ZAにのめり込み過ぎて街を彷徨っておりました
遅くなり申し訳ないです。
スジの者ー!
今日の挑戦者氏はー?
カイリューが如く天高く飛び立つ勢いがあるスジモンじゃあ! さあ、何者なんじゃー?
「やるんかい!おぉ!?ゴラァ!」
‥‥変なテンションになりましたが、要は現在進行系でスジモンに睨まれております‥
セキチクシティ
セキチクは ピンク はなやかな いろ
組の新事務所設立に向けての視察とか、飲食店の元オーナーさんに向けて皆で楽しくお話(闇金)したりとかで私はセキチクにいる。
今はひと段落つき私は護衛の目から逃れて19番水道の浜辺で水着のお姉さんを見に来た。‥ほっほうこれは皆さんいいものをお持ちですねえ‥ 実に素晴らしい‥
目の保養‥目の保養っと‥!確かにセキチクはピンクや‥!
鼻血が止まらねえ…!ハンカチで拭わねば…
普段の癖で顔や仕草を取り繕っていたが、鼻血だけは抑えきれんかった
でも最高や!テーマパークに来たみたいだぜぇ…
テンション上がるな〜
‥まあ何日か徹夜続きでテンションがイカれてるのもある。体も悲鳴をあげているがオール明けみたいな無敵な気分だった。
そして私はテンションのままに水着のナイスボディの黒髪ポニテお姉さんを口説きに行こうとしたのだが、そこには先客がおり、何とウザ絡みしているスジモンがいるではないか。
私はテンションのままにそのスジモンに絡みに行き、お姉さんの前でカッコ付けた。
背後から突然話しかけられた事に驚いていたスジモンだが直ぐにブチギレ冒頭に至る。
「ええ所を邪魔してくれるのぅ! ホウエンのあばレックウザことワシに喧嘩売るとは‥」
なんだこのモヒカンは…
レックウザの刺繍が入ったスカジャンにヤクザ口調とかこわすぎるだろ。
自分の事をレックウザだと思い込んでる一般ヤクザスジモン?それとも迷惑カタギ? ドッチ〜ニョ?
めんどいからヤックウザでいいや。
「絶対に許さへん!バトルや!」
目と目が合えばスジモンバトル!
ヤックウザの メンチを きる!
クミチョーは にげられない!
これ即ちリアルファイト!非常にまずい!
すいません!自分が悪かったです(急な掌返し)
何でもするから許しください!
そう媚を売ろうとしたがヤックウザは徐ろにモンスターボールを取り出した。
「ここはポケモンバトルじゃ! このワシをコケにした事後悔させたる!」
‥よかった。リアルファイトなら降参して組を明け渡してましたよ
‥ん?それはそれでよいのでは?
選択ミスったか!? クソ!
「おい‥! あいつやる気だぞ‥! 正気か!?」
「ワビ組の組長相手に!? まずいぞ!逃げろ!」
「‥‥」
何やら私とヤックウザを見ていたお兄さん達。その中には口説こうとした黒髪ポニテお姉さんも黙って見ていた。
そして1人が駆け出すと、他のカタギの皆さんもその場から蜘蛛の子を散らすように逃げ出していく。
砂浜に足を取られて転ばない様に気をつけてくださいね。
「覚悟は決まった様じゃのう‥!構えやあんちゃん!」
やるしかないか‥
ここはスピアーにしたいところだが、昨日の組スタッフとの特訓で疲労困憊。今日はなるべく休ませてやりたい。そうだな‥よし君に決めた!
「カイロス。任せた」
「カイッ!」
「ぶちのめしたる!行け!レックウザ!!」
「リュリュー!」
え?うせやろ。
まじで、レックウザ持ってんの?
ホウエン終わってない?
「大した奴じゃのう‥!ワシのレックウザを見ても、ビビり散らさずにおるとは‥」
「‥‥」
絶賛ビビり散らしております(ガチ怯え)
伝説を目にしてちびりそうや…
ちょっとどういう事?
何でレックウザがヤックウザの手持ちな訳?
