とんでもスキルでダンジョン放浪メシをするのは間違っているだろうか? 作:有頂天皇帝
『とんでもスキルで異世界放浪メシ』2期見ていたら書きたくなったのでダンまち×とんスキ小説を書いてみることにしました。思いつきなので書けたら続きを書きます。
プロローグ
勇者召喚。
この世界ではない異世界より素質ある者を呼び出す儀式。素質ある者の素質は、勇者召喚という仰々しい名に相応しく規格外。鍛えれば相応の強さ、魔王を倒すほどの力を手に出来る。
しかしそんな、素質ある三人に巻き込まれてしまった社会人の向田剛志・・・そして
召喚した国──レイセヘル王国を胡散臭く思った向田ことムコーダは他の勇者たちとは違い強力なスキルを持っていなかったことからまだ幼いベルと共に国を出ることに成功した。・・・その序盤でムコーダとベルは運命的な出会いを果たし世界を旅していた。
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」
「ムコーダさぁぁぁぁん!?」
結界に守られているとはいえ、オークたちに囲まれて棍棒で叩かれまくっているムコーダが悲鳴を上げているのを聞いてベルは手に持っているナイフでムコーダを叩きまくっているオークたちの首を切り飛ばして絶命させる。
「うぅ・・・ありがとうベル・・・」
「気にしなくていいですよムコーダさん。それより怪我はなかったですか?」
「あぁニンリル様たちの加護のおかげで大丈夫だよ・・・」
オークたちにリンチされて涙目になっているムコーダを心配そうに見るベルを安心させるように頭を優しく撫でるとベルは嬉しそうに目を細める。
『ふん、ベルのような幼子に助けられるとは相変わらず情けないな・・・』
「うぐっ」
オークキングの死体を咥えながら戻ってきたムコーダの従魔であるフェンリルのフェルはそう呆れたように言いながらムコーダを見下ろし、ムコーダも痛いところをつかれたと言わんばかりにぐうの音も出ないでいた。その間にもムコーダの他の従魔であるスライムのスイとピクシードラゴンのドラちゃん。ベルの従魔であるヴォーパルバニーのイナバ、ドレイクホースのコクヨウ、グリフォンのホルスが獲物を捕まえて戻ってきた。
「皆おかえりー」
『ただいまベルー』
『おう戻ったぜベル!!見ろよこのロックバードのデカさ!!今日一番の獲物だぜ!!』
『笑止。拙者のブラッドホーンブルの方が美味いに決まっている』
『1番は我のグリズリーベアー。異論は認めない』
『俺のジャイアントディアーが最高に決まってんだろうが!!』
ベルが戻ってきた従魔たちと戯れているのを横目にムコーダはアイテムボックスから調理器具と食材を取り出し昼食の準備に取り掛かる。
「ベルー。みんなのお昼ご飯を作るからちょっと手伝ってくれ」
「はーい」
ムコーダがフェルたちの料理を作り始めると声をかけられたからベルもまたそれを手伝うためにムコーダの元に向かう。それからベルはムコーダの手伝いをしてフェルたち従魔の食事を用意するために奮戦するのだった。
「今となっては懐かしいなぁ・・・」
コクヨウとホルスが引いてくれる馬車の中で空を見上げるベル。細かいことは省くが、無事元の世界に帰ってきた。創造神様たち神様女神様には感謝してもしきれない。1年前に別れてしまった母のメーテリア、義母であるアルフィア、祖母であるヘラを筆頭にどこに行っていた!心配したんだぞ!!と怒りながらもベルの無事な姿を見て泣きついてきた。父であるアルト・クラネルや祖父であるゼウスを含めたゼウス・ヘラファミリアもベルの安否が確認できて嬉しそうに微笑んでいた。
それからベルは異世界で出会った優しいお兄さんとその従魔たちと旅して見た光景を毎日のように語ったり、ムコーダから教えてもらったレシピを元に家族に料理を振舞ったり、アルフィアたちに鍛えてもらう日々を過ごした。そしてベルが12歳の誕生日を迎えた日に祖父ゼウスたちからベルの夢である最後の英雄になる夢を叶えるために英雄になりたければオラリオに向かえと送り出された。
「あ、あれがバベルかな?」
天を突かんばかりの巨大な塔が見えた。ダンジョンの蓋であり、迷宮都市の象徴。
「じゃあみんな!今日から英雄目指してオラリオで頑張ろう!!」
『『『おう(はい)(あぁ)!!』』』
「なるほど、それでモンスターの襲撃だと勘違いしちゃった衛兵達を、叩きのめしちゃったんだね〜」
「はい」
「キュウ・・・」
「ブルル・・・」
「クァ・・・」
灰色の髪に、空色の瞳の少女は項垂れる少年の極東風の服を着た子供サイズの兎、2本の角を生やした屈強な竜らしさのある馬、巨大な鷹のモンスターたちに困ったように頬を描く。Lv.5の自分が駆り出されるほどのモンスターなんて、と慌ててやってきたら気絶している衛兵たちの山の上でくつろぐイナバとホルス、気絶している衛兵に片っ端から
