ナニモンなんじゃ? スジモンじゃあ!!   作:年中裸足の人

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多くの感想ありがとうございます。それと誤字報告とてもありがたいです!
皆様の応援のお陰でここまで楽しく続けられておりますのでよろしくお願いします!



その筋の者(スジモン)ヌーヴォカフェへ行く

 

 

 

 

 

ミアレ!最高!ミアレ!最高!

お前もミアレ最高と叫びなさい!!(洗脳)

 

どうもミアレの悪魔(の様な街並みに迷う人)です。

 

 

ミアレに滞在して何日か経ったが道や番地を覚えるのが地味にキツい。ホテルZ周りのお店に行くことが多いのだが中々覚えられん

 

スジモンは こんらん している!

 

サウスサイドストリートの8番地や9番地?は何とか覚えたぜ。まだノースサイドストリート行ってないからそこら辺りは覚えられてないが。てか南側しか散策しとらんのよね。

 

だがまあスジモンじゃなくてカタギの皆さんと仲良く話せたのは本当に久しぶりで超嬉しいな(感涙)

 

そしてその中でもぶっちぎりで仲の良い子と今過ごしているが‥さあ誰でしょうか?

 

 

 

 

 

 

「タチバナさんありがとうございます!」

 

「気にしないでくれデウロちゃん。それよりもダンスの動きは身についたかな?」

 

 

 

正解はデウロちゃんでした!

と言うのもカフェ巡りでよくデウロちゃんと鉢合わせる事が多く、色々と話していたら結構仲良くなり今やマブダチの域に達している。ミアレの親友第一号や!

 

今日も適当に街をぶらついていた時に空き地でダンス練習をしていた所に遭遇して折角だから練習見て欲しいとの事で今に至る。エンカウント率やばないか?

 

つまり、どこでもデウロ(Dokodemo Duro)極め付けとしてダンシングデウロ(Dancing Duro)という二つの側面も持ち合わせている事からやはりこの子こそDDの意志を継ぐもので間違いない。

 

そんな彼女は相棒のヒトデマンとの抜群のコンビネーションを披露していたのであった。

 

 

 

「うん。ヒトデマンちゃんも大喜び!感謝しかありませんよう」

「ひとっ!」

 

 

ヒトデマンの鳴き声それなんだ‥

ヘアっ!とかじゃなかったっけ?ウ◯トラマンみたいなやつのさ。ま、いっかホテルZの従業員でもあるデウロちゃんにはゴマすっとかないとねぇ

 

スジモンの ごまをする! 

 

 

デウロちゃんは私の前に佇む愛しのポケモンにもお礼を言っていた。

 

 

 

「グソクムシャもありがとねぇ。みずタイプを使ったパフォーマンス参考になったよー」

 

「グソ!」

 

 

片膝をつきデウロちゃんにお辞儀するグソクムシャは礼儀正しいな。そう私の手持ちのグソクムシャである

 

彼女はヒトデマンの良さを活かしたパフォーマンスに悩んでいたみたいで、同タイプでもある私のグソクムシャの動きが参考になればと提案してアクアブレイクと言ったみずタイプのワザを見せていたのだ。

 

初見ではグソクムシャのデカさにビビり、珍しがった彼女も短時間なのに気軽に話せる程に打ち解けた。

 

これもこの子のコミュ強故かもしれんな。

この距離感同世代の子絶対勘違いするよね。タウニーちゃんといいさーなんなの?

ピュール君の理性やばそう。‥いや、なんだかんだ言ってのらりくらりとかわしそう。

 

 

「グソクムシャのみずの使い方はまるで武道の様ですねー静と動のメリハリをダンスに取り入れると際立つかも!‥でももっと派手な動きが欲しいなぁ」

 

 

さすがは、ちゃんデウロ!こやつのワザの特性を見抜きやがるとは大した奴だ。

 

もっと組み合わせてダンサースタイルを確立しようぜ!どこでもデウロシステムでバトルを仕掛けてダンサースタイルで圧倒!

あと片目になったり夜の帝王として君臨すると尚よしですなデウロの姉さん!

