ナニモンなんじゃ? スジモンじゃあ!!   作:年中裸足の人

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あとがき長くなり申し訳ない。今話も場面切り替わりが多いのでよろしくです!




その筋の者(スジモン)未来を生きる若者に助言する

 

 

 

 

スジモンとはその筋の者の通称である。

人々の生活を照らすお天道様が避ける日陰や

夜の街をネオンで彩る歓楽街など

人とポケモンが多く住む地域に生息している。

 

カントー地方に始まり、ジョウトやアローラそして、ここミアレでも幅を利かせている存在を指す。

かく言う私もスジモンでね。

 

ミアレに来れば鉢合わせる事も無いだろうと思っていたが今絶賛鉢合わせております。

だが安心して欲しい。スジモンバトルやケジメ案件では無いよ。

それでは何故困惑してているのかと言うと‥

 

 

「いやさすがっす!助かったっすよ着流しのお兄さん!」

 

「‥気にしないでくれ、助かってよかったな」

 

 

はいめちゃくちゃお礼を言われておるからです。

実はワイルドゾーンから逃げ出した野生のオヤブン個体が目の前のスジモンに襲いかかってな。

私は恐怖のあまり逃げ出そうとしたが勢い余って躓いて目の前のスジモンにぶつかってしまった。

 

それが結果的に目の前のスジモンを助ける事になったのだ。そのオヤブン個体は別のトレーナーにボコられワイルドゾーンに連行されていったがこの街のイカれた環境に順応しつつある自分が恐ろしい。

 

目の前のスジモンとはそこからちょっとお話しをしているのだが私は服の埃を払って目の前のスジモンと向き直ると改めてその姿を観察した。

 

グラサン角刈りに黒のブレザーと紫のズボンが厳つく胸元には組のバッジらしきものが怪しく光る。

山◯組かな?つまりどう見ても本職です。ありがとうございました。

 

ワビ組と比べると大分ラフね。

ワビ組の下っ端は黒スーツにワビ組の代紋バッジで統一されているが幹部以上ともなると赤とかグレーとか紫とかで色はなんでもありになる。私は着流しか紋付袴時折スーツにロングコート羽織るスタイルになるぜ

 

私がまじまじと見る中、目の前のスジモンは腕を組むと私の服装をジロジロ見た後に言葉を紡ぐ。

 

 

「しかしあれっすね‥あなたのその服装俺たちの世界じゃ有名なあの方みたいっす!」

 

「ん?それってどう言う‥?」

 

「そんなの決まってるじゃないすか!ワビ組の組長様ですよ!カントー、ジョウトを制覇し最近だとアローラの裏社会まで手籠にしたという生ける伝説にして裏社会の王!」

 

「‥‥」

 

 

うーわまじかよ。私の着流しスタイル有名なんかよ

裏社会の王とかなんでそんな異名で呼ぶかね‥私巻き込まれただけなんだけど?

若頭でもあるチャイブの奴が祭り上げて来るから仕方なくやってるだけなんだよなぁ‥(絶望)

 

てかなんでそんな楽しそうに話すんだよ‥

胃が痛くてしょうがない。

 

 

「俺たちサビ組のボスであるカラスバ様はそうですが右腕のジプソさんもかなり尊敬してるみたいだし会ってみたいもんだぜ!」

 

「そ、そうか‥」

 

 

へ、へぇ‥そうなんだぁ‥(ドン引き)

錆び組っていうのかいあんたの組織?ワビ組のパクリかよ!(超失礼)

 

侘び寂び見たいな言葉遊びしやがってよぉ

ボスのカラスマ?右腕のジブリ?は知らんけどなんでそんな大物?が私を尊敬するんだよ‥会ったら絶対私を小物の三流凡夫と見抜くだろこれ

 

 

「まさかお兄さんも組長様に憧れてる感じ?渋いっすね!噂でしか聞いた事無いっすけど義理人情に熱いが敵対者には冷酷無慈悲で容赦無しの巨人見てえな男って聞いてるっすよ。」

 

 

いや私本人!てか聞いてねえし!

巨人とか冷酷無慈悲とか話に尾鰭ありすぎィ!

噂の一人歩きってこわいね。これがクチコミの力です

こんな情けない思考してる凡夫が裏社会の王ってマジ?

 

 

「お兄さん強面で男前ですが結構優しい人っすよね。そうなりたかったら、もうちょっと言葉遣いを荒くするのもいいと思うっすよ!」

 

「そうか‥参考にさせてもらう。」

 

 

最早何も言えんわ

正体バラす訳にもいかんしここは適当に乗り切ろう。

こいつの人柄や服のグレードから見るに下っ端よりかは上の立場っぽいね。顔に傷があるのがポイント高い

舎弟頭補佐?そのあたり?

街の人も信頼してるっぽいからカタギには手を出さないスジモンか?

 

 

「いえいえ!この恩は忘れませんっす!サビ組もミアレの為にやっている組織でもあるんで!もし困ったら筋を通すので言ってくださいっすよそれじゃ!」

 

 

人前でそう簡単に筋を通すとか言うな。口が軽い奴やな‥ 本当にスジモンか?

だがカタギの皆さんを泣かせたりせずに慈善活動もやっているみたいやな。

 

ならよかったぜ。もしカタギ泣かせたり、罠に嵌めたりとかして闇金的な奴やってたら組長自らケジメ付けに行くところだった。危ない危ない!

 

 

 

角刈り本職スジモンが立ち去った後私はただ立ち尽くすのみであったがこれからどうするか‥‥

んーじゃあせっかくだし、カフェいくか!

