「はぁ…」
はーいどうも皆さんこんうらめ、あおぎり高校の春雨麗女です
なんで初っ端からデカイため息ついてるかって?まぁ色々あるんだよ
「麗女先輩ため息なんてついてどうしたんですか?」
「あーぽぷら」
声の方に振り向くと後輩のぷわぷわぽぷらが立っていた、撮影後なのかジャージ姿だ
「いやあんまり深刻な悩みって訳じゃないんだけどさ…ぽぷらは先生になんて呼ばれる?」
「えっ?ぽぷらですけど」
「だよねー……はぁ」
「えっ?えっ?何どうしたの?w」
「私だけなんだよ」
「?」
我ながら情けない声ではあるが絞り出すかのようにぽぷらに答える
「私だけ先生から苗字で呼ばれるんだよ…」
「??……あぁ確かに」
他の皆は先生基本的に名前で呼ぶのに私だけ何故か苗字なのだ、特段嫌われる事なんてしてないと思うし先生からそんな態度は感じないけどすっごく引っかかる
「確かに基本的先生私らの事名前で呼んでるね、たまによくわかんないあだ名で呼ばれるけどw」
私にはそのあだ名で呼ばれることもないんだよ!
「なんかしちゃったかなぁー」
「それなら私が聞いてみましょうか?」
「マジ?でもそれで私の事嫌いとかだったら立ち直れないよ??」
「いや流石にないでしょw……多分」
「多分って言ったなぁ!!」
こちとら色々不安なんだぞ!
「聞くしかないじゃん!他になんかある?」
「……ないかぁ」
正直めちゃくちゃ怖いけどこのままモヤモヤするのも後味が悪い
「ぽぷら頼んだぞ…」
「まかせて!」
こんにちは、先生です
今日は何名かがショートの撮影で来てる以外は恐らくメンバーは来てない為か静かな事務所からお届けします
「先生ー!」
静かな事務所は終了しました(無慈悲)
「そんな大きな声出さなくても聞こえてるぞぽぷ子」
「えへへ〜撮影できたので寄ってみました!」
ドライブスルーかなんかと勘違いしてないか?
「で?どうしたよ」
「いや先生久しぶりにお話しません?」
久しぶり??一昨日も来てたろお前
「まぁいいけど」
そこから何気ない雑談を交わしつつパソコンを打っていく
「そういえば先生なんで麗女先輩だけ苗字呼びなんですか?」
あーその件ね
「ほら前にぽぷ子のショートで春雨に聞いてたろ?男の人があおぎりにどうこうって」
「あーあのショートですね無理!って言ってたやつ」
「だから名前で呼ぶのはなぁ〜って気遣いのつもりなんだよ傍から見たら差別してるみたいになるかもな」
〝ガタッ!〟
「うおっ!?なんか倒れたか」
「あー!あー!多分大丈夫ですようん!」
何焦ってんだぽぷら?
「じゃ!ぽぷらそろそろ帰りまーす!!」
「おう?気おつけて帰れよ」
なんだったんだアイツ
「えーと…」
眼前にはorzとした麗女先輩、なんて言えばいいかなぁ
「す……すごいじゃん」
「煽ってんのかー!」
ぎゃー!服掴んで揺らさないでー!?
「違うじゃん…あれはメンバーがって事で先生は違うじゃん…」
「まっ…まぁまぁまだ誤解を解けば……うぷっ」
お昼に食べたチャーシューメン出てきそう…ん?
「むじなだ」
「へっ?むじな??」
「あっどうも〜」
後輩の八十科むじな、半人半妖の狢であり褐色肌の目立つ子だ
「こんな所でどうしたんですか?」
「あぁ気にしないであげて…むじなはどうしたの?」
尋ねるとむじなは手に持った袋を持ち上げる
「先生にガンプラ作るの手伝ってもらおかなって、エトラさん達も手伝ってもらった言ってたし」
あーあの配信してたヤツね
「……それだ」
小さい声で呟き立ち上がる麗女先輩
「サンキューむじな!今度また晩酌配信しような!」
走り去っていく麗女先輩…って
「おおい!?どうすんの?…あぁもう!またねむじなちゃん」
足はっやあの人!ちょっと待って!!
