流浪の執行官   作:Trumical

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つい先日、後期試験の全日程が終了し
晴れて自由の身となりました(T ^ T)
いや〜、やることがないw

ではでは、
流浪の執行官第12話どうぞ( ´ ▽ ` )ノ


第12話:探索と合流

「あ〜、やっぱモノリスの外は気味悪いねぇ」

 

「そんなこと言わないでくださいよ、縢さん。私だってこんなとこ君悪くていやですよ」

 

「はぁ、まぁ俺らが影胤の野郎を逃がしちまったんだから仕方ねぇんだよな」

 

「そうですよ」

 

 今、俺たちはケースを奪っていった蛭子影胤を追跡するためにモノリスの外にいるのだ。

 

 

 蛭子影胤との戦いの後、俺と蓮太郎はダメージからか倒れ病院に搬送されていた。搬送先の病院で木更ちゃんから蛭子影胤の居場所とIP序列元134位ということを教えてもらった。更には聖天子からの指名もあり、すぐに作戦に参加することになった。

 

 そのため現在、俺と知空はモノリスの外にいた。ちなみに蓮太郎は別の場所から探索に出ている。

 

「蓮太郎たちは大丈夫かねぇ」

 

 ふと心配になった。

 

「蓮太郎さんも延珠ちゃんも強いから大丈夫ですよ、きっと」

 

「……そうだな」

 

 こんな風に喋っていると突然、重低音の爆発音が森に響き渡った。俺は思わず舌打ちをする。

 

「ちっ、どっかのバカが爆発物を使いやがった。ガストレアが起きるぜ、気をつけろよ知空」

 

「はい、縢さん」

 

 俺たちの会話とともに森に足音や咆哮が響き渡る。どうやらガストレアたちが起き出したようだ。本来、モノリスの外つまり未踏査領域では、ガストレアに見つからないようにするため音を立てないのが鉄則だ。そんな時、森の木々の隙間からこちらを見る赤い目を見つけた。どうやら見つかったらしい。

 

「見つかったな、知空どうする?」

 

「周りに他のガストレアはいません、下手に逃げて別の敵が来ても厄介ですし、ここで倒しましょう」

 

「オッケー、敵さんも来たみたいだな」

 

 森の木々を掻き分け、大きなトカゲのようなガストレアが現れた。俺はそれを見るや否やドミネーターを起動させる。

 

<携帯型脅威判定鎮圧執行システム、ドミネーター改起動しました。ユーザー認証、縢秀星執行官。公安局刑事課所属、使用許諾確認。適正ユーザーです>

 

 ドミネーターの指向性音声を聞きながら、ガストレアにドミネーターを向ける。その時、ちょうどガストレアは突進しようとしていた。

 

<ステージⅢガストレア。執行モード、リーサル・エリミネーター。慎重に照準を定め対象を排除してください>

 

 ドミネーターの形態変化を確認し一発撃つも右前足に当たり、ガストレアの右前足が弾け飛ぶ。そのためか、ガストレアはバランスを崩し前のめりに倒れる。

 

「ちっ、流石にエリミネーター一発じゃ無理だな。はぁ、ちょ〜っとドミネーターの本気出しちゃおうかな〜」

 

 そう言い、俺はデコンポーザーと言う。俺の言葉を認識したドミネーターは形態を変える。

 

<執行モード、デストロイ・デコンポーザー。対象を完全排除します。ご注意ください>

 

 ドミネーターの指向性音声を聞き、銃口に形成された光球を右足を再生しつつあるガストレアに向けて撃つ。見事に命中した光球はガストレアの上半身を消し飛ばした。これにより頭と心臓を消し飛ばされたガストレアは完全に沈黙した。その光景を見た俺が

 

「ひゅ〜、やっぱりドミネーターの本気は痺れるね〜」

 

 なんてことを言っていると知空が呆れた顔で

 

「それは結構ですけど、デコンポーザーの弾数は大丈夫なんですか?」

 

と聞いてきた。こう聞くのは仕方ない、ドミネーターのデコンポーザーは装弾数は5発。下手に撃っていいものではない。

 

「ん?大丈夫大丈夫、ここに来る前に未織ちゃんとこに行って補充バッテリーもらって来たからな」

 

 そう言いリュックの中身を知空に見せ、ニシシと笑う。

 

「そうですか、まぁいいですけど」

 

 そう言いつつ、知空は呆れていた。俺はそれを見なかったことにし散策を続けた。

 

 

 しばらく歩き続けると茂みが途切れ、明らかに人工物と思われる石造りの建物を見つけた。中から明かりが漏れていた。

 

「知空、警戒しとけよ」

 

「はい」

 

 小さな声で言葉を交わす。そして、明かりが漏れている窓のようなところのすぐ下に行き、立ち上がると同時にドミネーターを構えたら。既にドミネーターはパラライザーだ。

 

「動くな!……れ、蓮太郎!」

 

 そこに居たのは蓮太郎だった。どうしてこいつがここに?

 

「か、縢か?どうしてここに?」

 

「それはこっちのセリフだぜ、蓮太郎。とりあえず、無事みたいだな」

 

「ああ、縢お前もな」

 

「蓮太郎さん、その方は?」

 

 長袖のワンピースにスパッツの女の子が俺のことを蓮太郎に問い掛ける。

 

「こいつは縢秀星、俺のダチで仲間だ」

 

「そうですか……なら安心です」

 

「蓮太郎、その娘は?」

 

「ああ、こいつは伊熊将監のイニシエーターの千寿夏世だ」

 

 伊熊っつうとあの脳筋野郎か。この子とあいつとがペアとか似合わねぇ。

 

「ほぉ〜、あの伊熊のねぇ。まぁ、よろしくな夏世ちゃん」

 

「はい、よろしくお願いします」

 

 さて、挨拶もしたし蓮太郎をからかってやるか。

 

「んなことより蓮太郎、木更さんに延珠ちゃんまで居んのにまだ足りねぇのかよ」

 

「ばっ、そんなんじゃね〜よ。こいつはここで会っただけで」

 

「はいはい、そーゆーことにしといてやんよ」

 

「縢、お前……」

 

 蓮太郎が俺をじとっと見てきたが知らんぷり知らんぷり。

 

 この後、知空と延珠が合流。更には夏世のプロモーターである伊熊将監の通信から蛭子影胤の潜伏先が判明。早々に休憩を切り上げ潜伏先へ向かった。




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