 

この先を曲がると小洒落たカフェがあるんすよね

バトルコートが目の前にあるからバトルを見ながらコーヒーがぶ飲みできる所が素晴らしい。てくてく歩くー♪

 

 

そして私はそのカフェに着いて店員さんとお話ししてコーヒーを注文した。会計は先払いでオナシャス!

そして席についていざバトル観戦!うむ良きかな!

 

 

 

「いくよ!サーナイト!」

「サナ!」

 

「グレイシア!お願い!」

「レイシーア♪」

 

 

ほっほー綺麗な大人のお姉さん同士のバトルかー

繰り出すポケモンは可憐なポケモンだな。いわば可憐なる対決か。良いではないか

 

ジーンズにタートルネック。低露出か‥悪く無い

人間の想像力を掻き立てられるぜ。たまらんな

 

‥ってん?ちょっと待て!サーナイトのトレーナーのお姉さん胸デカくね?

うひょおおお!興奮するぜぇ!繰り出すサーナイトと合わさりまじで綺麗!すんばらしい!絶景だな!

 

コーヒーが止まらん!脅威的な胸囲!あれは正に自然が生んだ化物や‥!

 

私がバトルそっちのけで大人のお姉さんの聖なる探索をしている時に背後から駆け足でこっちに向かってくる複数の影が目に入った。おいおいなんだぁ?

 

 

「あれ?タチバナさんじゃないかな?」

 

「本当だ!おーい!タチバナさん!」

 

「‥二人ともそんなに声を出さないで下さい」

 

 

ん?あれ?MZ団のタウニーちゃんとデウロちゃんにピュール君ではないか。どうしたんだろ。

私の元へと駆け寄った3人がそれぞれ声をかけてきた。

 

 

「ダンスレッスンを終えたデウロとばったり鉢合わせちゃって近くを回ってたら丁度タチバナさん見かけちゃって!相席いいですか?」

 

「タチバナさん!ダンスが完成しそうなんですよぉ今度お披露目しますね」

 

「‥ぼくはこの二人に連れられました。‥まあ時間があるからいいんですけどね」

 

 

相変わらずの3人だねえ

人懐っこいデウロちゃんに素直なタウニーちゃんに捻くれ者のピュール君。美少女に囲まれるとはやるじゃないか!

 

それにピュール君照れ隠しはよしなよー本当は嬉しいくせにー おじさん嬉しいな!

 

私はピュール君の頭をよしよしと撫で回すと「やめて下さい」と呟くが満更でも無さそうだ。だって手を掴んだりしないし、少しにやけてるし。

男の子だから多少乱暴なのは勘弁な。なんか弟に見えてきたわ。可愛い奴よのー こやつめハハハ

 

タウニーちゃんは微笑ましい笑みを浮かべているがデウロちゃんなんだその物欲しそうな顔は?

なでなでか?いやこんなおっさんのなでなでとか誰得やねん。もしかして私のこのコーヒーが欲しいのか?後で奢ってやるから勘弁してくれ(鈍感)

 

 

「折角だ。色々と話さないか?」

 

‥いいな。あ、いえ‥ありがとうございます!それではお言葉に甘えて隣に失礼しますねぇ」

 

「‥失礼しますタチバナさん。」

 

「ありがとうございます!タチバナさん」

 

 

3人は店員さんに相席の許可を取ると私の隣に真っ先に座るデウロちゃんと正面に座るタウニーちゃんとピュール君という絵面になるが、やはり四人は狭いな‥

だが店員さんが融通効かせてくれたからか、ある程度空間に余裕はできたぜ。

 

私がコーヒーを味わう中、タウニーちゃん達も店員さんにコーヒーを注文し暫く待っているとそういえば!と手を叩き今この場にいない新人君ことキョウヤ君の話を切り出した

 

 

 

「キョウヤはこの後Wランクに上がるランクアップ戦らしいよ。相手もそこそこの強敵だって」

 

「確かジャビ‥と言ってましたね」

 

「もうWランクとは早いねぇ やっぱりキョウヤはすごいよぉ」

 

 

 

それはそう。成長早すぎるぜ!てか聞き覚えがある名前が‥うーんとジャビ?‥‥あーあのクソガキか!

 

塾帰りのクソガキボーイね。この前絡まれたから適当にあしらってたら怖いんですかー?プププッ!ざぁーこ!的な事を言われたので理解らせてやりましたよ。グソクムシャでな!

 

グソクムシャ一体による蹂躙劇で大人気ない事したと今は反省している。本当に申し訳ない‥

 

周りで見ていたちびっ子達もジャビ君にいい印象持ってなかったみたいで勝負が終わった後、私のグソクムシャに群がってきたのよね。

かっけええ!とか鬼つええ!って感じで。

 

そしたら涙流して悔しそうに私を見たジャビ君は「次は勝ちますよ!Xランクこそ至高なんですからね!」と言って立ち去りやがった。発言が意味不明

 

 

「まあキョウヤ君なら余裕だろう。彼はかなり強いからな」

 

 

私の呟きに一同うんうんと相槌を打つ。

実際キョウヤ君が来て一週間程経つが今の所大きな負けをしてないらしい。やばくね?天才じゃん!

