緒溢れる街で最高やな。

 

 

早速カフェ行って大人のお姉さん口説こっと!

正面の道を真っ直ぐ進んで向かって左側にお目当てのカフェひとみしりという店があるみたいね

XYにもあったカフェに行けるのはなんか感動するぜ

 

そして向かって右側がワイルドゾーンか

めっちゃ近いな。おいおい野生ポケモンの脅威がすぐそばにあるのか‥

しかしなんか人が多いような‥何があるんじゃ?

 

 

 

「なんか集会みたいなのやるみたいだよ?」

 

「またあいつらの話か‥」

 

 

遠くからでも分かるくらい話し声というか呆れ声が聞こえるが何だ?ちょっと見てみるか

 

ん?ワイルドゾーン前に人だかりができている様だが‥真ん中にいる大柄の人物‥まさかあれは‥

 

 

あれはリーリエ!? 3年振りじゃん!!

しかもあの髪型はありし日のリーリエ。がんばリーリエの前の髪型っぽいが立派に成長したなぁ‥

体も大きくなって‥!てかムキムキすぎない?

 

服もなんか違うし‥まさかメガリーリエか!?

周りを胴着姿の女性達が囲んでいるがメガリーリエの弟子か何か?素晴らしいな。もう弟子を作ったのか!

 

そしてメガリーリエはゆっくりとその口を開いていく

 

 

 

 

 

 

「自分はジャスティスの会のシローです。皆様ご清聴ありがとうございます。今日はワイルドゾーンについてのお話をさせていただきます!」

 

 

 

 

 

‥‥全然違ったわ

まさかの一文字もあってないと言うね。顔つきも可愛い系だがそもそも声が違うやん。

なんで私は目の前の筋肉モリモリマッチョマンをリーリエと間違えたんやろ?

 

それにジャスティスの会だと?

サンシャインシロサキか? 空前絶後のぉ!

 

 

 

「ワイルドゾーン。それは野生ポケモンとの共生を願う為に作られたものですが果たしてこれが人とポケモンとの共生につながるのでしょうか?」

 

 

確かに

野生ポケモンと共生は大事だと思うがいくら何でも限度があるよね。境界線無しにすぐ目の前に野生ポケモンの住処があるのはやばいって。

まさかここから入れる保険があるんですか!?

 

 

「ミアレシティが野生ポケモンとの共生をうたうならワイルドゾーンをなくましょう!」

 

 

あぁん?なに言うとるんじゃ此奴は‥

そんなんいきなり無くしたら街がおかしくなるに決まっとるやろ。なんかゲーチスみたいな演説してんなぁ

 

もしかしてプラズマ団的思考の持ち主?

クエーサー社とは違う意味での悪の組織的な?

 

私がやばい事を考えていると私の方を向いたメガリーリエが私をいきなり指名して話を振る。

ちょっと!いきなりすぎますって!!

 

 

 

「そこの変わった服を着られた御仁。今あなたはこう思った筈‥なぜそんな危険な真似を‥と」

 

「なぜそんなイかれた真似を‥ハッ!」

 

 

なに‥!思考を読まれた!?見た目脳筋なのに実はクレバーなのか!これはまずい‥!

 

てか変わった服はあなたもですよ。似た様な服やんか

 

 

「当然です。野生のポケモンは強くて怖い生き物。恐れるのも無理はありません。‥ではどうすべきか‥それはジャスティスの会への入門です!!」

 

 

なるほど?

ジャスティスの会とやらに入ればそれが解決されると言うのだな。だがそれが野生ポケモンとの共生にどう関係があるのだろうか。ちょっと気になるね。

 

 

「入門すればポケモン勝負の腕前はメキメキ上達!上段者ともなればポケモンとの素手での戦闘や制圧も可能です!」

 

 

 

 

 

 

 

 

‥ん?今何か変な事を言ってなかった??

素手でポケモンと戦闘????制圧????

