アイエス!彼の事が大大大大大好きな150人の彼女! 作:どこかの超電磁砲
屋敷に現れた黄色いVアンテナの角を持つ白き悪魔。屋敷に配備されていたis部隊が白き悪魔……翔真纏うバルバトスルプスに襲い掛かる。しかし怒りを力に変えて、ソードメイスを振り回して敵を薙ぎ払う。
「な、何だあの強さは!?」
「くっ!」
「退けよ……テメー等に用はねぇんだよっ!」
翔真はソードメイスを振るいis部隊を一掃する。機体を解除して、翔真は屋敷の中へ入る。一方で屋敷にある部屋で銀髪のメイド グレイフィアとベルファストは監禁されていた。彼女達は当主である男から性的暴行を受け、碌に食事やお風呂にも入れず疲弊していた。助けを求めてヒルデを逃した二人……しかしヒルデからの連絡はなかった。このまま朽ち果てる定めだと諦めていた。だが部屋の扉が開く。
「探したぜ……グレイフィアさんとベルファストさんでいいかな?」
「あ、貴方は……」
「アンタ達を救いに来たんだ。もう悲しい思いをしなくていい。自由にする為にここに来たんだ俺は」
翔真はそう言うと二人の拘束を解く。しかしベルファストが口を開く。
「何処の誰かは存じ上げませんが……関係ない貴方を巻き込む訳には!」
「……当主様は権力で全てを消し去る事が出来る。もし貴方が当主様に逆らえば!」
ベルファストとグレイフィアがそう言うが、翔真は構わずに拘束を解いた。そして……
「俺は女の子を泣かせる奴がこの世で一番嫌いなんだ。だから……ヒルデさん、ベルファストさん、グレイフィアさんを助ける。そしていづれは笑って欲しい…俺の側で」
「「……!」」
翔真の言葉に微かにときめく二人。だがそんな状況で当主である男が現れた。
「ほう。下級国民のゴミが泥棒かな?」
「テメーか……こんなに美人なメイドさん達に酷い事する上級国民様は?」
出て来たのは白いカッターシャツにジーズン姿の細身の男。柊家当主、柊セイトは金や権利を使いやりたい放題していた。この女尊男卑の世界で彼女達をサンドバックのように扱うセイトに翔真は近付く。
「ふん。俺がその気になれば警察が黙ってないぞ?そうすれば君の人生は…『よっと』ふぎゃあァァァァァァ!!」
自慢気に語るセイトに翔真は軽く蹴りをお見舞いする。ちょっと蹴っただけだが、セイトは四部屋まで吹き飛ばされる。歯は折れ、蹴られた背中は曲がっていた。
「警察だろうが上級国民だろうが知るかよ。俺は全ての女の子の味方なんだよバーカ」
「ひ、人が話している時に蹴るか普通!?これだから礼儀がなってない下級国民は嫌い…『ちょっと黙れ』へ?」
かなり距離が離れていたが、翔真は神速でセイトの前に現れるとかかと落としを決めた。
「でっ?まだ何か言うか?」
「な、なななな何だ君はァ!?力の制御が出来ないのか!?普通の人間なら死ぬんだが!?」
「大丈夫だ。一応手加減してる」
「半分俺死にかけだが!?くっ……ならここで死ね!夜架!コイツを!コイツを殺せぇぇ!」
セイトの呼び掛けに現れたのは青と紫のオッドアイに黒髪を靡かせた少女 切姫夜架だった。夜架は悲しげな表情でis 夜刀ノ神を展開する。
「悪く思わないでください……私は」
「やれやれ。まだ迷える子羊が居たか」
翔真は夜架の元へ歩き出す。