とんでもスキルでダンジョン放浪メシをするのは間違っているだろうか?   作:有頂天皇帝

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まえがき
ハーメルンでアンケートをとった結果、ベルくんのLv.5のランクアップにすることにしました。今後もランクアップさせるための相手は考えてますので・・・。


第五話 牛丼とランクアップ

 

ダンジョンから帰還したベルとフィルヴィスは13階層で発生したミノタウロス大量発生に関する出来事をギルドに報告し少しばかり事情聴取されたためにファミリアのホームに帰宅したのは夜になってしまった。ベルは早速ダンジョンで手に入れたミノタウロス肉で料理をしようとしたが、フィルヴィスから初めてのダンジョン探索な上にイレギュラーに出くわしたことで疲労が溜まっているだろうと判断して直ぐに寝るよう命令されベルは大人しく自室で就寝した。

 

フィルヴィスは主神であるヘスティアにミノタウロス大量発生に関することとベルの異常すぎる実力に関する報告をするとヘスティアは改めてベルがこれまでの自分の眷属(子ども)たちとは比べ物にならない規格外であると実感させられ、明日のステイタス更新でまた変なスキルが現れたりしないだろうかと不安を感じていた。

 

その後はヘスティアや銀時などの幹部勢と共にベルがネットスーパーで購入したケーキやどら焼き、プリンなど色んな甘味を机の上に並べてそれを味わいながらファミリアとしての活動や孤児院などの経営に関することを話し合った。(途中、甘味を独占しようとした銀時がヘスティアやフィルヴィスたち女性陣に袋叩きされる展開はあったがここでは割愛させてもらう)

 

 

そして翌朝、早めに就寝したことで夜明け前に目覚めたベルはヘスティアファミリアの台所に行くと早速昨日手に入れたミノタウロスの肉たちを使って料理を作り始めた。

 

「まずはお肉を切ろう。牛丼だけだと飽きるかもしれないから一緒に牛豆腐も作っちゃおう」

 

ベルは山のようにあるミノタウロスの塊肉たちを調理するために余分な脂身や筋を切り落としてから薄切りに切っていく。切った肉は一度ボウルに分けてまな板と包丁を洗ってから次の材料をアイテムボックスを取り出す。

 

「玉ねぎ、糸こんにゃく、豆腐、ネギ、えのき茸をそれぞれカット」

 

次に玉ねぎを繊維に沿って牛丼用はくし型に、牛豆腐用は5センチ幅にカットし、糸こんにゃくは水気を切ってから2センチ幅にカットしてから鍋に水と一緒に入れてから火にかけて沸騰してから1分茹でるとザルでお湯だけを捨ててから流水で冷やし冷めたら水気を切っておく。豆腐は食べやすい大きさにカットしていき平ザルの上に並べてしばらく放置して水気を切っておく。ネギは斜め切りにしてから熱したフライパンに油を少し垂らして置いたもので焼き色がつくまで焼いて十分な焼き色がついたらパッドに移しておく。えのき茸は石づきの部分を落としてから手でほぐしておく。

 

「次は鍋に調味料を入れて煮立たせておく」

 

牛丼と牛豆腐用にそれぞれ寸胴鍋を用意すると水、砂糖、醤油、味醂、酒を入れていき沸騰するまで煮ていく。沸騰したら牛丼用の鍋に玉ねぎと糸こんにゃくを入れて弱火でコトコト煮込んでいく。牛豆腐の方は牛肉をくっつかないように入れて火が軽く通る程度に煮込み、出てくる灰汁をお玉ですくって捨ててから牛肉をザルですくい地を切ってから別の容器に移し玉ねぎ、糸こんにゃく、えのき茸を入れてこちらも弱火で煮込む。

 

「今のうちにご飯も炊いておこう」

 

煮込んでいる間に牛丼のご飯を炊くために土鍋を用意して米を研ぐ。十分に研いだら水気を十分に切ってから土鍋に移して水とだし昆布を入れて少しだけ炊いていく。だし昆布はオラリオに来る前に訪れたメレンでお世話になったニョルズファミリアの方々からのプレゼントである海鮮ものの一つである。

 

「玉ねぎの方もそろそろ味が染み込んだかな?」

 

玉ねぎたちに十分味が染み込んだのを確認すると牛丼用の寸胴鍋には牛肉を入れて時折灰汁を掬いながら煮込んでいき、牛豆腐の寸胴鍋は先程と同じように玉ねぎたちをザルですくい地を切ってから別の容器にしまう。その後に水気を切った豆腐と牛脂を鍋に入れて全体に味がつくようにクッキングシートで落し蓋をしてから弱火で煮込んでいく。