「えー…なんだったんだろ?」
「先生〜居ます?」
「おう、むじなおはよう」
今度はむじなか、さっきまでぽぷらが居たが入れ違ったりしたろうか?
「それでどうした?」
「ふふふ〜これ作るの手伝ってくださいよ」
袋を持ち上げるむじな、恐らくガンプラであろうサイズ感
「…配信?」
「いや私はこの子出来上がったら配信で紹介する感じですかね、あっでもX用の写真は撮りたいです」
「そうか…あと少し待てるか?ここまで終わらせたい」
「大丈夫です 隣の撮影部屋で待ってますね〜」
そんじゃまサクッと終わらせるか
「おうお待たせ」
かれこれ15分くらいかかってしまった、少し待たせてしまったので自販機でコーラを買ってきて渡す
「ありがとうございます 別に大丈夫ですよ仕事中なんですし」
「それで何作るんだ?」
「ふふっこれです!」
袋から取り出されたのは…ふむ
「ヤクト・ドーガかギュネイのなんだな」
「本当はクェスのが欲しかったんですけど見つからなかったんですよね〜」
その他に黒の塗料と筆を並べパッケージと共に写真を撮るむじな
「塗装までするのか?」
「はい、金色の所を黒にしようかなって」
何となくその方がむじなカラーっぽくはなるな
「それじゃ早速始めるか」
「パーツを切る時は少し離してランナー事切るんだ、その後パーツを切り出す」
「そうなんですか?」
「その方が綺麗に切れるのさ、二度切りって言うだろ?」
そもそも手先が器用なのかあんまり教える事もないな、なんなら塗装も美大に出てるからかかなら綺麗に塗れている
「しかしヤクト・ドーガとは中々渋いチョイスだな」
「そうですかね?ぶっちゃけ最初ゾゴックと悩んだんですよ」
もっと渋いのでたな…ゾゴックいい機体だけど
「先生はヤクト・ドーガ持ってるんですか?」
「いや俺は機会がなくて買えてないな、ギラ・ドーガならあるが」
本当は欲しいのは欲しいが中々巡り合わないから仕方ない
「よし後は乾いたら完成ですかね?」
「乾いて組み立てまでだな」
塗装するパーツ以外は組める所まで組んであるし、後は塗ったパーツを食器乾燥機*1に入れ待機だ
「これどうしたんですか?」
「蝶美が買ってきて設置していった」
アイツ事務所なんだと思ってんだか…ちなみに自由に使っていいと言ってたから今回有効活用させてもらっている
「乾燥終わったぞ」
「よーし仕上げますよ〜」
深緑に黒、色合いがいいのかかなりしっくりくる色合いに仕上がっている
「おー予想以上に良い!」
「いいカラーリングだな、よく出来てる」
「よーし今日の配信で皆に見せてやろ〜っと」
「待て待てトップコートしてないぞ?」
せっかくの塗装が禿げる、こんなによく出来てるのに勿体ない
「あっ…トップコート買い忘れた」
「安心しろ俺の使え つや消しとつや有りどっち使う?」
「つや消しでお願いしまーす」
仕上げのトップコートを吹きもう一度食器乾燥機にぶち込み待機、なんだかんだいい時間になってきた
「今のうちに飯でも行くか?」
「良いですね〜お腹すきました」
んじゃま飯に行くとするか、何食べようか
「ごちそうさまです先生、ほんとに良かったんですか?」
「良いんだよ 飯代くらい」
2人でしっかりと寿司を食い事務所に戻ってヤクト・ドーガを確認する
「うんしっかり乾いてますね」
「つや消しするとまたいい感じに渋くなったな」
「それじゃほんとに帰らないと配信間に合わないんで」
「おう気おつけて帰れよ」
あと少し残ってる仕事を片付けますかね…むじなの雑談までに終わればいいがな
「ふんふ〜ん♪」
完成したし上手くできてよかったな〜これは帰って吉田や両有会の皆に見せびらかさねば
「あっそう言えば麗女先輩なんだったんだろ?」
なんか役だったぽいしまぁいいか、さぁ帰って配信の用意しないとな〜
どうも最近マラサイを作った作者です
作者もヤクト・ドーガが欲しいこの頃皆さん体調等はどうでしょうか?
私は身内にインフルエンザになり震えております…w
寒暖差の激しいこの頃、皆さんも体調管理は怠らずに過ごしてくださいませ