これは、とある日のバベルでの日常。

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第1話

 

天使は聖槍を纏いて

とある日のバベルにて

 

「18号さん、居ますか?」

 

18号が戦闘シュミレーション終わりに自室で休んでいると、ノックとともにベータの声が聞こえてくる。

 

「入っていいぞ。何の用だ?」

「失礼します。えっと、この前のシュミレーションの戦闘データを渡しておきたくって。」

 

そう言うと、ベータはデバイスを取り出して18号にデータを渡す。渡されたデータを見てみると、そこには各々の撃墜データや被弾率などのデータが記されていた。

 

「お前の最高撃墜数、ここ最近ずっと上がりっぱなしだな。」

「あ、はい。多分この新装備のおかげだと思います。これを貰ってから…なんだか力が溢れてきて。」

 

そう言うとベータは自身の装備を見る。この装備はバベルの最新技術の結晶であり、ベータにとっての誇りでもあった。

 

「装備のおかげ、ねぇ…それだけじゃないと私は思うぞ。」

「それだけじゃ、ない?」

 

ベータが少し不思議そうな顔をしていると、18号は続ける。

 

「お前自身も強くなってるって事だよ。今のお前は目に迷いがないし、何より誇りを持って戦ってる。正直、凄いと思う。」

「そ、そんな。私は…」

 

18号に褒められたからだろうか、ベータは少し照れながらモジモジとしている。その後にベータは18号の方を見て

 

「でも…こんな風になれたのは18号さんのおかげもあるんですよ?」

「おいおい、お世辞ならいらないぞ。」

「お世辞なんかじゃありません。前までの私は…自信なんて少しもなくって…射撃も下手くそだったし、格闘戦もボコボコで。自分が嫌になる時もありました。でも、そんな時、18号さんを見て思ったんです。「かっこいいな、私もああなりたいな」って。」

「…きゅ、急に言われると恥ずかしいな…」

 

ベータからの急な告白に18号は少し照れた素振りを見せる。そんな姿を見てベータは微笑みながら続ける。

 

「だから…私にとっての最強は18号さん、あなたただ1人なんです。今までも、そしてこれからも、ずっと憧れの存在なんです。」

「…ふっ、お前にそんなふうに思われていたとはな。悪い気分じゃない。ま!私は最強だからな!」

 

18号はベータの方を見て少し笑ったあと、立ち上がって、ベータの方をピシッと指さして

 

「いつかまた、お前に追いついて、私が最強って見せてやるからな!それまで腕を落とすんじゃないぞ!」

「ふふっ…はい、18号さん。私の憧れは、終わりませんから。追いかけさせてくださいね。」

「もちろんだ!私が強くなりすぎても文句いうなよ!」

 

お互いの方を見ながらにっこりと笑い合う。確かな誓いが、そこには生まれていた。

 

fin

 

 

 

 

 

 

 


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