アイエス!彼の事が大大大大大好きな150人の彼女! 作:どこかの超電磁砲
「嫌ァァァァァァ!!」
シャルロットの悲鳴が響く。リーズシャルテと夜架は翔真がビームマグナムで貫かれた場面を目撃し動揺していた。一夏がトドメと言わんばかりにビームサーベルを振り下ろす。
「(今回ばっかりは無理かな…)」
(翔真。今こそ我が必要か)
「(アルビオン……)」
(今目の前に居る赤龍帝は覚醒した直後で暴走状態にある。それを止める事が出来るのは翔真…お前だ。今のお前なら力を発現出来る筈だ)
アルビオンが語り掛ける。このまま一夏に殺られた所で結局は不死鳥の加護で蘇る事になる。今の錯乱した一夏を何としても止めるべく翔真は力一杯に叫んだ。
「くっ!アルビオンっ!!」
(待っていたぞ翔真!)
そしてバンシィの背中から光り輝く翼…"白龍皇の光翼"が発現する。そう…赤龍帝の籠手と同じく神滅具に数えられる白龍皇の光翼が覚醒する。
《Divide!!》
「な…に…!」
「一夏。お前の苦しみは十分に分かったよ……けどな、破壊衝動を抑えろ。ユニコーンや赤龍帝の籠手の呪いに負けんな。自分を必死に守れっ!!」
ビームマグナムで貫かれた腹が炎に焼かれて元に戻る。そしてバンシィを解除して、翔真は一夏から距離を離すとそのまま猛スピードで一夏に突っ込む。
「目を覚ませぇ!!貫けぇぇぇぇぇぇ!!!!」
《DivideDivideDivideDivideDivideDivide!!!!》
「くっ!?」
白き龍 アルビオンの幻影を纏う翔真。そのまま翔真は一夏に突っ込む。装甲が砕け、一夏は吹き飛ばされて地面へ落下する。
「……はぁ……はぁ……あや…さき」
「……たく……世話掛けやがって…」
「「「翔真!/ショウマァ!/翔真様!」」」
全ての力を振り絞り力尽きた翔真をシャルロット、リーズシャルテ、夜架が駆け寄り彼をキャッチする。ユニコーンが解除され、赤龍帝の籠手も消え、ただ呆然としていた一夏に箒が近付く。
「一夏様ァ!」
「箒……」
「本当に無事で良かったァ!!」
「悪い……怒りで自分を見失うなんて」
「いいんです……今は一夏様が無事なら」
箒は涙を流して身体を震わせていた。一夏はあんな事をしたにも関わらず自分を心配してくれる箒を抱き締めた。
「俺……強くなりたい……今度はちゃんと自分を見失わずに。箒……お前だけでも守れるように」
「一夏様っ!」
「……強くなって、お前を守れる男になるよ。姉貴とか関係なく、俺は俺なりに……やってみるよ」
「私は何時でもお側に居ます。辛い時、悲しい時、私は常に貴方様のお側で見守ります…」
「箒……」
誰も居なくなったアリーナで一夏は箒とキスをし、2人はより一層絆を深める。一方でその光景を物影から見ていた千冬は何も出来ない自分に苛立つ。
次回はリーズシャルテとシャルロットの告白