 

「トッピングもついでに用意しておこうかな?」

 

あっちの世界でムコーダから教えてもらった牛丼の上にトッピングすると美味しいものたちを用意しようとアイテムボックスから色々出していく。

 

卵は全身が浸かるくらいたっぷりと水を入れた鍋に入れてから火をかけて茹でていき、白身がトロッとした温泉卵状態になるようしっかりと時間を測って茹でてから氷水で冷やす。オクラは水洗いしてからヘタとガクの部分を切り落としてから表面を塩で擦ってからお湯で1分ほど茹でる。茹でたあとはこちらも氷水で冷やし、冷えたらキッチンペーパーで水気をしっかりと取ってから輪切りにする。そしてネットスーパーで購入しておいた納豆をよく混ぜてから輪切りにしたオクラを入れて最後に付属のタレを入れて全体に味をつけたらオクラ納豆の完成。

 

次にネギの外側の白い部分を4、5センチ幅に切ってから繊維にそって端からせん切りしていく。全部切ったら氷水に5分から10分ほどさらし、その後は水気を切ってからごま油、鶏がらスープの素、胡椒、白いりごまを入れてしっかりと混ぜ合わせて味が染み込むようにしばらく置いておく。他にもネットスーパーで購入した紅しょうがやキムチ、食べるラー油、メンマ、チーズなど牛丼の上に乗せるトッピングに使えるものたちを小鉢に入れて用意しておく。

 

「そろそろみんな起きるだろうから机に並べておかなきゃ」

 

ベルはフィルヴィスやヘスティアたちがそろそろ起床する時間だと気づいてトッピング用の小鉢やアイテムボックスに保管している村で作ったたくあんや浅漬けなどの漬物やダンジョンに行く前に作っておいた豚汁を器によそってテーブルに並べていると起床したファミリアの団員たちがやって来た。

 

「──おっ!今日も美味そうな匂いだな!!」

 

最初に来たのはLv.4冒険者の剣士のタツミ。神々が下界に降臨するよりも前に一部の神々が地上の英雄たちに残した英雄武器(レジェンズ)の1つ【悪鬼纏身 インクルシオ】の使い手。剣技もかなりの腕を持つがインクルシオを使用すればLv.5、6の相手とも十分に戦うことが可能だ。タツミはテーブルの上に並ぶ料理と寸胴鍋に入っている牛丼の具と牛豆腐の匂いを嗅いで腹の音を鳴らす。タツミの来訪をきっかけにほかの団員たちも食卓につきベルは牛丼か牛豆腐のどちらを食べるか確認とってから一人一人に食事を渡していく。最後に自分の分の牛丼をよそい席に着く。

 

「それじゃあ食べようか」

 

主神であるヘスティアが朝食の挨拶をすると団員たちもそれに合わせて食事の挨拶をしてからベルの用意した食事を食べ始める。牛丼や牛豆腐などオラリオでは見たことない食事を前に誰もが美味しそうに食べておりそれを見たベルは嬉しそうに温泉卵と紅しょうがをトッピングした牛丼を食べる。それなりの量を用意していたが食い盛りである若い冒険者や大食いの人がいたために寸胴鍋一杯に入っていた牛丼と牛豆腐はあっという間になくなってしまった。

 

食事を終えたら冒険者はダンジョンに、働いているいるものはそれぞれの職場に、孤児院で働くものは孤児院へなどそれぞれの働く場所へと向かうのだった。ベルや休み予定の団員たちはみんなの洗い物を洗ってからそれぞれ別れて過ごすのだがベルは主神であるヘスティアに呼ばれて昨日行われなかったステイタスの更新を行うために主神室へ向かい早速ステイタスを更新してもらったのだが・・・

 

「ラ、ランクアップできる~~~~!!?」

 

「「「「「「「「「ブッフォっ!!?」」」」」」」」」

 

「ゴハァッ!!?」

 

そんなヘスティアの悲鳴混じりの絶叫を聞いた聖火の館に残っていたものたちはその衝撃的すぎる内容を聞いて思わず噴いてしまった。なお、団長であるフィルヴィスは絶対に厄介事になると確信を持ってしまい胃痛に襲われ血反吐を吐きながら気絶し、後でベルに癒されよう・・・と薄れゆく意識の中でそう心に誓うのだった。

 

 

『ベル・クラネル

Lv.1→Lv.2→Lv.3→Lv.4→Lv.5

力:I0→SS1268→SS1246→SS1316→SS1420→I0

耐久:I0→SS1271→SS1319→SS1167→SS1128→I0

器用:I0→SS1472→SS1397→SS1549→SS1531→I0

敏捷:I0→SS1572→SS1539→SS1681→SS1738→I0

魔力:I0→SS1241→SS1349→SS1385→SS1474→I0

幸運:I→F

戦士:I→G

魔導:I→H

速攻:I

 