 

 

そしてデウロちゃんはうーんと思考に耽り、顔を上げて気合いを入れるが‥

 

 

「よし!あとは体幹や筋力をつけて‥」ぐぅううう〜

 

 

あらら、腹のお虫が鳴っておられますわよ。

デウロちゃんは恥ずかしいのかお腹をさすると頬を赤らめて呟くように私に言葉を紡ぐ。

 

 

「あはは‥運動したらお腹空いちゃいました。」

 

「じゃあお昼にしようか。ここから近い場所だとどこがあるのかな?」

 

「ここからだとヌーヴォカフェが近いですね。メディオプラザ近くのキッチンカーでタウニー行きつけのお店なんですよー」

 

 

なに?それは是非行きたい!カフェと聞くと体が反応する体になってしまった。

ご飯という言葉に反応する犬の如き反射力‥!っていうかメディオプラザって‥‥どこ?

 

全くわからん。ここは彼女に任せる他あるまい

素人は黙っとりますんで!

 

 

「よしじゃあ行こうか。案内お願いしてもいいかな?」

 

「はい!あたしに任せてください」

 

 

私とデウロちゃんは手持ちポケモンをボールに戻すと互いに向き合った。デウロちゃんはガッツポーズを取りそのまま歩き出すので私はその後ろについてく‥ついてく‥

 

路地裏を抜けて曲がり角を曲がり、2番ワイルドゾーンを横目に進んでいくと目に映るのはクソデカタワーことプリズムタワー。デッッッカッッッ!

まさにミレニアム!爆発しそう(龍如感)

 

タワーの周りを柵みたいなので囲っているがタワーの改築工事的な奴なのか?まあまだ景観損ねてないのはありがたい。

 

とまあ私がお上りさんみたいに周りキョロキョロする中デウロちゃんは突如声をあげて前方を指を指す。

 

 

「あ!あれですよタチバナさん!」

 

 

ダディャーナザン!

デウロちゃんが指差す場所にあるのはオレンジと白をモチーフにしたキッチンカーだ。隣にリザードンがいるが結構強そうだなー 最強の見張りじゃん

 

なにやらFで始まるテロ組織を連想するがそれは疑り深い私の妄想なので気のせいだろう。

残念ですがさようなら あれがヌーヴォカフェか‥

 

立地最高じゃね?こりゃあ確かにタウニーちゃんも気にいる訳だ。だって目の前にタウニーちゃんらしき人がいるもの!‥ってあれ?本人じゃね??

 

 

「あ、タウニー!一人でヌーヴォカフェに来てるなんて珍しいねー」

 

「あれ?デウロとタチバナさん?」

 

 

本人でしたね。何やらオレンジと白の髪色が入り混じった店員の綺麗なお姉さんと話しているみたいだ。ふむふむこうしてみると絵になるなぁ

 

ポニーテールに眼鏡かけたお姉さんは私とデウロちゃんに気がつくと声をかけてくる。

 

 

「おいタウニーどうし‥ん?あれはデウロとそちらの人は‥ひょっとして観光客さんか?」

 

「そう!観光客のタチバナさん。ホテルZの宿泊客!」

 

「へぇ‥?あの万年客無しホテルにか‥珍しいな」

 

 

やっぱ客こないんだ‥

ここまで言われるとなんか可哀想になってくるぜ。

 

それに何やら気安く話しかけて来たがフレンドリーなのが売りの看板娘さんかな?

この言葉遣いカントーならクレーム間違いなしだね。これぞミアレクオリティ!ドMの人が常連なのかな?(ド偏見)

 

 

さて!第一印象が大事なのでここはしっかり挨拶しないとね

 

 

「タチバナです。よろしくお願いしますね。」

 

「こちらこそだよ。観光客‥それに初回か。よし、安くしとくよサービスだ。」

 

 

看板娘さんは私に優しく微笑むとメニューを渡してくる。やだ‥ステキ‥(キュン)イケメンやん。

 

キッチンカーの中にいる眼鏡をかけ目を閉じている方がコーヒーを入れる中、優しく微笑まれたので私はカントー式のお辞儀で返すが‥まさかマスターさん?

 

問おう。あなたがこの店のマスターか?

 

マスターさんも看板娘さんと同じ髪色をしているが‥それ流行ってるん?

 

さて注文のやり方は学んでいるな?

先ずはお客がお辞儀だ‥ お辞儀をするのだ!

