槙島 聖護(まきしま しょうご)という希代の大犯罪者を追い詰め、そして捕まえるため執行官である俺、縢 秀星(かがり しゅうせい)とコウちゃんこと狡噛 慎也(こうがみ しんや)、そして監視官である朱ちゃんこと常守朱(つねもり あかね)は厚生省ノナタワーに来ていた。
監視カメラの情報により敵が二手に分れたことを知り、俺たちも二手に分かれて敵を追った。ちなみに俺は一人で地下に向かった敵を追う担当だ。
そして俺は、厚生省ノナタワー地下秘密区に入った。敵にシビュラシステムの中枢がここにあると言われ、敵の手下を始末しながら一番下の階層まで降りてきていた。
敵の手下を始末し、満身創痍ながらも大きな扉の前に立つ。
扉は既に開かれておりハッキングが終わり用済みになったノートパソコンが置き去りにされている。
「……」
俺はよろよろと脚を引きずりながら、扉の中へと踏み込む。中には敵のハッカーであるゲス野郎(チェ・グソン)が単発ガス圧銃を手に持ち呆然と立っていた。部屋を見回し俺は言葉を失った。
「……何なんだ、こりゃ……」
俺のこの言葉にゲス野郎が答えた。
「こいつが……シビュラシステムの正体だ」
シビュラシステムとは、サイマティックスキャンにより読み取った生体力場を解析し、人間の心理状態や職業適性や深層心理などを分析数値化することで、従来は目に見えなかった心の健康状態を診断し、適性や能力に見合った職業を提案し、趣味嗜好に沿った新しい娯楽を提示するなどして、人々がより充実した幸福な人生を送れるよう支援する生涯福祉支援システムのことだ。
ゲス野郎は突然笑い出し叫んだ。
「この手でぶち壊すまでもねぇ……こいつを世間に公表すれば、この国はおしまいだ!今度こそ本当の暴動が起きる。もう誰にも止められねぇ!」
俺はふと何者かの気配を感じ振り向くとそこにはドミネーターをゲス野郎に向けた公安局局長の禾生 壌宗(かせい じょうしゅう)が居た。
それに気付いたゲス野郎は銃を構え、局長と同時に発砲する。チェ・グソンはドミネーターのリーサル・エリミネーターにより即死だ。
「きょ、局長!?」
俺は驚いた。ガス圧銃から発射された濃硫酸をまともに受けた局長の腰から下が溶解し出したからだ。しかし、解けたからだから見えたのは機械だった。
「……あんたは……」
局長は壊れたロボットのような動きで俺にドミネーターを向ける。ドミネーターは一旦、ノンリーサル・パラライザーになるが突然、何故か分子分解銃であるデストロイ・デコンポーザーに変わる。
俺はその様子を見て笑みを浮かべる。
「……やってらんねーよ、くそが」
そう言った直後、俺はドミネーターから放たれた光に包まれる。
こうして、俺は人生を終えた……筈だった。
お分かりの方がいらっしゃると思いますが、
これはPSYCHO-PASSの第8話最後のお話です。
本当であればここで縢秀星さんは
死体も残さず消える筈ですが何故か
ブラック•ブレットの世界に飛ばされます。
正直のところPSYCHO-PASS2にも
縢秀星さんに出てもらいたいと思ってるのは
俺だけじゃ無い筈( ̄▽ ̄)w