 

戦神ヴァハグンの加護(小) 風の女神ニンリルの加護(小) 火の女神アグニの加護(小) 雷の神インドラの加護(小) 創造神デミウルゴスの加護(小) 水の女神ルサールカの加護

 

従魔契約:ヴォーパルバニー、ドレイクホース、グリフォン

 

《魔法》

【】

 

【】

 

【】

 

《スキル》

 

双神物語(デウスストーリア)

・ゼウスとヘラの血縁者の証明

・魔法スロットに関係なくゼウスとヘラの眷属の魔法を使用することができる使用できる

・ゼウスとヘラの眷属のスキルを使用することができる。

現在使用可能スキル

 

・神饌恩寵(デウス・アムブロシア)

 

・流血闘術(ブラッディ・コンバット)

ブレングリード、斗流血法、エスメラルダ式血凍道の血闘術が使用可能

 

・致命兎魂(ヴォーパル・ソウル)

ヴォーパル刃術を初めとしたスキルの使用が可能

 

・自然宝典《ネイチャー・ギフト》

属性攻撃の威力が上昇する。属性攻撃の耐性付与

 

現在使用可能魔法

 

・サタナス・ヴェーリオン 詠唱式:【福音(ゴスペル)】

 

静寂の園(シレンティウム・エデン) 詠唱式:【魂の平静(アタラクシア)】

 

・ジェノス・アンジェラス 詠唱式:【祝福の禍根、生誕の呪い、半身喰らいし我が身の原罪】【禊(みそぎ)はなく。浄化はなく。救いはなく。鳴り響く天の音色こそ私の罪】【神々の喇叭(らっぱ)、精霊の竪琴(たてごと)、光の旋律、すなわち罪禍の烙印】【箱庭に愛されし我が運命(いのち)よ砕け散れ。私は貴様(おまえ)を憎んでいる!】【代償はここに。罪の証をもって万物(すべて)を滅す】【哭け、聖鐘楼】

 

・エアリアル・ブレード 詠唱式:【切り裂け(ジャッジ)】

 

・ケラウノス 付与魔法 詠唱式:【駆け抜けよ(アクセル)】

 

大英雄願望(ヘラクレイノス)

・早熟する

・英雄への憧れが続く限り効果持続。

・英雄への憧れの強さによって効果向上。

・全武器の使用適性向上

・致命傷回避(1日最大12回まで)

・能動的行動アクティブアクション に対するチャージ実行権。

・発動時、周囲の味方の戦意高揚

 

異世界通販(ネットスーパー)

・対価(ヴァリス又は魔石)を払うことによって異世界の商品を購入可能。

・異世界の食材を用いた料理にステータスバフ効果を与える。

・調理した料理にバフ効果を与える。

・異世界の魔法が使用可能(現在使用可能な魔法は火・風・雷・水・治癒魔法)

・テナント追加(現在使用可能なテナントは洋菓子専門店【リトルパピー】、酒屋専門店【ヴァッカス】、ドラッグストア【ウチムラマサキ】、雑貨書店【KANATA】)

 

無限収納箱(アイテムボックス)

・異空間スペースに物を収納出来る。

・容量は無限大

・収納したものは劣化せず、収納した時の状態で保たれる

・収納する際は物質の重さを感じない

 

異世界贈呈品(アナザードロップ)

・1日に1回異世界由来のアイテムをゲットできる。

・1000ヴァリスまたはそれ相応の価値のあるものを捧げることによって10回異世界ガチャを回せる

・ガチャで手に入れたものは他人にも譲渡可能。

 

喜劇ノ英雄譚(アルゴノゥト) 

・自身が認めた仲間がいることにより自身と仲間のステータスを一時的に上昇《効果はスキル所有者のレベルに応じて上がる》

・自身が認めた仲間と共に戦闘することによって仲間の経験値所得量アップ

・◆霊&¥現

・★類♧の英*の%®

 

 

 

 

「「「「「「うっわぁ・・・・・・」」」」」」

 

ランクアップを果たしたベルのステイタスが書かれた羊皮紙を見てドン引いた顔をするのは銀時を含めたヘスティアファミリア幹部勢である。一気にLv.5への昇格やらステイタスの数値が1000越えだったり、よく分からないスキルが増えていたりなど色々と言いたいことが山のようにあるが彼ら彼女らの頭に浮かぶのは『やっぱ最強(ゼウス)最凶(ヘラ)混血児(ハイブリッド)はやべぇわ・・・』という言葉だった。なおその当人であるベルは早速追加されたテナントの【リトルパピー】で購入したシュークリームを食べながら静かに聞いていた。