これは主人公ですね‥間違いない。

 

あそこでバトルしてる胸デカ大人のお姉さんより強いのか?‥いやそこまでは無いのかもな。

私がマジマジとお姉さんのお胸を見ているとそれが気になったのかデウロちゃんが口を動かした。

 

 

「そうですねぇ。あれ?タチバナさん‥ポケモンバトルを見て?‥え、うそあのお姉さんが気になっている感じ??」

 

「サーナイトとグレイシアですよね?‥綺麗なポケモンです。デザインの参考にさせて欲しいくらいです。」

 

「まさかZAロワイヤルの参加者かな?‥これはライバルになるかもしれないし」

 

 

三者三様の感想が出るが‥‥ライバル?お姉さんに夢中で話全然聞いてなかった。

将来恋人を作る時にあのお姉さんが脅威になるという見方をするとライバルと言えるのか?わからんな‥

 

だが私はそんな事よりもあのお姉さんから未だ目が離せん。ぷるんと揺れる胸が眩しくてしゃーない。

大きさからして結構あるぞ。私は真剣な眼で語る様に呟いた。

 

 

「あれ程とはな‥EいやG(カップ)は固いか‥凄い胸囲だな。」

 

「脅威?‥あの人の実力はそれ程までに高いんですね‥」

 

「ああ、惹きつけられる程にな‥目が肥えているのもあるがこれは生まれついての(さが)かもしれない」

 

 

タウニーちゃんの呟きを適当に聞き流しながら尚もお姉さんを見つめる。私はあの大いなる双丘(胸)に惹かれていたのだ。

これは男なら求める原初の欲求、つまりは庇護の愛‥

愛じゃよハリー

 

転生したからか私は目が肥えてると言っても過言ではないのだ。少年時代から常にそんな目線向けてるスケベ小僧であったのでね

 

 

「むぅ‥タチバナさんってやっぱり胸の大きい大人のお姉さんが好みなのかなぁ?自信無くすよぉ‥でもあたしもいつか‥!」

 

 

何か小言で呟くデウロちゃんだが、そんなに胸を触ってどうした?気にしてるのか?君は将来有望だから安心なさい。焦らず弛まずな

 

デウロちゃんがボソボソ言う中、逆にピュール君とタウニーちゃんは関心する様に呟く。

 

 

「‥あれだけの実力‥確かに滅多に見れませんね。」

 

(さが)か‥それほど迄に強さを求めているって事なんだ‥だからこそあれ程の強さを‥デウロもそう思うよね?」

 

 

私の言葉に対して真面目な表情のお二人さん。大した子達だ。タウニーちゃんのは小声で聞こえなかったが恐らく大人のお姉さんの戦闘力(胸)をいち早く理解したのだろう。魅力が伝わった様で何よりです

 

やはり大人のお姉さんは万物を魅了するのだ。異性も同性も種族(ポケモン)を問わず‥素晴らしい概念だ

 

二人がうんうんと納得する中(主観)タウニーちゃんに問われたデウロちゃんは慌てる様に言葉を紡ぐ

 

 

 

「え!?そ、そうだね‥!その通りだと思うよ!うん!」

 

 

「なに考えてるんだろあたし‥タチバナさんはそんな事考える訳ない。多分あのトレーナーさんの実力をZAロワイヤルのランク別として見ていたんだ‥二人は真剣に話しているのにあたしだけこんな事をは、恥ずかしい‥!」

 

 

 

何やら下を向いて顔を赤らめるデウロちゃん。

そうか‥まだ彼女にこのレベルは早かったか。

純朴な彼女ことデウロちゃんは置いていこう。彼女はこの戦い(性癖談義)についてこれない。

 

 

‥‥いや待て、この子は結構飲み込みが早い。

ダンスも脅威的な飲み込みの速さで成長しているからそのポテンシャルは甘く見ない方がいいかも。

つまりは今後戦力になる可能性もあるな。

 

 

とまあ私が考え込む中、ピュール君とタウニーちゃんの二人は疑問符を浮かべていたのであった。

 

 

「?何やら俯いていますがデウロさんは大丈夫でしょうか‥?」

 

「‥レッスンの課題なりで疲れてるのかもね。デウロ大丈夫?」

 

「え?あ、うん大丈夫だよ。ちょっと疲れちゃっただけだから!ごめんねぇ心配かけちゃって」

 

 

そうだよね。ダンスレッスンがあるから頭が回らないのもあるかもしれない。二人は気遣い上手だ。

レベルが違う事を責めもせず気遣う友情に私は感無量だ。この大人のお姉さんの聖なる探索は語り継がねばならない。これこそが世界平和の鍵なのだ(無用の意思)

 

 

「‥‥‥」

 

 

真剣な表情のタウニーちゃんだが突然黙り込んでしまった。ん?どうかしたんか?私が思考に耽る中、タウニーちゃんはポツリとまるで自信無さげな表情で囁く様に口を動かした。

 

 

「‥それよりもあたしはあの人の姿を見てると先が遠く感じるし。今の自分と比べちゃってさ‥」

 

「‥あ、いやすまない。私とした事が無粋だったな」

 

 

私とは逆に落ち込むタウニーちゃん。

そうか、あのお姉さんと自分を比べてしまったか‥

あの美しさと今の自分を比較して自嘲に走るのはさぞ苦しかろう。すまない私の言葉が悪かった。

 

私はタウニーちゃんに咄嗟に謝罪の言葉を口にするがまるで彼女は私のせいではないかの様に庇った。

 

 

「そんな事ないですよタチバナさん!あたしが足りないと言うのは事実だし。タチバナさんが仰られた通りまずその辺りを目指そうかなと」

 

 

なんと言う向上心だ‥!君も目指すのかGランクことGカップを‥!素晴らしい目標だ。これこそ育乳と言えるか‥

立派な大人のお姉さんになれよタウニーちゃん‥!