「いや、うん・・・君のお友達に武器を向けた私達も悪いけどね〜。まさか都市の外でもテイムを行う人がいるなんて・・・」
「これぐらい、普通なのかなって・・・」
「モンスターを恐れてる人は多いよ。この子たちは大人しくしてるし、良い子なんだろうね・・・ほ〜ら、ワシャワシャ〜」
「クァ〜、クァ♪」
少女に撫でられ気持ちよさそうな声を出すホルス。ベルはホルスが初対面の人にここまで気を許すのは初めて見た。よく見たらイナバとコクヨウも少女に対して警戒心を見せておらず普段のベルと同じように接していた。
「じゃあ、はいこれ」
「これは?」
すっと少女から差し出されたのは象を象った装飾品のついた3つの首輪。それぞれちょうどホルスたちのサイズにあっていた。
「
「・・・い、良いんですか?」
「良くない!」
「あう!」
少女からの言葉に不安そうにベルが確認をとると、新たに現れた女性がベルと話していた女性の頭を殴る。
「勝手に決めるな」
「あ、お姉ちゃん・・・」
「すまないな、少年。そのモンスターたちは暫く我々に預からせてくれ。そのうえで、安全を確認した上でダンジョンと畜舎間での行動を許そう」
「大丈夫だと思うけどな〜、おとなしいし」
「お前を前にすれば大抵のモンスターは大人しくなるだろう」
はぁ、女性は少女のお気楽とも言えるような態度を見て疲れたようにため息を吐く。
「君はこのオラリオで新たな主神を探しに来たのだろう?もし、何処のファミリアにも所属できなかったらうちに来るといい。テイマーは何時でも歓迎だ」
「はい!あ、でも・・・新しいも何も、僕まだ神様の恩恵もらったことないですよ」
「「・・・・・・え?」」
ベル・クラネル
神の恩恵なしで既にLv.6並の実力を持つバグ兎。戦神ヴァハグン、風の女神ニンリル、火の女神アグニ、雷の神インドラ、創造神デミウルゴスの加護(小)と水の女神ルサールカの加護を持っている。無詠唱で火、風、雷、水、治癒魔法を使える。5歳の頃に勇者召喚に巻き込まれて異世界に召喚され同じように巻き込まれたムコーダと共に異世界を旅していた。フェルたちと一緒にダンジョンに潜って鍛えられたおかげで元の世界に戻ってからアルフィアたちに鍛えられても問題なかった。また冒険者としてだけでなくムコーダから異世界の料理を色々と教わっていたおかげで料理の腕もかなりのものである。なお創造神デミウルゴスの善意からムコーダの使用していたスキルであるネットスーパーをこちら側でも使えるようにしてくれている。
現在使用可能スキル:ネットスーパー、鑑定、アイテムボックス、火魔法、風魔法、雷魔法、水魔法、治癒魔法、従魔 《契約従魔》ヴォーパルバニー、ドレイクホース、グリフォン
イナバ
ベルが最初にテイムした魔物。フェルに食べられそうなところをベルが庇ったことがきっかけでそのままベルの従魔になった。兎であるが雑食なために肉も問題なく食べる寧ろフェルたちの影響で積極的に食べるようになった。武具屋で見つけた刀に一目惚れしてベルにお強請りして刀を装備しており服装もそれにあった着物を着ている。イメージとしてはシャングリラフロンティアのヴァイスアッシュを小さく幼くしたものに三度笠と煙管をくわえているのが特徴
コクヨウ
雷の神インドラの眷属。ニンリルたちがムコーダから異世界のお供え物を貰っていることを聞きつけ自分もそれを得るためにムコーダの同行者であるベルに加護を与えるついでに与えた従魔。ベルを背に乗せて走ることも出来るがベルが屋台をやった時に引っ張ってからは馬車として働くことに喜びを抱くようになった。イメージはいずれ最強の錬金術師?のドレイクホースのツバキ
ホルス
ムコーダと旅している途中に通った森の道中で遭遇したグリフォンの群れの長候補。別の長候補がフェルと戦い見事その身体に傷をつけたことにより群れ長になったことから長になれずやさぐれていたところをオルトロスに襲われ重症をおって死にかけていたところをベルに助けられその恩義に酬いるためにベルと従魔契約を結ぶ。いつかフェルを超えることを夢みて日々鍛錬に励んでいる。
あとがき
どうでしたかね?とんスキは好きな作品なので試しに作成した作品になりますがもし書けるようなら続きを書きたいです。なお、この世界では色々と原作とは異なる展開があるだけでなく過去作のように他作品ともクロスオーバーしている色んなキャラを出したいなと思ってます。あとは銀魂の入れ替わり話や六股話とかを元にしたのもやってみたいなと思ってます。
番外編候補
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イレギュラー・オラトリア
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アナザー・オラトリア