「ワシのレックウザに勝てる奴はおらん!今なら土下座してワシの靴を舐めたら許したるけぇのう‥!」
はいそうさせてもらいます!(即答)
私がそうしようとした直後に目の前のカイロスがレックウザにメンチを切っている。
‥あ これはまずいですね‥
カイロスさん。ここは大人しく引き下がりましょ?
ね? ヤバいって! あのレックウザだよ!
グラードンとカイオーガを止めれる存在やぞ!
「‥やるんか‥?ええんじゃな?ワシは止めたぞ…」
「カイッ!」
カイロスがレックウザに怯まず、なおも睨み続ける。
まじすか?…無謀すぎない?逃げる気ゼロ…?
‥ああ!もう仕方ない!やってやるよ!
ひんしになりてえ奴だけかかってこい!(ヤケクソ)
「レックウザ! ドラゴンクロー!」
「キリュー!」
「カイロス。下に潜り込んで回避だ。」
「カイッ!」
レックウザの巨体を掻い潜る様にカイロスは懐に飛び込む。一見すると自殺行為だが巨体故に攻撃範囲は下方に関しては狭い。左右の爪の攻撃を避けて一気に接近!ここまではうまく行ったな。さてどうするか
…やっぱレックウザデカいな
私のカイロスもデカいがかなり小さく見えるわ
カイロスはホウエンを旅していた時に出会った子だ。食いしん坊で身長は私と同じか少し大きい位だが、下手するとオヤブンサイズよりもデカいかも。
でもオヤブン個体じゃないですよ。目光んないし。
デカすぎて周りからはビビられるがこいつは心優しい性格だ。
腹減るとカビゴン並みに手に負えなくなるが。
「なんじゃと…!?なんちゅう回避や!?なら…そらをとぶじゃ!」
「カイロス。尻尾を掴んでぶん回せ。」
「カイロッ!」
「リュ!? リュリュ!」
そらをとぶを繰り出す前に、懐に潜り込んだカイロスの方が早かった。カイロスはレックウザの尻尾を掴み、ハンマー投げの様にブンブン振り回す。カイロスは巨体であるが故に腕力がバカ高い。力こそパワー!暴力こそ正義!暴力はいいぞ〜
「レックウザ! しっかりせえや!」
「…ゴホッ…!」
レックウザがジタバタ動くたびに砂埃が舞い、咳が出る。我慢していたが抑えきれなかった私は咄嗟に鼻血まみれのハンカチで口を覆う。目にも入るし最悪や!息苦しい!
「リュー…!!」
ん?どうかしたん?ジタバタしてるが、伝説のポケモンならこれくらい抜け出せへんのか?
もしかしてレックウザの力を持て余してる感じ?
じゃあもう一発くれてやるよオラァ!
「カイロス。そのまま叩きつけて追撃だ。」
「カイロッ!」
カイロスが砂浜にレックウザを叩きつけるとそのまま首を掴み、砂浜に打ち上げられている大きな岩に顔面を叩きつける。ええ… そこまでやれと言っとらんが(ドン引き)
岩に打ちつけた後は後頭部に蹴りをかまし更に岩にめり込ませる。そして倒れたレックウザの腹に拳を叩き込むカイロスさん。
追い討ちの極み! …もうやめてさしあげろ。
伝説のポケモンにやる戦法じゃないわ。
全くどこで覚えたんやその喧嘩殺法。
「んなアホな! しっかりせえや…メ…レックウザ!」
「リュ…キリュー…」
「ロッス!!」
レックウザはカイロスの攻撃を受けて、かなり弱っている様だ。…いや、いくら何でも弱すぎない?ほんとにレックウザなんすか?ねえヤックウザさん?
「………」
私がレックウザをまじまじと観察していると、なんとレックウザの体皮が緑色から紫色に変わっていくではないか。ええ…どくレックウザ!? それともリュージョンフォーム?
更には大きかったレックウザの体が段々と小さくなっていき━━
「モン…モン… メタモン…」
さっきまでのド迫力が嘘の様にレックウザがいた場所にはちんまりとしたメタモンが。
「ああ!しもうた!メタモン!!」
…はい?
