アイエス!彼の事が大大大大大好きな150人の彼女! 作:どこかの超電磁砲
織斑一夏と篠ノ之箒と共に屋上へとやって来た翔真。一夏は無愛想で笑ったり怒ったりする事もなくただ黙っている。察した箒が変わりに説明する。
「すいません。一夏様は色々と事情があってこんな態度なんです。でも、根は正直な方なんです」
「篠ノ之さんだっけ?別に何とも思わないが……なあ織斑。お前のその態度は織斑先生が原因か?」
「姉貴は関係…『関係あるだろ?』…」
「俺も少ししか知らないけど、織斑先生はisでの大会で結果を残してブリュンヒルデとして有名だ。だが織斑…お前はそんな姉に劣等感を感じてる。違うか?」
「っ!」
「俺は別に色眼鏡で見たりしない。でもな、そんな無愛想な生き方してたら疲れるだけだぞ。だからさ、もっと肩の力抜けよ。んで割り切れよ…じゃないとお前がしんどいだけだ」
「綾崎……」
「綾崎さん……」
「篠ノ之さんは大丈夫なのか?一応アンタも姉が有名人だろ?」
「ええ……でも束お姉様は私にとって誇りです。私にとってただ1人のお姉様ですから」
「そうか。ま、話は聞いてやるからさ。昼メシぐらい一緒に食ってやるよ。じゃあな」
一夏と箒に手を振り、翔真は教室へ戻った。そして2時限目はクラス代表を決める話し合いが行われていた。やはり複数の女子生徒達が翔真を名指しする。
「私は綾崎君がいいと思いまーす!」
「私も私も!」
「じゃあボクも翔真がいいかな」
「シャルロットまで…あのなぁ『ちょっと待て!』リーズシャルテ様?」
「男が珍しいからという理由で、その変態を代表にするなど恥さらしだ!」
リーズシャルテが声を上げる。浴場での一件があり翔真に対していい印象を抱いてなかった。出来る事なら隣ですら嫌がる彼女はここぞと言わんばかりに次々と言い放つ。
「第一、そいつは!わ、わ、私の裸を見た変態だぞ!更にやる気のない素振りも気に入らん!ここは私がクラス代表に立候補する!男など今の時代私達の足元にも及ばん!尚更…『翔真様は弱くありませんっ!!』なんだ、その変態に仕えている侍女か」
リーズシャルテの言い分に口を出したのはグレイフィアだった。涙を堪えるグレイフィアと共にベルファストやヒルデもリーズシャルテを睨む。
「私達は悪く言われてもいいです!ですが翔真様を侮辱する事は許しませんっ!翔真様は私達を救ってくれた人なのですから!」
グレイフィアの発言にざわつく女子生徒達。だがリーズシャルテは負けじと口を開く。
「はっ!所詮変態に仕えている侍女など頭が悪いんだろうな?ならば私が『待てよ…』な、なんだ……」
「穏便に済ませようと黙ってたけど…リーズシャルテ様。言葉は選ぶべきですよ。ましてやグレイフィアさん達に言った事が許せない」
「私は思った事を言っただけだが?」
翔真とリーズシャルテは睨み合い、クラスは嫌悪な雰囲気に包まれる。そこにアサギが待ったを掛ける。
「はいはい。代表の立候補や指定が多いから明日、isによる試合で決めましょう。丁度明日、綾崎君の専用機が来るみたいだしね」
「……良かろう。ならクラス代表を賭けて勝負だ!もし貴様が負けたら私の下僕になれ」
「分かりました。もし俺が勝てば一つだけ言う事を聞いてもらいます」
火花を散らすリーズシャルテと翔真の姿を遠くから、霊体化したジャンヌが面白そうに見ていた。
『ただの人間かと思ったけど……見所ありそうね。なら扱えるかもね……一角の獅子を』
ジャンヌは教室から抜けると機体の手配に動く。