 

 

 

 

「ありがとうございます。ですがよいのですか?ここまでしてもらって‥」

 

 

私は看板娘さんに話しかけると私に向かって堂々とした口調で声を紡ぐ。

 

 

「ミアレの事を大好きになって貰いたいからね。今後ともご贔屓にという奴さ。勿論タウニー達は通常料金だからな」

 

 

「全然いいですよー こういうのは必要ですからね」

「うん。初回だから大事だし!」

 

 

と二人は言っているが、デウロちゃんは結構お金のやりくりに苦心しているっぽいのよね。

ダンスして疲れてる中腹一杯食えないのは可哀想だよね‥

 

私も前世の学生時代は苦心したものだ。

わかるってばよ‥ よし!ここは見栄を張るぜ!

私は彼女達の前に出て看板娘さんに提案した。

 

 

「いえ彼女達の分もまとめて私が払うのでそれでお願いします。」

 

「!?」

「タチバナさん‥」

 

 

二人と看板娘さんは驚いたのか少し目を丸くしているが無理もない。いきなりしゃしゃり出るなと言いたいのだろう。

だが年下の女の子には払わせねぇ!(今だけ)

 

看板娘さんはやるじゃねえかみたいな笑みを浮かべて私に言葉を紡ぐ。

 

 

「随分気前がいいんだね観光客さん?」

 

 

「二人には日頃世話になってるお礼もあるしね。私に良い店を紹介してくれたお礼という事でカッコつけさせてくれ」

 

 

「いいんですか?タチバナさん‥」

 

「それはこっちの台詞だしタチバナさん!」

 

 

年下の子がなけなしの金を払うのが辛いのでね。私のエゴの押し付けになるかもだが許してくれ。

 

それにこの子達がいるからカタギ(モドキ)ライフを送れていると思うと感謝で涙が止まらなくてね。

まあ組長権限で組からどちゃくそ経費出してるから幾らでも使いたい放題よ!!

 

オラ!いっぱい頼んでいっぱい食って立派な大人のお姉さんになるんだよぉ!幸せになれカタギども!

カタギは幸せに生きてなんぼよ!

 

 

とまあ私がやばい事を思う中デウロちゃんとタウニーちゃんは私に向き直り二人揃えて口を動かしていた。

 

 

「「ありがとうございます!」」

 

 

うむ苦しゅうないぞ。

そんなに嬉しそうな声を上げるとおじさん調子乗っちゃうからね!

よっしゃ!宴や!この店で一番高いクロワッサン出してこいや!!

 

 

「‥全くこれじゃまるで保護者だな‥じゃあメニュー決まったら教えてくれよ」

 

 

看板娘さんは呆れた様な目つきで私たちを見ているが優しい口調で早く注文してくれと催促してくる。

まあそうっすよね。うーんどれにしよっかなー

 

メニューは‥ほう‥!ローストがひのこにかえんほうしゃにとワザで表現してんのか!おもしろいなー

 

 

 

「あたしはいつものひのこローストで!」

「同じくわたしもそれでお願いします!あとクロワッサン3つ!」

 

 

おお!いいねぇ!どんどん頼めよー

ノリが男子校生だが女性である事に変わりはないからね。未来の大人のお姉さん育成計画として協力しよう

 

私はどうするかなー。お、この苦味が強そうな奴ええやん!これにしよっと

 

 

 

「私はだいもんじローストとクロワッサンを頂こう」

 

「あいよ!ローストするからちょっと時間もらうよ。席で待ってな」

 

 

うむ、これくらい個性あると最早面白くなってくるな

 

それにしても‥改めてみると‥ほほう。眼鏡っ娘も‥悪くないな。

キリッとした目と体つきはまさに理想の体型ですな。

引き締まりながらも出ているところは出ているというちょいわがままなボディはすんばらしい!

カフェの服装も可愛くてなおよし!

 

言葉遣いがちょっと私にはきつくミアレジェンヌとは言い難いが最高のお姉さんだぜ!

