トロールの出来事をきっかけにハリーとロン、ハーマイオニー、私は仲良くなり、一緒に行動するようになった。
11月になり、私とハリーのクィディッチデビュー戦が行われる日になった。
私達(特にハリー)はグリフィンドールの秘密兵器として他寮には伏せられていたはずなのだが、ほとんどの生徒が知っていた。
「ねぇ、アリス。僕、スニッチを取れるかな?」
ハリーは緊張しているようだ。もちろん私も緊張しているが。
「大丈夫よ。ブラッジャーからフレッドとジョージが守ってくれるし、ウッドがゴールを守るし、私達がゴールして点を稼ぐから。ハリーは安心してスニッチを探して。」
「うんそうだね!」ハリーはまだ不安そうだったが、力強く頷いた。
いよいよ試合開始だ。グリフィンドールの応援席を見ると、『ポッターを大統領に』と書かれた横断幕が掲げられていた。マグルの世界での魔法大臣、だったっけ。ハリーの肩を叩いて、観客席を指さす。ハリーの表情がぱあっと輝く。
「アリスのもあるよ。ほら、あれ」
ハリーが指さした先には、『スカーレットを魔法大臣に』と書かれた旗があった。大統領も魔法大臣も多分変わらないと思うけど…
「おーい、ハリー、アリス!試合が始まるぞ!!」とウッドが言う。
私達は慌ててグリフィンドールチームの元に向かった。
試合はグリフィンドール50点、スリザリン50点の勝負だ。
スリザリンチームの反則スレスレ—というか反則だと思う—なプレーに、思うように調子が乗らない。上を見ると、ハリーが私達の頭上を旋回していた。ハリーと、スリザリンのシーカーはまだ動き出さない。ブラッジャーを避けながら、クアッフルのパスを受ける。スリザリンの妨害を受けながらも、なんとかゴールする。これで60点。
自陣に戻りながらハリーはスニッチを見つけただろうかと見る。
と、ハリーが箒から振り落とされそうになっていた。ニンバス2000が大きく揺れ、ハリーは両手でかろうじて掴んでいるという状況だった。あのハリーが、あのニンバス2000が、あんな風になるはずがない。
誰かの妨害だろうかと観客席を見る。
と、ハリーの方に向けてクィレル先生が杖を向けていた。
クィディッチはもしもの時のために杖を持ってプレーすることが許されているけれど、流石に観客席に向かって呪文を撃つのは憚られる。
クィレル先生をじっと見ていると、火を瓶の中に入れて、ハーマイオニーが教員席へ走ってきた。走っているハーマイオニーがクィレル先生にぶつかり、先生の杖が下がる。
そしてハリーの箒も元に戻った。
やっぱりクィレル先生の仕業かしら……と思っていると、教員席から悲鳴が聞こえた。
なんと、スネイプ先生のローブが燃えていた。そして、ハーマイオニーは慌ててロン達の元へ戻って行った。なんでスネイプ先生のローブが燃えているの?まあ、恐らくハーマイオニーの仕業だろうけど。
とにかく今は試合に集中しないと!と、箒を握り直す。
すると、ハリーが急スピードで地面へ向かって飛び始めた。スリザリンのシーカーもハリーを慌てて追いかけ始める。そして、地面の近くを猛スピードで飛行して行く。スニッチが見つかったのだろう。ここはハリーと、妨害するビーターの二人に任せて、クアッフルをゴールに入れに行かなければ。
アンジェリーナからパスを受け、スリザリンの妨害を避けて、ゴールへ向かう。と、アリシアからパスの合図が来る。シュートの振りをして、斜め下にいるアリシアにクアッフルを投げる。スリザリンのキーパーは予想外の場所からのシュートを止められず、グリフィンドール70点目。
と、同時に試合終了の合図である笛が鳴る。ハリーの手にはスニッチが握られていた。グリフィンドールの勝利!!会場が歓声に包まれた。もちろんスリザリンは声を上げなかったけれど。
それからは談話室で皆で勝利を盛大に祝った。
口取れるってほんとすごいなぁと感じました
クィディッチシーンを書くのに苦戦しました…。
あと、仲良くなるシーンは、ハーマイオニーが庇ったことで和解するという原作通りです
何時投稿がいいですか?
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