 

おいおい冗談きついぜ!どこのスーパーマサラ人だよ

素手でポケモンと戦うなんて本気で言ってんの??

脳筋過ぎないこの人!??

 

スジモンよりよっぽどスジモンっぽいことしようとしている!?

 

生きる次元を間違えてないか??その考えヒスイの考えに近いのでは??コトブキヴィレッジの調査団の一員になれば良いかと

 

 

 

「ミアレシティの皆さまが強くなればワイルドゾーン

を無くせるのです!」

 

 

そんな無茶振り言われましても‥

ミアレ人を薩摩隼人や鎌倉武士の様な蛮族にする気か?なんと恐ろしい事を考えてやがる‥

薩摩ホグワーツならぬミアレホグワーツ‥!

 

だかその純粋な眼‥!本気でみんなを救おうとしている様だ。鍛え上げたその拳でミアレの救世主になろうと言うのか‥!

 

魔境ミアレ救世主伝説

つまり(ケン)シロー‥ってこと!?

 

ミアレ神拳46代目継承者‥

 

シローお前は胸に7つの傷を作って愛に生きろ

 

 

「と言う事で以上で自分のお話は終わりです。是非皆さん!ジャスティスの会に入門を!」

 

 

華麗なお辞儀をした後に門下生のカラテガール達を連れてその場を去っていく頭ジャスティス集団。

イエェェェーイ!!ジャスティス!!

 

 

なんだあれは??ワイルドゾーン撤廃過激派??

つまり筋肉で解決する的な奴らか?

いや意外とゲーチスみたく裏で何かをやっている感じに見えなくも無い。全部怪しく見えてくるぜ‥

 

なるほどこの世界線ゲームだとジャスティスの会にミスリードさせて実はクエーサー社が悪でした!と言う流れにする気だな?甘いわ!見え見えだぜ!

 

 

「まじかよ‥なんて奴らだよ」

 

「ポケモンと素手で戦う?鍛えればできるのかな?」

 

 

呆れる一般通行人ともろに影響受けてる人がいるが‥

何乗り気なんすか!!お姉さん!気を確かにして!

無理に決まってるだろ!

頭ジャスティスの毒気にやられたか‥

 

なんてやべえ奴なんだ‥ あれは最早やばいという次元で済ましていいのか??

 

ま、まあミアレという大都市ならあんな奴位一人はいるっしょ!(動揺)

まだイカレシティとかじゃないから(震え声)

ゴッサムシティには及ばないと思いたい

あんな奴がゴロゴロいたらミアレ終わるだろ!(失礼)

 

 

‥ツッコミが追いつかん。一旦息抜きするか‥

 

さてと、カフェに行くのもいいが今の人だかりがカフェに雪崩れ込んだのが見えたので時間潰しも兼ねてワイルドゾーンを覗いて見ようかな?

 

 

 

 

 

 

「いやこれはすごいな‥」

 

 

私は思わずそう呟く。それほどまでにこの街の終わりは近いのかもしれん(掌返し)

確か1〜3番までワイルドゾーンがあるみたいでそのうち4番5番も出来ると言われてるらしいが‥

 

やばない??これ最終的に10番位まで増えそう。

いやそれは増えすぎか?

 

 

 

出入り口のゲートには大きく1と書かれ緑色のホロで辺り一帯を囲っている。

触れると分かるが普通の壁と遜色ない。ポケモンのワザを受けても壊れない強度はあるな。これなら安心。いや安心か?

 

私はゲートに手をかざして足を踏み入れるとすり抜ける様にワイルドゾーン内に入った。

 

うお!何だこれ!?どんな技術!?欲しい!

ワビ組に導入しようぜ!これでスジモン閉じ込めれば私は高飛びできるな!クミチョーゾーンなんちって!

