アイエス!彼の事が大大大大大好きな150人の彼女! 作:どこかの超電磁砲
「……」
「どうされたんですか?リーシャ様」
「シャルロット…いや、別に」
「あ、もしかして最近翔真が居ないから不貞腐れてるとか」
「な!?べ、別にそんな事ないぞ!!」
リーズシャルテは不機嫌な表情で窓の景色を眺めていた。最近翔真が自分に構ってくれない事から不貞腐れていたがシャルロットには全てお見通しだった。
「ま、確かに翔真って最近放課後は何処かに行ってるし」
「全く…幸せにすると言っておきながら放っておくとは…許せん」
「誰が許せないって?」
「だから翔真だ…って!翔真!?」
「翔真どうしたのその怪我!」
「いや…その色々あってな」
噂をすれば何とやら…所々ボロボロな翔真が現れた。心配する2人をよそに翔真は2人にぬいぐるみをプレゼントする。
「わりぃな。だけど今はちょっとばかし色々あってな。それが終われば沢山デートしよう。シャルロット、リーシャ様」
「もう。このぬいぐるみに免じて許してあげるけど、次放ったらかしたらさすがにボクも怒るからね?」
「あまり無茶はするなよ…私達はお前が居なきゃ…」
「大丈夫。身体は頑丈ですからね」
シャルロットとリーズシャルテを宥めている頃、グレイフィア、ベルファスト、ヒルデ、ティアーユ、夜架は屋上で放課後ティータイムを楽しんでいた。
「さすがベルファストお姉様。紅茶とても美味しいですわ」
「ありがとうございます夜架様。このベルファスト、とても嬉しく思います」
「「……」」
「どうかされたんですか?ティアーユさん、ヒルデ」
グレイフィアは暗いティアーユとヒルデに声を掛けた。
「……私翔真君の考えている事が分からないんです。こんな事言ったらヤキモチって思われちゃうけど、シャルロットさんやリーズシャルテさんも彼女にして…」
「確かに翔真様が魅力的なのは分かるが。少し翔真様は女誑し過ぎる」
「…そうね。でも翔真様は困っている方を放っておけない主義ですから。そんな翔真様だからこそ惚れてしまうのかしら」
「確かに翔真君は時々スケベだしドジだけど、カッコいいのは間違いないかも」
「翔真様……」
「呼んだ?ヒルデさん」
「はい……っ!翔真様!?」
「あら翔真様」
「翔真君!?」
「翔真様!」
「主様ァ!」
まるで瞬間移動の如く現れた翔真にグレイフィア達はびっくりするが夜架は構わず翔真に抱き着く。
「夜架、いい子にしてたか?」
「はい!時折翔真様に悪口言っている輩は懲らしめようと考えていますが…ふふ」
「ま、まあそのまま我慢しような?…グレイフィアさん、ティアーユ、ベルファストさん、ヒルデさん」
夜架の頭を撫でながら翔真はグレイフィア達の方へ向く。グレイフィア達も所々ボロボロな翔真の姿に何かを察していた。
「俺行ってくるよ。もし今の用事が片付いたらデートしよう。だから行かせて欲しい」
「……止めても行かれるのですね」
「はい」
「翔真様…このベルファスト…無事をお祈り致します」
「…翔真様」
「大丈夫。必ず帰って来るよ…ティア」
「翔真君…っ!」
「…色々心配させてごめんな。だけどティア達を幸せにする事に嘘はない。だから信用して欲しい」
「い、いきなりキスだなんて……翔真君……無茶は駄目だからね?だからちゃんと帰って来て」
「約束するよ。夜架……また明日な」
「主様……」
「必ず帰って来るよ…じゃ、行ってくる」
彼女達に行って来ると告げた翔真はそのまま瞬間移動で消えてゆく。グレイフィア達は翔真の無事を祈る。