イナズマイレブン〜サッカーと友情と恋と〜 作:Alice好き
ホーリーロードというフットボールフロンティアに変わるサッカーの大会があることは知っていた。でも、サッカー業界から大きく離れて活躍している"四季"である私には関係ないと思っていた。でも、マサキがサッカーを中学でし始めてしばらくたった頃、鬼道からヒロトを通して連絡が来たとき、内容は別にしろ、本当に嬉しかった。
<サッカー界を支配しているフィフスセクターを一緒に倒してくれないか>
フィフスセクター…、そんなものがあることも、財閥同士の交流会で知り合った拓人君や美花ちゃんからよく聞いていた。イシドシュウジという者が聖帝として、フィフスセクターの代表として活躍しているということ。フィフスセクターに反乱した学校は廃校されているということ。
ーーそして、そのイシドシュウジが豪炎寺に似ているということ。
信じたくなかったし、信じられなかった。アイツはそんなことをしないって思っていたから。
結局、豪炎寺は千宮路の企みに気づいて、それを密かに妨害するためにイシドシュウジになったということが明かされた。それを知った時のことはまた後日話そう。
ホーリーロードの最中、私はイシドシュウジに近づき、マサキが雷門イレブンに入って試合に勝ったことを機に、雷門イレブンの女性コーチとして雷門中に行った。イシドシュウジの命令として行ったけど、鬼道や私がいるレジスタンスでは喜ばしいことだった。ホーリーロードが終わってからも、私は雷門イレブンにいた。
「楓花さーん!!」
「あら、麻奈ちゃん。どうしたの?」
「えっと、円堂、監督が、用が、あるそうで、呼びに来ました!!」
走ってきたからか、麻奈ちゃんの息が荒れている。
麻奈ちゃんは雷門中の1年でとても素直な女の子。雷門イレブンのマネージャーであり、私と共にユニットを組んだり、私がライバル視している"愛"というアイドルもしているのだ。正直、アイドルと学生を両立しているなんてすごいと思う。
「わかったわ。伝えてくれてありがとね。息、ちゃんと整えてね。私、先に行くから」
「ハイ‼︎」
「美花ちゃん?そんなとこでどうしたの?」
「え、あ、楓花さん。えっと、ちょっと考え事を…」
「そう。悩み事なら、聞くわよ?財閥云々の話は無理だけど…」
「フフ、大丈夫です。帰りに有人お兄さんの所に行きますから」
「そう?なら、いいけど。気をつけて行ってね」
「はい、わかりました」
有人お兄さんとは鬼道のことだ。美花ちゃんは鬼道の義従妹の娘さんで、雷門中の次に名が世間に知られている、亜麻野家の次期総帥候補でもある。よく財閥同士の交流会で女子同士の話で一緒に盛り上がる仲で、また、亜麻野財閥も吉良財閥と仲がいい。美花ちゃん自身もしっかりしてて、10歳にしてヒロトや鬼道と一緒に今の政治に関して話をしていたっけ。
そんな美花ちゃんにも暗い過去がある。つい最近のことだけど、美花ちゃんはフィフスセクターにいた。剣城と一緒にシードの資質を見出され、長い間、レジスタンスとフィフスセクターのどちらが正しいのか頭では分かっていても、実際に行動が出来ずしばらく悩んでいたことがあったらしい。
「みんな、大変なんだな…」
「ん?楓花、なんか、言ったか?」
「ん〜ん、なんでもない!!さ、明日の練習内容、考えるわよ〜。てか、ほら、円堂!ずっと考えてるフリしてサボってるでしょう!!」
「んなことは…ないとも言い切れないけど…」
「円堂さん!?」
「うぅ、ちゃんとやるって!!今から!!」
「ったく、しっかりしてよね!カ・ン・ト・ク‼︎」
本当にみんな大変だ。暗い過去があったり、やりたくないことがあったり。でも、今は…
「早く終わらせて今日こそ雷雷軒のラーメン、ヒロト達と食べるんだから〜!」
「え、楓花さん!?」
「あ、それいいな!!ヨシッ、俺も早く終わらせて夏未とどっか行くか!」
「円堂さんまで〜!そんなことでやる気出さないでくださいよ〜!!」
ホーリーロードが終わった後のお話、いかがだったでしょうか。みなさん、もう気づいたでしょうが、お話の一個一個に原作同様テーマがありまして、今回は"誰にだって暗い過去ややりたくないこともある。でも、みんな前に進むために何かしようとしているんだ"ということです。イナズマイレブンのみんなってなんか、どこかに影がありますよね。円堂さんでもおじいさんの死があるし(無印の途中からは疑惑であったことが明かされていますが)。それをオリジナルキャラクターにも入れまして。楓花はエイリア学園のことを未だに心のどこかで引きずっており、美花はフィフスセクターを、麻奈は兄2人を心配しています。
さて、今後はこの2人もメインとして作品を作っていくのですが、この2人の紹介を下にきちんと書いておきますので、どういう絡みをさせたいか、読者のみなさんのコメント、待っております!!
亜麻野美花…10年後の雷門イレブンで唯一の女子部員。鬼道の義理の従妹(いとこ)の娘。
頭脳明晰、成績優秀、運動神経抜群、スタイルも良し(冬花と同じくらいの長さの髪で勉強やサッカーをする時はポニーテールをする。容姿は夏未と少し似ている)の完璧な女の子。だが、鈍感なところがあったり、金銭感覚が(亜麻野家も金持ちのため)おかしいなど、神童共々よくいじられる。
フィフスセクターにシードとしての素質を見出され、5年間ゴッドエデンにいた。そのため、剣城や白竜のことをよく知る人物でもある。
剣城麻奈…剣城京介の双子の妹。雷門イレブンのマネージャー。
病弱で学校を休みがちだが、実は四季とユニット"COLORS(カラーズ)"を組んでいる国民的アイドル・愛であり、病弱というのは嘘で、アイドルとして活躍しているため。普段は京介と同じ藍色の長い髪(10年前のリカぐらい)をおろしている(目は京介と同じように鋭いが、カールが無い)が、愛の時はメッシュやウィッグなどで大きく変わる。
京介とは違い、明るく何事にも活発に取り組み失敗することがよくある子供らしい性格。天然で鈍感。
マサキとは一時仲が悪かったが、マサキが愛のファンで、自身がその愛であることを言ったことを機に仲良くなっている。