友達だったら楽しいだろうね。

 

 

とまあ適当に考えながらタウニーちゃんとデウロちゃんをソファー席に座らせ私は対面の椅子に座る。

注文したのが来るまでプリズムタワーでも見てるか。

クソでけえ!これ見ながらコーヒーとか最高やろ

 

私が感嘆しているとタウニーちゃんは呟く様に言葉を発する。

 

 

「プリズムタワー‥いつ見ても大きいし。工事の関係で今は中に入れないけど。」

 

「そうか、それは残念だ。ミアレジムのジムリーダーに会って見たかったが‥」

 

「ジムリーダーならもうミアレにはいませんねー 何でも兄妹で旅に出ているとか。」

 

 

へぇーそうなんだ。スパトレには世話になったからお礼参りしたかったんだが‥残念。

シトロニックギアも見れへんのか‥(アニオリ設定)

ユリーカのシルブプレ!とかも見れんの残念やわ

 

 

と私たちが駄弁っている中、看板娘さんがコーヒーとクロワッサンを私たちに配膳するととっとと飲んでとっととおかわりしろよ!と笑顔で立ち去っていく

本音を言うのは悪くないね。素直は大事!

 

二人は慣れた様子でコーヒーに口をつけ、私もコーヒーを飲む。うまい!苦味がいいね!

 

 

「やっぱりここのクロワッサンは格別だねー ついたくさん頼んじゃう!」

 

 

そしてコーヒーの苦味を味わいながら手元のクロワッサンにも齧り付く。うんおいしい!

 

こりゃあ絶品だぜ。しかも安い!本当に儲かってるのかね?専門店出せますよこのクオリティは‥!

私とデウロちゃんが感動している中、タウニーちゃんもうんうんと頷きながら私たちに話しかける。

 

 

「立地、味といい本当に最高だし!デウロは結構カフェ行くんでしょ?お気に入りとかあるの?」

 

「それは私も気になるな。オススメとかあれば教えてくれないかな?」

 

 

私気になります(ガチ)

気がついたらタウニーちゃんと同じことをデウロちゃんに聞いてしまった。

デウロちゃんはうーんと考え込み、指を折り畳みながら言葉を紡ぐ。

 

 

「んーそれは簡単には決められないなぁ‥でも気になっている店は他にいくつかあって‥カフェアルティメットやカフェスラロームで場所は確か‥━━」

 

 

ほうほう‥って聞き逃すとやべえなメモっとこ!

私は懐から咄嗟にメモとペンを取り出して場所を書こうとするが‥あれ?インクが出ねえな‥

 

インクが詰まってるのかな?出そうで出ないなー

あ、ちょっと出た。でも薄いなー

 

ちょっと試し書きしよっと適当にXYZ と。

お!達筆やん!上手く書けた!試し書きに限って上手く書けるんだよなぁー普段から上手く書ければいいのに‥

 

なんか前の余白が寂しいからミアレとかも追加で書いておくか。

 

お!やば!これ芸術じゃね??超達筆に書けた!

これはかっこいい!サインじゃん!筆記体みたい感じでかっこいい!

 

これ捨てるの勿体ないから財布に入れとこ!お札の横に入れてってと‥やべえ!過去一綺麗な試し書きで感動したわー!すんばらしい!!

 

 

‥って何感動してんだ私は!?スマホで調べれば一発じゃん!スマホロトムが目立つ事を恐れすぎたなー このご時世逆に使わない方が変だからね。

 

今度はスマホロトム出すか。クセ強ロトムに色々とドン引きされるかもだが

 

 

 

 

「‥━━がいいねー 他にも激硬ミアレガレットが裏メニューであるとか!」

 

「それはいいね。今度行ってみようかな?デウロの話聞いたら興味湧いてきたし!」

 

 

 

「ありがとう。さすがはデウロちゃんだ。カフェやレストランについてはデウロちゃんに聞こうかな?」

 

 

流れる様に返事するが、すまん試し書きに夢中になって聞いとらんかった。

 

つい適当に返事したが二人とも話に夢中になっていたからか私の行動に気づく気配がなかったようだ。

助かったぜぇ。大人のお姉さんなら詰んでましたね‥

 

 

「ありがとうございます!カフェなら話せますがレストランについては詳しくないんですよねー」

 

 

あ、そうなの?

確かにXYでもローリングドリーマー?だっけ?