今は確かに辛いと思うが君には才能がある。

 

私が感心している中追い討ちをかける様にピュール君も言葉を発した。

 

 

「先は長いですねタウニー」

 

 

ピュール君?君そんなオープンスケベだったの??

確かに芸術肌の人は早熟だと聞くが結構センシティブな所だぞ‥だがその歳でそこまで行くとは見直したぞそれでこそ漢や!

 

二人とも応援してるからな。特にタウニーちゃんを!私はタウニーちゃんを励ます様に優しく語りかける様に話しかけた。

 

 

「そう焦るなタウニーちゃん。君はB‥‥いやC(カップ)はあるだろう。そうめげないでくれ」

 

「え?どう言う事なの?あたしそんなに無いのに‥」

 

「実力(胸囲)と言うのは後から着いてくれるものさ。先ずは気持ちからと言うだろう?君のポテンシャルは高い。君ならもっと大きく成長(胸や体つき)するとね」

 

 

今のタウニーちゃんも程よい発育だが(BかCカップ)先を高く見すぎると現状が辛く感じるものだ。

さっきも言ったがこの子には才能がある。5年後いや10年後は立派な大人のお姉さんになっている可能性が高い。

 

 

「なるほど潜在能力が高いと‥確かにタウニーの実力はあたしよりも上ですしねぇ‥」

 

「ええ、気持ちだけ‥という棘がある言い方になりますがタウニーの強い意思はミアレでも屈指のもの‥

意思こそ最大の力と言う事なんですね。」

 

「そうなんだね。気持ちだけで言えばC‥いや更に上に行ける‥!もっと意思を固めれば先へ進めると言う意味か‥!ならひたすら踏ん張るし!」

 

 

何!デウロちゃんが普通に参戦してきただと!?

まさか‥もう順応したと言うのか‥!凄まじい成長だ!やはり天才か。

 

 

デウロちゃんに続けてピュール君とタウニーちゃんも意見を述べるが、その通りだ!(投げやり)

意思こそ最大の力にして人間の本質と言える。

 

彼女の強い意思が続くのであれば、未来で見るGカップの理想の自分は今ここにいると言っても過言ではいい(暴論&意味不明)つまり今から君はGカップだ!

 

私が感動する中突如タウニーちゃんは私に目を向けると真剣な眼で質問してきた。

 

 

「じゃあタチバナさんはどの位なんですか?」

 

 

ゑ?私?何故に???

男のサイズ知っても楽しい訳ないだろ。何言うとるんじゃ?まさか私が筋肉が無い事を笑いたいのか?分からんな‥

 

私は自分の体を見た後にタウニーちゃん達に声をかけた

 

 

「私のを知っても面白くないだろ。見ればわかる通りそんなに無いさ」

 

「いや、気になるし!だってタチバナさんだし。」

 

「ぼくも気になりますね。参考までにお聞きしたいです」

 

「そうですよぉ タチバナさんが凄いのは分かりますけど改めて知りたいです!」

 

 

おいおいMZ団どないなっとんねん!話が飛躍し過ぎだろ!なんで大人のお姉さんからおっさんに変わるんだよ!?若者の事がわからん‥!

 

凄いって筋肉が無さすぎて逆に凄い的な?辛辣すぎるぜ‥だがそんなに目を輝かせると逃げる訳にもいかんし言うべきか‥ ええいままよ!!

 

 

「そうだな‥はっきり言うならば私はA‥‥いやB(カップ)はあるかな(見栄)」

 

 

 

「そ、そんなに!?」

 

「思った通り‥いやそれ以上かもしれません。そこまでとは‥!」

 

「!すごい‥!そんなに強いなんて‥さすがはタチバナさん!」

 

 

タウニーちゃんが驚いているがおそらく私の筋肉量が少なくカップ数が余りにも低い事に落胆してるんだろう。そんなにしか無いの!?みたいな感じで言ってるんだな‥‥泣けるぜ

男だから許してくれっす

 

ピュール君やデウロちゃんも落胆してるのか開いた口が塞がらんといった感じだ。

あー気まずい。皆が押し黙る中、タウニーちゃんのポケットからスマホロトムが突然飛び出してきた。

うわびっくりした!!

 

 

『タウニーやったよ!ランクアップ戦に勝った!』

 

 

「キョウヤ!Wランクにランクアップしたんだ?おめでとう!じゃあホテルZで待ってて!あたし達も戻るし。」

 

 

プツン!と通話が終わるとタウニーちゃんのスマホロトムが彼女のポケットに戻っていく。

キャウヤ君がランクアップ戦に勝ったみたいやね。

周りのみんな安心したのか笑顔になっている。流石だぜ!

 

帰ったら祝勝パーティやな。よし!今日は私も振る舞いますか!私は席から立ち上がるとみんなに向かって話しかけた。

 

 

「さて、帰ろうか。キョウヤ君のランクアップ祝いだ今日は私が作るよ」

 

 

「!本当ですかー!それは楽しみだし!」

 

「タチバナさんのご飯も美味しいんだよねぇ この前食べた肉じゃが美味しかったなー」

 

「ええそうですね。カントー料理はスシ以外にも美味しいものがある事に驚きです。スキヤキ、オムライス、ニクジャガ‥また食べたいですね。」

 

 

おーよかった。私の料理思った通り反響あるみたいだね。色々作った甲斐があるってもんよ!

たまにしかやらないけどね。折角だし豪勢に行くか!今日はすき焼きにすっぞ!私の腹がそう言ってるからな!