 

まあ流石にホロで人間を閉じ込めるやべえ奴なんて、いないっしょ!(フラグ)

 

 

 

「ここがワイルドゾーン‥」

 

 

中は外と違い野生のポケモンの生態をありのままに映し出す。キョロキョロと見渡すとレベルが低いポケモンが多いな。1番道路的なダンジョンみたいなもんか

 

その証拠にヤヤコマ、ホルビー、コフキムシと言った序盤ポケモンがわんさかおる。

それに奥にはメリープがいるね。かわいい

 

メリープ吸いしたいけど野生だしなー

凶暴かもしれん‥だが吸いたい!我慢できねえぜ!!

 

うひょおお!!メリープぅううう!!そのおっきな綿で私を包んでえええ!!てかそれにしてもでかくね?

普通個体の2倍以上はあるし、目も赤く光っててまるでオヤブンの様な‥ってええ!?

 

 

 

 

 

 

 

「メ゛ェ゛ーーー!!!」

 

 

 

 

これ本物のオヤブンだ!!!

 

はぁ!?何でミアレに!?

 

おかしいだろ!!出る作品間違えてますよ!!

レジェンズアルセウスでしょオヤブンは!!

ヒスイに帰りなよ!時空の歪みでミアレに来たのか!?

おのえアルセウスゥゥ!!神だからって調子に乗りやがってぇええ!

 

 

何なのこの街ィ!こんなのがわんさかいるのかよ!?

シローといいオヤブンといいさぁ!

胃が痛くなるヨォおおお!!

 

私は咄嗟にボールを手に取りポケモンを繰り出した。

オヤブンにはオヤブン(サイズ)をぶつけるんだよ!

 

 

「カイロス!行けるか?」

「カイロ!」

 

 

「メ゛ェ゛!」

 

 

自慢のハサミを動かして威嚇するカイロス。

カイロスはオヤブンではないがそのデカさはオヤブン以上!このメリープもデカいが大きさなら負けてないぜ! カイロス!やっておしまい!

 

 

「カイロス!シザークロス!」

「カイロ!」

 

 

「メ゛ェ゛!?」

 

 

カイロスの強烈な攻撃をメリープに叩き込むとメリープはダメージに耐えきれず一撃でダウン。よわ!

まあ1番道路のレベルだと思えばこんなものか?

レベル差があって助かったが悪い事をしたな。

その分モフついてやる(鬼畜)

 

 

「カイロ!」

 

「よくやったカイロス。戻れ」

 

 

私はカイロスをボールに戻して労る。流石だぜ!

今度ミアレガレット1500個贈呈するわ。出禁くらうかもだけど‥

 

 

 

‥ん?何か後ろから人の気配がするがこれは女か!?

 

思考に耽る中背後から近づく足音に反応した為振り返るとそこにいたのはインテリ系の美女が!

 

 

おお!柄物のワンピースにネクタイに白衣を着こなしているから研究者の方かな?

青い髪にバイザーらしきものをつけているのだが、なんか見覚えがある様な‥

 

 

「‥すごい腕前ね。まさかその個体を一撃で倒すなんて‥そのカイロスもオヤブンかしら‥」

 

「それにいい服を着ているわね?確かジョウトの伝統衣装の一つよね?観光客さん。」

 

 

はいMr.着流しです。よろしく

カイロスはオヤブンみたいですが通常個体です。

突然話しかけれて嬉しいのだが何故声をかけてきたのか気になりますね。

まず年齢を教えてくれるかな?(食い気味)

 

 

「えっと‥あなたは?」

 

「これは失礼しました。わたしはモミジ ポケモン研究所の所長代理をしています。」

 

 

モミジさんですね。よろしく!

モミジ?‥うーんやっぱどっかで聞いた事あるなー

思い出せん。っていかんいかん話を戻さないとな。

 

研究所ってあれか?確かプラターヌ博士の研究所!

XYでカントー御三家貰える場所ですよね。

あの色男いないの?クビ?

