アイエス!彼の事が大大大大大好きな150人の彼女! 作:どこかの超電磁砲
「「いや誰だァァァァァァ!?」」
綾崎翔真と愛城恋太郎……同じ運命を背負った者同士共鳴し合う。もちろん恋太郎ファミリーや翔真ファミリーの彼女達も互いに混乱している。
「(何故だ…何故君が居るんだ…)」
「ショウマ…?」
一方で翔真達と同じくこの世界に飛ばされたショウマ•バジーナとキュアアルカナ•シャドウ。ショウマはある人物を見て動揺していた。
「あれは?」
「(間違いない…いや間違う筈がない…!)」
脳裏に過るロングヘアーの須藤育の笑顔。今下に居る育はショートカットだ…だがショウマは震えている。死んだ筈の彼女がそこには居る。
「っ…!はああァァァァァァァァァ!!」
「な、なに!?」
「育っ!」
ショウマはインクルシオを纏う。竜の翼を広げて育に迫る。恋太郎が叫ぶと同時に翔真はシナンジュスタインを纏う。そしてハイビームライフルを放つ。
「手出しはさせないっ!狙いは俺だろ!」
『…くっ!』
「ショウマ、今は撤退が優先『分かっているっ!!』…そう」
ショウマはそのままキュアアルカナ•シャドウを背に乗せて翔真達から離れてゆく。
「(何故育が……っ!)」
「この気配…」
ショウマとシャドウの前方にビームが飛来。ショウマはそれを拳で粉砕する。目の前にはショウマとシャドウの主であるもう1人の愛城恋太郎が居た。
「ショウマ…まだ未練があるのかい?」
「マイロード…何故アンタが……」
「状況が分からないなら説明しようか?この世界は僕等が居た世界とはまた別の世界さ。君達の気配を探ってこの世界に来たんだよ。そしたらびっくりだよ。まさかこの世界に僕が居るなんてね」
「……」
「ショウマ。君はこのままじゃ負けるよ?」
「なに…」
「未練があるからインクルシオの強さを引き出せてない。愛なんていう幻想を捨てろ。じゃないと…白龍皇の綾崎翔真は倒せない」
「くっ…嫌だ」
「……」
「嫌だっ…俺は……負けたくないっ!!」
「ショウマっ!」
ショウマの身体から鎧を通して赤いオーラが溢れ出す。シャドウは突然の力の発現に驚く。恋太郎はそっと近付くと右手に黒い闇を纏わせる。
「おめでとうショウマ。君はこれで強くなる…今日から君はヘルカイザーショウマだ。これは僕からのプレゼントだ」
「がっ!?」
恋太郎は右手をショウマの左胸に突き刺す。そして闇の力が注入される。
「(い…く…)」
次第に白黒になる記憶……最愛の彼女の姿さえも白黒となり思い出は消えてゆく。それと引き換えに闇の力を得たショウマの纏うインクルシオは禍々しいオーラを漂わせる。
「フハハハ………いい気分だぜ。全てを殺す…愛なんてくだらない!白龍皇…貴様を殺してやるぞっ!!」
「うんうん。さあて、作戦を立て直す為に一度帰投してくれ」
「……ショウマ」
シャドウは変わってゆくショウマに嫌な胸騒ぎを感じていた。