 

 

「よし、じゃあ今日はすき焼きだな。締めはおじやかうどん、いや両方行くか‥買い出しにいくからみんなはホテルで待っててくれ。」

 

「両方行くんですか!?やったぁ!じゃああたしも行きますよぉ」

 

 

それまじ?超ありがいっす!荷物持ちはカイロスとかにやらせるからデウロちゃんには具材選びをお任せしようかな。

 

デウロちゃん両手をあげて喜んでいるが、この子結構食べてくれるんだよね。いっぱいおかわりしてくれるから作り甲斐がありますわ。

いっぱいたべておっぱい大きくなれよ!(最低)

 

 

「じゃあタチバナさん行きましょう!折角だし他にもいきましょうよぉ!」

 

「ありがとうデウロちゃん。色々と回るのもいいがキョウヤ君のランクアップのお祝いだから程々にな?」

 

 

三人分のカフェ代をさり気なく払った後に私はデウロちゃんと買い物に行った。

 

タウニーちゃんとピュール君は先に戻って色々と準備をするべき行動を別にしたが、このチーム中々悪く無いね。

 

 

よっしゃ!いい肉やら具材を買ってきてやるぜ!

おじさん張り切っちゃうぞー!!

 

この後めちゃくちゃ鍋パした。

 

 

 

 

 

 

 

 

‥‥

‥‥‥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おやキョウヤ君、調子はどうかな?」

 

 

鍋パが終わり数日後、私はホテルZのロビーで寛ぐキョウヤ君に話しかける。今は私と彼の二人きり。しかし見れば見るほどイケメンやなこの子は

 

私の声かけに笑顔を浮かべるキョウヤ君と横にいるくそかわいい彼の手持ちポケモンが挨拶をしてきた。

 

 

「タチバナさん、ええ!すこぶる快調です。」

「ベイー!」

 

 

ベイリーフかわいいね。私はアニポケでその可愛さを知った。このベイリーフも見るからに人懐っこい。

しかしあれだな。御三家を持っていると言う事は君はやはり主人公なのか?誰からもらったんだろ?博士かライバルポジの子か‥

 

私は気になりキョウヤ君に質問した。

 

 

「ベイリーフか‥君の手持ちだな?誰から譲り受けたんだい?」

 

「タウニーからです。初めて出会った時はチコリータだったんですがその時バトルした事がきっかけで譲り受けたんですよ。」

「ベイベイー!」

 

 

タウニーちゃんから?‥と言う事はライバルポジはタウニーちゃんという事か?じゃあAZにゃんが博士枠と言う事になるな。

 

やはり私の目に狂いはなかったな!合点がいくぜ!

その興奮を抑えきれず私はつい彼の前で呟いた

 

 

「そうか、そう言う事だったか‥」

 

「?タチバナさん?どうかされましたか?」

 

「なに‥これではっきりした。君は選ばれし者(主人公)と言う訳さ」

 

 

やはり主人公であったな。

御三家を持つなんて主人公かライバル以外ありえん。

つまりミアレが舞台のこの世界線では彼を中心に物語が動いていくに違いない。まさに選ばれしものだ

 

私の発言に納得いかないのか首を傾げながら言葉を繰り返すキョウヤ君。

 

 

「選ばれし者‥?」

「ベーイ?」

 

「ああ、君を見ているとどうもそれがちらつくんだ。」

 

 

主人公の幻影がな!

まさに舞台装置とも言っていい程の理不尽。負けてもやり直す機会があるとか主人公はチートやな!

リーリエやNも主人公みたいな性格してるしあいつらの顔もちらついてしょうがない。

 

私の発言に更に首を傾げ続けるキョウヤ君。あかんこれ以上首傾げたら折れてまう!

真剣に受け取んなくていいからね!おっさんの戯言ですから!

 

 

「‥?」

 

「あ、いやすまない。ただの勝手な感想さ‥ 気にしないでくれ。それよりもZAロワイヤルはどうだ?」

 

 

私は謝罪した。本当にすまないね。歳を取るとどうも妄想がヤバい方に進んでいくんだ。

話を逸らす為に私はZAロワイヤルへの話題へと変えた。

 

 

「ええっと‥Vランクへのランクアップ戦に向けてベイリーフとワイルドゾーンで特訓をしようかなって考えてたんです。」

「ベイベイ!」

 

 

ワイルドゾーンで特訓?やめとけやめとけ!死人が出るぜ!あんな所でやる位なら道端でポケモン勝負ふっかけまくった方がよっぽど特訓になるぜ!‥まあ通報されるかもだが

 

だがその眼には強い意思が宿っている。これは下手な事言わずに気にかけた方がいいかもな。主人公だし!

主人公と敵対は避けたいんすよ。勝てねえし!

 

私はうんうんと頷きながら気にかける様に言葉を紡いだ。

 

 

「‥そうか、だが無理はするなよ。あそこは色々と危険でね。私も痛い目を見た。ワイルドゾーンは危なくなったらすぐに退避するんだぞ。」

 

「ええ、そうさせてもらいます。俺も倒れる訳にはいきませんからね。」

「ベイー!」

 

 

うむ良い返事やな。しかしワイルドゾーンから野生ポケモンが逃げ出す事もザラではない。特にあいつら見境ないからね。

 

この前野生ポケモンが街に危害を加えようとしたので私の手持ちポケモンが勝手にケジメを付けさせた事があったのだがそれもあり現在1番〜6番ワイルドゾーンは私のポケモンの縄張りになった。どういうこと?