 

 

「よろしくお願いします。私はタチバナと申します。あのポケモン研究所というとプラターヌ博士の?」

 

「ええ。プラターヌに代わりわたしが代理として務めています。しかしオヤブン個体を一撃で倒すとは‥ZAロワイヤルの上位ランカーなのかしら?」

 

 

プラターヌ博士クビかー。残念だなぁ会って話もしたかったけどね。‥それとZAロワイヤルか‥

 

‥てか上位ランカー?なんか強そうだな。

つまりしてんのう的な奴?違いますね。あんな怪しい企業主催の大会なんか出るわけないだろ!

私はなんて言われようと参加しねえからな!

 

 

「‥いいえ不参加です。興味がありませんので‥それよりもなぜ研究所の所長代理の方がここに?」

 

 

そうだよ。不参加を貫くのが私の意地だ!

てか何でモミジさんが(タイプ)ワイルドゾーンに行く必要があるんです?ラベン博士みたいに実はアクティブな方なのか?

 

私が見つめる中私の回答に意外と言った表情を浮かべてモミジさんは口を動かす。

 

 

「‥へぇー珍しいわね。‥って失礼しました。何故私がここにいるのかについてですが‥」

 

「‥それは野生ポケモンがまるでミアレに導かれる様にその数を増やしつつある事の調査‥という所ですね

まさかオヤブン個体がここに出るとは思いもしませんでしたが」

 

 

そりゃあそうだ。

あんなの街中にゴロゴロいる街とか住みたくないね

カルチャーショックで頭が痛くなりそうっす

 

 

「やはり珍しいのですか?かつては無かったものだと私は記憶(・・)していますが」

 

 

私は思わず口に出してしまった。うん。ゲームの中で記憶しているよ。だってオヤブンの初出レジェンズアルセウスからだからね!

時系列的におかしいもんな!何で未来のミアレにオヤブンがおるんじゃ!

 

てかミアレに導かれるって何?ミアレガレットの匂いに惹かれる的な感じ?オヤブンホイホイ?

わけがわからないよ。

 

私が考える中、モミジさんはちょっと言いづらそうに口を動かしていた。

 

 

「ええ。まあ、ミアレに限らずかつてカロス地方ではそれなりに騒動もありまして‥」

 

「フレア団か‥」

 

 

思わず私は口にする。XYの悪の組織にして激ヤバ集団。入団に500万かかると言う鬼畜条件の組織ね

 

あの素敵ファッションの奴らかぁ。全身赤コーデとかくそ目立つよな。ギンガ団といい勝負張れると思うぜ

 

やっぱ奴らのやらかしまだ引きずるよなぁ

5年前だもん。恐怖ですよねフラダリのあの髭とかさ

 

ちなみにワビ組に元フレア団の人間結構います。

科学者の人もいるけど過去を悔い改めているので、それをだしにして組に貢献してもらってます。

 

 

「‥そうです。観光客のあなたからすればそこまで詳しくは無いと思いますが‥」

 

 

いやそんな事ないぞ。

XYでやりこんでたからそこそこ知ってます。いわゆる原作知識という名のチート!

 

特にフレア団なんてフラダリとかクセロシキおじさんとかいう科学者の人なんかが特に‥ん?科学者‥?

 

 

「フレア団それにモミジ‥やはりどこかで聞いた事があるような‥確か科学者の名前で似た様な名前が‥」

 

 

私は小声で呟くが何も思い出せん。

フレア団の科学者はクセロシキは覚えているが、その他のバイザーかけた女性軍団の名前が思い出せん。

確かその中にモミジという名があった様な‥‥うーんわからん。

 

 

 

「‥!どこでそれを‥!あなたもフレア団関係者なの?フラダリ様の事も知っているのかしら‥?」

 

 

あれ?様付け?もしかして隠れキリシタンならぬ隠れフラダリアン?やはり元フレア団‥な訳ないよな。研究職なんて目立つ職にいたら警察にバレるし違うはずだ。

 

おそらくフラダリに救われた人の一人なんだろうね。

 

私もフラダリさんには世話になったし‥媚を売って好感度上げとこ!

