アイエス!彼の事が大大大大大好きな150人の彼女! 作:どこかの超電磁砲
アリーナを抜け出してバンシィを纏う翔真はそのまま各部スラスターを吹かして上空へ上がる。リーズシャルテの誘拐という前代未聞の事件。リーズシャルテはイギリス王族の姫である。リーズシャルテの身に何かあれば国際問題に発展する。
《綾崎君聞こえる?斎藤ミヤコよ。リーズシャルテさんの現在地が判明したわ》
「場所は!」
《その先に不審な貨物船があるわ。その貨物船からリーズシャルテさんの機体のis反応と奪取された打鉄の反応3機出てるわ》
「斎藤先生!奴等の狙いは…」
《ハッキリと判明した訳じゃないから、あくまで憶測だけど……リーズシャルテさんを人質にイギリスに何か要求する気かも。綾崎君、無茶はしないでよ》
「何が無茶だ……運命の恋人は後145人は作らないといけない、理事長直属のトラブルシューターに不死身とか、何処のなろう系主人公だよ俺はァァァ!!」
雲を掻き分けて貨物船へ向かう。一方で貨物船の中では目を覚ましたリーズシャルテは窮地に立っていた。服やisスーツは剥ぎ取られ、自身の力であるisも取られていた。
「わ、私をどうする気だ…!」
「どうする気かって?決まってんじゃん。アティスマータ王族に金を要求すんのよ。そうすれば私達組織の資金源は潤う訳よ」
「ちなみにィ、貴女の裸も全て撮ってあるし、もしあちらが断れば写真は全てネットに拡散されるわ」
「残念だったわね?リーズシャルテさん。貴女は私達に抵抗する事も出来ないわ!あっはははは!!」
「っ!」
自身を攫った女子生徒達が笑う中でリーズシャルテはただ何も出来ずに歯を食いしばる事しか出来ない。腕は拘束され、身動き取れない状態だ。
「ふん!拡散したければすればいい!どうせお父様は私の事なんて……!」
「ふーん……ま、言ってればいいわ。リーズシャルテさん、私達はこれからイギリスに貴女の事を通達する。貴女には男の相手でもしてもらおうかしら」
「な、何を…言って…」
部屋の扉が開き男達がゾロゾロ入って来る。数十人の男達がリーズシャルテを囲む。こんな状況で予想出来るのは女子にとっては最悪の事態だ。しかし性に疎いリーズシャルテは自分が今から何をされるのか分かっていないが、これだけは分かる。自分は今から酷い目に遭うと。
「……私は……結局一人ぼっちか……」
リーズシャルテは幼少期から王族の姫であるが故に周りから距離を置かれていた。誰もが皆自分を一人の人間として見てくれない事に嫌気が差していた。だからこのis学園に入って自分という人間を見てもらいたくて入学した。
「こんな時……日本ではヒーローが助けに来てくれるらしいが……そんな訳」
リーズシャルテが諦め掛けた時、部屋の壁が破壊される。男達は砂埃から姿を現すソードメイスにより吹き飛ばされて次々と意識を失う。そして砂埃が晴れた先には、リーズシャルテがよく知る人物が居た。
「お前!どうして…!」
「無事だったな姫様。どうもー!ウーバーイーツでぇす。誘拐した悪い奴等に地獄をお届けに来たぜ」
ソードメイスを担ぎ、各部血だらけの翔真であった。