 

それもあり私が姿を現すと皆平伏するし人を襲わなくなったのだ。これがスジモンの力だ!

というかその中に墓地もワイルドゾーン化している所もあったがやばくね?墓参り行けへんやん。

クエーサー社はお盆をさせる気はないらしい。お盆あるのかカロスに?

 

まあ兎に角、私のポケモン達の縄張りになっているので人を襲う事はしない筈だ。1〜6番に限ってだが。

6番以降はまだ無いが今後増えたら各ワイルドゾーンも縄張り化する可能性がある。そうなったら縄張りを割り振る必要があるかもね。知らんけど

 

うちの子たちも負けず劣らずのスジモン気質だから、めっちゃ張り切っております。まさか野生ポケモンだけでワビ組的組織を作る気でらっしゃる?勘弁して!

 

 

 

「ついでだ、お守り代わりにこれをあげよう。これを持てば多少は野生ポケモンから狙われにくくなるさ」

 

「ありがとうございます。タチバナさん」

 

 

キョウヤは なわばりバッジを てにいれた!

 

 

私はキョウヤ君に古びたバッジを渡した。

これは昔作った奴でいわゆるワビ組の代紋バッジだ。年季が入り表面はボロボロに剥げたワビ組の頭文字「W」の文字はめちゃくちゃ目を凝らさないと見えない程に劣化している。

 

代紋バッジは組の顔なので処分や廃棄はケジメ案件です。だから捨てたかったけど捨てずに取っておいたが理由をつけてキョウヤ君に押し付けました。

廃棄じゃないからセーフ!気づかれないだろうから大丈夫だろ!

 

長年持っていたから手持ちポケモンの匂いが染み付いている。それにより縄張り化したワイルドゾーンに生息するポケモンはキョウヤ君に手を出さない筈だ

私は廃棄もできてキョウヤ君は野生ポケモンから襲われない。Win-Winだな!

 

 

「さてと私はまたカフェでも巡るとするか。くれぐれも気をつけるんだぞ」

 

「はい。色々ありがとうございます!」

「ベイベーイ!」

 

 

私は背を向けて玄関扉を開けるとその場を後にした

やれやれだぜ。

さてとこの前行けなかったカフェとポケモン吸いに行くとするか。

 

 

 

 

 

 

 

‥‥

‥‥‥

‥‥‥‥‥

 

 

 

 

side キョウヤ

 

 

 

ZAロワイヤルのランクアップ戦にてまた一人のトレーナーがVランクへのランクアップを遂げた。

 

彗星の如く現れたそのトレーナーの名はキョウヤ。一部ではZAロワイヤルのダークホースならぬダークギャロップとも呼ばれている青年だ。

 

青年ことキョウヤはVランクアップ戦相手のリンタローを下した後にリンタローが料理人を務めるレストラン・ド・フツーの前にてスマホロトムで通話をしていた。

 

 

『‥‥さてキョウヤ、話を戻すけどタチバナさんについて何か知っている事はないかな?どんな些細な事でもいいからさ』

 

 

キョウヤの通話相手はマチエール。ミアレ一の名探偵と呼ばれる女性だ。

キョウヤはマチエールの助手として簡単な仕事を幾つか手伝っているのだが彼女はホテルZの宿泊客であるタチバナを警戒している節がある。

 

キョウヤからして見れば大事な宿泊客でもあり、MZ団のメンバーをはじめAZやフラエッテにも信頼を置く頼れる大人の一人である。

 

先程も意味深な発言を残してはいたがキョウヤを労わっている事に変わりはない。

だがその発言が探偵であるマチエールに疑問の念を抱かせるのかもしれない。

 

キョウヤは彼が発した言葉の意味も知りたかった事もあり、マチエールにその事を話した。

 

 

「そういえば俺の事をそっち側って言ったり、選ばれし者って言ってましたが‥」

 

『そっち側‥選ばれし者?‥どう言う事なんだろう』

 

 

通話越しとは言えマチエールの疑念は強くなるのか、冷静で疑う声色であった。

タチバナもマチエールを避けている様であり、ハンサムハウスへは行きたがらない。

 

まるで二人の間には決定的な因縁があるかの様な関係にキョウヤは思わずマチエールにその事を問う。

 

 

「マチエールさんは何故タチバナさんを?」

 

『‥あの人の素性について関係あるんだ。あの人はある界隈においては有名人と呼べる人なんだけど、

どうしてミアレに来たのかが分からない‥だから調査しているんだ』

 

 

咳払いすると先程とは違った声色で淡々と話を進めるマチエール。

確かに彼の第一印象は精悍だが冷静かつ強面な顔立ちである為、裏社会の人間とも関係があるのでは?と疑う人間も少なくない。

 

だが彼は誰よりも優しくて器の大きい大人であるのだ。彼の人間性を見れば疑う事などしない筈なのだが反対にマチエールは疑いを強めている。

そしてその素性についても見当があるかの様に。

 

キョウヤは何かの間違いでは無いのかと言わんばかりにマチエールに質問する。

 

 

「観光では無いんですか?街を結構巡ってて、かなり満喫しているみたいですけど‥」

 

 

『なるほど流石はタチバナさん。偽装も上手い‥でも違うんだ。あの人は観光が目的でミアレに来た訳じゃない事は確かなんだよ』

 

 

キョウヤに対してタチバナの疑いを強める様な発言は心を大きく揺さぶった。MZ団やホテルZの人間を騙す様な発言に見えなくもない。

 

