とんでもスキルでダンジョン放浪メシをするのは間違っているだろうか?   作:有頂天皇帝

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まえがき
今回は怪物祭に向けての準備回とベルくんしゅきしゅきだいしゅき♡ゾッコンラブ♡になっている美神フレイヤ様登場回となります。なお、この小説でのイシュタルは多分原作よりも下衆な方向に向かっているため今後色々と暗躍したりします。
それと今更ですがダンまち10周年おめでとうございます!!ダンまちの知識は二次小説や漫画版ソードオラトリアくらいしかないので未熟な点も多いですがこれからもちょくちょく頑張りますのでどうかよろしくお願いします!!

それから先程気が付きましたがお気に入りが1000人超えてました!!こんなに沢山の人がこの小説を気に入ってくれてとても嬉しいのでこれからも頑張っていきますね!!


第八話 ベルの悩みと美神の悩み

豊穣の女主人での会計での一幕

 

フィン「・・・ねぇこの会計、桁がひとつ違うんじゃないかなぁ・・・?」

 

シル「あっていますよ?ベルさんロキファミリアの皆さんと食事をする前でも軽く15人前は食べてましたしその後もお酒を飲みながらおつまみもたくさん注文してくれましたし」

 

フィン「・・・ちなみに分割払いとかは」

 

シル「ありません♪」

 

フィン「は、ハハ・・・高い買い物になってしまったね」

 

会計時、ベルだけで大人三十人前程の支払いをすることになってしまったフィンは引き攣った顔を浮かべることしか出来ず、オラリオ外にいる子供達の養育費のことも合わせて今回の遠征での稼ぎが吹っ飛んでしまいフィンはダンジョンに潜って稼がなくてはならなくなってしまっていた。

 

 

 

ベルがロキファミリアとの宴会を終えた翌日。大量の酒を購入したことによって所持金をかなり失ってしまったベルはお金を稼ぐためにダンジョンと屋台で働く日々を過ごしていたある日、常連客となっているアーディから来週行われる祭【怪物祭(モンスターフィリア)】のことを聞いていた。

 

「怪物祭ですか?」

 

「そう。闘技場で私たちガネーシャ・ファミリアがダンジョンで捕獲したモンスターを調教(テイム)する様子を見せるイベントだよ」

 

アーディ曰く歴史は浅いもののグランドデイや女神祭などほかのオラリオ伝統の祭に引けを取らないほど盛り上がる祭らしい。なら屋台で稼ぐのにちょうどいいかとベルは考えるが、アーディは折角の好機を逃すまいとベルをデートに誘おうとする。

 

「というわけでベルくん!その日は私とデートしよ────」ガシッ

 

「アーディ。お前は憲兵としての仕事が入っているだろう」

 

しかし悲しいかな。アーディがサボる気配を感じたシャクティによってアーディは連れ去られ怪物祭では監視付きで仕事させられることが決定してしまったのだった。なお、同じようにベルとデートしようと画策していたアリーゼと輝夜もまたアストレアファミリアの団員たちによって止められ彼女達もまた監視付きで祭りの警備に参加させられることが決定していた。

 

「お祭り・・・。なら折角だから変わったものを出すのもアリかな?」

 

ベルはこれまで販売した焼き鳥や焼きとうもろこし、クレープなどを思い出しつつ初めてのオラリオの祭なのだからインパクトのあるものを出したいと考えるも中々いいアイデアが浮かばないでいた。さてどうするかと悩んでいたところで過去に異世界で旅をしていた時にムコーダが話していた夏祭りという異世界でのイベントの時に人気のメニューをいくつか教えてくれたことを思い出す。

 

「どれにするか・・・」

 

出すものの候補は浮かんだもののその中のどれを選ぼうかと考えるベル。とりあえず帰ったらヘスティアたちに色々と試作品を食べてもらってから決めるのがいいかとベルは結論づけるのだった。そのためその日のベルは屋台を早めに閉めてホームに帰るなりフィルヴィスや銀時たちに試作品の料理としてお好み焼きや焼きそば、いちご飴など色々と振る舞い食べた感想などを貰って候補を絞っていた。

 

 

 

ベルが怪物祭で出す屋台の料理のことを考えていた頃、オラリオの中心にそびえたつバベルの塔の最上階の一室。その部屋でオラリオ五大派閥序列3位であるフレイヤファミリアの主神であるフレイヤは分かりやすくイラついていた。

 

それはお気に入りの子(白兎の少年)が正義の派閥の団長と副団長と食べさせ合いっこしているのを見たり、医神の派閥の聖女とデートしているのを見たり、象神の団員のヒューマンの少女と道化の団員のまな板アマゾネスの少女と一緒に英雄譚の朗読劇を鑑賞しているのを見たり、酒場で正義の派閥の純情ムッツリエルフと仲良くしていたり、同じ派閥である団長の黒髪エルフを始めとした女性団員たちといい感じの雰囲気になっているのを見ててイラついた時よりも上であった。【なお、自分はまだ手を出せないのにいい感じになっている少女たちを見て嫉妬しているフレイヤはその場で地団駄を踏んだり自棄酒をして普段は見せない姿を見れてオッタルやヘイズなど一部の美神の団員たちはホッコリしていた】

 

「あの子の魂の輝きも分からない有象無象如きが好き勝手言ってくれるわね・・・」

 

フレイヤは元フレイヤファミリア団長であるミアに必死にお願いして購入できたベルが豊穣の女主人に卸した他国の名酒である50年ものワインを味わって溜飲を少し抑えるもイラつきは消え去らない。