つまり、今までのレックウザはメタモンがへんしんを使ってレックウザに擬態していたってこと!?
「モン…モン…!」
「カイッ…!」
カイロスがメタモンに近寄りメタモンを見下ろす。カイロスの巨体はメタモンからすれば恐怖だろう。メタモンはカイロスを見て、ブルブルと震えていた。
「…クッ!へんしんが解けたか…更にはメタモンも怯えちょる… これじゃ勝負にならん…!ワシの負けじゃ…!」
「カイロス。ありがとう戻れ。」
ヤックウザはメタモンをボールに戻し、私もカイロスをボールに戻した。ヤックウザはその場で崩れ落ち、四つん這いになり震えていた。余程恥ずかしいのだろう。目には涙を浮かべていた。
「…全く、これは生き恥やな… あんなにイキり散らした挙句この体たらく… ワシは何をしていたんじゃ…」
「……」
「あんちゃん見ぃや。そして笑えや。この情けない姿を… あばレックウザの醜態を…」
確かに醜態だがここまで言われたら逆に笑うの難しくない? 悔しがってたりしたら大笑いするんだが。
まあ、適当に思った事でも口に出してみるか
私はヤックウザに近づき言葉をかけた。
「見事な腕前だな。俺も思わず驚いた。」
「…は?何を言うとるんじゃ? 慰めならいらん!やめてくれ!」
「いいメタモンだ。あそこまでへんしんを極めたメタモンは初めて見る。そしてそれを鍛え上げたトレーナーの腕前もだ。大した奴だ誇るといい。」
そう。こいつはあのメタモンの才能を見抜いていたのだ。そこだけは評価できる。
やるやんけ… どっからどう見ても本物やったぞ。あのメタモン何者なんじゃ?
そんで何でこいつはレックウザの事知ってんねん!やばすぎるやろ!
「………あんちゃん。すまんな… あんちゃんのカイロスにも迷惑かけたのぅ…」
「…謝るなら他にいるだろう。」
まあカイロスは無傷なのだがそのとーり!
カイロスにもだが、まずは私に謝ってーな。
砂埃が舞って咳も止まらんかったんやぞ。今着ているスーツも砂まみれや。どうしてくれんの?(小物ムーブ)
「!そうじゃのう! すまん!」
そうそう。だがちょっと謝罪が軽いなぁ
もっと頭を地面に擦り付けて…ってあれ?どこいくの? 突然走り出したかと思うと、私が口説こうとした黒髪ポニテお姉さんに向かって走って行った。
おい抜け駆けかよぉ!
と思っていたが、頭をぺこぺこ下げて謝罪しているみたい。あ、なるほどそうですよね。謝罪は大事。迷惑かけたら尚更や。筋は通してこそスジモンや。
でも抜け駆けは良くないなぁ… 私にも媚び売らせろ!
「…ありがとうございやした。兄さんのおかげじゃけ」
謝罪が終わったと思ったら、私に走って近づき、馴れ馴れしく話す。兄さん?何それ?
いつからお前は私を兄だと錯覚していた?
「いえ! ワシは心を入れ替えました! これからは兄さんと呼ばせてほしいんじゃ!」
ゑ? 何言うとるんじゃ? 馬鹿な事を言うでない!
なんと弟ができました!いらねえよ!
どうなってんだ! ホウエンにかえれ!
「決めたんじゃ… 先ず先に筋を通しますけぇ! 兄さんここらで失礼します!」
頭を下げたかと思うとそこから足早に立ち去るヤックウザ。ええ…どないなっとんねん。
勝手に話進めすぎや。全く
もう舎弟は懲り懲りなんだか。どうして、こうもスジモンにモテるんや私は…
内心ため息をつきつつ、私はその場を後にしようとした時に後ろから声をかけられた。声をかけてくれたのが女性の声だったので喜んで振り返る。
「あの!助けてくださりありがとうございました!」
なんと黒髪ポニテのナイスボディお姉さんがお礼を言ってくれたのだ。思わず嬉しくなる私。
あーよかったー 心が洗われるの〜
こんな美人さんにお礼言われるとか生きててよかったわ〜
「…えっと、あの…お礼をしたいので今夜どうですか?ここで待ってますので…! ダメ…でしょうか…?」
いくいく!