だがマチエールは彼を悪人と決めつけた訳ではなく彼にも事情があって動いている事を伝えていた。その一言が無ければキョウヤはタチバナへの疑いを強め、距離を置こうと考えるほどに。

 

 

『まるで街を巡る様に探索しているが何かをする訳でもない。けれどあたし達を見守る様に動いている‥

何故そうするのか分からないんだ。あの人はミアレの住人でも無いのにミアレを守る理由がないからね。』

 

 

マチエールの声色からして彼も街を守るために行動をしている事が判明した。

先程もキョウヤと手持ちのベイリーフを労った発言や以前料理を振る舞った事も彼の本当の優しさであったのだと言える。

 

しかし彼は何故それをマチエールに言わないのか。それがわからずにいた。公言すればマチエールにあらぬ疑いの目も向けれずに済むが、やはり彼の素性が関係あるのだろうか。

 

キョウヤがその事を問う前にマチエールは続けて言葉を発する。

 

 

 

『探し人がいるみたいだけどそれも分からず仕舞い‥でもこれだけはわかっているんだ。あの人はこことは違う言わば裏の世界の━━━』

 

 

 

 

「ゼドッ!」

 

 

 

 

 

 

マチエールの言葉に被せる様に目の前に突如として現れた黒い体色に四足のポケモンに視線が移ったキョウヤ

その声がマチエールに聞こえたのか突如話が止まると緊張するかの様な息遣いが通話越しに聞こえてくる。

 

 

「?あのどうかされましたか?」

 

『!まさかあたしが探しているポケモン!?

ねえキョウヤ、今の鳴き声‥‥周りにどんなポケモンがいるか分かる?』

 

 

キョウヤの問いに答えずにまるで目の前に佇むポケモンについてを知りたいのか食い入る様に質問するマチエール。

 

キョウヤは目の前に佇む黒い四足のポケモンを観察すると簡潔に特徴をマチエールに伝えた。

 

 

「えっと、目の前に黒い四足のポケモンが‥」

 

『!キョウヤ!そのポケモンから目を離さないで

さっきの鳴き声、それに教えてくれた姿‥

あなたの側にいるのはジカルデ10%だよ!』

 

 

探していた獲物が見つかったかの様に声を荒げるマチエール。

突如として気持ちが昂った様な態度にキョウヤは困惑を隠せずにいたが目の前のジガルデ10%なるポケモンは冷静にキョウヤを見ていた。

 

そして彼とジガルデ10%は互いに目が合うとついて来いと言わんばかりにジガルデ10%はゆっくりと駆け出していく。

 

 

『あたしもそっちに向かうよ!ジカルデから目を離さないでね!』

 

 

キョウヤはその言葉に頷くとジガルデに導かれる様に後ろへついていく。

時折振り返りキョウヤを気にしていることからジガルデは何かを見出しているかもしれない。

 

 

そしてジガルデによって導かれた先でキョウヤは暴走メガシンカと呼ばれるポケモンと相対する事になるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

‥‥‥‥‥

 

 

 

 

 

 

 

一方一般観光客にしてタチバナは‥

 

 

 

 

 

 

「やれやれ、何とかなったか」

 

 

キョウヤがジガルデなるポケモンに導かれ暴走メガシンカポケモンと相対した同時刻、別の場所にて着流し衣装に黒のライダージャケットを羽織るタチバナも暴走メガシンカポケモンを相手取っていた。

 

夜もふけZAロワイヤルの饗宴に導かれたトレーナー達とは違い、狭い路地裏で暴走メガピジョットを静めたタチバナは手持ちのポケモンをボールに戻すと息を吐く。

 

彼が肩を動かしてリラックスしていると背後から一つの足音が接近する。狭い路地裏であるからか足音が反響し徐々に反響音ではなく足音が大きくなっていく。

 

そしてその足音は彼の影を踏める程の距離に近づくと動きを止めてゆっくりと言葉を紡いでいく。

 

 

 

「見事な腕前です。その実力こそ偽りの無い真実。あなたの弟子にして英雄の卵たる彼女を教え導けるのも道理と言えますね。」

 

「‥!」

 

 

背後から聞こえたのは低い声。タチバナは驚く様に振り返るとそこにいたのは一人の男性だ。

白銀の如く白い髪に白い髭。左目を閉じて背は曲がり服も豪華絢爛とは程遠く、着用した服の所々に穴が空いたその姿はまるで世捨て人の様な風貌。

 

白銀の月光に照らされたその男の素顔はこの世の物ではい無い佇まいに見える。

 

タチバナが困惑を隠せずにいる中、目の前の男は更に言葉を紡ぎ続けていく。

 

 

「ジカルデは望んでいます。自身を委ねるに足る英雄にして優れたる操り人の存在を」

 

「しかしジガルデはあなたを選ぼうとはしませんね。あなたを英雄と見ないのか、はたまた高過ぎる実力が故に力を持て余すからなのか‥」

 

 

まるで語り口調で話す男性は浮浪者では無く賢者を思わせる態度であった。

突然の出来事に開いた口が塞がらないと言ったタチバナであったが、男の言葉の中にあった一つの言葉に反応を示す。

 

彼はその言葉を確認するかの様にゆっくりと口を動かしていく。

 

 

「なに?ジガルデだと?確かゼルネアス、イベルタルに次ぐ伝説のポケモンだったな」

 

「‥ご存知でしたか。そうです。秩序を司る存在にして監視者であると言えます。その情報網はさすがと言えますね。」

 

 

タチバナの豊富な知識量に男の眉が微かに上がる。

 