 

「ベルくんのランクアップはまぁ正直驚いたけどランクアップのスキップは前例が一応無いわけじゃないんだよねぇ・・・」

 

ヘスティアはベルが購入してくれた専門店のロールケーキを一口食べながら過去に自身の眷属でLv.4からLv.6にランクアップした三代目ヘスティアファミリア団長神賽・ザンゾウのことを思い出す。とある事情で3年ほどステイタスの更新を行えなかったザンゾウのステイタスを更新したらベルのようにレベルが一気に上がったことを思い出す。まぁ流石にベルの方がはるかに異常であるのは変わらないのだが・・・

 

「ベルくんのLv.5へのランクアップは多分恩恵を刻む前にベルくんがこれまで溜め込んできた偉業が関係すると思うんだ。ゼウスとヘラの手紙の言う通りならベルくんのしてきた偉業はかなりのものだからね」

 

異世界での軽く20を超えるダンジョン攻略、複数の神々から加護を与えられる、伝説の神獣たちから指導を受ける、最強であるゼウスとヘラの眷属たちから扱かれる、古代のモンスター討伐に参加するなど1つとってもランクアップするのに十分な程の偉業を乗り越えたベルだからこそできたことだとヘスティアは考える。

 

(でも最後のスキル【喜劇ノ英雄譚(アルゴノゥト)】の一部が文字化けしててボクでも読めなかった。一体どんな効果なんだろう・・・)

 

ヘスティアはベルが新しく発現させたスキル【喜劇ノ英雄譚】について頭を悩ませるものの現状では何も判断することができないため保留することしか出来なかった。

 

「とりあえずベルのランクアップをギルドに報告する必要があるな・・・。ってわけで」

 

銀時はベルのステイタスが書かれている羊皮紙を蝋燭の火で燃やして消すとまだ放心しているフィルヴィスの肩を叩きながら

 

「ってわけでギルドの報告やらを含めた諸々は団長に任せるわ」

 

「・・・・・・・・・・・・はっ?」

 

「「「「「「「お願いしまーす」」」」」」」

 

「は・・・・・・?」

 

フィルヴィスに全て丸投げして銀時は主神室から退室していく。他の幹部勢もまた銀時に習って同じように後処理をフィルヴィスに投げて逃走を図る。しばらくの間何を言われたかわからず放心していたフィルヴィスだが銀時たちの姿が見えなくなりかけた時になってようやく正気に戻りあらん限りの叫びをあげた。

 

「にげるなぁぁぁぁぁ!!同じ団員の問題を団長である私一人に投げ出して副団長と幹部として果たすべき責任から逃げるな卑怯者どもぉぉぉぉぉぉっ!!」

 

しかし残念ながらフィルヴィスの声は銀時たちに届かずフィルヴィスは責任もって一人でベルのことを報告しなければならないのであった・・・。フィルヴィスの背中に漂う哀愁に耐えきれなかったベルはリトルパピーオススメ商品のケーキやタルトなどをたくさん購入してフィルヴィスにあげようとするのだった。

 

なおその夜、帰宅した銀時たちは怒り狂ったフィルヴィスによって男女平等に重い一撃を食らった上にベルの夕飯を没収される結果になったのは余談である。

 




あとがき
テナントの店名は思いつきだったりするのだ実際にある店舗とかは特に参考にしてないつもりです。Lv.がひとつ上がる度にテナント追加することにしましたがどうですかね?書店を追加した理由としてはベルにいろんな料理を作ってもらう際の参考として料理本を読んでもらったり地球の英雄譚や漫画の主人公たちの戦闘スタイルを参考にしたらどうかなと思った次第です。なお、原作である銀魂やダンまちなどの漫画や小説は似たような感じのものとして出すかそれとも出さないかはまだ未定。【異世界贈呈品】はムコーダたちの方の異世界でのお肉が減った際の補充枠として考えてみました。あと幸運もちのベルにガチャ回させたら面白そうだなと思って・・・。【喜劇ノ英雄譚】の方はストーリーが進んでいくことで最後のふたつのスキル効果が判明されていく予定です。

多分今年最後の投稿になりますが来年もどうかよろしくお願いします!!またハーメルンの方でベルくんの2つ名を募集する予定ですが、良さそうなものがあれば活動報告やメッセージに送ってもらえると幸いです。

番外編候補

  • イレギュラー・オラトリア
  • アナザー・オラトリア
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