100万するとかいう超高級メニューな料亭があったような‥ あるのかな?その店

 

 

「高級店が多いよね。特にハンサムハウス近くのお店なんて通るたびにすごいなって思うし」

 

 

「ハンサムハウス?」

 

 

私は思わずそう聞き返す。まさかあのハンサムハウスですか!?XYクリア後の奴じゃん!最早本編とも呼ぶべき傑作の出来だった奴!いやー感動するなぁ

 

改めてここゲームの世界だったんだよね。

ミアレで聖地巡礼できるじゃん!悪くないな。

 

私が考える中、タウニーちゃんはそっか知らないですよねと言わんばかりに丁寧に説明を始めていく。

 

 

「はい。あたしもお世話になっているんですがミアレ一の名探偵マチエールさんの事務所ですよ」

 

 

「なっ‥!マチエールだと‥!?」

 

 

 

私は思わず目を見開きタウニーちゃんを見る。

マチエール‥!あのマチエールか!?そう言えばハンサムさんがミアレを去った後に彼女が二代目所長を任命したんだっけ?

 

すげえ!こんな所で繋がってるのかよ!

 

 

「!びっくりした‥!そんなに驚かなくても‥」

 

 

タウニーちゃんも私の反応に驚き、デウロちゃんもびっくりしている様だ。

いきなり声を荒げたらビビるよな‥すまん。

 

 

「‥いや、まあ聞いた事ある名前だからな‥」

 

 

私は適当言って煙に巻こうとした。原作知識とか言える訳ないだろ!まあ嘘は言ってないよな‥?多分

 

ちょっと強引過ぎたかな?と思ってタウニーちゃんを見ると腕を組みうんうんと頷いていた。

 

 

 

「へぇーカントーでも有名なんだ。さすがは名探偵!ミアレ一と言われる事はあるし!」

 

 

なんか勝手に納得しているんですが‥

結構ドヤ顔浮かべているがその感じだとミアレどころかカロスでも有名な感じっぽいなー それに名探偵か

 

名探偵っていうとあの国民的漫画の見た目は子供!頭脳は大人!なバーロー!が頭に浮かぶのだが

 

まさか工◯新一の正体が江◯川コ◯ンだとはな‥

 

このリハクの目を持ってしても‥っていや!すまんネタバレ許してくれ!

 

 

‥しかしそれにしてもマチエールが名探偵とはね

ミアレ一とか言う称号も引っ提げやがって‥

ハンサムさん。あなたの意志は生きてますよ‥!

 

 

「そうか‥元気でやってるのか‥」

 

 

私は思わず小声で呟く。それ程までに感動しているのだ。だってあのマチエールだよ!ストリートチルドレンから成長していって最後はハンサムさんの意志を継いで二代目所長になったし、クセロシキの奴との別れは涙なしでは見られへんよ。

 

元気でやってるのかなぁ‥

 

 

 

「‥?それってどういう‥━━」

 

 

タウニーちゃんが何やら疑問符を浮かべて口を動かしたがそれを遮る様に別の声が近くから聞こえた。

 

 

「おや?これはタウニーさんにデウロさんではありませんか。」

 

「あ、マスカットさん!」

 

 

え?マスコット?(難聴)デウロちゃんどうしたん?って何このスーツ着たゴツい人は‥

その黒バイザーこわ!グラサン付けたシュワちゃんにしか見えん。ターミ◯ーター?

 

 

それにその特徴的なもみあげ‥まさかフラダリの関係者か!新たな首枠?髪の上にミミロル見たいな置物配置しやがって‥!故にマスカットならぬマスコットってことぉ!?

 

 

「マスカットさんこんにちは!もしかして休憩?」

 

「ええそんな所です。しかしMZ団の方々が集まるとは珍しいですね。」

 

「あたしお気に入りのカフェだし!ミーティングもここでしようかな?」

 

 

何やら楽しげに変なおっさんと話すタウニーちゃんだが知り合いなのか?

 

‥てかタウニーちゃんやデウロちゃんを指して何か言ってなかった?えむぜっと団?とか何とか

 

ホテルZの従業員の事をそう呼ぶの?そういえばデウロちゃんやピュール君の服にもMZみたいなロゴもあったがあれファッションじゃないんか?