秩序を司る伝説のポケモンジガルデ。生命を司るゼルネアスと破壊の化身イベルタルに次ぐカロス地方伝説のポケモン。

 

ミアレシティにおいて頻発する暴走メガシンカや野生ポケモンの流入に伴う治安悪化はまさに秩序の崩壊そのものだ。

 

まるでミアレの秩序を監視する為に現れたジガルデであったがタチバナはジガルデの事では無く目の前の男の正体が気になっていた。

 

まるで幻影を見るかの様な驚愕と困惑に思いが隠せずにいたのだ。

 

 

「やはりその顔に見覚えが‥いや忘れるはずがない。(クソコラの)まさか生きていたのか?」

 

 

タチバナの予想もしない発言に目の前の男は驚きを隠せない。カロスの人間ならまだしもカントーの人間が己の素性を知り得る事に

 

しかし彼は裏社会の王。ジカルデの事も知り得た情報網の事から自身の素性を知り得ても不思議では無い。

そう納得した目の前の男は改めてタチバナに向き直ると語り出す様に口を動かしていく。

 

 

「‥わたしの事を知っている様ですが、今のわたしは記憶を失った抜け殻同然の存在です。なのでわたしの事はFとお呼び下さい。

そして初めましてワビ組の組長よ。裏社会の平定者にして王たるあなたにお会いできて光栄です。」

 

 

裏社会の王とミアレで暗躍する男Fとの邂逅

この二人の出会いが後のミアレにどう関わるのか━━

 

それは当事者のみぞ知る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(フラダリさん!?ナンデ!?死んだんじゃないの?めっちゃ真っ白やん!カエンジシからソルガレオに進化したとでも言うほどに変わり果てたな‥)

 

(それに弟子‥リーリエの事か?じゃあリーリエとも会ったと‥いやまて!確かリーリエはFなる人物に会ったってあの時言ってたけどまさかの本人んんん!?そう来るとは思わへんやん!マジで復活のFやん!

もうわけがわかんないよぉ!)

 

 

 

 

‥‥とまあ、内面では一人困惑を隠せずに反応に困っているタチバナであったとさ

 

 

 





主人公(タチバナ)‥実はワイルドゾーンを勝手に縄張り化した。それにより大幅に街への被害が減った。手持ちポケモンがやたら張り切っているのでそれに付き合わされているだけだけどね。

デウロ‥実はタチバナの下心センサーに敏感だが、そんな事はしないと否定している鋭い子。タチバナに胃袋も掴まされた被害者でもある。

タウニー‥カップ数とランクを間違えた人。純粋な気持ちが向上心となり自信を回復させた。

ピュール‥弟扱いされているが満更でもない。あとタチバナの手料理を割と気に入っているのだが、麺を啜る事に抵抗がありうどんやラーメンを啜らずに食べる

キョウヤ‥マチエールが正しいのかタチバナを信じるべきかちょっと迷っている。でもタチバナさん優しいし何か訳ありでは?と思ってるのでそこまで疑っていない。

F‥復活の悪の花編にてリーリエやNと邂逅した元カエンジシ。実は組長とは初対面である為会ってみたかった模様。

ジガルデ‥秩序の犬。ようやく本編に絡めますね。カントーでは三犬に活躍を奪われたが今作では活躍する予定。ちなみにタチバナの事は眼中になし。凡夫だからねしょうがないね。



ゲーム風アイテム紹介

なわばりバッジ
タチバナから貰った表面が削れた古びたバッジ
持っているとワイルドゾーンにいる野生ポケモンから狙われにくくなる。

入手方法:ワイルドゾーンで累計10回野生ポケモンの攻撃を受けて倒れること。条件をクリアした後タチバナに話しかける事で取得できる。

※クリア後入手不可

このゲーム世界線の救済道具
後に登場する17番ワイルドゾーンで使うと驚くほどにカエンジシやオヤブンクチートから狙われなくなるとか




ゲーム風街のモブの会話


「ワビ組っていう組織がカントーにあるんだって!
カラスバさんも一目置く組織らしいけど、どんな組織なんだろう?」

「この前、異国情緒溢れる珍しい服を来た男の人とポケモンバトルをしたけど全く歯が立たなかったわね。上位ランカークラスはあるんじゃないかしら?」

「タチバナっていう観光客の人とお話ししたけど、見た目とは違って丁寧で優しいよね。人を見た目で判断しない事の大切さを改めて知ったよ。」






ジャスティスの会の皆様に緊急質問!
タチバナさんってどんな人ですか?


シロー‥「見事な腕前ですね。あの御仁のカイロスは正に力こそパワーの体現者!それに加えて柔の力も使いこなす程の力量!是非ジャスティスの会の顧問として入門して頂きたかったですね!!‥そして願わくばムクの伴侶として添い遂げて欲しいです。自分は陰ながら二人の恋路を応援していますよ!」


ムク‥「シローと違って周りがよく見えている人。うるさくないし話を聞くのも上手いし相談に乗ってくれて大感謝。さすがは冥界の王。あのカリスマ‥まさしく王の器‥!冥界の王でなければジャスティスの会に入って欲しかったけどあの方は尊敬する影の世界の主。仕方ないとはいえ無念。」



コタネ‥「まさかシロー様を下すとは思いもしませんでした。実力もさる事ながら的確なアドバイスには頭が上がりません‥それにしてもあの方は一体何者なのでしょうか?やはりムク様と本当に恋仲?わたしは全く違うと思っていますが‥」


なるほど!ありがとうございました!
次回のゲストもお楽しみに!
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