 

それというのも最近オラリオで流れる1つの噂が原因である。その噂というのが【ベル・クラネルのランクアップは嘘では無いのか】という実にくだらないものだ。というのもLv.1からLv.5への四段階飛ばしのランクアップなど前代未聞でありしかもそれをなしたのが恩恵を刻んで1ヶ月も経っていない幼い少年が成し遂げたというのだから疑うのも仕方がないといえば仕方がない。

 

まぁそう言うことを言っているのは大抵何年経っても未だランクアップをした事の無いLv.1冒険者だったり自分よりも幼いのに遥か高みへと飛び越えられたLv.2や3の第二級冒険者たちによる嫉妬だったり、ベルのランクアップの秘密を探ろうとしていたり面白そうだからと嬉々として混じる神々だったり、そしてヘスティアの名声を少しでも汚そうとするものだったり・・・

 

「表立って言いがかりをつけたら今度こそ潰されると思ってこんなことをしているのかしらね」

 

フレイヤはベルのこのような噂を流した犯人であるイシュタルのことに対してそう呟くのを護衛として部屋の片隅に待機しているフレイヤファミリア団長であるLv.7の猪人(ボアズ)のオッタルは静かに聞いていた。

 

表向きには語られていないがオラリオの歓楽街の東側の支配者である美神イシュタルはオラリオの住人の殆どから信仰されているヘスティアのことを同じ美の女神であるフレイヤ以上に嫌っている否憎悪している。

 

そのため7年前のとある出来事でヘスティアファミリアの団員の半分以上が死亡しその上一部団員たちが消息不明になったことで大幅に弱体化した際にイシュタルはヘスティアを下し眷属を始めヘスティアファミリアの全てを乗っ取ろうと自身の美貌で魅了した男神たちを引き連れて嬉々としてウォーゲームを仕掛けたが、それはヘラやゼウスたちに匹敵するほどヘスティアに対して敬意を抱いているオラリオ五大派閥の序列二位であるアトラスファミリアの主神であるアトラスを激怒させるには十分なものであり、ヘスティアファミリアの助っ人として参加したアトラスファミリアは試合開始早々にイシュタルファミリアを含むその傘下ファミリアたちを尽く蹂躙し一方的な蹂躙劇(ワンサイドゲーム)でウォーゲームを終了させられた。

 

それによりイシュタルの勢力は大幅に弱体化しただけでなく漁夫の利とばかりにオラリオ五大派閥序列四位のシヴァファミリアによって歓楽街の半分を奪われてしまい今の領土のみとなってしまった。結果、イシュタルはヘスティアをより一層嫌悪しその対象にアトラスやシヴァも追加されていた。

 

今回の噂を流したのも何時もの嫌がらせのようなものだろうとフレイヤは考えるもまぁどうせイシュタル程度ではこれ以上は何も出来ないだろうと確信しそのことをどうでもいいと切り捨て、ベル自身の噂をどうにかする方法はないかと考える。

 

「せめてこれがLv.2か3ならまだやりようはあったのだけどねぇ・・・」

 

もしベルのランクアップがLv.2や3で抑えられていたならば化物祭用にガネーシャファミリアがダンジョンで捕獲したモンスターたちをフレイヤが魅了で操りベルを襲わせそれを討伐する姿を民衆たちに見せつけることで納得させることが出来ただろう。しかしLv.5はフィンやリヴェリア、ザップなどの第一級冒険者であるLv.6やオッタルやアトラスファミリアの団長であるムー・アキレウスを始めとした特級冒険者であるLv.7たちに劣るとはいえオラリオでも数少ない第一級冒険者に値することから上層程度のモンスターをいくら倒したところで実力の証明にならない。

 

「オッタルたちに襲わせる手もあるけどそれをしたらヘスティアに怒られちゃうから無理よね」

 

フレイヤにとってヘスティアはオラリオに来てから頭が上がらない相手となっていた。というのもまだゼウスとヘラがオラリオでまだ健在だった頃にオッタルを始めとした眷属たちが襲撃を仕掛けては返り討ちにあいその治療やヘラがやりすぎないようにストッパーになってくれたのがヘスティアだ。お陰でオッタルたちは強くなれたし犠牲者が増えることもなかったのでフレイヤはヘスティアに対してあまり無茶ぶりができなかった。というか下手にヘスティアに手を出したらヘラが出てきてきそうで怖い・・・。

 

「何か都合のいいことでも起こったりしないかしら・・・」

 

そんなフレイヤの願いはあっさりと叶うことをこの時のフレイヤはまだ知らない・・・。そしてその際に美神としてあってはならないほどの顔になることもフレイヤ含めて誰も知らなかったりする・・・。




あとがき
最初はベルくんにもガネーシャファミリアのテイムに参加させようかと思ったけどこの小説なら料理作っている姿の方が個人的には見たいので屋台料理を作ってもらう方向で考えてます。祭りの屋台飯ってお高いけど祭りを楽しむテンションに合わせてか気にせず購入して楽しみますよね。一応この怪物祭でのベルくんにとっての戦う相手と流れは決めているのでそれができるように頑張るつもりです。

ベルくんの屋台飯ですがシンプルな焼きそばかたこ焼き、りんご飴、ベビーカステラなど色々候補考えてますがどんなのがいいと思いますか?コメントやメッセージにもし良かったら意見をください。

番外編候補

  • イレギュラー・オラトリア
  • アナザー・オラトリア
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