ハリー・ポッターと紅色の魔法使い   作:六原

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賢者の石の話のストックがなくなりそうなので、これからは週2ぐらいで投稿していきます!これからも読んでいただけると嬉しいです


ニンバス2000

「一年生で寮代表選手だって!?」

 

ロンは、ハリーから先生に連れられた後の話を聞いて叫んだ。それもそうだ。本来1年生がクィディッチ選手に選ばれることはないのだから。

 

「それに、ハリーはシーカーなのよ。」と付け加えると、

 

「シーカーだって?!」と再び叫んでハリーの事をまじまじと見つめた。

 

「うわぁ凄いなぁ…」

 

しばらくハリーを見ていたが、「アリスは?」と聞いてきた。

 

「私はチェイサーよ。一応練習でどっちがシーカーをやるか勝負したのだけど負けちゃってね。」

 

学校の箒を使って戦ったのだが、ハリーは乗りこなしがとても上手だった。私の言葉を聞いてロンが再びハリーを見つめていると、フレッドとジョージが駆け寄ってきた。

 

「二人ともすごいな。僕たちも選手なんだよ。ビーターだ。」

 

「ハリーはこれまでろくに箒に乗ってなかったって聞いたぜ?それに、アリスが箒に乗れるのにも驚いたよ。」

 

「じゃあ、次回の練習を楽しみに待ってるからな!」と言って去って行った。

 

「そっか、これから練習も始まるのか…」

 

ハリーは不安そうだ。

 

「すっごく大変だって聞いたよ?」とロンが言うとハリーはますます不安そうになった。

 

「練習より先に箒を買わないとだけどね。」

 

「そうだよ!アリスはともかく、ハリーはどうするんだろう?」とロンが言う。

 

「マクゴナガル先生が用意してくれるみたいなんだ。」

 

どうやら先生はかなりのクィディッチ好きのようで、ハリーに最高の箒を渡すと息巻いていた。

私も、買ってもらうように手紙を出さないと。

 

 

数日経ち、大広間で朝食を食べていると、私のもとにフクロウがやってきた。マクゴナガル先生から貰ったシロフクロウのフレアだ。

 

「あれ、その子アリスのフクロウ?」

 

「ええ、そうなの。確かハリーもシロフクロウだったわよね。」

 

「そうなんだよ。僕のはヘドウィグって言うんだ。」

 

「いいなあ二人とも自分のフクロウを持ってて。僕は家族で一羽なんだ。」

 

3人で話していると、フレアに手を足でつつかれた。早く読めと言っているらしい。

どうやらクィディッチ代表に選ばれたことと箒についての手紙の返信が届いたみたいだ。手紙を開くと、

 

「クィディッチ代表選手に選ばれるなんてすごいな!最高の箒を用意しておくからな!」

 

といったことが書かれていた。思っていた通り、シリウスが返信してきた。

 

「それ、誰からだったの?」とハリーが尋ねてくる。

 

「えっと...」

 

うーん困ったなぁ。どう言えばいいんだろう。

 

「えっと、育ての親?あと伯父でもあるけど。」

 

ハリーは、?が頭の上に浮かんでいる。

 

「ハリーのお父さんの大親友でね。ハリーがシーカーになったって知って喜んでたのよ?ほら」と手紙を見せる。

 

「ほんとだ...!」ハリーは嬉しそうだ。

 

「伯父さんってブラック家だっけ?」とロンに聞かれる。

 

「一応ね。」

 

確かにブラック家だけど、家出したし勘当されているし。

と、たくさんのフクロウが大包を運んできた。そして、それはハリーの前に落とされた。ハリーは一緒に届いた手紙を読んでいる。マクゴナガル先生からの箒だろうか。ロンは早く中身を見たくてうずうずしている。ハリーから渡された手紙を読んで、ロンは

 

「ニンバス2000だって?!」と羨ましそうに叫んだ。

 

ちらと手紙を見ると、騒ぎになるからここで開かないようにと書いてある。

 

「ロン、気づかれないようにって書いてあるけど。」と私が言うとロンは慌てて口を手で塞いだ。

 

「アリス、今夜7時にクィディッチ競技場に集合だって。」と私に言い残してハリーは箒を手に、自室に戻っていく。ロンも実物を見たいのか後ろをついていった。

 

 

ウッドがやって来るのを待っている間、ハリーは新品のニンバス2000で飛んでいた。やっぱりこれまで箒に乗ってなかったのが噓みたいに上手だ。少し乗らせてもらったが、ニンバス2000も凄かった。一瞬で加速され、細かい動きもできる。私も早く箒が欲しいな。とハリーを見ながら考えていると、

 

「ハリー、降りてきてくれ!」と木箱を持ったウッドが呼びかけた。ハリーはウッドの横に静かに着地した。

 

 

「それじゃルール説明をするぞ。アリスは知ってるか?」

 

「はい。」と頷く。

 

「それじゃハリーに説明してやってくれ。アリスがどの程度知ってるかもわかるし。」

 

わかりましたと答えて、

 

「クィディッチはシーカー1人、チェイサー3人、ビーター2人、キーパー1人で行うの。」

 

「これがチェイサーがゴールに投げ入れるクアッフルだ。これをゴールポストに入れたら10点が入る。で、これがビーターの打つブラッジャーだ。これは妨害してくるボールだ。」

 

とウッドが箱から、鎖で留められたボールを取り出す。ボールは勢いよく飛び出して、ウッドの方へ飛んでくる。ウッドはボールを上から抑え込んで、箱にしまった。

 

「そしてこれがスニッチ。」

 

ウッドに掴まれたスニッチは金色の羽をパタパタさせている。

 

「これを捕るとチームに150点が入る。君が捕まえるのはこれさ。」とハリーの方を見て言う。ハリーは不安そうだ。

 

「クィディッチはこんな感じのゲームだよ。実戦練習はまた今度。」とウッドが締(し)め、2人で寮へ帰る。

 

 

「スニッチで勝負が決まるっていうことだよね?」と不安そうにハリーが言う。

 

「まあ、そうなるかな。」

 

スニッチを取った瞬間、ゲームも終了し、勝敗も決まる。

 

「まあ、私が150点以上取ればいいってことだから。」と励ます。

150も取れる気はしないけど。

 

「とにかく、今日は早く寝ましょう?」と言うと、

「そうだね。明日も授業だもんね。」とハリーは頷いて、再び歩きだす。




ニンバス2000
最高峰の競技用箒。ニンバスシリーズは1000が初号。

クィディッチ
魔法界のスポーツ。ワールドカップも開催されるほど人気のあるスポーツ。
詳しくはクィディッチ今昔を

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