特別な力、スターエネルギーを操る少女たち。通称「星導使」が居るこの世界。僕は気がついたらこの世界に居て、自身に関する記憶を求めて様々な星導使と出会ってきた。そんな中であった1人の少女。キャミイ。彼女のロックは僕の心を揺れ動かした。









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第1話

星とロックとあなたと

 

特別な力、スターエネルギーを操る少女たち。通称「星導使」が居るこの世界。僕は気がついたらこの世界に居て、自身に関する記憶を求めて様々な星導使と出会ってきた。そして僕は色んな陣営の領地へと赴いて、団長として様々な仕事をしてきた。そんな中で仲良くなった星導使もいる。その一人がキャミイだ。

 

「ハーイ!団長!今日もライブ、聞きに来てくれたの?」

「もちろん!今日もキャミイのロック、期待してるよ!」

 

彼女は天使と呼ばれる特別な個体の1人らしいが、本人はそんなことはあまり気にせずに定期的にロックのライブを開いている。聞きに来ているのは僕だけだが、彼女にはそんなこと関係ないらしい。戦うよりも音楽の方が好きらしく、そんな彼女の音楽に、私は自然と惹かれていた。

 

「さぁ!ライブを始めるわよ!テンションブチ上げて、盛り上がってこー!!!!!」

「いぇーい!!!」

「盛り上がり足んないぞー!もっと声上げてぇー!」

「「いぇーーーーい!!!!」」

「いいねいいね!盛り上がってきたよー!じゃ、1曲目いってみよー!!!」

 

そう言うと熱狂的なギターの音とともにキャミイの演奏が始まる。それに合わせて僕も飛んだり跳ねたりして音楽に乗る。2人っきりのライブだが、響き渡る音楽は熱く、気分が良かった。

 

「みんなー!!!ありがとー!!!!」

「うぉーーーー!!!!!」

 

4曲ほど演奏し、ライブは終わりを迎える。一息ついたあと、キャミイは僕のところに来て

 

「団長、今日は来てくれてありがとうね。私のロック、どうだった?」

「すっごく良かったよ!魂が揺さぶられるって言うのかな。気がついたら体が動いてたよ。」

「本当に!?やっぱり団長は分かってるわね!最近はロックを分かってくれる人がいないからすごく嬉しい!」

「へへっ、でも僕はこんなに素晴らしいロックが出来るキャミイも凄いと思うよ。今まで色んな音楽を聴いてきたけど、こんなに乗れる音楽は初めてだよ。」

「もう、そんなに褒めても何も出ないわよ!でも、ありがとう。認めてもらえるとやっぱり嬉しいわね。」

 

少し照れながらもキャミイは僕に感謝を伝えてくる。それに対して僕は、微笑みながら

 

「最初の頃は音程もリズムもバラバラだったのにね…今となってはプロ顔負けの演奏だよ。」

「最初の頃は確かに酷かったわね…wあの時はまだロックが何なのかを見つけられてなかったし、今となっては懐かしいわ。」

 

そう言うとキャミイはライブ会場の片付けを始める。

 

「せっかくだし僕も手伝うよ。ひとりじゃ大変でしょ?」

「ありがと。団長は優しいよね、私のライブにもいっつも来てくれてさ。」

「優しいだなんて…そんな。僕はただ、キャミイのロックが好きだからきてるだけ。感謝するのは僕の方だよ。」

「…私のロックが好き、かぁ…なんだか照れちゃうわね…//」

 

そんなことを話しながら片付けをしていると、あっという間に片付いてしまった。

 

「今日は何から何までありがとうね、団長。それじゃあまた!」

「いいライブだったよ、じゃあね。」

 

片付けを終えるとそのまま別れ、そのまま拠点へと帰った。日はもうとっくに沈んでいて、辺りは暗くなっていた。

 

───────────────────

 

数日後

 

朝、目が覚めるとスマートフォンに通知が来ていた。何かと思って見てみるとキャミイからのメッセージであった。

 

〚おはよ、団長。急で悪いんだけどさ、今日そっち行ってもいいかな?話したいことがあるからさ。〛

〚もちろんいいよ。何時くらいに来る?〛

〚お昼ぐらいには行かせてもらうわ。よろしくね〛

 

しばらくしてお昼時になるとインターホンがなり、キャミイがやってくる。いつもの格好とは違う、リブニットのゆったりとしたコーデであった。

 

「やっほー!団長。お邪魔するわね。」

「ようこそようこそ。さぁ、上がっていいよ。」

 

キャミイを家にあげて、部屋に案内する。

 

「おぉー、ここが団長の部屋かぁ…結構地味だね。」

「一人暮らしだからそんなにこだわる必要も無いからね。それに飾りたいものもそんなに無いし。」

「なら、私のサインでも飾ってみる?今ならタダでいいわよ?」

「それはありかもね。」

 

そんなことをだべりながら2人でベットに座る。

 

「そういえば、話ってなに?」

「あぁ、そうだったわね。ありがとうって伝えておきたかったのよ。」

「そんな感謝されるようなこと、僕したっけ?」

「してるわよ!私ね、団長にすっごく感謝してるのよ?たぶん、団長と出会ってなかったらこんなにロックにハマれてなかったと思うし、今の私はいなかったと思う…今の私があるのは、団長のおかげなのよ?」

「そ、そんな…少し恥ずかしいな…//」

「だからね、団長…ちょっとこっち向いて」

「?何…って、んっ!」

 

それは突然の事だった。僕とキャミイの唇が重なる。刹那数秒の事であったが、流れる時はとてつもなく長く感じられた。

 

「ぷはっ。ふふっ…キス、しちゃったわね…//これがあたしの団長への気持ちよ。大好き…って団長?おーい?」

 

女性経験など1度もない僕にとって唐突なキスなど高刺激過ぎて耐えられるわけもなく…呆気なく気絶してしまった。

 

「ふふっ、まったく…可愛いとこ見せてくれちゃって…そういうところも好きなんだけどね。」

 

気絶する刹那、そんな声が聞こえた気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 


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