 

流石にロケット団的な組織じゃ無いことを願いたいが違うだろう。うーんわからんな。

 

 

「MZ団?」

 

 

私はそう聞き返すが周りは無視!やめてくれ

非行タイプに無視ワザはこうかばつぐんだぞー

 

私の呟きに誰も反応しないどころかマスコットさん?が私に目線を向けるとタウニーちゃんに質問をしていた。

 

 

「そちらの御仁は初めて見ますが‥まさかMZ団の新メンバーとか?」

 

「違うし。この方はホテルZの宿泊客さんだよ!観光でミアレに来たんだって!」

 

 

あの‥二人で会話するのやめてもらっていいですかマスコットさん?

てか私の疑問に答えろよおお!!

 

 

「観光で‥!それははるばるお疲れ様です。わたくしはクエーサー社のマスカットと申します。社長秘書という名の雑用係をしているのでそこまで偉くはありませんので気軽に呼んでください。」

 

「‥私はタチバナです。」

 

 

はいよろしくです。

‥ってクエーサー社!?いよいよ出やがったか本丸が!待っていたぜぇ?この時をよぉ!

もう敵の組織が登場か‥!上等だぜマスコット‥いやマスカット!(呼び捨て)

 

 

「折角観光でいらっしゃったのにタワーの工事で立ち入り出来ない事深くお詫び申し上げます。」

 

 

私に向かってマジで申し訳なさそうに謝罪するマスカットの野郎の演技は中々上手い。

ほぉ‥随分と腰が低いじゃねえか。だがいつまでそれを隠し通せるかなぁ?

 

私が疑り深くマスカットを見ている中、タウニーちゃん達は話を変える様に声をかけてきた。

 

 

「タチバナさん。折角マスカットさんいるしZAロワイヤルの手続きした方がいいですよ!あれだけの腕を腐らせるのは本当に勿体ないし」

 

「さっき見せてくれたグソクムシャのワザの練度からしてかなりの腕前なのは確かだよねー」

 

 

ちょ!タウニーちゃんにデウロちゃん!?いやいや!何焚き付けとんねん!!

まさか二人ともクエーサー社の回しモンか!?

おのれマスカットォ‥ !

根回しも上手なもんだなあ!これは中々の強敵だぁ‥

 

私がギリリと歯軋りを立てる間もなく、マスカットは驚く素振りを見せると私に言葉を紡ぐ。

 

 

「!なんと‥それほどまでの腕前なのですか?」

 

「そうだし!上位ランカーに負けない実力はあると思うし!」

 

「それなら尚更です。是非ZAロワイヤルにご参加を!」

 

 

タウニーちゃん援護射撃やめて

そんなのに私を参加させて何のメリットがある?

マスカットめ一体何を企んでやがる‥!

まずはZAロワイヤルについて教えろやマスカット!

 

 

 

「どんなに急かされても私はやりませんよ。というよりZAロワイヤルとは何なのかを改めてお聞きしたい」

 

 

私の疑問にそれもそうですね。と言わんばかりにマスカットは軽く咳払いをするとゆっくりと口を開いた。

 

 

「はい。ZAロワイヤルとは日が沈んでから夜が明けるまで開催される特別ルールのバトル大会です。

 

バトルゾーンと呼ばれる専用のエリア内であれば先制攻撃、奇襲攻撃も可能で、バトルを仕掛けて勝利を重ねることで特定のポイントを稼ぎ、ランクアップに挑んでいくというのが大まかな流れになります。」

 

 

 

ほうほう!なるほどねールール無用のデスマッチって奴かぁ!‥え?それやばない?

トレーナー狙う奴とかもおるでしょそれ?

 

つまり不意打ち、闇討ち、奇襲、なんでもあり!?

それポケモンバトルとして終わってるって!!

死人でたらどうすんだよまじで!!蛮族かよ!

 

スジモンバトルを再現するなー!頭スジモンかよ!

なんなのこの街ィ!!(二回目)

見荒れシティ、イカレシティというのは本当だったのか‥?バカな‥そんな筈はねえ‥!

 

まだだミアレの人は優しい人で満ちているんだ‥

スジモン思考の奴が居ていい筈がねえ!

シローやマスカットが例外で他の人達は優しいに決まってる!!まだ希望を捨てるな!

