バカとテストと召喚獣 solitary breakers   作:KA2

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今回はモンハンネタが入ります。


第十二話「訓練と共闘とモンスターバスター」

「吉井、姫路ペア、始め!」

 

僕と姫路さんのペアが訓練を開始する。

 

手始めに現れたのは自立思考型召喚獣の大群。

 

でもこいつらは一体ごとが弱いから、僕の操作テクならなんてことはない相手だ。

 

問題は……。

 

「……っ! 危ない!」

 

咄嗟に召喚獣を屈ませると頭上を銃弾が飛んでいく。

僕だけを狙うスナイパーが遠くに確認できた。

 

あれを放置していてはまともに戦えない。

撃破しに行くべきだろう。

 

そのスナイパーがいるほうへ向かうと、目の前に何体かアサルトライフルを持った召喚獣が現れる。

 

僕は狙われる前にそのうちの一体に向かって走り、腕に掴みかかった。

慌てた敵は銃を乱射するが、それが周囲の召喚獣に被害を出す。

 

「えい!」

 

敵が射撃にひるんだ隙に姫路さんが残った敵を片付けてくれた。

あとはあのスナイパーだけだ。

 

「おりゃああ!」

 

スナイパーに向かって掴んでいた召喚獣を投げつける。

これで相手の視界は封じた。

 

一気に突っ込んで、投げ飛ばした召喚獣ともつれ合っている敵を切り伏せた。

 

すると次は何機かの戦闘機が出現する。

でももう少しで一分だ。

逃げ切るぐらいは(ザクッ!)━━

 

「すみません、手が滑っちゃいました」

 

僕たちの戦いはまだまだこれからだ。

 

 

「ふぅ~、なんとか終わったよ」

 

あれから何度か挑戦して、やっと一分間生き延びることができた。

いろいろな手段で攻撃されたけど、一番厄介だったのは姫路さんの不意打ちだった。

 

「ワシもムッツリーニと組んでなんとかクリアできたわい」

 

「…………あれぐらいは余裕」

 

「あれ? ムッツリーニ、いつの間に来たの?」

 

「…………ついさっき」

 

「それまでは校舎に残ってたんだよね。何してたの?」

 

「…………準備」

 

「オーケー、なんの準備かは敢えて聞かないよ。その代わり今回は安くしてよね」

 

他にも、雄二もなんとか霧島さんから逃げ切ってクリアしたようだ。

来なかったFクラスのみんなはきっと、このあと鉄人の補習を受けることになるだろう。

 

「それでは教室に戻って自習だ」

 

召喚獣の操作訓練が終わって、僕らは自習をすべく教室へ向かった。

 

 

「さてと、自習も終わったし、20時まで何しようか?」

 

「幸い鉄人はいねえんだ。ゲームでもしようぜ」

 

「そうだね。じゃあDSPのモンスターバスターでもやろうか」

 

「モンバスだな。秀吉とムッツリーニも呼んでくる」

 

雄二が秀吉とムッツリーニを呼んできて、僕らはひと狩り行くことにした。

 

「よし、行こうか」

 

「待った明久。スマンが回復薬を忘れたから分けてくれ」

 

「ええ!? しょうがないなあ。ハイ」

 

「すまぬ明久。わしは砥石を忘れてしもうた」

 

「秀吉も? ほんとに仕方がないなあ」

 

「しまった。防具も忘れちまった。明久、分けてくれ」

 

「分けられるか! 防具忘れるってもはやわざとだろ!」

 

「…………明久、武器を忘れた」

 

「それはそもそも装備から外せないからね!? みんな真面目に狩りに行く気無いでしょ!?」

 

「取り敢えず行くこうぜ、四人ならすぐに片付くだろ」

 

「……そうだね、いくら防具無しのバカがいるからって四人なら余裕だよね」

 

「そろそろモンスターがいるエリアに着くぞ」

 

僕ら四人は討伐対象のドラゴンがいるエリアにたどり着いた。

 

「今回のは随分と手ごわそうだね……! でも僕ら四人が力を合わせれば!」

 

ブシュー(←モドリ玉を使う音)

 

ブシュー(←モドリ玉を使う音)

 

ブシュー(←モドリ玉を使う音)

 

ブシュー(←モドリ玉を使う音)

 

「雄二、なに真っ先に逃げ出してるんだよ!」

 

「てめえこそ! しっかり戦いやがれ!」

 

モンスターそっちのけで雄二とのリアルファイトに突入する。

 

「アンタら、なにやってんの?」

 

すると美波と姫路さんが僕らの近くに来て美波が尋ねた。

 

「ちょっとDSPのゲームをやってるんだ」

 

「……最近のゲームはプレイヤー同士が殴り合うの?」

 

「そんなわけ無いだろ。明久が真面目にやらないからだ」

 

「雄二に言われたくないよ!」

 

「どんなゲームなんですか?」

 

姫路さんも少し興味があるらしく、僕らはゲーム内容について説明してみた。

 

「へぇ~。なかなか面白そうね」

 

「ちょっと残酷な気もしますけど、ゲームですからね」

 

「二人共、試しにやってみる?」

 

僕が誘ってみると、二人共せっかくだからとやってみることにしたようだ。

 

「それではひとつはわしが貸そう。わしのキャラは作るときに無理やり女にされてしまったからのう」

 

「…………これを使うといい」

 

女の子のキャラを作成していた秀吉のを美波に、同じく別に女の子のキャラを作っていたムッツリーニのを姫路さんに貸していた。

 

その後、二人に詳しい操作方法などを教えて僕らはモンスターの討伐に向かう。

 

 

「なんだか召喚獣みたいね」

 

「そうですね、武器も似ていますし」

 

美波は太刀、姫路さんは大剣を選んだ。

 

「ってあれ? 姫路さん、防具は?」

 

「あっ、よくわからなくて……。着てくるのを忘れちゃったみたいです」

 

「…………!? (ブワッ)」

 

「ムッツリーニィィィィ!!!」

 

姫路さん(のキャラ)のインナー姿を見たムッツリーニは、ゲームで討伐されたモンスターよりもグロテスクな姿になっていた。

それにしてもゲームのキャラぐらいでここまでなんて、やっぱりものすごく純情なんだね……

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