ハリー・ポッターと紅色の魔法使い   作:六原

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賢者の石編、書ききれてよかった!!



総合得点

次の日、私とハーマイオニーは医務室にいた。

 

「ハリー!!無事でよかったわ!」とハーマイオニーが涙ながらに言う。

 

本当に無事でよかった。昨日の夜は私もハーマイオニーも最悪の想定ばかりしてしまい、結局眠れなかった。

 

「ロンも無事でよかったわ。すぐに医務室に運んであげれたらよかったんだけど…。」と私が言うと、

 

「僕は気絶してただけだったから大丈夫だよ。それよりハリー、賢者の石は守れたの?」と隣のベットにいるハリーに聞く。

 

「うん。」と言うと、私たちの後ろに立っているダンブルドア先生の方をちらりと見た。

 

「彼らには事情を話すがよい。友人に対して秘密を抱えるべきではないからの。」と優しく微笑むと医務室から去って行った。

 

 

「一番奥の部屋には『みぞの鏡』だけが置かれていたんだ。それで、僕が近づいていったら物陰からクィレルが現れたんだ。」

 

「嘘だろ!!犯人はクィレルだったのかよ!」とロンが目を見開く。

 

そんなロンに、「だから言ってたじゃないの。スネイプ先生じゃないって。」と言う。

 

怪しくないのに疑われてかわいそうだなぁ。まあ、ハリーに色々していたから仕方ないか。

 

「そうじゃなくて、犯人はクィレルの後頭部に乗り移っていたヴォルデモートだったんだ。」

 

?!

ヴォルデモートと言う言葉を聞いて部屋の空気が変わる。まさかそんな大ごとだったなんて...。

 

「それで、僕に鏡の前に立つよう指示してきたんだ。それで僕が鏡の前に立ったらポケットの中に賢者の石が入ってたんだ。」とハリーが話を続ける。と、

 

「ねえ、『みぞの鏡』って何かしら?」とハーマイオニーが聞く。私もずっと気になっていた。

 

「えっとロンには前に見せたけど、クリスマスに学校を歩いていたら偶然見つけた鏡で、その時は僕の父さんと母さんが映っていたんだ。」

 

「僕はクィディッチチームのキャプテンになって優勝しているところが見えたよ。」

 

「『望み鏡(のぞみきょう)』じゃなくて?」と私が言うと、

 

「多分それだと思う。文字が逆になってて読めなかったんだ。」

 

望み鏡は人の望みを映す鏡だ。そんなものがホグワーツにあったなんて...。

 

「多分ハリーが賢者の石を守りたいと思って鏡に映ったからハリーの手元に来たのよ。」とハーマイオニーが言うとハリーは納得顔で頷いた。

 

「まあ、とにかく賢者の石は守れたんだろ?」とロンが言うと

 

「そうだね。」とハリーが頷く。

 

なんにせよ賢者の石を守れてよかった。『例のあの人』の手に渡っていたら復活していたところだった。

って、ん?あれ?例のあの人って倒されたんじゃなかったの?ハリーが死の呪文を反射して倒したって聞いているけれど…。

皆は守れたことに喜んでいたけれど、私の心は不安でいっぱいだった。

 

 

 

 

「ホグワーツの生徒諸君!ついにこの時期がやってきた!」

 

大広間でダンブルドア先生が話し始める。

 

「この1年長かったわね。」と私が言うと、

 

「そう?短く感じたわ。まあ、内容は濃かったけれど。」とハーマイオニーが答える。

 

あの後結局、賢者の石に関する一連の騒動は全校生徒に広まった。

 

 

「さて、寮杯はグリフィンドール、312点。ハッフルパフ、352点。レイブンクロー、426点。スリザリン472点。ということでスリザリンじゃ。」

 

スリザリンテーブルから大きな歓声が上がる。

 

と、

「しかして。」とダンブルドア先生が声を上げる。

 

「最近の出来事も加えねばならない。」といって私達の方を見る。もしかして加点…?

 

「見事なチェスゲームを見せてくれたロナウド・ウィーズリー君に35点!!」

ロンに向けて大きな拍手が送られた。

 

「さすがは俺たちの弟だ!」とフレッドとジョージが叫ぶ。

 

「その頭脳を生かして正解へ導いたハーマイオニー・グレンジャー嬢に35点!!」

ハーマイオニーは驚きのあまり顔を抑えている。

 

「次にその卓越した呪文を駆使して見事トロールを倒したアリス・スカーレット嬢にも35点!!」

私なんてまだまだ…。もっとたくさん呪文を勉強しないといけないわ。これからも沢山冒険をしていきそうだし。

 

「そしてハリー・ポッター。その勇気をたたえてグリフィンドールに45点!!」

スリザリンと並んだぞ!と誰かが言う。

今年はグリフィンドールとスリザリンの同時優勝!?あんなに引かれてしまったから最下位だと思ったのに怒涛の加点ラッシュで減点前、いやそれ以上の合計得点になった。

 

「最後に。」

とダンブルドア先生が言うと大広間が静まり返る。まだ何かあるのだろうか?

 

「敵に立ち向かうのは大変勇気のいることじゃが、友人に立ち向かうのにも勇気を要する。よってネビル・ロングボトムに10点!!」

 

わあっ!!と歓声が上がった。みんなから注目されてネビルは恥ずかしそうにしていた。私もみんなと一緒に拍手を送る。まあ、私たちはその友人サイドだから複雑な気持ちだけど。

 

 

 

 

「ハリー、お疲れ様。」

 

キングズクロス駅のプラットフォームでハリーに話しかける。

 

「お疲れ様って何が?」

 

「今年1年間色々とあったじゃない。」

 

シーカーになったりクィディッチで妨害されたり、ドラゴンを引き渡したり、賢者の石を守ったり。

 

「ああ、確かにそうだね。」

 

「来年からはもっと普通だといいんだけど。」と私がため息をつくと、

 

「僕もそう思うよ。」とハリーが笑う。

 

「じゃあねハリー。また会いましょう。」と手を振って別れる。

 

「ねえ、アリス。最後に聞きたいことがあるんだけど、いい?」

 

?どうしたのだろう。

「いいわよ。」

 

「もしアリスが鏡を見たら何が映っていたと思う?僕は両親の姿が、ロンはキャプテンになって優勝するところ、ダンブルドアは手袋を持った自分って言ってたけど。」

 

ダンブルドア先生の答えは多分嘘だろう。

 

「さあ?ヴォルデモートがいない世界じゃないかしら?」

 

私の答えを聞いてハリーは笑い、

 

「そうだね。次に僕が見たら、きっとそれが映るよ。」と笑って言った。

 




賢者の石編 完!!
ところどころかなり省いていて、読みづらいところも多かったとは思いますが、ここまで読んでいただきありがとうございました!
次回から秘密の部屋が始まります!!が、少し時間を空けて投稿させていただきます。
また、週1,2投稿になります。というのも、秘密の部屋は書き終わっているのですが、アズカバンはまだ一切書けていないため、定期投稿の為に投稿頻度を減らさせていただきます…。

犯人はクィレルでした。まあ、頭に取りついていたヴォルデモートが真犯人ですが。
ヴォルデモートはユニコーンの血を飲んで一時的に命を長引かせ、賢者の石で完全復活を遂げようとしていました。

加点の部分は一人当たりの点を原作より減らしました。
流石に加点しすぎだろ感ありますけどね。

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