 

 

「ランクは最下層のZランクから始まり一定ポイントを貯めた同ランク同士でランクアップ戦を行い、勝利することで一つ上にランクアップします。

アルファベットの最後尾からなのでZ→Y→Xの順に一つずつ昇格していくと言った感じでしょうか。」

 

「そうして何度かランクアップ戦を済ませて一番上のランクであるAランクになれた方はクエーサー社が叶えられる範囲ではありますが、己が望む願いを叶える事が出来るというのが全容になります。」

 

 

 

なるほど!つまりそれぞれアルファベット毎のランクがあるってことか!そうなると26戦もランクアップ戦する感じじゃね?めんど!

これ先遠くて大変やなぁ‥ だがそれ以上に気になる事がある。

 

Aランクになった人だけが願いを叶えられる。言い換えれば一人だけしか願いを叶えられないって事は‥?ねえこれ聖杯戦争やん!

 

まさか他の参加者を犠牲にして大聖杯を作るとか

か!?犠牲‥即ち目覚めさせる為の生贄‥

そしてそれら全てを主導しているのがクエーサー社!

 

なんてこった‥全てが繋がっちまったな‥

裏で手を引いてるのはジェットいやマスカットか!?

マスカットの野郎‥!実は社長の座を狙っているのか‥それとも陰で操っているのかの二択だな。

社員(シャイン)マスカットじゃなかったのか‥!おのれ!

 

ZAロワイヤルは生贄を選別する為の儀式‥

 

つまり黒幕クエーサー社の陰謀なんだよ!!

 

 

クエーサー社のブラック振りに勝手に驚愕している中タウニーちゃんは確認する様な口ぶりで私に問いかける。

 

 

「タチバナさんも何か叶えたい願いが一つ位あるんじゃ無いの?」

 

 

大人のお姉さんのハーレム!(即答)

ミアレを大人のお姉さんだけの街にするんだぁ!!とタウニーちゃんの問いかけに心の中で即答する私。

それと私をカタギに解放して欲しいね。でもどっちかと言われたら迷わず前者!

 

やるとしたらミアレを大人のお姉さんだけの街にすると言う暴挙に出るがそれでも聖杯で私の願いは成就できると言うのか?クエーサー社よお!

 

しかしよくよく考えて見るとこれは何かがおかしい。

胸の中につっかえる謎の違和感が私を襲う。

 

 

「確かに願いはあるさ。だが私の願いはあまり良いモノではない。それこそ自分勝手な思いであり願いだ。(大人のお姉さんのハーレム街形成)」

 

「願わくば叶えたい‥!だが本当にこれは叶えて良いモノなのか‥」

 

 

思わず私は唇を噛み締めてその思いを口にした。

そうだこれは叶えられない夢なのだ。こう言う話には裏があるのが物語の定番。つまり願いが反転し、望みとは真逆の結果が得られるみたいな奴かもしれん。

 

もし反転すれば大人のお姉さんのハーレムからムキムキ野郎のホモハーレムになるのか‥

ぐわあああ!!いやだああ!けつあな確定申告はしないでくれ!

 

危なかったぜ‥!危うくクエーサー社に屈しそうになるとは‥だが残念だったな!

最悪の結果が見えているからこそこれは叶えてはいけないと言えるのだよ!

 

 

「タチバナさん‥?」

 

「すまない。暗い話になったな‥さて私は行くとするよ。タウニーちゃんありがとう。デウロちゃんもダンスレッスン頑張ってくれ」

 

「こちらこそ!ってあれ?もう行っちゃうんですか!?もう少し話しましょーよ!」

 

 

 

タウニーちゃんの心配顔やデウロちゃんの静止を横目に私は立ち上がってマスカットの野郎を一瞥すると呑気に手を上げてお気をつけてと挨拶してきた。

この野郎‥ 何を考えてやがる‥?

 

まあいいや。近くを散歩するか

ミアレの奥の方には行ったことがないからなーほんの少し散策してみるか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

‥‥‥

‥‥‥‥

 

 

 

 

 

という事でしばし散策をしたが今どこにいるかわからん。3番ワイルドゾーン?を通り過ぎたのは確かだが適当に路地裏入ったからわからず仕舞いだ。

 

私は適当に歩きキョロキョロ周りを見渡すと何やら見覚えのある建物が目に入り、そこに書かれている文字を見ると思わず目が見開いた

 

 

 

「ハンサムハウス‥これが‥!」

 

 

そう。ハンサムハウスである。

うそぉ!こんな所にあるんだー! ゲームで見た時とまんま!‥の様な気がする。だって前世の記憶だもんうろ覚えです。

 

なんか感動するなぁ。あのマチエールがミアレ一の名探偵として働いている。XYよりも成長した姿を見る事ができると思うと感動で身が震える‥!