イクに決まってるじゃないですかー!
やったー デートやデート!
やばくね? モテ期到来?
スジモンなんかいらんわ!
ぐへへ… 最高だねー
いやー深夜テンションに身を任せてよかったー!
組のモンには先に戻ってくれと伝えとこー!
私は二つ返事で了承した。
「では今夜ここで待ってますね。ふふ楽しみです。」
ああ〜いい笑顔や。楽しみやね。
私はお姉さんに手を振ってクールに去った。
夜まで適当に時間潰すかー
………
そして夜がふけて満月が辺りを照らす闇の世界。
私は砂浜に1人佇む。
月の光が海に反射し、妖しい輝きを見せていた。
「……」
まだ誰もおらんじゃん。早く来すぎたかー
ワクワクとドキドキが止まらんね。波の音が周りに響き渡り、ちょっぴり不安になる。
まじで誰もいないのかーと私が適当にキョロキョロ目線を動かしたりしていると背後から気配を感じて振り返る。するとそこには人影が。
お、さっきのお姉さんかな? ぐへへ…
私に近づくその人影は暗闇に溶け込んだその姿を露わにする。
「…さすがはワビ組の組長。あたいの気配を察知するとは… 暗闇に溶け込んでいた筈なんだけど」
「…ん?」
「さて改めまして。昼間は世話になったわね。あたいはセキチクジムのジムリーダーアンズよ。よろしく頼むわね組長さん。」
アイエエエ!? ニンジャ!?ニンジャナンデ!?
そこに居たのは、忍び装束で身を固めたくの一ことセキチクジムのジムリーダーアンズだ。
ネームドやん! 何でここに!?
…うそ? てかあのお姉さんおらんくない?
もしかして嵌められた感じなん?これ?
クソがよぉおおお!
主人公‥連日組員からの特訓や書類仕事に追われて5日以上徹夜。体とテンションがおかしくなりつつある。
カイロス♂‥ホウエンで出会った手持ちの1体。スピアーの次に捕まえたので順番としては2番目である。食欲旺盛で体がオヤブン個体並みにデカく、周りからは厄介者扱いされていた。飢えの余り、大暴れしていた所を主人公とスピアーによって鎮圧。周りから煙たがられ仲間がいなかった事やスピアーの強さに憧れ主人公の手持ちになる。レックウザに変身したメタモンを見破る程の観察眼の持ち主。主人公が後学として見ていた極道映画やゲームに影響され、そこから喧嘩殺法を学んだ。
ヤックウザ‥迷惑観光スジモン。他の地方でも多くの迷惑行為を繰り返していた。昔空を飛んでいたレックウザに憧れ、捕まえようとするも相応しいトレーナーになれずメタモンで代用する事に。
メタモン‥ネットで話題の大人気ポケモン。本物と見違える程レックウザへの変身が上手く、ポケモン勝負の際は相手がビビり散らして逃げる為、今回も上手くいくと思っていたが本質を見抜くカイロスに敗北。調子に乗りすぎました…と今は反省中。
飲食店の元オーナー‥ギャンブルと女遊びで金を散財し多額の借金を抱え、友人や家族からも借りて踏み倒す事も朝飯前。しかしワビ組に借りたのが運の尽き。ワビ組に土地の権利を奪われ、飲食店の経営権はワビ組が握り無事ワビ組のシノギになった。元オーナー本人は奴隷の如くこき使われ、収益の大半は友人や家族への借金返済に充てられている。
黒髪ポニテお姉さん‥何者なんじゃ‥?
アンズ‥セキチクジムのジムリーダー。HGSSよりも成長し新米ジムリーダーから脱却。教え子にくの一としてのイロハを叩き込んでいるとか。