 

 

「フラダリさん‥あの人には世話になったとも言えます。(クソコラの)あの人のおかげで今の私があると言えるのか‥」

 

 

あの人のクソコラにはお世話になりましたよ。

ゲーチスの首回す奴の次に流行ったよねあれ。

 

辛い時とか苦しい時とかフラダリのクソコラ見て元気貰ったから今の私はクソコラで出来ていると言っても過言ではない。

 

体はクソコラで出来ている━━

 

 

「まさか‥あなたもあの人の支援を受けたものの一人‥?何が目的でミアレに来たの?」

 

 

まあある意味支援と言えるのか‥あなたも。と言ったからモミジさんは完全に支援受けた人ですねQED!

 

てか急にタメ口になったな。同じフラダリアンの同志と勘違いさせちゃった?じゃあもっと首を回そうぜ!

 

それにミアレに来た目的だと?そんなの決まってるじゃないか。

 

 

 

「ただの観光ですよ。街を見て周る‥それだけですから」

 

 

そう観光です。スジモン業務からの逃避行。

いっそのことカロスに住むか?カントーの業務も丸投げしたしもう私いなくても大丈夫だろ!(楽観)

 

 

「‥なるほど。あくまで観光で来たと言うのね。わかりました。‥じゃあ観光を楽しんで。わたしは仕事があるから戻ります。それでは」

 

 

そう言って背を向け歩き出すモミジさん。

あ、お仕事お疲れ様です。完全にあれは社畜だね。

目の下にもクマっぽいのがあったし大丈夫だろうか

 

さてとワイルドゾーンから退散してカフェに行くか!

待っててね!カフェ店員のお姉さーん!

 

 

 

 

 

 

‥‥

‥‥‥

 

 

 

side モミジ

 

 

 

 

ポケモン研究所

それはミアレシティ都市再開発計画において不可欠な施設である。

 

野生ポケモンが街中に住処を作り、クエーサー社がホロ技術で隔離する事で現状街に大きな被害は出ていないがその影響は計り知れない。

 

所長代理モミジは何故ミアレシティで野生ポケモンが増加傾向にあるのかを調査する人間の一人だ。

 

今回1番ワイルドゾーンへのフィールドワークもその一環なのだがそこで出会ったある人物の印象が脳裏に強く焼きつく。

 

 

今はワイルドゾーンから離れ、研究所の所長室で一人タブレットを操作して先ほどの光景を振り返っていた

 

 

 

「1番ワイルドゾーンのオヤブン出現‥今後も出ないとは限らないから早急に対策しないとね。

それと観光客のタチバナさん‥彼についても調べる必要があるかしら‥」

 

 

着流し衣装に身を包んだ観光客の青年タチバナ。

彼の手持ちのカイロスはまさにオヤブンと言わんばかりの巨躯であり、シザークロス一撃でオヤブンのメリープを沈黙させた恐るべき実力を持つポケモン。

 

タチバナと手持ちのポケモンとの結びつきが強いからこそあれだけの実力を存分に発揮できるのだ。

まさに彼は理想のトレーナーと言える。だがその高過ぎる腕前がモミジの疑心を刺激した。

 

 

「噂に聞く特有の衣装に高い実力のむしタイプ使い‥裏社会最強組織のボスの特徴と合致している。」

 

「まさか例のワビ組の組長?‥それにしてはミアレに来る動機が弱過ぎる‥オヤブンがいない時のミアレを記憶(・・)しているという事は元々ミアレにいた人間なのかもね。」

 

 

タチバナの持つ佇まいと雰囲気はカントー、ジョウトの裏社会を席巻し今や裏社会最強組織の王とも称されるワビ組の組長の特徴と合致したのだ。

 

今やアローラも手中に収め、海外にもその勢力を伸ばしつつあるそうだがミアレにはサビ組という組織があり調和を重んずると言われるあの組長がミアレにまで勢力を伸ばす意味が見当たらない。

