ハリー・ポッターと紅色の魔法使い   作:六原

26 / 43
年末ですね。今年一年間、本作を読んでいただき、ありがとうございました!!
来年も引き続き書いていきますので、よろしくお願いします!


新たな犠牲者

 

ついに試合の日。大広間のグリフィンドールの机にはアリスとハーマイオニーの姿はなかった。

 

「ロン。アリスとハーマイオニーは?」

 

「さあ?そういえば今日は見てないな。」

 

とロンに言われ、レイブンクローのテーブルに向かう。

 

 

「ねえダフネ。」

 

「何かしらハリー。」

 

ダフネも少なからず僕を警戒しているようだが、答えてくれた。

 

「アリスとハーマイオニーが知らないかなって。」

 

「知らないわ。でもその2人なら、図書室にでも行ってるんじゃない?」

 

「ありがとう。」と言ってロンの元へ戻る。

 

 

「図書室じゃないかって。」

 

「確かに行きそうだな。まあ、アリスが試合をほっぽり出すことは無いよ。」とロンは頷いて朝食を食べ始めた。

 

 

 

「ハリー。アリスを見てないか?」

とウッドに聞かれる。

 

「ううん。それが、朝から見てないんだ。」

 

試合開始まであと10分しかない。

グリフィンドールチームの控室に、アリスはまだ来ていなかった。

 

「アリスが遅れるなんて…。」とアンジェリーナが言う。

 

「集合時間に遅れるなんてこと、アリスに限ってないわ。」とアリシアも言った。

 

「マクゴナガル先生に伝えてくるよ。」と言ってウッドが控室から出て行った。

 

 

試合開始5分前、マクゴナガル先生が控室にやってきた。

 

「先生!!アリスは…。」と僕が言うと、

 

「ええ。見つかりました。ミス・グレンジャーも。ですが、この試合は中止です。」と言った。

 

控室がざわついた。

 

「そんな!!先生!!」とウッドが先生に縋りつく。

 

「早く談話室に戻るように。いいですね!」と言ってマクゴナガル先生は控室を出た。

 

 

 

「どうしたんだろう。」と合流したロンと話す。

 

「さあ。」とロンも何があったのか不安そうだ。

 

2人で歩いていると、「2人共。一緒に来てください。」と前から歩いてきたマクゴナガル先生に言われる。

2人で顔を見合わせて先生についていく。

 

着いた先は医務室だった。

まさか…。

 

「また新しく被害者が出ました。」と言って、マクゴナガル先生がベッドを区切るカーテンを開く。

そこには…。

 

「「アリス!!ハーマイオニー!!」」

 

石になった2人が寝かされていた。

 

「図書室から少し行った廊下で発見されました。あと2人のそばにこの手鏡が落ちていました。何か知っていますか?」

 

「いえ…。」と答える。

 

そんな!2人がやられてしまうなんて!!

 

「僕たちの頭脳がなくなっちゃったよ…!!僕たち、これからどうやって継承者を探せばいいんだろう...。」と、マクゴナガル先生が去った後にロンが呟いた。

 

「取り敢えず談話室に戻ろう。これで僕たちまでやられたら、2人がただ犠牲になっただけだ。」

 

ロンと共に談話室へ戻る。

 

 

次の日、2人が犠牲になったことはホグワーツ中に広まっていた。

特に、純血のアリスが被害に遭ったことで、マグル生まれだけの問題ではないとスリザリンが怯え始めた。

 

「ねえロン。あの2人は図書室で何を調べていたんだろう。」

 

「やっぱり秘密の部屋についてじゃないか?」

 

「あの2人なら得た情報を僕たちに伝えようとしてくれるはず。だから何か持ってたりしないかな?」

 

「そうかもしれないな。医務室に向かおう!!」

 

と2人で医務室へ向かう。

 

と、

「2人も医務室に?」とダフネがやってきた。

 

「うん。何か手がかりを残してないかと思って。」と答えて一緒に医務室へ向かう。

 

 

 

3人で2人のポケットを探していると、

 

「あった!アリスのローブの内ポケットにメモが入ってたよ。」とロンが紙の束を取り出した。

 

ロンからメモを受け取ると、

 

「もしこれをハリーかロンが読もうとしていたらダフネを呼ぶように!」とアリスの字で書かれていた。

 

「ダフネが読んでって書いてあるよ。」とダフネにメモを渡す。

 

怪訝そうにメモを受け取り、読み始めたダフネの顔が段々と真剣な顔になる。

 

 

「なんて書いてあったの?」と僕が尋ねると、

 

「書いてあることを私が分かりやすく2人に説明してって書いてあったわ。」と答えた。

 

「それで?」

 

「ホグワーツを襲っていた怪物の正体はバジリスク。バジリスクを見ると即死するのだけど、被害者は皆、なにかしらを通してバジリスクを見たから石になったの。そして、そのバジリスクがいる秘密の部屋の入り口はマートルのトイレだって。」

 

バジリスク?

 

「バジリスクは大きな蛇の魔法生物よ。だからパーセルタングであるハリーに声が聞こえたんだろうって。」

 

だから被害者が出る前にだけ、『殺してやる...。』という声が聞こえたのか。

 

「入り口がマートルのトイレだって?!」

 

「ええ。具体的にどこが入り口か探すのはこれからだったみたい。それと…」

 

「それと?」

 

ダフネは少し深呼吸して、「『トム・リドル』イコール『例のあの人』じゃないかとも書いてあるわ。」と言った。

 

「じゃあ僕が日記帳で話してた相手は…」

ヴォルデモート卿だった!?

 

「だから日記帳は『例のあの人』の魂が入っているんじゃないかとアリスは考えたみたい。あと、トム・リドルがスリザリンの継承者だろうとも。これは在学時期から考えたみたいね。」

 

「でもなんで今、秘密の部屋が開かれたんだろう。」

 

「さあ。それについては何も書かれていなかったわ。」

 

「ロン。マートルのトイレに行こう。」というとロンも頷いた。

 

「もし2人が帰ってこなかったときに誰もどこに行ったのか知らなかったら大変だから、私は2人の帰りを待ってるわ。」とダフネが言った。

 

「じゃあ、僕たちは秘密の部屋を探すよ。」

 

「ええ。気を付けて。バジリスクの目は絶対に見ないようにね。」




今年ラストはアリスとハーマイオニーの石化になりました…。

ダフネとハリーは友人程度。ロンは同級生程度の仲です。

何時投稿がいいですか?

  • 午前
  • 正午
  • 18時
  • 19時
  • 20時
  • 21時
  • 22時
  • 23時
  • 0時
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。