ハリー・ポッターと紅色の魔法使い   作:六原

32 / 43
お待たせしました!今回からアズカバンの囚人編です!!

特に原作からの改変が多くなると思いますが頑張って書いていきます!!

アズカバンって?
→湖の真ん中にポツンと立っている刑務所。一度入ったら2度と出られないで有名。ディメンターが看守(建物の周りをうろついていたりする)。


アズカバンの囚人
夜の騎士バス


 

僕はバスに揺られていた。

マージ伯母さんを膨らませてしまったから、あそこにいられなくなってしまったのだ。

でも、マージ伯母さんが悪い。

だって、僕の父さんと母さんは臆病者なんかじゃない。誰にだって誇れる人物であったはずだ。

だからあそこから出ることは嫌ではなかった。

問題はどこに行くかだった。

アリスやロンに手紙を送れば家に泊めてくれるだろうか。きっと、喜んで迎えてくれるだろう。でもロンは家族でエジプト旅行だと手紙で言っていた…。

と、草むらで何かが動いた。黒い何か...犬だろうか。すっかり夜で、辺りが暗くてよく見えない。明るくしようと杖を取り出して『ルーモス』と唱えようとしたとき、猛スピードでやって来た紫色の二階建てのバスが僕の横に止まった。

「うわぁっ!!!」と僕が叫ぶと、バスの扉が開いた。

 

「お前さんが呼んだんだろ?」とバスの中から声をかけられる。

僕が呼んだ...?何もしていないはずだけど。

 

「こいつは『夜の騎士バス(ナイトバス)』で、迷子の魔法使いを乗せてるのさ。どうだ?お前さんも乗っていくか?」

 

どうしよう…。でも、このまま歩いていてもどこにも行けない。

 

「えっと、このバスはどこにでも行けるんですか?」

 

「まあ、大体の場所はな。」

 

「じゃあ漏れ鍋までお願いします。」

 

漏れ鍋に行けば魔法界だし、取り敢えず何とかなるだろう。

 

「おう。お前さん、名前は?」

 

流石に「ハリー・ポッターです。」と言ったらこの人に分かってしまうと思い、

 

「えっと、ネビルです。」

と名乗る。

 

「おう。俺はスタン。こっちは相棒のアーニー。」

 

と言うと運転席に座っている人が軽く頷いた。

 

 

 

バスはかなり揺れている。いや、かなりどころじゃないぐらい。

そしてこのバスは猛スピードで道を走っている。マグルに見えてしまわないだろうかと思ったけど、車と車の間をスレスレで通り抜けていくバスに対して特に反応していないので魔法使いにしか見えないのだろう。

それにしても、ナイトバスが来てくれてよかった。来なかったら、皆からの返事の手紙を待つ間道で過ごすことになっていた。

 

 

「おーい、次はネビルの番だ!!」

 

数人が降りて行ったあと、スタンが言った。もう漏れ鍋に着くということだろう。

 

「ありがとうございました。」と言って停車したバスから降りる。

僕が降りると、また、バスは猛スピードで走り去っていった。

 

魔法界にはまだまだ僕が知らないものがあるなあ、と思いながら漏れ鍋へ入る。

 

漏れ鍋には店主のトムしかいなかった。

 

「今日は営業終了だよ…ってハリー!!」

 

トムさんが僕を見て言った。

 

「すみませんトムさん。こんな夜遅くに。」

 

「いえいえ、構いませんよ。」

 

「あの、数日泊めさせてもらえませんか?」

 

「もちろん。階段を上がって左の部屋が空いてますから、そこを使ってください。」とトムさんが笑顔で言ってくれた。ありがたい。

 

「ありがとうございます。」と言って階段を駆け上がる。

 

長居するのはトムさんにとって迷惑になってしまうだろうから、みんなに泊めてもらえるか頼まないと。急いでアリスに手紙を書く。ロンとハーマイオニーには状況だけ説明した。

 

「よし、ヘドウィグ頼んだよ。ハーマイオニーとロンとアリスに手紙を送ってくるんだ。」とヘドウィグの足に手紙を結びつける。

ヘドウィグは「ホー」と一鳴きして飛び去って行った。

 

 

ヘドウィグが帰ってくるのを待っていると、扉がノックされた。

誰だろう?トムさん?

と思いながら扉を開くと、知らない男の人が立っていた。

 

「初めまして。君がハリー・ポッターだね。」

 

「は、はいそうです…。」

 

「突然すまない。私はコーリネウス・ファッジだ。」

 

コーリネウス・ファッジ!?

確か魔法大臣だとハーマイオニーが教えてくれた。

魔法大臣が僕に何の用だろう。もしかしてマージ伯母さんを膨らませてしまったことについて?

 

「あの、あれはマージ伯母さんが…。」

 

「落ち着くんだハリー。膨らんだ君の伯母さんは我々で保護し、膨らんだというのは君と私達しか知らない。」

 

バーノン叔父さん達の記憶を消したということ?

 

「我々としても君に罰則を加えるつもりはないから安心してくれ。」

 

「でも!去年は魔法省から手紙が届きました!!」

 

去年ドビーがケーキを飛ばしたときは魔法省から注意の手紙が届いたって言うのに僕が行った今回は何もない?

 

「君は退学になりたいわけではないだろう?ならば、何をつべこべ言う必要がある?」

 

「いえ、何でもありません…。」

 

「よろしい。楽しい新学期を過ごされたし。」とファッジは部屋を出て行った。




1839文字!?となりました。流石に短いので、次の話は同時投稿です。
あと投稿時間のアンケート、私的にどうしようか困っているので答えてほしいです!

マージ伯母さん
バーノンの姉。

夜の騎士バス
迷子の魔法使いを乗せてくれるバス。
紫色の車体で、二階建てのバス。
杖を上に掲げるとやってくるため、ハリーが呪文を唱えようと杖を上げたことでやって来た。

スタン
スタン・シャンパイク。

アーニー
アーニー・プラング。
ナイトバスの運転手。

何時投稿がいいですか?

  • 午前
  • 正午
  • 18時
  • 19時
  • 20時
  • 21時
  • 22時
  • 23時
  • 0時
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。