なんかいい暇つぶしってないですかね……(^◇^;)
ではでは、
流浪の執行官、第17話どうぞ( ´ ▽ ` )ノ
「はぁ……俺はこーゆーとこは一生無縁だと思ってたよ」
「それは私もそうですよ縢さん」
俺たちは蛭子影胤、小比奈ペアそしてゾディアック『
「しっかし、俺たちは戦果ってほどのことはやってねぇよな」
「確かにそう思いもしますが……ただ、影胤ペアとの戦闘において斥力フィールドの除去、スコーピオン狙撃時の『天の梯子』防衛は両方の撃破において重要事項ですから。所謂、ナイスアシストってことですね」
「そーゆうもんかねぇ……」
そう、知空が言った功績のため俺たちは『一級戦果』の評価を受けた。ちなみに蓮太郎ペアは両撃破の直接的要因のため『特一級戦果』だ。ただ、知空の言い分もわかるが、撃破補助をしただけの俺らにここまでの戦果を与えるだろうか?まぁ、それだけ両撃破が東京エリアにとって重要事項だったということだろう。
「式典が始まるみたいだな。じゃあ、ちょっくら行ってくるわ」
「はい、いってらっしゃい縢さん」
こうして式典が始まった。
蓮太郎の表彰の前が俺の表彰だった。
「よう、聖天子様。前に会った時も思ったが結構かわいいんだな」
小声で軽口をたたく。聖天子はこのようなことへの耐性がないのか少し頬を赤らめ、
「ありがとうございます」
と言った。そこからは形式的な表彰だった。最後に式典の後、自分のもとに来るように耳打ちされたが……。ちなみに俺の序列は今回の戦果で千五百番まで上がった。
この後、蓮太郎が聖天子に食ってかかるという会場をどよめかすようなバカな行為をしたものの無事式典は終了した。俺は言われた通り聖天子のところに向かった。
「突然呼び出した無礼をお許し下さい縢さん」
「あんたもこんなことすんだな。なんだ、駆け落ちか?」
そうニヤけながら言うと、
「ッ……ふ、不潔です」
とこれまた頬を赤らめながら言ってきた。やっぱりこういうことへの耐性はないみたいだ。聖天子は咳払いをし、話を始めた。
「今回の縢さんの戦果には未踏査領域における大量のガストレア討伐は含まれていません。しかし、現地の調査を行った者から非公式ではありますが何か報酬を与えるべきとの報告を受けました」
「マジかよ……まぁ、確かに数えられないくらいは倒したけどよ」
「流石に序列の上昇は不可能ですが、何か望みはありますか?」
「序列の上昇以外はなんでもいいのか?」
「限度はありますが」
「じゃあ、元伊熊将監のイニシエーターである千寿夏世を俺のイニシエーターにしてくれ」
「それは知空さんとの契約を破棄して新規に、という意味ですか?」
「いいや、知空との契約は続行だ。それに加えて新たに夏世とも契約する」
この発言を聞き聖天子は眉を顰め動揺した。当たり前だ、イニシエーターの二重契約は前代未聞なのだから。
「何故、千寿夏世さんを?」
「あいつは腕が立つし頭がいい。……それにあいつは、夏世は昔の俺に似てるからな」
そう昔、俺が猟犬として、いや使い捨ての道具にされていた時に。だから俺は、今までの監視官とは違う新任の監視官を気に入っていた。この世界では俺がそうなりたいのだ。
「……そう、ですか。わかりました了承します。しかし、それならば追加で条件があります」
「なんだ?」
「今から約二ヶ月後ですが菊之丞さんが不在になります。そのため、各エリアからの接触が予想されます。縢さん、貴方にはその時、私の護衛を頼みたいのです」
「そんだけでいいのか?」
「はい」
「わかった。じゃあ、俺の方も頼むぜ」
そう言い、俺はその場から去る。次の日、正式に通達が送られ俺と知空は夏世を迎えに行った。最初は渋っていたが、知空の説得もあり夏世は我が家に来ることになった。
知空の希望で我が家で夏世の歓迎会を開いた。もちろん料理は俺が作ったが、夏世に信じられないという目線を向けられた。……失礼な。
こんな平穏があの時、軽い気持ちで了承した二ヶ月後の約束により崩されるとは思ってもいなかった……。
如何でしたでしょうか?
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