 

今おそらく変な顔をしているぜ。

扉を開けた先に彼女がいるのか?それとも留守か?

あぁ‥緊張するぜ。

 

私は扉の前に立って扉を開けようとすると横から声をかけられた。

 

 

 

 

「あの‥どうかされましたか?ハンサムハウスに何か用事でも?」

「ふんにゃにゃ?」

 

 

麗しくも何やら可愛げのある声が聞こえ咄嗟に私はその声の主に目を向けると思わず目を見開いた。

ショートヘアーに褐色肌の美女だ。

 

猫みたいに愛嬌あるその笑顔は美しい。うおお!大人のお姉さんだぁああ!髪飾りをつけており何やら全身黒タイツの上にコートいう叡智な服!素晴らしい!

 

そして足元にはニャスパーが首を傾げてこちらを見ているがこの子かわいいねー。もふもふしたいよー

 

‥ってあれ?このニャスパーどこかで見覚えが‥

それに目の前の美女も‥黒タイツ‥褐色肌に猫みたいな愛嬌ある笑顔‥ひょっとしてこの美女は!

 

 

「‥!まさか‥!」

 

 

私が驚嘆の声を上げる中、?マークを受けべ首を傾げながらもその美女は口角を上げて安心させる様な笑みで口を開いた。

 

 

「はじめまして あたしはマチエール。ここハンサムハウスの二代目所長にして探偵です。」

「ふんにゃ!」

 

 

マチエールだぁ!!めっちゃ美人になってるぅう!?

こんなにも立派になって感無量だぜ!

 

なら足元のニャスパーはもこおって事になるのか。

あー!かわいい!!撫でたい!本物だぁ!

 

なんてこった‥!まさかミアレでAZにゃんに引き続き原作キャラに会えるとは超うれしい!

 

 

 

あ、でも探偵だよね。私の身元バレたらやばくね?

 

 

 

‥詰んだわ

 

 

 





主人公(タチバナ)‥頭俗物野郎。クエーサー社への疑り深さがカンストしそう。

デウロ‥タチバナとは世間話やカフェ巡りについて話す。基本タチバナが聞きに徹する事が殆どだが、聞き上手で自身を励まし応援してくれるタチバナの事を大人の男性として信頼しているなど結構チョロい。

タウニー‥人助けを終えて次の人助け前にヌーヴォカフェで休憩しようとしていた。
デウロと仲良くしてくれたり、ピュールと上手くやれてる感じもありタチバナをかなり頼りにしているとか

タチバナと話す時に時折タメ口になったりするがそれだけ彼に親しみを覚えている証拠でもあり、タウニーも気をつけているがつい出てしまうと反省している。

タチバナが望む願いが何故ZAロワイヤルで叶えられないのか。また彼が何故その願いに対して迷いがあるのか気になりつつある。そんな事知らなくていいから


グリ‥ヌーヴォカフェ1号店マスター。観光で訪れたタチバナにミアレの魅力を知って貰えればいいなと思っている。


グリーズ‥タチバナからは眼鏡っ娘でありながら強い口調で話す姿にこの店はドM御用達の店なのかと思われている。
タチバナに対しての第一印象は強面だがMZ団の連中への面倒見が良いもののなんか見てくるなーと言う印象。あとは純粋に大好きなミアレの観光を楽しんで貰いたいと思っている。

マスカット‥黒幕かと思ったら全然そんな事なかった人。タチバナとの対応も100%善意であるし、純粋に腕の立つトレーナーを欲しているので只々不憫。
ZAロワイヤルに参加して欲しいが当の本人はマスカットを疑い不参加を表明しているので気が向いたら参加してほしいなーと思っているとか。



※この時のシローのランクですがVではなくGランクです。こちらのミスです申し訳ありません!その為前話の後書きのシローの説明をV→Gに変更しておりますのでよろしくお願いします!
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