 

それに彼はカントーの人間。ミアレに詳しいはずがないのだ。過去を懐かしむ様な発言からタチバナはおそらくミアレ出身か過去に来た事がある人間。

 

それらを元に推察するとタチバナがワビ組の組長である訳がないのだ。

 

それを抜きにしてもまだ疑念が残るとモミジは腕を組み思考に耽った。

 

 

「‥フラダリ様の世話になったと言っていたけど彼はフレア団の関係者なのかしら‥」

 

「グリ‥そしてグリーズとは違ったフレア団の2世‥?いやそれもありえない。もしかしたらそれとは別の構成員か、はたまた別の何かか‥」

 

 

タチバナ自身も過去にフラダリの支援を受けていた可能性がある。モミジは元フレア団の科学者だが団員としての彼を目にした事は一度もない。

 

つまり彼はフレア団関係者ではない。ならば正体はそれとは別の組織の人間か、フラダリ直属の臣下か、はたまた彼の出自に関わるものなのか‥謎は深まるばかりだ。

 

 

「わからない事だらけだわ‥仕事の片手間でもいいから調べる必要があるかもね。‥ったく、監視されてる身なのにやる事が増えるわね全く‥」

 

 

彼という実力者とフラダリの謎の関係性。

彼はミアレを危機に陥れる人物なのかを調べる必要がある。

 

モミジはため息を吐きながら調査報告の進捗を再び確認していた。

 

 

 

 

 

 

‥‥

 

 

 

一方一般観光客タチバナは‥

 

 

(コーヒーめちゃうま!マカロンやクッキーとかに合うな!うひょおおお!!)

 

(ミアレカフェ巡りもいいなー全店舗制覇しちゃう?)

 

 

ミアレジェンヌを口説く事も忘れてひたすらコーヒーに夢中になっていましたとさ。

 

 

 





主人公(タチバナ)‥面倒見が良く割とくさい事を恥ずかしげ無く言う為年下はその毒牙にハマりやすい。これにハマってしまったのがタマムシポケセンのジョーイさん。ピュールも女性だったらやばかったかもしれない。ちなみに着流しだけで300万するとか。

ピュール‥タチバナが着ている着流しの刺繍のあまりの美しさに惚れ込みつい興奮してしまった。
デウロやタウニーと違っていきなり距離を詰めて来ないし、自身の才能を認めてくれたり、MZ団の仲間も尊重する懐の大きさを見せつけられ、初対面だが割と評価は高い。

シロー‥ミアレのイかれた住人の一人でジャスティスの会のリーダー。今回は珍しく1番ワイルドゾーンで演説をしておりランクはGランクである。

モミジ‥この時はワイルドゾーンがまだ3番までしか無く比較的仕事も落ち着いていた為、フィールドワークも兼ねて1番ワイルドゾーンの調査をしていた。
タチバナの事を少し怪しんでいる。


スマホロトム‥最新型のスマホに機種変したので以前よりもバッテリーが長持ちした。
カントー、ジョウトと違い下手に組長呼びすると後が面倒なのでダンナ呼びになった。
タチバナが唯一連れているスジモンにしてポケモン。



アルセウス‥(それは知らんて。でもこのままだと退屈だからこの後色々と弄くるか。お楽しみに!!)





※ワビ組にいる元フレア団構成員はしたっぱの他に幹部や科学者もいるが皆さん過去を悔い改めている為、真面目に勤務している。カントーの警察は無能なのでまるでわかっていない。本当に警察か?

今や若頭のチャイブの教育もあり組長に絶対的な忠誠を誓っているので組長の為なら命を惜しまないとか

ちなみに組長がミアレに行くのを知っているのは古参幹部以上の組員だけなので彼らはそれを知らない。
もし知っていたらミアレシティの現状を伝えて渡航を止めた可能性があるかもね。

残念ですが組長はミアレにいるので後の祭りです。無念


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。