STEINS; GATE ~存在証明のレジスタンス~ 作:明治アル蜜柑
お久しぶりです。明治アル蜜柑です。
前作、『STEINS; GATE ~抗い続けた者たちの執念のエピグラフ~』は、『STEINS; GATE 0』原作を基本として、独自解釈と考察をメインとして執筆させていただきました。次作は何を書こうかずっと迷っていました。無印をテーマに書きたいとも思っていたのですが、結局、またゼロ世界についての作品となりました。
今作は、『オペレーション・アークライト』によってアクティブになる世界線、世界線変動率1.130205を舞台とした作品となっております。
ゼロの岡部は『オペレーション・アークライト』にてまゆりと鈴羽を送り出し、レスキネンの前で復活宣言を行うことで1.130205世界線へと移動する事になるわけですが、それによって上書きされる方の岡部に焦点を当てたいと思いました。
STEINS;GATEは基本的にリーディングシュタイナーによって上書きする側の視点で描かれています。ですが、上書きされてしまう側の視点では、世界はどういうふうに見えるのでしょうか。それを考えてみたいと思い、この作品を書き始めました。
考察し始めるとなかなか止まれません。作品と言うよりも、私の考察記録に近いかもしれません。根気強くお付き合いいただけると幸いです。
さて、第一章ではシュタインズゲートに至るための条件について取り上げました。原作を知っている皆さまはとっくにご理解されているわけですが、この世界線の岡部たちからすれば未知なわけです。ムービーメールを見ることが出来ていないわけですから。原作の岡部は流されるままに奮起して1.130205世界線へと辿り着きましたが、一年という準備期間、どのような心境だったのか。不安でいっぱいだったのではないかと思います。
また、アークライトに旅立ったまゆりと鈴羽についてのそれ以降の描写は一度もありませんでした。外伝である『STEINS;GATE ドラマCD β 「無限遠点のアークライト」ダイバージェンス1.130205%』にて、2人の行動が知る事が出来ます。ですがそれについてもアークライト後のことは描かれていません。そこにも焦点を当てていきたいと考えています。
ちなみに、章タイトルである『因果律のコンバージェンス』ですが、コンバージェンスとは収束や統合を意味する言葉です。原作(無印)の方では『因果律のメルト』となっていました。因果律が溶ける。これは、まゆりを救うために紅莉栖が死んでいるβ世界線を選び、岡部の心が壊れていく様子を意味したものだと考えています。ですが、アークライトによって岡部の心は壊れる事なく戦い続ける事を選びます。そのため、拡散した因果をもう一度集め、収束させるという意味を込めてコンバージェンスとしました。
今後も章タイトルについてはオリジナルのものにしていきたいと考えています。どういう意味が込められているのかについてもお楽しみいただけたらと思います。
これからまた長くなると思いますが、最後まで読んでいただけると幸いです。