アイエス!彼の事が大大大大大好きな150人の彼女! 作:どこかの超電磁砲
次回は一夏メインの話
森亜るるかSide
私は今のマイロード……愛城恋太郎を別に慕っている訳じゃない。私はショウマが心配だった。初めて会った時の彼はまるでこの世を恨んでいるような眼差しをしていたのを今でも覚えている。彼は戦いとは無縁の平和な世界で暮らしていたらしい。
でも彼は最愛の彼女を失っていた。ショウマ•バジーナ…またの名を綾崎翔真。これはまだ翔真がショウマになる前になる。一般家庭で育った彼は不自由なく育ったみたい。彼が高校生になった時、出会いは始まった。
『ねぇ、野球とか興味ない?』
『野球?』
『うん。身体動かすのって凄く気持ちいいんだよ!』
須藤育……亜麻色のロングヘアーに太眉、紫色の瞳が印象的な女の子だった。翔真と育が惹かれ合うのに時間は掛からなかった。2人はやがて付き合い出し、誰も割って入る事が出来ない程ラブラブ。でもそんな幸せはすぐに破壊された。
一部のガラの悪い男子生徒達に育は襲われた。それも翔真の目の前で。勿論…翔真は退学も気にせず彼等を病院送りにした。でも育は…自らその命を絶った。最愛の人の前で汚された自分が愛される資格がないと……
翔真は絶望した。育を失って生きる意味を無くした時…ロードである愛城恋太郎と出会った。ロードは翔真にこう言った。
『僕と一緒に全世界を滅ぼそう。もし成果を出してくれたら君の望みを叶えてあげるよ。例えば…最愛の人を蘇らせるとかね』
『…本当なんだな』
『ああ。さあ、どうする?』
『……分かった』
翔真は自らをショウマ•バジーナと名乗った。ショウマにはis適性がありisを使えるようだった。ロードからミラージュフレームとデスティニーを受領されたショウマは関係ない人間の命まで奪った。
『こんな事をする奴等…許すもんかァァァァァァ!!!』
デスティニー……運命の名を冠した機体を纏うショウマの力は鬼神のようだった。デスティニーはまるでショウマの怒りを現すように暴れ回る。様々な世界を渡り歩く中でショウマに私はこう言った。
『貴方はこのまま進むの?』
『……ああ』
『でも……そんな事したって、彼女は喜ばない』
『分かっているさ。だけど……俺は守れなかった。育の笑顔を。例え彼女に拒絶されても……俺はそれで満足だ』
ショウマはロードの指示を全うした。その過程で身体を薬物で強化され、ロードに神器"インクルシオ"埋め込まれてひたすら世界を破壊していく。
炎の中を彷徨うショウマ……彼はきっと昨日から抜け出せないのだろう。彼は明日さえも拒絶してしまった。だから私は賭けてみようと思う。彼を救えるのは彼自身しか居ない。
ロードが言うには白龍皇の光翼と赤龍帝の籠手があれば願いが叶う聖杯が完成するという。そんな事はさせない…だから試させてもらう……もう1人の翔真。